イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

FA3人組、誰が残るか

2012-01-30 15:50:00 | イーグルス
 プロボウラーCullen JenkinsがFAで加入し、Brodrick Bunkleyが押し出されました。Mike PattersonとJenkinsがスターター、若手のAntonio Dixon,Trevor Lawsがバックアップに入ります。プレシーズン好調のDerek Landriはファイナルカットで解雇後にLawsの怪我で再契約しています。

Cullen Jenkins 
40ソロ 21アシスト 61タックル 5.5サック

Mike Patterson
39ソロ 27アシスト 66タックル 2.5サック

Delek Landri 
25ソロ 18アシスト 43タックル 2サック

Trevor Laws
20ソロ 20アシスト 40タックル 1サック

Antonio Dixon 
3ソロ 5アシスト 8タックル 
 
 Cullen Jenkins ペネトレイトからのロスタックル、DTとして少なくないサックと活躍はしています。しかし、OLを圧倒するような給料に見合った活躍はしていません。

 Mike Patterson ランディフェンス専用の低重心DTとしてはダブルチームに弱いのが問題だったのですが、対面だけ処理すれば良いシステムと合ったのでしょう、キャリアベストシーズンを過ごしました。

 DeleK Landri シーズンを過ごすにつれてプレイタイムを増やし、最終的には3番手を確保しました。特別な才能は感じませんがランパス両面で平均以上の力を発揮出来る素晴らしいバックアップです。単年契約でFAになりますが再契約を希望します。

 Trevor Laws パスラッシュ重視のスタイルにマッチするかと思われましたが、結果は1サックと例年通りの数字でした。ペネトレイトする場面も見られたのですけれど、これ以上成長するところの無い中堅で終わる選手のように見えます。UFAで再契約するかは分からないです。

 Antonio Dixon 去年終盤スターターに昇格し、Jenkins加入で3番手としてのシーズンを過ごす予定でしたが、怪我により早々IR行きとなりました。ペネトレイト重視のスタイルはDixonにとって悪くないと思うので受けれど、プレイ中の動きは良く無かったですしコーチ陣の評価がどうなのか分かり肉です。RFAなのでオファーはされるでしょうけれど、ルーキーFA上がりなのでどのランクになるのかは微妙です。ミニマムで出たかったら出てもいいよ、と言う扱いかもしれません。


 スターターコンビは問題ないのですが(問題が有るとすればシステムです)3-5番手が全員FAで来年どうなるかの予想は困難です。Landriと再契約Dixonにミドルオファー、若手をドラフト下位指名で良いと思うのですけれど、コーチ・フロントの選手評価の推測が難しいです。FA市場を見ると、大物と言えるような選手は居ないですし、良くも悪くもうちの3人と同じ程度の中堅が並んでいる感じです。それならLandri再契約に動いて欲しいと思います。 

フロント補充

2012-01-28 08:36:00 | イーグルス
 スーパーボウル観戦ですが、フーターズとか数件すでに満員と言う事で、小さい所をあたっています。場所とか決まったらまた連絡いたします。


 INDのGMとして転出したRyan Grigsonの代わりにJACやNOのフロントで仕事をしていたRick Muellerが選手人事部に入りました。44歳でカレッジのアシスタントコーチからフロントに入り、JACで7年、NOで8年、カレッジスカウトからスカウト部長、選手人事部長と歴任しています。
 NOのフロント構造は知りませんが、今の強いNOの基礎を作った時期の選手人事部長の肩書きを見ると期待出来るのではないかと考えます。

 また、Grigsonの部下として10年間カレッジスカウトを務めたAnthony Patchがカレッジスカウト部長に昇格しています。33歳の新鋭ですが、現状路線の継続と言う事になるでしょう。

 前回のTom Heckert流出の時には、カレッジスカウトらが数人引き抜かれていきました。今のところ後追いの情報は無いですし、大きな体制変更は無いと思われます。

 と、言っても、球団社長のJon BannerからAndy Reid、Howie Rosemanの3人が人事権を持っていますし、Muellerは4番手かその次くらいのポジションになります。ドラフトに関してはReidとRosemanの判断が大きなウエイトを持つ事になるでしょう。

オフシーズンクイズのお知らせ

2012-01-24 13:54:00 | イーグルス
 Maknavさんからオフシーズンクイズが届きました。スーパーボウルまでの息抜きとして皆様ご参加ください。
 ○か×で返答してください、回答理由を書き添えて貰えると楽しいと思います。
回答期限はスーパーボウル当日とします。

1. Castillo留任
2. Marty留任
3. DeSeanはTag張られる
4. 1巡でLB指名
5. OLは去年のスターターがそのまま(JP-Mathis-Kelce-DW-Todd)
6. またしても3巡でスーパーリーチをしでかす
7. 1-3巡でQBをとる
8. Lawsは残らない
9. 今年もFAで大物を一人は取る(定義が難しいですが、即スターターということで)
10. SchmittがそのままFBのスターターとして残る

(番外編)
11. Dawkins引退で一瞬Eaglesに戻る
12. McNabb or Kolbサブで復帰!


