イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

馬鹿げた反則の報い

2007-10-31 07:32:09 | イーグルス
 2005年の2巡指名Matt McCoyがカットされ、今年ルーキーFAとして入団しファイナルカットは切り抜けたものの翌日PSに落とされていたAkeem Jordanが53人ロスターに昇格しました。一つ空いたPSには去年KCに入団して今年の開幕戦には出場していたWilliam Kershawを加えました。

 McCoyはMIN戦でプレイが終わりサイドラインに戻る途中のP Chris Kluweに対して後ろからタックルをする暴挙をして15ヤードの反則を取られていました。Andy Reidは怒るというよりもあきれていましたし、チームリーダーのBrian Dawkinsがすぐ 頭を冷やせ とでも言うような説教をしていました、その時に なんで欠場中のDawkinsが指導しているんだろう、コーチは誰も行かないのか? と解説に笑われていましたが、本当にコーチが誰も行かない事の方が気になりました。
 2巡指名ですが使えないと思ったら上位指名でも使わないReidですから今回のカットは驚かないですし、あのプレイの時にカットされるかもしれないと思いました。去年は開幕からスターターを任されましたが、シーズン途中に怪我をしたのを機にスターターを降ろされ、同時に後任のOmar Gaitherの活躍でチームは5連勝した為にMcCoyが戦犯扱いされていました。今シーズンはニッケルLBからも降ろされてほぼST専用のような使われ方でした、そのSTであまりも酷い反則をしたのですからカットされても仕方が無いでしょう。
 ドラフト時に2巡で指名した事に対して2日目でも取れる選手と酷評する専門家も多かったのですが、2巡指名するだけの素晴らしい選手とする専門家も居ました。去年スターターになった時には期待しましたが、5-11 230ポンドとサイズが無くランディフェンスは得意では無いですし、ゾーンカバーが上手いと言われていたのですが、ゾーンカバー下手のJim Johnsonのシステムに合わなかったようです。残念ですが、2巡指名をするような選手ではないとする大部分の専門家の意見が正しかったようです。

 代わりに53人ロスターに昇格したJordanは1-AAのJames Madison大の出身で、1-AAのAPセカンドチームに選ばれディビジョンのMVPにも選ばれました。ルーキーFAとしての入団でしたが、キャンプで評価を上げてファイナルカットを乗り切る所まで成長しました。その後ロスターのバランス調整でPSに落とされましたがまた昇格した事になります。1-AA出身と言う事もありますし、ほとんどデータらしいものが残って居ません。6-1 226ポンドのサイズで、カレッジでの成績が25試合スターターで出て399タックル7,5サックのですからパスラッシュがそれ程得意ということは無さそうです、プレシーズンゲームの最終戦では9タックルを記録していますし堅実なタックルが売りの選手なのでしょう。STでも良いプレイをしていたようです、アクティブロスターに入る事も期待出来そうです。

 PSに入ったKershawはMaryland大出身で去年KCにルーキーFAで加入し、シーズンの大半をPSで過ごしましたがシーズン終盤に53人ロスターに入るようになりプレイオフ緒戦ではタックルを記録しているようです。今年も開幕戦には出場したのですが、その後カットされていました。6-3 240ポンドと大型ですが、上半身の筋肉が足りないと言われていますしバルクアップに成功すれば良い選手になる可能性は有りそうです。ドラフト時のデータですと、40ヤードは4,63、3コーンドリルは6,95とサイズの割に機敏なところを見せています。ファイナルカット後にチームに加入したPago Togafauよりも良い選手のような気がします、バルクアップしてMLBのバックアップが務まるようになってくれれば儲けものでしょう。

