健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

褒められると伸びる

2012-11-10 08:30:06 | 研究
「褒められると伸びる」のは本当だった。そんな研究結果が発表されました(47NEWS)。運動トレーニングをした際に他人から褒められると、上手に運動技能を取得できることを実験で明らかにしたというのです。これまでの研究で、うれしいことがあると、脳内で記憶の定着に重要な役割を果たすドーパミンが分泌されると判明していましたが、今回褒めて伸ばすという言葉が科学的に証明されました。教育やリハビリテーションの現場をはじめ多くの場面で応用できるのでしょうか。でもその反面、怒れなりにくくなるのかも?
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新たな運動基準・運動指針の策定

2012-11-09 08:30:49 | 研究
厚生労働省は、「運動基準・運動指針の改定に関する検討会」の初会合を開き、6年前にまとめた、生活習慣病の予防のための運動指針と、健康づくりのための運動基準を見直すための議論を始めたそうです(医療介護CBニュース)。子どもや高齢者、生活習慣病患者の身体活動などの科学的知見を基に議論を進め、今年度中に新たな指針と基準を取りまとめる方針だそうです。生活習慣病は死亡数の約6割、一般診療医療費の約3割を占めるそうです。また、介護が必要となった主な原因として、脳卒中や心疾患、糖尿病、呼吸器疾患、がんの疾病が3割超を占めるということです。健康づくりの運動が、これらの疾病の危険因子を減少させると考えられ、身体活動や運動に関する新たな科学的知見を運動指針・基準に反映させる必要性があるのは間違いありません。さて、どんな基準が示されるのか注目していきたいと思います。

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第58回日本宇宙航空環境医学会大会まであと1週間

2012-11-08 08:30:42 | 研究
第58回日本宇宙航空環境医学会大会(2012年11月15日(木)~17日(土))の開催まであと1週間となりました。大会HP(http://www2.sozo.ac.jp/~JSASEM58/)からプログラムを入手できます。
聴講はどなたでもできます(ただし、大会参加費が必要。当日参加登録費などの詳細は大会HPまで)。

また、この大会に合わせて公開講演会「第58回日本宇宙航空環境医学会大会公開講演会 オリンピックへの道と健康科学」を開催します。講師は、ロンドンオリンピック陸上競技十種競技日本代表の右代啓祐氏です。こちらの公開講演会は、豊橋創造大学との共催事業として開催されます。

『第58回日本宇宙航空環境医学会大会公開講演会』

日時:平成24年11月17日(土)
   15時00分~16時30分
場所:豊橋商工鍵諸 9F 大ホール
定員:200名(事前申込制:先着順)
対象:次世代を担う小中高校生およびその保護者、健康・スポーツ・運動指導者、他

申し込み先:豊橋創造大学地域貢献センター
      E-mail exten@sozo.ac.jp
TEL 050-2017-2106
FAX 050-2017-2112
なお、申し込みは「豊橋創造大学」のHPからも申し込みできます。
 豊橋創造大学HP  http://www.sozo.ac.jp/exchange/ec-renkei.php/

この公開講演会もどなたでもご参加いただけますが、こちらは事前に申し込みが必要になります。また、もちろんこの講演会のみの場合、参加費は無料です。


第58回大会および公開講演会の会場は共に、愛知県豊橋市の豊橋商工会議所です。詳細は下記の大会HPをご参照ください。皆様の御来場をお待ちしております。
http://www2.sozo.ac.jp/~JSASEM58/
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マレーシアの経済発展

2012-11-07 08:30:37 | 研究
マレーシアの肥満問題が深刻化しているそうです(Medister News)。原因は主に食生活にあると考えられ、糖尿病の患者が増加傾向にあるそうです。30歳以上の人の実に2割以上が糖尿病に悩まされているとも。実際マレーシア人に尋ねてみると多くの人が毎食、大盛りの皿を平らげるそうです。一昔前に比べ食糧に困らなくなった今日、満腹になるまで食べることがよしと考えられているのかもしれないということです。親も自分の子供に対してつい甘くなり、高カロリーの食事を出し続け、その結果低い年齢層の糖尿病のリスクが高まるということのようです。2010年の世界保健機関(WHO)の発表によるとマレーシアは世界で第4位の肥満大国。最新の発表では40%以上の成人が体重過多か肥満体型であることが分かったそうです。若年層は20%、小学生は26%。マレーシアの肥満問題が頻繁に取り上げられるようになったのは国が経済的発展を遂げてからだそうです。当然と言えば当然ですね。
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iPS細胞ストック提供者募集

