2011シーズン終了、そしてReid時代の終わりが来るでしょう

　現地観戦のNE戦、20-38で完敗を喫し、7敗目。9勝7敗でプレイオフの可能性は0%じゃないでしょうけれど、事実上2011シーズンが終わりました。

　とにかくWas Walkerをフリーにし続けたこと、Tom Bradyへのプレッシャーの掛け方の下手さ。そして減らないオフサイド・・・Juan Castilloと心中した結果がこれか、と思うと本当に悲しいとどめの刺され方でした。DRC欠場、Nnamidi Asomughaも膝の腱を伸ばしてフルタイム出れなかったこと。そしてBrandon Houghsも怪我をしてしまい、ルーキーCurtis Marshを使った結果、そこを狙われてしまいました。仕方がないのかもしれませんが、質量ともにリーグベストだったはずのCB陣が切崩されてしまったのは一体どうしてしまったのか・・・本当にWalkerにパスが通るたびに悲しくなりました。
途中のAndy Fireコール、これはディフェンス時に自然発生しています。地元紙の看板記者もカスに耐えられないファンの声だろう。と書いていますし、誰が見てもカスの采配がひどいのに手を打てないReidへの不満が充満しているのは日本でもPhiladelphiaでも同じのようです。

　オフェンスではLesean McCoyが封じられ、逆に新旧交代作業中のDBを狙ったディープを多用したのですが。DeSean Jacksonは抜くのに一生懸命過ぎるのか、手の内に入っているパスｗｐ何度も何度も何度も何度も落しました。2つくらい取っていれば流れが変わったかもしれません、特にTDパスは落しちゃいけないパスでした。OLはそれなりに支えていたのですけれど、反則とドロップが足を引っ張りました。あと、Riley Cooperはサイズが有るのにコーナーへの山なりの落下点に入る技術がないのが本当に歯がゆいです。McCoyのランを出すためにもっとハンドオフフェイクからのTE7ヤードでLBの足を止めてあげたりする工夫が欲しいです。もっとうまく戦力を使えると思うのですよ。そういう意味ではMarty Mornhinwegも限界かもしれません。


　木曜日の@SEA戦、VickとYoungのどちらをスターターで使うか、勝つ為にこれから考える。と悠長なことをReidは言いましたが、本当に何を考えているのか？今Vickを使うというのがYoungへの不満の表れと取られるのが嫌なのかもしれませんが、あと3日しかないで練習ができない（新労使協定で試合の次の日と試合前の日は練習できないので、事実上火曜日にパッド無し」の形式練習しか出来ません）この状況でだれを使うか決められないのは優しさではないと思うのですけれどねえ・・・

　
　本当に悲しい試合を見せられました、シーズンは終わりましたが、せめてSEAではいい試合を見て帰国したいと思います。


ここで、ノートPCを貸してくれているVinceさんが先に帰国します、日本語が使えるPCを探すのが困難なので、次の更新は帰国後になるでしょう。

NIN忍JA

　現地23:30、Philadelphiに移動し、ホテルでバナー作りをしています。Michael Vick.Jeremy Maclin.Nnanidi Asomughaが欠場と言う事で、誰を応援するか悩んでいます。Vickを応援するバナーを作れば試合中暇なVickがサインくれるんじゃないかとか、ルーキーK.Pコンビのバナーを作れば寄ってくるだろう・・・とかサイン欲しさのネタバナーとか考えてます。
　
　天気も何とかなりそうですし、良い試合を期待します。Fly Eagles Flyと何回も何回も歌うつもりですし、オフェンスが爆発して勝つことを信じて準備をします。

戦力では負けていません

　出発前に更新しようと結構長文を書いたのですが、前日からのメンテナンスが終わらずに更新できないまま出発することになってしまいました。
　今回の旅行ではVinceさんがノートPCを持ってきてくれたのでNE戦終了まではアップ可能です。

　さて、Michael VickとNnamidi Asomughaが欠場濃厚でJeremy Maclinも金曜の練習を休んだようです。その代りにDeSean JacksonとDRCが練習に出ています。個人的にはVince Youngで充分にVickの代わりは出来ると考えますし、WRとCBも層の厚い所なので、Jason AvantやSteve Smith、Joselio Hansonが埋めてくれるでしょう。