ランのルート開拓

2007-10-30 08:21:55 | イーグルス
 Brian Westbrookに頼り切ってきましたが、この試合ではランが出ない中なんとかドライブを続けました。やっと2007シーズンの戦力に合わせた修正が効果を発揮してきたようです。
 中央をPat Willamsに押さえられてランが全く出ない試合でしたが、その分スクリーンパスやデザインされたフラットパスでWestbrookを使いました、ロングゲインにはなりませんでしたが、ディフェンスの出足を止めるという意味でも獲得ヤード以上に効果が有った筈です。中央をプロボウルDT2人で固めるMINですからランが出ないのも仕方が無い部分も有りますが、怪我をしているJon Runyan、元々ランブロックのフットワークを持っていないTRAにレシーブ特化型のTE陣とオフタックルへのランを出せる陣営で無かった為に出ないと分かっていても中央へのランをコールしてパスプレイの助けにしてこの試合は成功しましたが、ランのルートが限定されすぎています。リーグベストのランストップCB Antoine Winfieldが居た為にこれまで有効だったReggie Brownのブロックを利用したアウトサイドへのランも出ませんでした。OLの改造が出来ないのはNYG戦で明らかですし、TEとFBにランブロック特化型の選手を用意するような改革をオフシーズンにするべきでしょう。
 同時にDonovan McNabbのデザインされたドローを見せたり、フリーフリッカーを出したりとWestbrookのランに集中するマークを散らそうとする工夫もしていました。結果それでランが出るようにはならなかったのですが、こういうプレイをする事が次の試合で効いて来るでしょうし、出来る手は打ち続けるべきです。

 Cris GocongとSean Considineが相変わらずタックルではなく頭から突っ込んでいるだけなのは問題なのですが、Gocongに関しては使い方をコーチ・本人共に理解してきているように見えます。元DEとしてブリッツ要員になるのではないかと考えていたのですが、実際にはほとんどブリッツに入って居ません。タックル下手で、TEをカバーするようなフットワークも無いGocongを5人目のDLとしてギャップを埋める役に徹して起用する事で安定したランディフェンスを生んでいます。ランディフェンスの向上がオフシーズンの命題でした、その意味ではGocong抜擢は効果を上げて居るといって良いでしょう。今年もCBがブリッツが目立ちますし、LBのブリッツはLGとLTの間から入れる従来通りのシステムのようです、Javon Kearseが効果的にパスラッシュしてくれればその横にもう一枚入れるようなGocongのブリッツが有効になると思うのですが、現状を考えれば今の使い方で良いのでしょう。
 Considineは相変わらずです、WRにブロックで捕まり、パスカバーは見ているだけ、Adrian Petersonを何度かタックルで止めましたが止めて当たり前のプレイですし褒める必要は無いです。今度こそBrian Dawkinsが帰ってきますし、Quintin MikellをSSのスターターに使う事になるでしょう。

 少し残念なのが、ルーキーVicter Abiamiriがアクティブロスターから外れた事です。Kearseに先は無いのですから若手をもっと使っていくべきですし、来年のドラフトでDEを上位指名する必要が有るのかどうかを見極める為にもAbiamiriの実戦投入が必要です。Trent Cole,Jaqua ThomasにAbiamiriでやっていけるのかどうか、Darren HowardとKearseをどういう形で処理するのかがオフシーズンの課題になるのは間違いないのですから。

膝が良ければ・・・

2007-10-29 08:29:28 | イーグルス
 崖っぷちのレギュラーシーズン8週目@MIN戦でしたが、23-16で勝ちました。パスを出されてもランさえ止めておけばそのうち手詰まりになる事を知っているBrad Childlessはランを止める事を最優先してきました。結局Brian Dawkinsは欠場、Jon Runyanは出場しました。L.Jは Smithはアクティブロスターには登録されましたがレッドゾーンでの得点力不足を補う為に限定的な使い方をしたのかほとんどプレイして居ませんでした、まだ怪我が良くないのかもしれません。

 Brian Westbrookを徹底的にマークしてきました、同時にPat Williamsを押す事が出来ずに中央のランを封じ込められました。中央を押さえられた上に外に逃げられないように囲みこまれてはランが出ないのも仕方がないです。ただ、Shawn Andrewsが押せないとランが全く出なくなるのは問題です、外に逃げるWestbrookが出れないように外を囲むように相手は今後守ってくるでしょう、Jamaael JacksonとTodd Herremansにはもう少し頑張ってもらわないとランが出ずに負ける最悪のパターンにはまり込んでしまう事になりそうです。
 ランが出ない代わりにDonovan McNabbの動きは軽く、この試合は逃げるタイミングも修正されたように見えましたが、単純に動きが良かった為にそう見えたのかもしれません。サックは2つだけですが、スクランブルに出ようとして捕まったり投げ捨てた事も有りました、ロスヤードを出さない為の練習はしてきたのでしょう。333ヤードパスを出しましたが、取った方が上手いというパスも多かったです、それでもショートパスのルートを変化させてきていますし、この点でも修正してきています。結局は膝の調子が良ければ今でもトップクラスのQBで膝が悪ければ平均以下のQBになってしまうという事です、そして試合毎に良いか悪いかがはっきりしています、試合中にMcNabbとWestbrookどちらをメインで使うのかを選んでいくようなスタイルにしたほうが良さそうです。


