イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

がっかりする敗戦

2014-10-30 08:52:00 | イーグルス
 バイウイーク明けの8週目@ARI戦は最後ツーミニッツで75ヤードTDパスを貰って逆転負け、20-24で5勝2敗となりました。

 試合を通じて審判の判定基準に首をひねり続ける事になりました(厳しく取っちゃったから、次のプレイでお返ししよう。をずっと繰り返して居た印象。重大な反則を取らなかったりとどちらが有利とかではなく審判のレベルは低かった)Jeremy Maclinがヘルメットで挟まれたプレイでメットtoメット取らないとか、審判が試合をコントロールしていませんでした。


 75ヤードTDパスを貰ったプレイ、なんでCary WilliamsとNate Allenが譲り合うような形になったのか?プレイブックを見なければどちらのミスかを決めるのは出来ないとは思います。
 Caryに関しては基本WRと1対1な訳ですから、ショートをCary,ディープをAllenで分けたゾーンカバーでないならば、最後まで追う義務が有ります。
 そして、Allenは逆にショート(ファーストダウン更新ライン前後)ゾーンのフリーカバーでWRはCaryがマンで見るプレイだった。ならば、後ろに下がるのは遅れても仕方が無いのですけれど、最後方を守るべきSとしてのプレイで有ったのならば軽率に前に出すぎたと言う事になります。
 地元での評価はAllenのミスと言う事なのですけれど、これに関してはAllenに対するまたお前か!みたいな所が有るでしょう。
 戦犯となるカバーミスがどちらに責任が有るのかを置いておくとしても、TDさえ貰わなければ勝てるあの状況で一発を貰う。なんであんなカバーをしたのでしょうねえ・・・CaryとAllenだけでなく、コーチがちゃんと指示を出していたのか?そう言う所も気になります。


 気になったのは、Darren Sprolesの欠場でLeSean McCoyのプレイを制限したように見えたことです(最終的に21キャリーなので通常営業でした)NYG戦の最後TEのTrey Burtonにランさせるような状況になった事も有り、RBの怪我を防ぎたかったのかもしれません。
 Chris Polkは僅か2キャリー、Sprolesの代役にはなりませんでした。McCoyとあわせて23回のラン、ランパス比率は23回対62回とパスに偏りました(Nick Folesのラン2回は除く)ARIがパスディフェンスに欠陥が有るチームであるとか、大量リードを奪われて投げるしかないような試合では無かった事を考えれば異常です(Andy Reid時代からパス比率の高いチームでしたが、1対3に近いのは異常事態)
 Folesが絶好調で投げさせた訳でもないです。何を意図して投げたのかが見えてこないただ投げただけも多かったです。WCOっぽいショートエリアでターゲットを切り替えていくようなパスは皆無。マークが付いていようが、プレイブック通りに投げるだけ。今年のFolesの不調はFolesの判断力不足よりも、コーチから決められた通りにやれ。そう命令されているように見えてきました。
 一発TDを奪うナイスパスも有りましたし、WRが後方を突く事でランを出すサポートをする。そう言う意味も有るのでディープに放り込むのを否定はしませんけれど、10-15ヤードのパスで組み立てるドライブが無いのは強力なディフェンスとぶつかった時に歯が立たない事になりそうで怖いです。


 Josh Huffはルーキーらしいと言うか、混乱している時間が有りました。その混乱時にボールを持たせ続けたのは意図が分かりませんでした。


 ツーミニッツからの逆転負け、高校生でも分かる一発だけは貰っちゃいけない場面で一発を貰いました、勝っていた試合をミスで失うがっかりする敗戦でした。

勝って勢いに乗りたい

2014-10-26 23:33:00 | イーグルス
 バイウイーク明けの8週目@ARI戦、共に5勝1敗同士の対戦になります。西地区への遠征ですが休み明けなので距離的な不利は無いと考えて良いでしょう。
 怪我人の回復と言う点でも、すでにバイウイークを迎えているARIですし大きな差は無いでしょう。先週試合が有ったARIですが、OAKに快勝していますし消耗と言う点でアドバンテージがあるとは思えません。