2012-11-06 08:30:13 | 研究
とうとうこういう時がきました。京都大学iPS細胞研究所と同大病院は、将来、細胞移植治療に使うiPS細胞(新型万能細胞)を作製して凍結保存する「iPS細胞ストック」について、年内にも細胞提供者の募集を開始する方針を決めたそうです(YOMIURI ONLINE)。京都大学病院で協力に応じてくれた健康な人の中から、免疫の拒絶反応が起きにくい白血球の型を持つ人を選び、皮膚や血液の細胞を採取し、これらの細胞をもとにして、人体の様々な臓器の細胞に変化する能力を持つiPS細胞を作製するそうです。有望な提供者が5~10人見つかれば、日本人の3~5割の人に移植可能な細胞が揃うそうです。
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新しいレーザーマイクロダイセクション+RTqRCR技術

2012-11-05 08:30:19 | 研究
生体の顕微鏡組織切片のごくわずかな断片における遺伝子発現の程度を高感度に測定する新しい技術「LMD-RTqPCR法」が開発されたそうです。LMDとは「レーザーマイクロダイセクション法」で、RTqPCRとは「逆転写DNA増幅定量法」です。顕微鏡下で生体組織試料をレーザーによって任意の形と大きさで切り抜くLMD法が開発され、遺伝子発現レベルの解析のために、RNAを高感度に定量できるRTqPCR法が広く活用されている。最近では技術の進歩によって発現量が多い遺伝子の場合には、細胞1個でも解析できるようになっています。しかし、顕微鏡下で採取した組織断片を対象とした遺伝子発現解析については不安定要素が多く、再現性や信頼性の高い解析技術の開発が求められていたそうです。今回開発されたLMD装置により採取した、細胞数として10個ほどの組織断片を用いることで、非常に発現量が低い遺伝子であっても絶対定量が可能であることが実証されたというものです。使って見たいですね。でも、装置は高額で・・・・・・。
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ピロリ菌で幹細胞に

2012-11-04 08:30:46 | 研究
胃がんの原因とされるピロリ菌には、胃の細胞を幹細胞のような未分化な細胞に戻す能力があるとする研究成果発表されました(東京新聞)。ピロリ菌が作り出すタンパク質が胃の細胞に侵入すると、「CDX1」という遺伝子が働いて別の2種類の遺伝子を活発化させるそうです。すると胃の細胞が、消化管のさまざまな細胞に成長する幹細胞のような状態に変化することが分かったというものです。幹細胞はさまざまな細胞に分化可能ですが、その一方で胃がんの発症に関わっている可能性があるということです。ピロリ菌ですね。
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思春期の「腹痛」でうつ病発症を予測?

