イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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全員解雇でも追いつかない

2021-02-23 14:00:00 | イーグルス
 スーパーボウル辺りからずっと考えているのですが、45ミリオン前後(キャップ総額が180ミリオンより増えれば少し楽になります)のキャップオーバーをどう処理するのか?本当に本当に難しい処理が必要になります。

 契約関連のサイトは
https://overthecap.com/salary-cap/philadelphia-eagles/

https://www.spotrac.com/nfl/philadelphia-eagles/cap/

この2つが有名で、情報が少し違ったりしますが、今回はOver the capの方がトレードの場合、6月1日制度を使うか?とか変化を調べやすい気がします。


 ゴーストサラリーを考えた時に、解雇してもキャップに空きが出来るどころか、キャップを圧迫する解雇もあります。
 ロスターボーナスなどの補償額が有る場合、解雇はゴースト扱い、トレードはトレード先に契約ごと押し付ける形なのでゴーストにならない。など、契約はルールがめんどくさい部分が有ります。
 
 単純に、解雇したらキャップが開く選手で怪我や年齢、ポジション的に代わりが居る。そう言った選手をまず解雇する事になります。
 すでにDeSean JacksonとAlshon JeffleyのベテランWRを解雇、Marquise Goodwinもトレード加入でゴーストが出ないので解雇確定です。
 Brandon Grahamを6月1日条項で解雇すれば13ミリオン、1巡指名の5年目オプション使用のDerek Barnettはゴーストなしで10ミリオンキャップが開けられます。リーグトップクラスの実力者ですが大ベテラン年齢的に全盛期ですが能力は平均点、両方解雇は無いでしょうが、どちらかを選ぶことになるかもしれません。(Barnettに関しては別の策があります)
 Flecher Coxを6月1日で解雇すれば16ミリオンですけど、それはさすがに有り得ない。Malik Jacksonも2ミリオンしかキャップ作れないなら解雇したくはないですけれど、こういう所でキャップを作るしかないので解雇が有るかもしれません。
 トレードの話が頻繁に上がるZach Ertzはトレードで4.7ミリオン、6月1日で8.7ミリオンキャップを作れます。トレード先が見つかればトレードされるでしょう。
 他に大きくキャップを開けられる選手が見当たりません。と言うのも、サインボーナスに変換する形の契約組み換えを繰り返してきた結果、ベテラン選手のゴーストサラリーが大きくなりすぎています。今回も、そのようなサインボーナス変換を行う事で乗りきるのが戦力を減らさずにキャップを作る手段となります(解雇してもキャップが作れない以上この形でキャップを作るしかない状況です)
 例えれば、5年目オプションのBarnettが10ミリオンのベースサラリーで10ミリオンのキャップヒット、これに2年20ミリオン(ベースサラリー10ミリオン+10ミリオン)の契約延長をしてもらい(受けるかは別問題ですが)3年30ミリオンにして、今年の10ミリオンをサインボーナスに3分割する、そうすれば今年のキャップヒットは3.3ミリオンで済みます(来年と再来年13.3ミリオンキャップヒットです)戦力を落とさずにキャップ作るには有効なのですが、来年以降解雇しなければならない時にゴーストが出ます。

 CoxやGrahamにこれを使うと今の契約にプラスなので35-6歳の契約を今から付け足すようになります。チームも選手も代理人も果たされない契約なのを知った上でゴーストを減らすために協力してくれるのか?ここ数年、この手の契約組み換えをして1-2年で解雇するを繰り返しているのを見てきてますからねえ・・・
 解雇するとゴーストでマイナスになる選手にさらに解雇時のゴーストが増える契約組み換えをしてキャップを作る。タコが足を食べる的な乗り切り方をしなければなりません。

 解雇するだけでは45ミリオン作れません、解約組み換えで作るしかないのですけれど、それは来年以降のキャップに悪影響になります。
 今のEaglesでGMをやりたい人なんて居ないでしょう、そして乗り切る為にさらに無茶をした来年(Carson Wentzの30ミリオンゴーストを処理したので少しは楽になるかもしれませんけど)も誰も引き受けたくないキャップ状態になるはずです。Howie Rosemanにしか処理できないから解雇出来ない。後ろ向きな理由での留任を繰り返すのですかね。

