イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

もう1試合Feeleyか

2007-11-29 09:16:45 | イーグルス
 健康ならばスターターに戻る事が決まったDonovan McNabbですが、まだ足首の捻挫が治っていない為に水曜日の練習を休みました。完治すればMcNabbを使うという事は治らなければA.J Feeleyを使う事になります。
 他にはMCL捻挫のBrodrick Bunkleyも練習を休んでいます、NE戦途中に痛んだものですがそれ程重症と言う訳ではないようです。とはいえ膝ですし無理はして欲しくありません。万年膝痛のBrian Westbrookも休養させています、NE戦では50ヤードしか走れなかったWestbrookですが、アウトサイドへのランを警戒されたのが原因でしょうし怪我が原因ではないと考えます。背中を痛めたBrian Dawkinsも休んでいますがこちらは軽症のようです。
 NE戦を欠場したQunitin Mikellはまだ練習に復帰できません、膝ですしもう少し時間が掛かる見込みです。Reidも次の試合欠場する可能性が有るのはMcNabbとMikellの2人とコメントしています。代役のJ.R ReedがNE戦で素晴らしいプレイを見せ続けました、デプスと言う点で致命的な問題になりかねませんがDawkinsとReedでパスディフェンスは問題ないでしょう。ゴールライン前ではランストップでも良い仕事をしているReedですが、オープンフィールドでのタックルが良い選手ではありませんからいつまでもSSで使うというわけにはいきません、Mikellの復帰が待たれます。

 いつまで経ってもTRA Thomasと呼ばれてしまうJuqua Thomasですが、TRAはトレェイと発音しますしJuquaはジャクゥエイと読みます。どちらもアクセントが最後に来るので同じように聞こえてしまうのかもしれません、まあ間違えているとしか思えないアナウンサーも居るのですけどね(笑)Trent Coleの反対側を任されるようになったJuquaですが5年12,5ミリオンの再契約をした時には払い過ぎと思いました、スターターに昇格したといってもJavon Kearseがダメ過ぎるだけで給料に見合った働きをしているかは微妙なのですが、居なかった事を考えると残留してもらって良かったと思うほか有りません。Victer Abiamiriと共にLEを埋め続けてくれる事を期待します。

エースはMcNabb

2007-11-28 08:44:17 | イーグルス
 NE戦で大活躍したA.J Feeleyですが、Andy ReidはDonovan McNabbが健康ならばスターターはMcNabbに戻すと明言しました。

 MIA戦、NE戦を見れば、今年のMcNabbよりもFeeleyも方が現段階では上と判断するべきなのでしょうが、チームのエースはMcNabbであるという事をはっきりさせました。これが良いのか悪いのかは難しいところです、2試合良いプレイを続けたFeeleyに敗因となるようなプレイをする前の段階で降格させて良いのか、次のSEA戦でも良いプレイをしてしまった場合のFeeley,McNabbの関係、FeeleyがNE戦で好プレイをしてしまった事に対するMcNabbの嫉妬、そう言ったものまで考慮してのMcNabb擁護なのでしょう。
 ただ、右手親指打撲と足首の捻挫の両方が100%完治しないならばFeeleyを使うとも言いましたし、SEA戦にMcNabbを使うかどうかというよりも、McNabb>Feeleyの序列をはっきりさせる事で去年噴出したGarciaをエースQBに据えるべきと言ったチーム内の分裂を防ぐ事を重視したものでしょう。
 この事が正しいのかどうか、今シーズン残り5試合を勝つ為にMcNabbとFeeleyどちらを使うのかに関してはFeeleyを使った方が良い結果が出るのではないかと私は考えます。膝の怪我は良くなってきていますし復調傾向にあったMcNabbですが、今回また怪我を負いましたしまた悪くなるでしょう。同時にオフェンスのシステムと言う意味でもBrian Westbrookを前面に押したてるオフェンスの2番目の武器と言うことで考えれば、McNabbよりもFeeleyの方が上手く歯車が回るように思えます。もう1-2試合Feeleyにやらせて見て、ぼろを出すようならMcNabbに戻すような形でも良いとは思います。
 先日書きましたが、Marty Mornhinwegとの相性を考えればFeeleyの方が良いと考えています。しかし、コーチ人事はReidの家庭内の問題の為に非常に非常に流動的になっています、まだ契約を残すReidがあと2年の契約満期まで(またはそれ以上)やるのであればMcNabbからFeeleyへの切り替えも勝算の有る賭けになるのでしょうけれど、Reidが辞任する事を考えているのならばその事まで考えてチームを作らなければなりません。
 チーム内の混乱、ファンから噴き出すであろうMcNabb放出の声、そういった物をまず押さえる事にしたのでしょう。McNabbへの信頼を表してまた無駄な事を言うのを防ぎました、McNabbももう自分が王様で居られないのは感じているでしょうし(分かってないかもしれませんけれど・・・)余計な事に口出しせずフットボールに集中してくれれば良いのですが。