 欠場確定はBrad SmithとJason Kelceで、Mychal Kendricksは復帰する可能性が高そうです。Darren Sprolesは微妙な状態のようですが、個人的には休ませたいですね。ワイルドカード争いからプレイオフでの再戦など12月から1月にこの試合の勝敗が大きく影響するかもしれませんけれど、無理をする時期では有りません。
 Chris Polkが復帰するでしょうし、この2人でRBのローテーションを賄う事を期待しています。


 オフェンスから見た場合、DE Calais Campbellがクエスチョナブル(前の試合欠場)で出てくるか微妙なのは大きなプラスでしょう。OLは再整備が進んでいるので去年に近いレベルの高さまで復活してきたと考えています、相手のエースが不在ならばライン戦で優位に立てると推測します。
 あとは、LeSean McCoyのランとNick Folesのパスの話になりますが、McCoyは耐久性と言う点で休養明けが悪いはずが無いです。Folesはどうですかねえ、そろそろ2014年版Folesの完成形が見えてきて欲しいのですが・・・ARI戦の不安点でもあり期待する部分でもあるのがFolesの出来になります。

 ディフェンスから見たとき、ライン・ラン・パス全ての面でちょっと負けてるかなあ、と言うのが個人的評価になります。パスラッシュ面で大きな改善が見えたNYG戦ですが、あれはNYG側に問題が有っただけのようにも見えます。ARI戦でパスラッシュが掛かるかどうか、ここも2014年のディフェンスシステムがどう言う物なのか、通用するのかを試す試合になるでしょう。
 パスカバーにはまだ大きな問題を残しています。平均的能力のCB陣にシャットアウトは期待できませんが、そこそこ抑える程度のプレイが出来る出来ないの差が有ります。不利だとしても大負けしないようなプレイが出来るのかどうか、安定感を見せて欲しいと思います。


 アウエイですし5勝1敗同士と楽な試合では無いでしょう。それでも、プレイオフチーム同士に簡単に負けるようでは1月の試合に期待が持てません。
 休み明けを勝つ事で後半戦の勢いに乗る、プレイオフでの再戦をにらんだ試合、色々な意味でも負けられない試合になります。

後半戦突入

2014-10-22 12:34:00 | イーグルス
 バイウイークも終わり、チームは練習を再開しています。

 選手移動としては腰の辺りを傷めて居たJulian Vanderveldeが復帰し緊急補強で契約したWade Smithをカットしました。バックアップC不在のままでしたし、Vanderveldeの復帰はもしもの時の用心として当然の動きです。


 Mychal Kendricks,Jason Kelce,Evan Mathisと言った怪我人が練習に復帰、Darren Sprolesもジョギングをしているようです。ただ、Kendricks以外は@ARI戦の遠征には参加しない見込みです。Chris Polkも復帰したようですからLesean McCoyとPolkのRBコンビとなるのでしょう。今後アクシデントでRBが欠けるようだとPSからMatthew Tuckerを引き上げる事になります。
 KelceとMathisに関しては完治するまでゆっくり治療で良いと思います。今IR扱いで53人枠から外れているMathisを戻す時に(Kelceが先に復帰しそうですから)Vanderveldeをカットすると予想します。


 ここからレギュラーシーズン9試合残っています。そろそろ勝てば良い序盤から、プレイオフに向けて2014年のチームの完成を目指す中盤から終盤へと移って行くことになります。
 オフェンスはNick Folesの熟成が最大の課題です。ランオフェンスに関してはOLの復調で上向きになる見込み十分ですから、Folesが鍵を握る事になります。
 ディフェンスは全体的に修正・熟成の余地が見えます。パスラッシュ・ランディフェンス・DBとLBの連動、去年Billy Davisは後半現実的なプランに変更して建て直しを成功させました。今年はどのような手を打つのか、次週以降の変化に期待します。
 DALが好調ですし、今後潰しあうとしても地区優勝のラインは11勝以上になりそうです。残り9試合5勝4敗の11勝5敗でもワイルドカードは硬いでしょうけれど、6勝3敗の12勝4敗で地区優勝が後半戦の目標になります。

