イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ディフェンスはワースト10

2013-11-23 10:30:00 | イーグルス
 ディフェンスのスタッツを見ましょう。1試合当たりの喪失ヤードは417ヤードで31位下にはDALが居るだけです。ディフェンスのプレイ回数が1試合74回と1位なのも影響しています。プレイ回数が多いのはドライブを切れずにだらだらと進まれているのが一因だと思います。

 サードダウンでの攻防になると、41%でリーグ8位。こんなもんでしょうかね。3rd&5ヤード以上をクリアされた割合なんて数字が有ったらワースト5に入ると思いますけれどね・・・
 これはロングシチュエーションでも思い切ったパスラッシュをしないでスクランブルとスクリーンを警戒する押し込み型に終始するのが一因、7-10ヤードのパスをカバーする時のSの位置が悪いのも原因でしょう(こっちはNate Allenの好調で改善されてきた気がします)

 サックは24回でリーグ21位、INTは13回でリーグ8位。サックが少ないのはパスラッシュ不全の結果ですし、INTが多いのはミスの多いQBが揃う地区(Michael Vickもですけれど)なのも影響していますかね。
 オフェンスの時にサック数を数えなかったのは、Vickの場合はOLが良い悪いあまり関係ないですからねえ。スクランブル未遂のロスタックルがサックで数えられるので、OLが抜かれるサック、カバレッジサックとVickの判断が悪いだけ。数値的にOLの実力以上にサック数が多くなる事になりますから。
 今後Nick Folesに代わればOLが抜かれた回数の指標としてのサック数になっていくはずです。

 1試合あたり25.1失点で23位、1プレイ当たりのヤード数では5.6ヤードで21位。ここら辺の数字がディフェンス力を現していると言う事ですかね。
 オフェンスは5位、ディフェンスは21位。これくらいのチームだと考えると自分の中では納得出来ます。トップ5のオフェンスとワースト10のディフェンス。もう少しディフェンスが良くなってくれば、プレイオフに残れた時に面白くなりますし、ディフェンスに関しては改善の余地が有りますから望みが全く無い訳ではありません。Billy Davisが何かを変えてくれる事に期待します。

リーグトップ5圏内

2013-11-21 04:35:00 | イーグルス
 バイウイークで一休み中、と言う事で数字を見てみましょう。

 チームオフェンスから、1試合当たりの獲得ヤードはDENが455ヤードで独走中、Eaglesは412ヤードで5位(2-6位までが410ヤード台で、7位以下は400ヤード以下)プレイ回数が多くなるChip Kellyのシステムを考えれば全体に数字は水増しされる事になります。
 そのプレイ回数、Eaglesは1試合66回のオフェンスプレイ、リーグだと12位の数字でした。一時期オフェンス無得点の試合が有ったりした低迷期にボールコントロールに失敗した事が原因でしょうね。普通にオフェンスが進んでいればリーグの平均よりもかなり早いテンポでオフェンスを続けています。(ここ2試合の第4Q時間稼ぎも影響しているのでしょう)
 
 1プレイ当たりの獲得ヤードではリーグ3位、この数字がオフェンス力を数字で見た際に正確に現れてくる数値でしょう。上に居るのはGBとDENだけです、DENと良い勝負の数字(DENとGBが6.4ヤードでEaglesは6.3ヤード、6ヤードを超えているのは6チーム)と考えれば、今年のオフェンスが数字を稼いでいるのは明らかですし、QBを怪我で欠いた混乱が無ければDEN以上の数字かもしれません(Aaron Rogersを欠いて失速中のGBが今でも1位ですから、3週前はどんな数字だったのやら・・・)

 次にオフェンス数値でチーム力が出そうなのは3rdダウンでのファーストダウン更新率、今年は3rdダウン3ヤードくらいまでならLeSean McCoyに持たせるだけでオートマチックの印象があるのですけれど、3rdダウン更新率は39%でリーグ13位と平凡な数値です。
 3rdロングが出来た時の更新率が低いのでしょう、相手チームは3rd7くらいを更新してくるのに、こっちはロング残ったら終了と言う試合が結構有るイメージを持っています。

 サードダウンでの更新率が悪かったのですけれど、それ以外の数値はリーグトップクラス。
 Michael Vickが予想以上にChipシステムにマッチした事、DAL,NYG戦のオフェンス低迷期、Foles再登板後の躍進と浮き沈みは有りましたけれど、OL陣の安定に年齢的にも全盛期を迎えているスキルポジション群をVickとFolesの個性が全く違うQB2人が上手く使って(Chipに使われて)居ると言う事だと考えます。
 リーグトップ5に入るオフェンス陣を持っている、と言う結論でスタッツからの分析を締めくくりましょう。