2012-11-03 08:30:39 | 研究
スウェーデン中部の都市、ウプラサ在住の16~17歳を対象に1991~93年に、うつ病の検査を実施し、思春期うつ病患者と一般グループとに分け、専門家による面接と21の身体症状に関する自己評価を行ったそうです(ダイヤモンド・オンライン)。その結果、開始時点でうつ病を患っていたグループのうち、身体症状を五つ以上自覚している子どもは、成人後のうつ病再発リスクやパニック障害、躁うつ病などの発症率が高かったそうです。一方、思春期のメンタルヘルスが良好だった一般グループでも、身体症状がある場合は、身体症状がない子どもよりも、成人後にうつ病や不安障害、自傷行為の発症が明らかに多かったそうです。うつ病というと、落ち込みや意欲の減退など精神症状が強調されがちだですが、思春期には慢性的な腹痛や頭痛など身体からの「SOS」が前面に出る「仮面うつ病」が珍しくないそうです。この調査に限れば思春期うつ病と、成人後の発症に強く関係する身体症状は、めまい、トイレに頻繁に行く、不眠、疲労感、そして腹痛だったそうです。特に「腹痛」は単独で強力なリスクで、成人後のうつ病と不安障害の発症を予測できる因子であることが判明したそうです。現在、国内のうつ病など気分障害患者は軽く100万人を超えるそうです。未受診の潜在患者を考えると・・・・・。しかも、思春期の有病率は2.0~8.0%と成人並み。早期に対応できれば1、2年で治るといわれているが、再発率も高いそうです。さらに、せっかく社会に出ても、再発や新たな発症で休職に追い込まれるケースは少なくないと言われます。もし、わが子に原因不明の「腹痛」が続くようなら、一度ゆっくりと彼らの不安や悩みに耳を傾けてみる必要があるかも。そんな研究結果ですね。
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ANPにがんの転移を抑制する働きがある

2012-11-02 08:30:05 | 研究
心不全に広く使われる心臓ホルモンの製剤のANPに、がん細胞を転移させづらくする働きがあることが分かったそうです(朝日新聞デジタル)。このANPを使うと肺がんの再発が減り、ほかのがんにも効果があることを動物で確認しており、幅広いがんの転移予防薬になる可能性があるそうです。心臓にはがんが転移しづらいことから、チームは心臓に特有なANPというホルモンに着目したそうです。2009年から非小細胞肺がん患者の再発の有無を観察して552人の最新データを調べたところ、がん手術中から心不全治療などでANPを点滴した人の2年後の再発率は4.5%、使わなかった人は19.2%と、明らかな差を確認したというものです。また、がんの進行度は関係なかったそうです。ヒトのがん細胞を移植したマウスの実験でも、ANPを使った方が、そうでない方に比べて、血管転移のがん細胞数が、肺腺がんで約5分の1、肺の大細胞がん・大腸がん・乳がんで約3分の1と少なかったそうです。ANPが、血管の内壁を守って、がん細胞を漏らしづらくしている仕組みも確かめたとも。
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ロンドンオリンピック陸上競技十種競技日本代表 右代啓祐氏の公開講演会のWEB申し込み

2012-11-01 08:30:16 | 日記
『オリンピックへの道と健康科学』の開催について再度案内します。
開催まであと2週間ほどとなりました。

講師は、ロンドンオリンピック陸上競技十種競技日本代表の右代啓祐氏です。

豊橋創造大学のHPから申し込みできます。
 豊橋創造大学HP  http://www.sozo.ac.jp/exchange/ec-renkei.php

この公開講演会は、第58回日本宇宙航空環境医学会大会公開講演会として豊橋創造大学との共催事業として開催されます。
特に、次世代の日本と世界を担う小・中・高校生に参加してもらいたいと考えています。そして、オリンピック選手に「どうしたらオリンピック選手になれるか?」、「どういう健康管理を行っているのか」、「日頃、どの様なことに気をつけているか?」、「食事は?」、「トレーニング方法は?」などなど、日々抱いている質問や疑問を直接ぶつけてみましょう。
そんな講演会にする予定です。

日時:平成24年11月17日(土)
   15時00分~16時30分
場所:豊橋商工会議所 9F 大ホール
定員:200名(事前申込制:先着順)
対象:次世代を担う小中高校生およびその保護者、健康・スポーツ・運動指導者、他

申し込み先:豊橋創造大学地域貢献センター
      E-mail exten@sozo.ac.jp
TEL 050-2017-2106
FAX 050-2017-2112

この公開講演会もどなたでもご参加いただけますが、会場の収容人員の関係で事前に申し込みが必要になります。
もちろんこの講演会のみの場合、参加費は無料です。

公開講演会の会場は第58回日本宇宙航空環境医学会大会の会場と一緒で、愛知県豊橋市の豊橋商工会議所の9階大ホールです。詳細は下記の大会HPをご参照ください。皆様の参加をお待ちしております。
http://www2.sozo.ac.jp/~JSASEM58/
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