完勝

2014-10-14 00:35:00 | イーグルス
 バイウイーク前のNYG戦、27-0で完璧な勝利!5勝1敗で休養を取る事になりました。


1 OL復活
 Lane Johnsonのサスペンドから始まり、その代役候補だったMatt Tobinの怪我。開幕すればEvan MathisとJason Kelceの離脱。Jason Petersも小さい怪我を負うなど、一時期試合に出ているOLがTodd Herremans以外全員がセカンドチームだった最悪の時期が有りました。
 そこからLane復帰、Petersも怪我から復帰。Tpbinも帰ってきて、David Molkもスターターとして慣れてきたのを感じるようなプレイを見せ始めています。怪我人多発の際に良いプレイを見せて穴埋めをしたDennis Kellyがアクティブにならない程度デプスも厚くなっていますし、プレシーズンゲームで見せたOLユニット全体の好調さをやっと取り戻しました。
 LeSean McCoyが今年のベスト平均6.8ヤードで149ヤードと去年のような走りを見せましたし、1サック1QBハリーとNick Folesを安定して守りました。
 この調子で行けば、MathisとKelceを完璧な状態まで休ませる事も出来るでしょうし、プレイオフ戦線を見据えたリハビリと言う点でもOL全体の復活は大きなプラスになるでしょう。


2 インサイドの支配
 パスラッシュの問題と同時にランディフェンスも大きな課題でした。最近オフェンス好調なNYG相手にどれだけやれるのかに注目していましたが、DLがインサイドのライン戦で圧倒!OLBや4-2-5ニッケル時のDEが8サックと好調なNYGのOLを粉砕しました。
 特に、これまでOLを抜くわけでも、LBの為に押さえ込むわけでもなく常に60点くらいのプレイを続けていた感があるDL陣がインサイドのランをシャットアウト、8サックはその恩恵をOLBが受けました。
 パスラッシュでTrent Coleがインサイドに回りこんでラッシュしたり、Sのブリッツを多用するなど手の込んだパターンを見せました。NYGのOL全体としてのアジャストに問題が見えましたから、そこを狙ったのでしょう。


3 パスカバー
 3回ほどBradley Fletcherがフック系の動きに付いていけない場面が有りましたが、8サックのほとんどはカバレッジサックでした。ファーストターゲットに投げられず、次を探そうとした時のサックを何度も見ました。
 リプレイでもターゲット全員をカバーしていて投げられない。と言うのを何度か流していましたし、カバー全体が良くやっていたのでしょう。
 カバーが良いから時間の掛かるパスラッシュが出来る。複雑なパターンのラッシュが掛かるからQBに届く。QBに届くからレシーバーもシンプルなルートを選ぶ、その結果カバー出来る。絵に描いたような良い方向への循環を見せてくれました。


4 Nick Folesのステップ
 全てが上手く行ったこの試合、唯一の問題点はFolesの出来です。
 今年はプレシーズンからボールを投げる時間の短縮(持ちすぎてのサックを減らす)を課題にしてきました。
 その一環として、右ロール多用から一流QBなら誰でも出来るポケットから前に逃げつつ(外を回ってくるパスラッシュから逃げながら)ターゲットを探して投げる。これを習得しようとしています。
 しかし、この試合でもフラットに出たDarren SprolesへのパスをINTされたプレイでがっしりとマンで付いていたディフェンスに向けてパスをするなど中途半端なプレイが見られます。
 前からなのですけれど、ステップアップ時にポケットのOLの前に出てLOSぎりぎりで投げるのではなく、前に出たとしてもC/Gの中にいつまでも居て窮屈な感じで投げる。正直、なんでそんな一番狭い所に居続けるの?と言うプレイを数多く見ます。
 外から来るパスラッシュを避ける為に前に出る、第一段階としてそれは良いと思うのです。ファーストターゲットに投げる事が出来ない、セカンドターゲットを探しながら真っ先に飛び込んでくる外からのラッシュから避ける為に前に出る。ここまでは良いのです。問題は、セカンドもダメでスクランブルか投げ捨てかRBなどセーフティバルブに3ヤードでも良いから投げる、このチョイスをする時(外から回ってきたパスラッシュが後ろから来るようなタイミング)になっても、同じ場所に居続ける事です。
 ピストル体型からスナップを受けてファーストターゲットを見る>3-4歩前に出て外からのラッシュを交わしつつセカンドターゲットを見る。本来この次はCやOGの間を縫ってポケットから離れてスクランブルや投げ捨てる事になるのですけれど、QBコーチなどからCの前に出てはいけない。と釘を刺されているのようにCの後ろで足を止めています。
 6-6と長身のFolesなのでOLが邪魔で視界が取れないと言う事は無いのでしょうけれど、一番狭い所から窮屈そうに投げてINTが今年何度も有ります。スクランブルしてもスピードが無いからヤードを稼げないのですけれど、INTを食らったりするなら3ヤードで良いからスクランブルした方が良いと思うのですけどね。(先週のスクランブルから自爆してファンブルとか有るから絶対出るなの指示が出てた可能性はありますが)
 スプレット系QBの欠点でも有るステップアップ技術、現在習得中と言う事で仕方ない部分も有りますけれど、今の狭い所で窮屈なプレイをしている部分は早い段階で卒業して貰わないとINTやファンブルを産み続けるでしょう。