3年間の集大成

2007-11-26 19:53:29 | イーグルス
 何点差が付くのかと心配した@NE戦ですが、終盤までリードを奪う健闘を見せ、28-31と僅差の勝負に持ち込みました。終盤リードを守りきれない場面では強いチームとそうでないチームの差が出てしまいましたが、大健闘と言えますしこの試合はチームの今後に大きな影響を与える事でしょう。

 いきなりBrian WestbrookへのパスをINTリターンTDされる所から試合が始まってしまいました。これはファーストダウンを狙いに行くのを読まれて待ち構えている所に投げさせられたのが原因です。試合終盤にも2INTを奪われますがこれは逆転の為のハリーアップオフェンス中ですし仕方が無いと言えます。A.J Feeleyはこのうち2つに関して投げ捨てようかと思ったと言っていますが、どう考えても普通に投げたら取られちゃったパスです・・・。普通にドライブする能力は有るのですが、負けている試合をひっくり返さなければならないような場面では脚も肩も無いFeeleyではパスを警戒された時にそれを打ち破る力はありません、良い所と悪い所の両方が出た試合といえます。


 Westbrookのランは17回51ヤードと平均3ヤードに数字上押さえられました。しかし、大健闘の前半はWestbrookへのランを見せ付ける事でFeeleyのパスを生み出しています。逆にランが有効でなくなった事が後半の苦戦に繋がったといえるでしょう。Correll Buckhalterはノーキャリーに終わっています。

 欠場したDonovan McNabbに替わってスターターを務めたFeeleyですが、345ヤードを奪い3TD3INTと素晴らしい成績を残しました。McNabbと何が違うのかと言えば、MIA戦でも指摘しましたがショートミドルでの思い切りの良さが格段に優れています。思い切りの良さと言って良いのか、投げて良いかを判断するのが早いのかは微妙だと思うのですが、McNabbがどフリーかINT覚悟の博打で投げるのに対して、体半分出た所で投げる事ができるのは素晴らしい点です。ただ、テイクバックしたままターゲットを見続け、ターゲットが抜いた瞬間に投げるスタイルですから、分析されるか罠を仕掛けるようになるとINTを量産する事になるかもしれません。

 去年も感じた事なのですが、Marty MornhinwegとMcNabbの相性が悪いのがこの試合ではっきりしました。本来WCOと言うのは5ヤードで1人、10ヤードでもう1人、2人がカットを切ってダメな頃にTEやRBがルートに出るような時間差で次々にフリーのレシーバーを生み出す切り替えのシステムなのですが、McNabbがロングを好む為にロングに出るまで待ち(待てなければポケットから出て)そこでフリーに成れなければスクランブルしかないようなWCOの根底を忘れてしまったようなオフェンスをしています。そして去年のJeff Garciaを見ても今日の試合を見ても明らかですが、Mornhinwegは10ヤード程度のパスを積み上げる古典的なWCOを好みます。McNabbとFeeleyの総合的な能力と言う点ではMcNabbが上だと断言できるのですが、McNabb+MornhinwegとFeeley+Mornhinwegの組み合わせと言う点ではFeeley+Mornhinwegが勝っているのではないかとMIA,NEの2戦を見て感じました。McNabbがいつ復帰するのかは分かりませんが、これで復帰後成績が振るわない場合には本当にMcNabbを放出する事を希望する声が出てくるかもしれません、そしてFeeleyを選んだときにAndy Reid,Mornhinwegがチームに居るかは微妙です・・・、もう一度Feeleyがドラフトピックに化ける方が確率が高いでしょうね。