タレントはこのままでも十分です

2012-01-24 01:37:00 | イーグルス
 ワイドナイン、DLの間隔を空けてDEがOLの外から襲い掛かる事を目的としたシステム。ただし、DLが孤立するのでダブルチームで突破されるとLB・Sを巻き込んで大崩れになる危険もある。
 両DEが2桁サックを決めた代わりにOGを素通りさせる為にLBが酷い事になったシステムを来年以降も続行するのかはJuan カスtilloがDCで居るか(他のDCを呼んだ場合にJim Washburnを解任するか)にもよるのですけれど、どうやらカスともう1年付き合う事になりそうですね・・・

 TEN出身のWashburnのシステムとしてDLを広げてパスラッシュを重視するであろう。これ以上はロックアウトでミニキャンプとかが無かった為に実際どうなるかは分からないままでプレシーズンゲームを迎えたのですが、インサイドへのランをどうやって止めるのか?がまったく抜け落ちたシステムでした。

Trent Cole 
47ソロ 28アシスト 75タックル 11サック 43ハリー

Jason Babin
37ソロ 26アシスト 63タックル 18サック 48ハリー

Darryl Tapp
26ソロ 17アシスト 43タックル 2.5サック 22ハリー

Jaqua Paeker
8ソロ 2アシスト 10タックル 1.5サック 18ハリー

Phillip Hunt
8ソロ 3アシスト 11タックル 2サック 13ハリー

Brandon Graham
2ソロ 2アシスト 4タックル 1ハリー

 Trent Coleもベテランと呼ばれる年になりましたが、ランを警戒してからパスラッシュに移る2段構えの過大な注文に応じ続け、反対側へのプレイにも的確に参加する判断力と運動量、ランディフェンスで消耗しつつ3年連続2桁サックはプロボウル級の仕事と評価しなければなりません。
 もっと好き勝手にQBを狙わせるシステムであれば20サック行けるであろう逸材なのですけれど、ランも止めれてしまう為に記録に残らないのはすこし可哀想です。

Jason Babin 2009年に泣かず飛ばずで1年で退団、去年TENでブレイクして戻ってきました。Washburnのクラウチングスタートが(正確にはランディフェンスを人に押し付けたのが)気に入ったのでしょう18サックとプロボウル2年連続選出の活躍となりました。とにかくQBに襲い掛かるスピードと、ダブル・トリプルムーブでQBが投げ終わるまでしつこく動き続ける運動性が18サックを生みました。
 もうちょっとランディフェンスまじめにやれ・・・・・・と言いたいのですけれど、それをやらすと2年前のようにそれで消耗してしまうのですよね。

Darryl Tapp もっと数字を残しているかと思ったのに僅か2.5サック、それでもDE3番手として消耗激しいColeと入れ替わりでREに入っていました。特筆すべき能力は無いですけれど、普通にローテーションを任せる事が出来る4-3DEです。

Jaqua Parker 毎年9月に5サックした後は12月まで1サックすら出来ないのですけれど、Babin加入で出番が減りました。使えば仕事できる熟練の技術を持っているのですけれど、再契約はしないでしょう。ランパス両面で使える3番手DEとして他チームで頑張って欲しいものです。

Phillip Hunt CLEなどに居たものの使い物にならずCFLでサック王に輝きNFLに戻ってきました。パスラッシュ専用にしてはスピードが無いのですけれど、しつこく押し込んでカバレッジサックを狙うタイプに見えます。上手く使えばもっと数字を伸ばせる選手だと思います。

Brandon Graham ACLからのリハビリで1年終わりました。JPPとEarl Thomasを見るとGM Howie Roseman解任を要求する地元ファンの気持ちが痛いほど分かります。なんでGraham指名しちゃったかなあ・・・
 来年はリハビリを済ませて3番手DEをTappと争うくらいの事はしてもらわなければなりません。怪我する前の動きを見てもその程度が精一杯じゃないかと・・・


 ColeとBabinのスターターコンビはリーグでも指折りですし、Tappも悪くない3番手、HuntとGrahamどちらかが開花すればそれで十分なDEユニットとなるでしょう。FAとドラフトで大きく動く事は無いと思います。Jaquaの代わりに中堅FAに手を出す可能性はあるかもしれませんし、Hunt,Grahamと競わせる若手を下位指名する可能性もあります。

Mathis再契約が有るか?