 この試合でもTrent Coleは素晴らしい加速でQBを負い続けました、しかしJavon Kearseは最後に試合を決めるサックは奪ったもののランプレイでは無惨に押し潰されパスラッシュは簡単に外に押し出されてしまいました、Juqua Thomasの出番が増えているのは良い事だと思いますし、ネット中継で93ではなく75が見えると安心するようになってしまいました。ただ、いつまでたってもTRA Thomasとアナウンサーに言われ続けるのはなにかのネタなのか、TRAと呼んでくれと頼んでいるのか良く分からなくなってきました・・・。
 ランプレイでBrodlick Bunkleyが頑張っている印象です、1対1に勝っている訳ではないのですがあっさりとパンケーキされる事無く粘り、不安だったこのサイドへのランは出されましたが致命的な結果にはならずに済みました。最終的に100ヤード突破されていますが、平均3,6ヤードですし十分過ぎる結果です。
 Lito Sheppard,Sheldon BrownのCBコンビはこの試合でも好調でした、WRとの1対1では圧倒的な強さを発揮しています。ただ、マーカーをチェンジする必要が有るようなルートを走られたり、ミスマッチを狙われたプレイでは結構簡単にやられる場面も見られました。じれはSとのコンビネーションがまだ熟成されていないのが原因でしょう、Litoも長い間欠場していましたしDawkinsが戻ってくる事には良くなっていると思います。
 
 オンサイドキックをいきなり仕掛けられたりと一昔前のEaglesを見ている様なプレイも有りました、オンサイドを連発していたのはもしかするとReidではなくCheldlessの好みだったのかもしれません。
 内容としては決して良い試合ではないとは思うのですが、とにかく勝って3勝4敗としました。今のチームを蘇らせるのはとにかく勝つことでしょう、怪我人が帰ってくるのを待ちながら勝ちを拾う苦しいシーズンが続きますがもう少しで全員が揃います、その時まで可能性を残している事が重要です。

(無題)

2007-10-29 04:42:19 | イーグルス
 2勝4敗同士の対戦になる@MIN戦、この試合に負ければ本当にプレイオフの可能性が1%未満になってしまう一戦です。

 ハンデは1点MIN有利、アウエイですし戦力的には僅かに有利と言う事のようです。
 USA Today 6-2
 ESPN 5-4
 TSN 5-5
 情けない負けを繰り返した結果、ほぼ五分五分の予想になりました。不利と予想された位の方が勝ってますし、あまり気にしなくていいでしょう。

 オフェンスではBrian Westbrookのランを中心に攻める事ができるかが鍵になるでしょう。Pat WillamsとShawn Andrewsのマッチアップに勝利する事がランを出す絶対条件になるでしょう、インサイドに飛び込むことが出来るからこそのアウトサイドですし、初めからアウトサイドしか無い状態では威力が半減します。同時にサードダウンショートの場面でDonovan McNabbにパスを投げさせたくはありません、インサイドのランで3ヤード程度まで取れるような状態になるかどうかでサードダウンクリアの確率が大きく変わるでしょう。
 L.J Smithの復活はパスオフェンス時のレシーブだけでなくブリッツを防ぐのにも有効になります、リーグベストのDTコンビを持つMINですしNYG戦でさらけ出したインサイドブリッツへの脆さをこの試合でも突いてくるでしょう、L.Jがアンダーニースに入る込む事でインサイドブリッツを防ぐことが出来ればMcNabbに時間を与える事ができます。そしてL.JがSSを引き付ける事が出来ればWestbrookをマーク出来る選手が1人減る事になりますし、ランオフェンスにも良い影響が出るでしょう。
 Reggie Brownがやっと復調してきましたしレシーバー陣は充実しています、あとはMcNabbをどう守るのかになるでしょう。プレッシャーが掛かれば即サックの状態ですし、精神的にも安定した状態を保ってあげる事が出来れば良い成績を残せるはずです。