 Sproles退場後、RBが足りなくなる非常事態になりました。3番手のChris Polkが怪我で欠場していたのでPolkが戻ってくればこう言う事にはならないでしょう、元QB/RBのTrey Burtonに持たせ続ける(時間を潰す為にパス投げれないですし)これには苦笑いでしたけれどね。



 DALと5勝1敗で並んでいます、DALがここまで良いとは予想していませんでしたが、うちとしても怪我人が多発した割にしっかり勝ちを拾って前半を終えた。2度目の西地区遠征がバイウイーク後なのは楽なスケジュールですし、休みつつ後半に向けて修正していって欲しいものです。

ランを止めるかパスを止めるか

2014-10-13 09:56:00 | イーグルス
 NYG戦まであと少しです。今年からフレキシブルスケジュールの適用が拡大され、試合変更されるなんて噂も有ったのですが、4-1と3-2の試合と言う事でそのままサンデーナイトゲームとなりました。つまり、NYGが持ち直してきています。


 とにかく、パスラッシュとランストップ。Mychal Kendricks不在の上にDeMeco Ryansもクエスチョナブル。試合開始前の登録ではアクティブになっていますが、実際にプレイするのかは不明です。来週はバイウイークですし、少し無理しても使うでしょうけれど、試合中に怪我が悪化したりすると困った事になります。
 先週はCasey Matthewsが初めて普通にプレイして居た試合になりました。Nate Allen並みに待たされましたが、試合で使えるレベルのプレイで定着してくれればチームの窮地を救う事になります。

 パスラッシュなのかランストップなのか、仕掛けない通常体型でパスラッシュが掛かる状態ならランパス両面で待つ事も出来るのですが、ブリッツ指示を出さないとQBまで届かないような状態だと苦戦するでしょう。
 3人のDL+ROLBの4メンラッシュがどれだけQBに迫るかがまず一つ目の分かれ道。二つ目は3WRセット相手に3CB+FSでカバーが出来るのか?になります。
 CBがマンカバーである程度頑張れればSをランストップに回せますし、Sをカバーに回せばランディフェンスは相当厳しい戦いになると考えます。
 つまり、ランでもパスでもどっちか止めれば両方止まる。どちらか破られれば両方破壊される。そう言う試合になる可能性が有ると予想します。まあ、Billy Davisはランを止めると決めたらパスでやられてもラン重視のまま続けるタイプなので、振り回されないかもしれませんけれど・・・


 オフェンスはランゲームの作り直し。私はそろそろOLが機能してくると予想します。LeSean McCoyの不振の解析もするでしょうし、平均2ヤードみたいな事にはならないはずです。
 ランが普通に出ればオフェンス全体に問題は出ないでしょう。パスに関してはサードダウンの問題だけ解決出来れば大丈夫だと思います。Nick Folesは去年が良すぎただけ、試合を壊すプレイは多くないです。


 ホームですし負けられない同地区対戦になります。勝って5勝1敗でバイウイークで一休みといきましょう。