 この試合を支えたのはOLです、完璧なパスプロテクションでFeeleyを守り続けました、同時にラッシュを掛けられても逃げられるような速いタイミングのパスを多用した事でラッシュを押さえ込む流れを作っています。そしてランプレイで中央を割る事は少なかったのですが、Vince WillforkをJammal Jacksonが1対1で処理し、Shawn AndrewsはTy Warrenを押し続けました。そしてスーパーボウルでオフェンスを壊し続けたRichard Seymourを試合から消してしまいました。スーパーで負けた事で始まった3-4対策のC,Gの大型化が実ったと言う事です。

 
 ディフェンスは今シーズン怪我で苦しむLaurence Maroneyのランを前半はほとんど見せなかった事も有り、期待以上の頑張りを見せました。Randy Mossに対してLito Sheppardは奮闘し続けました、序盤ゾーンでやられてからマンに切り替え、その後はBrian Dawkinsとダブルチームする事で43ヤードに押さえています。敗因は2番手3番手のレシーバーを抑えられなかった事です、ニッケルででたJason Hansonがひたすら狙われました。マルチレシーバーに対してDBが足りないのはSSを2枚欠く事とWilliam Jamesが役に立たない事で明らかでした。Wes Welkerに149ヤード、Eaglesを放出されたJabar Gaffneyに87ヤード、Donte Stallworthは54ヤードと仕返しされてしまいました。来年はドラフト上位で1人FAで中堅を1人の最低2人はDBを補強する必要があります。
 スーパーでの敗戦でブリッツを減らしDLだけのラッシュをさせるようになったJim Johnsonもこの試合でその変化の集大成を見せてくれました。4-3ではなく3-3-5のニッケルを引き続けて、SLB Cris Gocongを3ポイント2ポイントスタンスを使い分けDEに入れたりDTの後ろに入れたりとラッシュに変化を持たせ続けました。DEに入れて一度はOLに外に出された後に後ろから追いかけてタックルを奪う場面では運動能力の高さを見せてくれました。Javon Kearseの放出が確定的ですし、DEに再コンバートする事を考えても良さそうです。
 

 NE@INDを見てそのままDAL戦を見た日、あまりの質の違いに絶望に近い感情を持ったのですが、最低のシーズンを送るこのチームにもまだ闘志が残っている事を確認できる試合でした。試合の流れを変えてしまったパント時のオフサイド以外ほとんど無駄なペナルティーを受けず、全ての選手が試合に集中していました。この意識の高さをこれまで見せられなかった事が残念ですが、後半5試合でこの試合と同じだけの質の高いプレイを見せる事が出来れば去年のような追い上げを見せてくれるでしょう。負けて5勝6敗と厳しい星勘定は続きますが、低迷するチームに光が差し込んだ試合になりました。

25点差でもNEに賭けますね、普通

2007-11-26 08:28:05 | イーグルス
 3年前のスーパーボウルの再戦になる@NE戦です。

 ハンデは24点NE有利
 ESPN,USA Today,TSNとか関係なく10人に聞けば10人NE勝利の予想です。
 相変わらずCBSだけは3-3でしたが・・・

 普通に考えて24点差で収まるかどうかが焦点で、勝つ負けるの話をするような試合ではありません。現在5勝5敗ですしこの1戦に勝つ事が出来ればプレイオフへの道が見えてくるのですが、2-3人退場者がNEに出たとしても勝てないでしょう。いかに後を引かない負け方をするのかが重要な戦いになるでしょう。システムを破壊されてしまうのが怖いわけですが、キャンプから(と言うか、何年も)積み上げてきたものを全て根こそぎ壊すようなやり方をしてきます。ここで壊されてしまえばチームを立て直す事無くシーズンが終わってしまうでしょう、負けても良いからチームとしてのプライドだけは奪われない戦いにする必要があります。そう言う意味ではDonovan McNabbが居ないのは幸いかもしれません(大笑)