WentzはINDへ

2021-02-19 08:26:00 | イーグルス
 Carson WentzのトレードがINDと合意に達しました、実行は新シーズンが始まる3月19日になります。

 今年の3巡指名権と来年の2巡指名権、来年の2巡指名権は今(2021)シーズン75%のオフェンスプレイにWentzが参加するor70%のオフェンスプレイに参加してINDがプレイオフに進出する事で1巡指名権に変動します。

 サラリーキャップへの影響は34.6ミリオンのキャップヒット予定だったものが、33.8ミリオンのゴーストサラリーと0.8ミリオンのキャップセーブと言う形で処理されます。
 キャップだけで言うなら、何も変わらないので今トレードする事に意味がありませんでした。新型コロナによる収入減でキャップ総額が30ミリオン前後予想よりも少なくなる緊急事態です、これで10ミリオンキャップセーブ出来るとかなら解雇トレードもわかりますが、ゴーストサラリーになるサインボーナスを1年分減らして来年トレードでも(来年の会計の健全性を優先したのは理解しますが)良かったはずです。
 なぜなら、Wentzをトレードした事で、Jalen Hurtsが1番手になり、代わりの2番手が必要になります。Nick Folesが来たら8ミリオンヒットしていた訳で47ミリオン(ルーキー契約プール入れたら実質53-55ミリオン)キャップオーバーしているチームがFoles受け入れるなんて無理ですから。貰った3巡辺りでQB取るのか、1巡6位でQB取るのか、どういう形でもバックアップは新人かJosh McCouwnやDetmar兄弟のようなプレイは期待しないコーチ兼任のようなベテランになるのでしょう。

 2019シーズンプレイオフでのヘルメットでのヒット、膝の怪我、Wentz自身も傷付いていましたが、それ以上にOLの弱体化(シーズン開幕時のデプスチャートでMatt PryorがLTでした)と10ミリオン支払っていたベテランWR(Alshon Jeffery,DeSean Jackson)がほぼプレイ出来ない状況。これで満足にプレイするのが無理!と言う見方も出来たはずです。
 が、周囲の状況と同じくらい、Wentzの判断の悪さも目につきました。プレッシャーが掛かった状況でのプレイはほぼ投げ捨てに近い状態。そして、プレッシャーが掛かっていない状況でのINT数が20シーズンリーグ2番目に多かったそうです。実際、余裕をもってDBに投げ込むのを何度も目にしました(ルートミスも有ったかもしれませんけどね)もともと、怪我を避けるのが下手と言うか、行くべき時に行かず、どーでもいい時に怪我のリスクの高いプレイをする面がありましたが、リスク管理を含めた精神的な欠点が出てしまったシーズンでした。
 コーチを入れ替えて、システムやQBとしての役割を変える事でカバーしていく事は可能だと私は考えていました。少なくとも、キャップがきついのに1ミリオンすらキャップが開かないトレードや解雇をする事の意味は無い、新体制でHurtsと競う形で良いじゃないか。そう考えていたのですけれどね。
 同時に、まだ環境を変えれば!と思わせられる(21シーズンもダメで商品価値がゼロになる可能性もありますから)今の段階でトレードしたから3+2巡で引き取ってもらえた。と考える事も出来るのでしょうけれど、2016-19までのWentzを考えればこの程度で出す選手ではないです。
 CHIは正式にオファーを出していなかった、と言う情報も(真偽不明ですが)出てきました。Howie Rosemanのブラフで勝ち取ったトレード。なんて話になるのかもしれませんが、今トレードに出すような状況を作ったのはRosemanですから、美談でも手柄でもなんでもないです。


 どちらかと言うと、ここから3月18日までの一か月で47ミリオンキャップを作る作業のファーストステップでしかありません。ベテランの契約をサインボーナスに変換する事を繰り返した結果、高額のベテランを解雇しても戦力低下に見合うキャップセーブが出来ない選手がとても多いです。
 普通に解雇していくだけでは多分47ミリオン作れずに、また高額キャップヒット(ゴーストもたくさん)の選手に契約延長してサインボーナス変換をしなければならないでしょう。または、Wentzもそうでしたが期日で支払われるボーナスを相手に押し付ける形のトレード(解雇だとゴーストに計上される形の契約とそうでない契約と両方あります)をこれからも進めていく事になります。