ホームでも勝てました

2013-11-18 17:31:00 | イーグルス
 ホーム連敗中で迎えたWAS戦、最後追い上げられましたが24-16で勝利、6勝5敗の地区首位でバイウイークとなりました。

 とにかく、Nick Folesの本格化が見て取れます。ちょっと大事故と紙一重の軽いプレイと素晴らしいナイスプレイのぎりぎりを行っている気がして嫌だった場面も有りましたが、事故寸前のちょうど良い所でファンブルしたり良い薬を貰って締め直すなど運良く育成しているように見えます。
 ショートの落とし所もリードボール主体、ミドル・ディープも悪くない所を狙っています。特に、ディープでSのカバーミスが多いのはカバーミスすると見て取ってから投げているのかもしれません。偶然にしてはちょっと幸運過ぎます。
 そしてRG以上のラン9回47ヤード1TDと鈍足をカバーするプレイコールと出る判断の良さ(ここがそのうち後ろからサック貰ってファンブルのような事故起こしそうで怖いのですけれど)まだまだ甘いと言うか軽いプレイも有りますけれど、これまでの小僧臭さが消えてきているように思えます。

 途中ハムを怪我したLeSean McCoyをいつまで使うのか?Bryce Brwonをもう少し旨く使って欲しいと思うくらいにMcCoyを使い続けました。まあ、後半開始と共に怪我する前以上に元気に動いていたので怪我は軽いのでしょうけれどね。
 判断は早くても鈍足Folesにとって、OLの充実は本当に助けになっています。Folesが登板した去年の後半戦と比べると、Evan Mathis以外全員入れ替えの今年のOLが良い感じに熟成してきました。Lane Johnsonは上手いコンビブロックでサック献上の場面も有りましたけれど、序盤戦と比べれば成熟を感じます。

 最初のTDプレイでセットした時点でMcCoyへのハンドオフを予想できるプレイから、プレイアクション>QBドローとディフェンスからしたら守るべき点が多過ぎて手が付けられない状況を作り増した。その後はMcCoyのランで2TDと先にMcCoyを見せるか、後から見せるかの駆け引きも上手く回りました。


 ディフェンスですが、Trent Coleが本当に久しぶりの2サックを決めるなど、相変わらず押し込み型パスラッシュなのですが、結果を出しつつあります。Conner BarwinのサックからのINTっぽいファンブルカバーなどOLBが4サックは今年最高の数字です。
 気になるのはRoc Carmichaelが狙われると未熟さを見せる点ですね。マークについてるのにやられたTDパスなど、ちょっとありえない形のミスを連発しました。Bradley Fletcherの復帰を待つ事になりますが、研究されたらCarmichaelでは防ぎきれないのは明らかです。

 
 疲労や怪我が見えるところでのバイウイーク、6勝5敗で迎えたのは予想以上の成績です。正直言えば、新任HCですしもう少し早いタイミングで建て直しの為のバイウイークが欲しかったのですけれど、5-7週くらいの低迷期を乗り切ることに成功しましたし、休憩をこのタイミングで入れられるのは素晴らしい事になりました。
 7勝9敗の予想だったのですが、9-10勝での地区優勝も見えてきましたし、ホームアレルギーも払拭しました。もう少しディフェンスが良くなればプレイオフでも面白い事になるかもしれません。

アウエイなら勝てる

2013-11-12 04:50:00 | イーグルス
 @GB戦は27-13で勝って5勝5敗の5割に戻しました。ホーム全敗アウエイ全勝と言うのも珍しい記録です。

 Nick Folesはパスの回数(と言うかオフェンスのプレイ数自体が多分今シーズン最小でした)は少ないものの3TDパス+いざと言う時のデザインドローやスクランブルを見せました。Chip KellyはまだMichael Vickが復帰したら・・・と言っていますけれど、安定感を考えればFolesをエース固定するべきでしょう。
 最初のDeSean JacksonへのTDパスはディープがやや短くINT寸前でした。ディープがどこに落ちるか投げてみなければ分からなかった去年に比べれば格段の進歩ですけれど、まだディープのコントロールは甘いです。Riley Cooperへの2TDに関しては良いところに落としています。