 オフェンスではBrian Westbrookを中心に組み立てる事になりますが、そう簡単にランを出さしてはくれないでしょう。McNabb欠場でA.J Feeleyが出場しますがNE相手に通用するようなQBならばカットされて拾われるような事にはなって居ません。1対1のマッチアップでも、ユニットとしてのマッチアップでも勝てそうな所が無いですし、どうせ出ないなら長いのを放り込んでみるというような事もFeeleyでは出来ないでしょう。まあ、Westbrookが壊されずに無事に試合を終える事ができるかが最大の個人的見所です。
 ディフェンスはチートでスーパーに負けた事を奮起材料にして欲しいと言いたい所ですが、良く考えてみるとあのときのメンバーはJavon KearseとDBの4人程度しか残って居ません、Tom Bradyに一発かましてやれと言いたいのですが、Kearseが届くとは思えませんしね・・・。まあ、ブリッツ入れればスクリーン、Mossをダブルチームすれば空いた別のレシーバー、シングルカバーならばMossと良い様にもてあそばれてしまいそうです。TEへのパスでカバー下手なLBを混乱させて来るでしょうし、今年良くなったランディフェンスでもLBの飛込みを抑えられてしまうでしょう。
 オフェンス・ディフェンス共に手も足も出ない事が予想されます。システムを分析され破壊されるのは覚悟していますが、精神面を破壊されるのは回避しなければなりません。後半大差が付いた時に闘志を残している選手が何人居るのか、サイドラインでMcNabbがかけ続けるであろう声に何人が反応するのか、そう言う所がEaglesとしての勝敗ラインだと考えます。

Feeley先発

2007-11-24 09:43:09 | イーグルス
 Donovan McNabbの右手親指の怪我は完治せず練習を全て休みました、ダウトフルと公示されていますしNE戦は欠場する見込みです。TRAは病気で練習を休みクエスチョナブル、MIA戦で膝を捻挫して退場していたQuintin Mikellも練習を休みクエスチョナブルです。TRAは試合に出る可能性が有りますが、McNabbとMikellは欠場する事になると思われます、A.J FeeleyとJ.R Reedがスターターに昇格する事になります。

 Feeleyをスターターで出す事自体にはそれほど大きな問題は無いと思います、キャリアも長いですしそれなりにスターターで経験を積んでいますから能力面での不安は少ないでしょう。問題なのは足が速いわけでもなく、コントロール抜群と言うわけでもディフェンスを読む能力が高いわけでもないと、突出した能力が無い事です。強いディフェンスを相手にした時にそれを壊すような物を持っていないので、強いチームと対戦した時には相手の術中にはまってしまう事になります。そう言う意味でNE戦に使いたくない選手なのですが、Kevin Kolbを使うわけにもいきませんからFeeleyに頑張ってもらうしかありません。
 Feeleyの良さはWCOらしい5ヤード程度のタイミングパスを思い切って投げれる所にあります。ロングパスの精度は高くないですし、ファーストターゲットに投げられない状況になってから2番手3番手を探すような事は期待できません。こういう所も作戦通りにやれば勝てる弱いチームには強く、作戦通りにはなかなか行かない強いチームとの対戦に向いていないと言う事になります。5ヤード10ヤードのパスを成功させる事でランプレイを助ける事が出来るQBでチームの顔になるようなことは期待はできません。MIAで失敗したのはRicky Williamsが主役に居てその脇役として起用されるはずが、Williamsがいきなり居なくなって主役をやらされた事に有ると思います。2003年のチームも主役は3人のRBでしたし、今のチームも主役はBrian Westbrookです、そう言う意味ではNE相手には通用しないでしょうが、普通の相手ならばFeeley-Westbrookでも十分に点を取る事が出来ると考えています。
 と、言うわけでNE戦のFeeleyが生きるも死ぬもWestbrookのランが出るかどうかですし、NE側もWestbrookさえ止めれば怖くないでしょうからランを止めに来るでしょう。そうなった場合にランが出る可能性は低く、ランが出なければパス中心に切り替えるという事がFeeleyでは出来ません、McNabbならばパス中心で意表をつく可能性がありますが、Feeleyに投げさせる選択をコーチはしないでしょう。それでもFeeleyにはそれなりのプレイをしてくれる事を期待しています、Kolbはまだ準備が出来ていないように見えますから少なくとも1年間はサイドラインに置いた方が良いでしょうし、McNabbを無理に使う事は避けて欲しいです、今週ではなく来週以降のことを考えた時にこの試合でFeeleyに酷いプレイをされると困る事になります。McNabbの次はKolbの規定路線が有るのは間違いないのでしょうが、FeeleyもKolbも4年契約の1年目である事に変わりはありません。QBに年齢は関係ありませんし(年齢に伴う怪我が問題なだけです)KolbではなくFeeleyを次に持ってくる可能性も有るのですから、Feeleyの将来が掛かる一戦になるでしょう。