 ディフェンスではAdrian Petersonをどう止めるのかが最大の焦点になるでしょう。リーグ最強のLTからCまでの3人を擁するOLが走路を切り開いてきます、Trent Cole,Brodrick Bunkleyがここを抑えられるとは思えません、Takeo Spikesが1対1でADを止める事が出来ない場合にはロングゲイン連発される可能性があります。Brian Dawkinsが復帰しない場合にはSean Considineが、復帰した場合でもQuintin Mikellが入る事になるSSはディフェンスの弱点であり続けるでしょう、ここぞと言う時に狙われるでしょうし他の10人がどうフォローするのかも見たいと思います。 

 ここまで書いたところで試合が始まりました。パスディフェンスが崩壊するとは思えませんし、ランをしっかり止める事を最優先すれば大崩れはしないと思います。

みんな顔見知り

2007-10-27 10:03:35 | イーグルス
 Andy Reidの弟子一号との対戦になる@MIN戦ですが、お互い2勝4敗と苦戦が続いています。オフェンスのシステムはほぼ同じなのですが、OLはMINが左が強くうちは右が強い(Jon Runyanが出場しないかもしれませんが)所などタレントと言う面ではかなり違いますし、全く同じ事をするというわけではありません。ディフェンスも元EaglesのDBコーチでCINに引き抜かれ、INDのDBコーチを経てMINに今年移籍したLeslie Frazierが務めています。MINは去年カバー2でした、INDでのコーチ経験が有るのでカバー2もやるし、Jim Johnson門下生でもあります。Reid-Childless,Johnson-Frazlerとオフェンスディフェンス両面で師弟対決になる訳です。Kelly HolcombやArtis Hicksなんかも居ますし、見覚えのある顔が並ぶ事になります。

 練習に復帰しているBrian Dawkinsですが、まだ試合に出ると決定したわけではないと慎重なコメントをしています、ダウトフルと公示されましたし試合当日まで出れるかどうかは分からないという事のようです。首の怪我ですしプレイオフの望みが薄くなった今無理をする必要はありません、Dawkinsが復帰してQuintin MilellがSSで出るようになればSean Considineを見ないで済みますが・・・。
 現役で3番目に長い166試合連続先発出場を続けているRunyanは今週全ての練習を欠席しました。クエスチョナブルと公示されています、普通に考えれば欠場なのでしょうが、チームメイトは出るに決まっていると口を揃えています。良い意味で取れば出場可能な程度の怪我なのでしょうが、なんとなく記録が掛かっているんだから使い物にならない状態でもあいつは出るよと言うような意味に聞こえてしまいます。代役はWinston JusticeをRTで起用する事にしているようですが、Justice本人も出番は来ないだろうとコメントしていますからRunyanが出てくるものと思われます。
 L.J Smithは練習全てに参加しましたし試合に復帰する事になりそうです、スポーツヘルニアの手術を受け、一度は戦列に復帰したものの怪我を悪化させて再手術を受けています。再手術の結果痛みはかなり抑えられているようですし、レッドゾーンの得点力不足を補う働きが期待されます。
 そういえば、Considineも足首を痛めてクエスチョナブルになっています、たぶんあの惨めなラストプレイを怪我をしていたから仕方なかったんだと言い訳したいが為の仮病でしょう。Dawkinsと2人出れない場合リターナーとしても試合に出ていない(何の為に居るのか分からない)J.R ReedがStoして出場する事になります。Reedにリターンをさせないというか、Correll Buckhalterのほうが良いリターナーだとするのならば、今すぐ解雇してキャンプで評判の良かったルーキーMarcus Paschalを53人枠に入れる等の手を打って欲しいです。DawkinsとConsidine2人Sは入れ替える事を考えなければならないのですから、若手のチャンスを与えるべきです。