　NEのオフェンスはまずWes Walkerをどうするか？なのですが、ここはDRCとJoselioでは荷が重いでしょうね。今年はブリッツを入れない4面ラッシュ中心なので、OLBと2人でうまく5－10ヤードへのパスを防いでほしいものです。また、Tom Bradyに対してはステップアップしたところを襲いかかるディレイ気味のブリッツも入れたい所です」。まあ、ディレイで入れた穴を突かれてしまうかもしれませんが・・・
　ランも警戒が必要ですが、良いディフェンスをしている時のDLを狭めにセットするシステムを採用できれば大丈夫だと思います（そこでBradyを怖がってランを出されちゃうのがカス」なのですけれど

　ディフェンスではDBｎ弱体化を狙いたいものです。新旧交代を推し進めているさなかですし、十分に攻略できるものと考えています。Youngのショートからミドルの捌きは悪くないですし、DeSeanの一発と組み合わせる事が出来ると考えます。LeSean McCoyはJored Mayoに消されてしまうかもしれませんが、先週のように一発を出す危険を相手に与え続ける事は可能だと思います。

　楽には勝てないでしょうけれど、勝てない相手では有りません。コーチの采配が勝敗を左右するのに大きな割合を持つのでしょう。


　
　NYには無事に付き今日はブルックリンブリッジを歩いて渡ってからのブルックリン探索となりました。おしゃれショップがたくさんある地区でお土産を買ったり。チョコを食べたりし、去年も食べたウオルフガングステーキハウスでステーキを食べ、ミュージカル　ビリーエリオットを見て初日の活動は終わりです。明日はNYG/Jの本拠地見学の後PHIに移動します。　

貧打戦に勝ちました

　レギュラーシーズン11週の@NYG戦、17－10で競り勝ち4勝6敗としました。
　Michael Vick.Jeremy Maclin.DRCを欠いての試合となりましたが、Vince Young.Riley Cooper.Stave Smith.Joselio Hansonと代役が仕事をして穴を埋めてくれました。

　オフェンスではYoungの冷静さが光りました。OLの奮闘でプレッシャーがほとんど掛からなかった事も大きかったのですが、プレイが崩れてもダウンフィールドを見続ける事が出来、スクランブルに出るタイミングと判断も悪くありません。スピードではVickに遠く及ばないのですが、ちょっと前のDonovan McNabb程度のプレイは出来る所を見せています。ショートパスでは手首の強さを感じるタッチの良さを見せてくれています、逆にディープになると投げ方の問題なのか失速するようなパスになるのは気がかりで、INTも呼吸が合わない部分が見られました。
　DeSean Jacksonのリターンにダイビングキャッチ、NYGのDCにボールを投げた（ぶつけたというより渡しただけですけど）反則を取られて取り消しになったディープとスピードが健在である事をアピールしてくれました。これだからこの馬鹿は嫌いになれないのですよね・・・

　NYGがYoungよりもLeSean McCoyを止める事を重視したのは明らかで、スクリメージ直前での方向転換時に止めるべく工夫をしてきました。最後の最後でBrian WestbrookとJon Runyanの1ヤード前ニーダウンを思わせるような劇走を見せてくれましたが、そこまではこうすれば止まると言う見本を見せられてしまいました。

　エンドゾーン内のINTを貰った時には、また逆転負けかと思ったのですが、追いつかれてからの決勝点は6度のサードダウンをクリアしてのドライブとなりました。言い換えるとサードダウンを何度も作ってしまったのですけれど、それをクリアしてのTDはこれまでチームになかった粘りを見せてくれています。VickとYoungの特性の違いかもしれません（個人的にはYoungの方が上だと考えています）

　Cooperはイージーなミスや経験不足を露呈していますが、決勝点のTDを取りましたし、SmithもTDキャッチを決めてくれました。Young.DeSeanを含めて怪我人の穴埋めが出来たのは層の厚さを感じます。
　また、本来DEのMathis Kiwanukaを翻弄したBrent CelekもMaclinの担っていた15ヤードの受け手として良い仕事をしてくれました。