 LeSean McCoyが久しぶりに爆発しました。左右への振り回しも効いていましたし、リードオプション独特のミスマッチを作るシステムが機能しています。先週7TDを決めた事と最近の低迷でパスディフェンス対策をしてきたのかもしれません。
 特筆すべきなのは弟4Qでの時間の潰し方です。クイックテンポで一回セットしてから時間を潰してランプレイ。ディフェンスからすれば対策を指示する時間を取らせない新戦法を使いました(コーチからの無線指示が出来なくなりますし、セットしてしまえば選手同士の意思疎通も難しくなります)そこで見え見えのランプレイでゲインし続けたMcCoyとBryce Brownのコンビで9分時間潰したのは素晴らしい事です。

 Jason Petersが足首の怪我でサイドラインに退きましたが、プレシーズンから良いプレイを見せていたAllen Barbreが十分に穴を埋めました。Petersがいつ復帰するのかは不明ですけれど、プレシーズン欠場していたDennis Kellyも復帰していますし致命的な事にはならないはずです。


 ディフェンスには大きな怪我が出ています、Mychal KendricksとRael WolffがACL、即IRなのかは今後の検査を待つようですが厳しい事になるでしょう。
 ただ、Najee Goodeが破綻なくプレイしていました。2番目のILBにTEカバーさせる3-4だと重要なのですけれど、今のシステムだと結構誰がやってもどーにかなるポジションですし(Kendricks使うの勿体無いくらいでした)狙われない程度に頑張ってくれれば大丈夫かもしれません。
 Patrick Chungが復帰した試合ですし、Wolffの穴はそのまま埋める事になります。問題はバックアップが居なくなる事、Kurt Colemanが今のシステムでプレイしている記憶が無いです・・・
 
 Brandly Fletcherが欠場しましたが、予想に反してBrandon BoykinではなくRoc Carmichaelがフル出場しました。途中左右をCary Williamsと入れ替わるなど柔軟に使い分けていましたし、ここも破綻する事無く(GBにもレシーバー陣の怪我が有り、お互いに誰?と言うマッチアップでした)1試合こなしました。Carmichaelも5-10登録とサイズが大きな差がある訳ではないです、殊勲のエンドゾーンINTもありましたけれど、個人的にBoykinのパスカバーは信頼していないのでニッケル固定は正解だと思いますが、実績皆無(たまに出てはやられているイメージしかなかった)Carmichaelを使ったのは良い度胸していると思います。次またCarmichael使ったら分析されて狙われるでしょう、そこで良いプレイが出来たら素晴らしい拾い物になるのですけれど、ちょっと難しいと考えています。


 QBは3番手、レシーバーもWRとTEのスターター不在、OLも怪我人続発とGBのオフェンス陣がセカンドチームに近いのにも助けられました。また、エンドゾーンでのINTやTD未遂のパス2つと本来この点数で抑える実力は無いのですけれど、結果13失点は評価するべきでしょうね。

 
 Alex HeneryのFGミスとColt Andersonのパント処理ミス。勝ったから良いですけれど、STの基本的なところのミスが気になります。Coltはあそこでボール触って何をする気だったんだろう・・・

CBぐるぐる

2013-11-09 08:47:00 | イーグルス
 7TDのNFL歴代タイ記録のNick FolesがPlayer of the Weekを受賞しました。これは当然ですね。Chip KellyはMichael Vickの怪我が治ったらどっち使うか分からない、と言っていますけれど、Vickはダウトフルの公示ですからGB戦もFolesが出る事になります。ここで良いプレイが出来たらVickへの優遇措置が無くなるかもしれません。


 あの男が帰ってきました、2011年3巡指名のCurtis Marshです。高校ではRBとCBでプレイ、カレッジ1-2年目はRB、3-4年でCBをプレイして6-1のサイズと40ヤード4.42のスピードを持つ素材として指名されました。CB経験が少ない事で育成に少し時間は掛かる見込みでしたがフットワークやハンドテクニック、ゾーンへの対応と成長が見られずに3年目の今年ついにカットされCINと契約、もう戻ってこないと思っていたのですが、CINでもカットされて先日53人枠として再契約しています。
 去年は15試合に出場していますし今年CINでは2試合に出場しています。PSには置けないけれど53人枠に入れるのも微妙、しかし素材としては魅力が有る(からCINが取ったのでしょう)Marshですが、Bradley Fletcherがクエスチョナブルの為にいきなり出番が来るかもしれません。Fletcher欠場の場合はBrandon Boykinがスターター、MarshとRoc Carmichaelがニッケル・ダイムを受け持ちます(Patrick Chungが復帰するので、ニッケル時にはEarl WolffとChungがSでNate AllenをCBで使うかもしれません、シーズンでも何度かAllenがスロットレシーバーの相手をしています)3人とも使いたくないですね・・・まあTrent ColeがWRの対面に居るよりはマシですけれど。