2012-01-22 12:58:00 | イーグルス
 Howard MuddをOLに招聘し、パワー重視から機動力重視にシステムを変更しました。ドラフト1巡でDanny Watkinsを指名してOGを補強、FAでも中堅スターターEvan Mathisを入れました。しかし、Winston Justiceの膝の手術から復帰が遅れ、Watkinsがプレシーズンで使い物にならない事が判明した為にKyle DeVanを補強しTodd HerremansをRTにコンバートする開幕前日まで突貫工事でシーズンを迎える事になりました。

 開幕時は左からJason Peters、Evan Mathis、Jason Kelce、Kyle DeVan、Todd Herremansの並びになり。途中でWatkinsがDeVanを追い越してRGのスターターに昇格してシーズンを終えました。サック数は決して多くないですし、Michael Vickのスクランブル未遂のサック扱いを考えれば、フルブリッツ食らってVick大慌ての場面はかなり少なくなりました。
 ランではパワーに不満は有りますが、LeSean McCoyのラン記録を見ればそれなりにやれて居ますし、トラップやゾーンのような機動力を生かしたブロックシステムへの移行も今後さらに進むでしょう。

 Jason Peters パスプロテクトは鉄壁と行かなくても内は抜かさず外から大回りを強いる、LTとしての仕事は十分にこなしています。DEをLGに任せてのダウンフィールドブロックではMcCoyのロングゲインを何度も引き出しました。オールプロに恥じない素晴らしいシーズンを過ごしました。

 Evan Mathis CINなどでスターターとバックアップを行き来していた30歳の中堅OGなのですが、Muddシステムにマッチし素晴らしいシーズンとなりました。DEとマッチアップするスピードや逆側まで走るプルアウトのようなプレイでキーマンとなりました。ただ、対面との1対1でのパワー勝負では劣る部分も見られます。
 1年契約だったのでFAになりますが、Muddシステムでやっと花開いた事を考えれば再契約をMathis側も望んでいる。と、良いのですけれどね。

 Jason Kelce 6巡指名から開幕スターターを大ベテランJamaal Jacksonから奪い取り、そのままCとして1シーズン乗り切りました。1巡指名のPouncy弟には劣るかもしれませんが、ルーキーファーストチームに選ばれてもおかしくないシーズンを過ごしています。
 課題はアジャストコールの判断になります、Vickと息が合わずにディレイを取られたりディレイ回避のタイムアウトを消費する場面が見られました。カレッジではLGが長かったですし、NFLレベルのブリッツを見極めるには少し時間が掛かるでしょう。

 Danny Watkins 1巡指名でしたが、パワー無しスピード無し腕が短くコンタクトでの上手さも無し、とプレシーズンを見た感じでは大外れの可能性を危惧しました。ただ、シーズン後半は腕を長く使うよりも相手に懐に入り込んで体を預けるブロックの形が見えましたし、一歩目の速さで優位を取るスタイルを磨く事が今後に繋がるでしょう。

 Todd Herremans 長年LGとしてプレイしてきましたが、カレッジ以来久々にOTとして1シーズンプレイしました。プロ入り後何度か怪我の穴埋めでOTでプレイしていましたが、ここまで上手くパスラッシャーを封じ込めるとは思いませんでした。左利きVickの背後を守るRTとしてはパワーとフットワーク・ランブロックとパスプロテクトのバランスと言う点で適任なのかもしれません。多分、右利きのQBではLTでもRTでは中途半端に見えるでしょう。

 King Dunlapはルーキー時の契約が切れます。6-8で腕がとてつもなく長い、素材としては一流ですがそれ以外の筋力と言うかバランスに欠けるように見えます。使ってあげればそれなりの結果は残すのですけれど、まだ育成途上の選手です。
 再契約するかどうか?問題はこれ以上伸びるのか?そして、他チームからどれだけの評価をされているのかが分かりにくいです。素材として高く評価されているのかチーム毎に分かれるタイプでしょう。

 Winston Justice 膝の内視鏡手術から回復出来ずにシーズンが終わった事、Herremansが昨年のJusticeより格段に良いプレイをした事、そして4年20ミリオンの高給取りである事からカットされる危険が高いとの噂も出ています。Muddシステムに合わないような気がしますし、Mathis再契約に成功した場合にはカットされるのかもしれません。

 Jamaal Jackson 腕の怪我からは回復しているのですが、新旧交代とシステム変更でルーキーにポジションを奪われました。それほど高給取りではないのですが、カットの危険が有りそうです。フットワークよりもパワータイプですしMuddシステムには適合しないのかもしれません。

 Julian Vandervelde ルーキーとしてほとんどアクティブにもならないままシーズンを過ごしました。プレシーズンを見た感じだとサイズもパワーも無いですしバックアップ止まりでしょう。


 どういう形で補強するのか、Mathisの再契約で十分でしょう。Muddシステムの熟練でさらに良くなる事が期待出来ます。ルーキー2人がパワーアップするでしょうし、PetersとHerremansは問題なし、LGはMathisがシステムにマッチしてると言う訳です。
 Mathisが流出した場合にはJustice復帰からHerrmansをLGに戻す形、FAで獲得する形、ドラフト上位を使う場合が考えられます。Muddシステムに合うOLがFA市場にいるのかどうか?これは名前だけじゃ良く分からないのですよ・・・フットワークが良い選手ならそれで良いのか?それだけじゃない気がするんですよね。