　Vickのような凄さはないものの、WCOやるならYoungの方が適正が高いと感じました。まあ、1シーズン使えるかと言う点でYoungには精神的な問題が残りますけれど・・・・・


　ディフェンスは去年までのSean McDermottが指揮を執っているような印象に代わっています。と、言うのもワイドナインをサードダウンや反則などでパス限定の状況でしか使わず、DLをOLの突破よりもOLコントロールに重点を置く形にしています。
　結果として、QBへのプレッシャーは減り、サックを奪う場面もほとんど見られませんでした。しかし、CBのタレントでWRを封じ込める事に成功した為にプレッシャー不足は深刻なものにならず（DBには負担が掛かっていましたが）ランストップの向上の利点が出る試合になっています。
　常にQBに襲い掛かる代わりにRBがリードブロックをつけてLBを踏み潰すギャンブルシステムから、大金をつぎ込んだDLの能力を無駄にする代わりに時としてその能力の高さでビックプレイを生む保守的なシステムに変えたのが良いのか悪いのか、最後Jason Babinのサックからファンブルリカバーで勝負が決まりましたし、結果としてはランをしっかり止めてパスは大怪我をしないで済んだと言う事になりました。
　DRCの代役Hansonも久しぶりにCBブリッツを見せましたし、カバーでもDRCが苦手にしていた横に流れるWRをしっかり追いかけています。また、Brian RolleとAkeem Jordanも良い仕事をしていますし、少しずつですが2011年の形が見えてきた（もう手遅れですけれど）ような気がします。


　ディフェンスは良くなったかと思うとまた崩れてしまうので楽観は出来ませんし、オフェンスも次がVickかYoungかまだ分からないようです。誰が出たとしても、良い試合をして勝ってくれる事を期待します。
　NE戦は40ヤードラインの最前列、SEA戦はゴールポスト中央のレッドゾーン最前列での観戦になります。SEA戦のFG時には変なのが2人写ることになるでしょう・・・・・・

勝って現地観戦に行きたい

　すでにプレイオフの可能性がなくなりつつある@NYG戦、地区優勝を狙うしかないと考えるならばこの試合は非常に重要なものになります。
　しかし、Michael VickとJeremy Maclinはクエスチョナブルから欠場決定、アウトのKing DunlapにDRCと主力を欠いての試合になります。NYG側は前回の試合よりもけが人が戻ってきていますし苦しい試合になるでしょう。

　
　Vince Youngがスターターとして登場します。メンタルの弱さと言う点を除けばVickよりもよほど良いQBになる可能性が有ると私は考えているのですが、システムやレシーバーとの習熟と言う点の問題がどれだけ出るのかが課題です。実際、最近のVickはサイドラインで下むいてますしリーダーシップと言う点でも大きな変化はなさそうですけれど・・・
　同時に、契約延長問題を抱えているにもかかわらず、プレイに生彩を欠くDeSean JacksonもMaclin不在でこの試合はアピールのチャンスとなります。WRトップクラスの給料をしはらうに値するのか、私ははっきりとNOなのですが、そろそろスーパープレイを見せなければ本当に契約延長なしでチームを去ることになるかもしれません（単年契約のベテラン放出の年で補填ドラフト権を狙うオフになるでしょうから）
　そして、もう一人NYGから来たSteve SmithもMaclinに代わりスターター起用のチャンスが来ました。ひざの状態は悪くないと考えますしYoungとセカンドチームで練習している事を考えればこの試合活躍する可能性は十分に有るでしょう。

　
　ディフェンスはカスの脳みそがまともな日なのかそうじゃないのか、これだけなので論じるところはありません。


　勝って4勝6敗、次とその次は現地観戦するから勝ってもらうとして・・・・・あれ？気がつけば6勝6敗じゃないですか・・・なんていう甘すぎる見通しを持って現地に行くためにも必勝の試合となります。
　
　良い試合なんかしなくていいから、絶対に勝ちなさい。