 今年のキャップをクリアしたらRosemanも解雇して完全に新体制に移行する。それがEaglesにとってベストに選択かもしれません。

コーチ陣が埋まりました

2021-02-11 03:10:00 | イーグルス
 HC補佐兼RBコーチにJemal Singletonが就任しました、45歳で空軍士官学校卒業。2000年から10年まで母校でコーチをして、11年から15年まで一流校のRBコーチをしています。16年からIND,OAK,CINのRBコーチを5年間勤め、Kentucky大のRBコーチになっていたようですが今回加入となりました。これはNFLのコーチとして契約切れでカレッジに向かったらEaglesがオファー出した、と言う形ですかね。


 Carson Wentzのトレード話は結局CHIもINDもそこまでの興味はない。と言う感じなのですかね。 
 または、話は有ったけれどリークされた事で破談になったのかもしれませんし、交渉継続中なのかもしれません。
 キャップだけ考えれば今トレードしても、今年使っても2021シーズンは大きな差はないです。今年中にサインボーナスの清算をしてしまうか来年に持ち越すか?と言う事です。
 Wentzの価値としてはキャリアで最悪のパフォーマンスだった今出すのか、21シーズンが終わってから、どちらに価値が有るのかは微妙ですね。QB争いに負けてバックアップ生活をしてしまえば価値は下がりますし、争いに勝って16試合出場になれば価値は上がります(そうなったらトレードの駒にはなりません)3-4試合でも出てそこそこのプレイをすれば価値は上がるでしょう。
 OLボロボロ、ベテランレシーバーは試合に出れない。と周囲の問題であれば良くなるかもしれません。まあ、そういうのを抜きにしても判断が悪いプレイが多かったのですけど。
 オーナーやフロント、コーチとの関係でもうチームには残せない状況かどうか?その部分でDoug Pedersonを解任したはずなのですけれど、改善していないように見えますしなんなのでしょうねえ。

CHIとトレード成立?

2021-02-07 11:39:00 | イーグルス
 Carson Wentz+1巡(情報ないけど今年のじゃないと思う)でNick Foles+αのトレード?

 HC入れ替えてWentzの機嫌取って1巡付けて出て行ってもらう意味・・・

 キャップきついのは分かるし、組み換え組み換えで主力の契約めちゃくちゃだからキャップスペース作れないのもわかるけど、1巡出して出て行ってもらうなら、来年普通に解雇でよかろうよ



 その1分後に情報の修正が入りました


 Carson Wentzを出して、Nick Foles+α+1巡のトレードのようです

 これならまあ分からなくもない

若手3人

2021-02-02 13:18:00 | イーグルス
 WRコーチはAaron Mooreheadが留任することになりました。ルーキー3人組+JJAW+Travis Fulgham+Greg Ward辺りの若手を考えると、JJAW育成失敗、FulghamとWardはPSクラスを使えるようにした、ルーキーズはお手手良くならない。と言った印象です。OC,QBコーチらスタッフにWRコーチ出身者が居ますから手助け可能と判断したのかもしれません。


 CBコーチにJay Valaiを加えました、HOUのCBコーチとして契約して2週後にHC交代から解雇されていました。
 Wisconsin大でSとしてプレイ、2011年に卒業後(多分高校のコーチかなにかやっていたのでしょう)16-17年Georgia大のコーチ見習い、18年はKCのコーチ見習い、19年はRutgers大CBコーチ、20年はTexas大のCBコーチを経て、21年はHOUのCBコーチになるはずでした。キャリアとしては浅いですし、卒業後10年ですから32歳ですかね、若いです。
 コーチキャリアは浅いです。カレッジ時代Big10のセカンドチームに複数年選ばれているようですから選手としては有能だったのでしょう。


 MINのコーチ見習いだったNick RallisをLBコーチにするようです。Minnesota大で2016年までLBとしてプレイ、17年はWake Forest大でコーチ見習い、18年から3年間MINのコーチ見習いをしていました。Mike Zimmerの息子Adam Zimmerの部下としてLBコーチ補佐のような立場だったようです。
 卒業後コーチ歴4年ですべてがコーチ見習いです、若くてキャリアも浅いのが能力としてどうなのか?未知数ですね。


 課題のポジションに若いコーチが加わることになりました、特にWRとLBは(WRの大ベテラン2人が解雇でしょうから)最年長でも3年目の若すぎる編成になります。年齢の近い若いコーチを入れるのが正解なのかは難しい所です。