イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Petersが元に戻れば大丈夫だと思います

2009-06-30 06:03:00 | イーグルス
 53人枠を考えた時に最も予想が難しいのはOLでしょう、TRA.Jon RunyanがFAで離脱しJason PetersとStacy Andrewsが加入しました。スターターの5人は左からPeters.Todd Herremans.Jamaal Jackson.Stacy.Shawnの5人でほぼ確定だと思います。ただ、ShawnとStacyのAndrews兄弟はG/Tを入れ替わる可能性はまだ残りますし長期契約を勝ち取っているJacksonもNick Coleの成長でポジションを奪われるかもしれません。
 プレビュー誌を読んでいるとPetersがリーグトップクラスのLTと評価する意見が多いです。本当に素晴らしかった2007シーズンとホールドアウトの結果コンディション不良で平凡な動きに終始した2008シーズンと差が有ります。まだ27歳ですしちゃんと体を作ってシーズンに臨めばプロボウラーの実力を発揮すると期待したいのですが、元TEに340ポンドまでバルクアップさせた事で無理が出て怪我が増えるのではないかと言う心配も有り、6-4と背も高くなく腕の長さもLTとしては平均的とTE出身のフットワークが衰えた時には一気に下り坂を迎える可能性も有る危険な長期契約だと危惧もしています。腕の長さでNFLトップクラスのTRAは動けなくなってもホールディングを隠す技術と腕の長さだけでQBの背後を守ってきましたがそう言う選手では無いと言う事です。

 Herremansは専門家の中でも評価が2分する傾向に有ります。若手のMax Jean-GillesやColeにポジションを奪われると予想する声とチームのOLで最も堅実で全てのプレイで平均以上の力を持っているアンダーレイトされた選手とする声も複数目にしています。個人的には堅実なパスプロテクトとパワー不足のランブロック、平均的なLGだと査定しているのですが、パスを投げ続けるチームなのを考えればパスプロテクトで最も重要なパーツであるLGにHerremansが居る事は非常に重要だと思います。
 (4-3のDE2人がパスラッシュが良いのは当たり前ですし、それを迎え撃つOTにパスプロテクト能力が有るのも当たり前なのですが、今パスラッシュでキーになるのはUTとしてパスラッシュを重視して適用されるDTだと考えています。3-4の場合でもOLB2枚が外から来るのは当たり前でLGの正面に立つREにパスラッシュとランストップが出来る超人を置く事が多いですからLGは重要だと思います)
 そう言う意味ではGillesやColeよりも堅実さのHerremansをLGに置き続ける事になると予想します。元々LTでルーキーシーズンにはプロボウル級のDE相手に4試合で2サックに押さえていますし、DLの軽量化と3-4の増加はHerremansにとっては良い傾向なのでしょう。手術を受けた左ひざも順調に回復しているようでトレーニングキャンプには最初から参加出来るようです、別メニューで始めるようだと調整遅れになるかもしれません。

 3年前から次世代のプロボウルCと押され続けていたのですが、去年の平凡なプレイでそう言う声は聞けなくなりました。OTからOG.Cとコンバートされ続けた選手なのでブロックには問題が無くCとしてのエクスチェンジ、ロングスナップやアサイメントのコールと言ったC独特の技術に問題が有ると言われてきましたが、その点ではかなり改善されてきました。その代わりに重量オーバーでフットワークが衰えランブロックで足が出なくなりブリッツに付いていけない場面が目立つようになりました。まだ30前ですし鍛え直せばやれるとは思っていますが、このまま衰えるようだとスターターを奪われるかもしれません。

 兄Stacyは6-7のサイズを持ちますし、本来ならばRTを守って欲しいのですが右膝のACL手術からの復帰になりますしRGで様子を見るようです。CINではOLのバックアップとしてコンバートを繰り返したまたま怪我人の代役でRTに入ったら良かったという感じのキャリアです。2007シーズンはプロボウル級でしたが、2008シーズンはサックを奪われる事も多く平凡な動きしか出来ていなかったようです。そう言う意味でACLが完治したとしてもプロボウル級のOLなのかどうかは結構微妙な選手のような気がします。CINが長年不動のRTだったWillie AndersonをカットしてまでStacyにRTを与えた所を見ると期待されていたのでしょう、そう見れば怪我さえ治れば6年40ミリオンが高くないと思える仕事をしてくれると思えるのですが。

 そしてランオフェンスのキーマンShawn Andrewsが高校時代に痛めた背中の手術から復帰してカレッジ時代のRTにコンバートされます。才能には全く問題が有りません、公称340ポンド(んなわけない・・・)の体でNTだろうが誰であろうが押し込んでしまうパワーとスクリーンパスで先頭を切って走るフットワークを両立する化け物です。問題は自殺未遂事件を起こした精神面に有ります、去年の背中の手術も手術は必要無いと診断した医者を受け入れずに4人も主治医を変えて怪我をしてから一ヶ月後にやっと手術をしています。その復帰も2ヶ月程度を見られていましたが結局3ヵ月後になっても練習に参加しないままシーズンを終えました、高校時代からの古傷で再発が怖くてトレーニングが出来なかったようです。また、2年目に負った右足首の怪我ではトレーナーや主治医が問題無いと診断しているにもかかわらず再起不能であると思い込み練習参加を拒否する等怪我に対する恐怖心は少し異常です。また、カレッジで400ポンドでプレイしていたと言われ、ルーキー時は370ポンドくらい有ったようですが同級生が太りすぎで心筋梗塞によって死ぬと自分もそうなるのではないかと思い込んでダイエットをした、当時は鬱病の事を知らなかったので普通に読んでいましたが今考えるとダイエットではなく拒食症のような状態ではなかったのかと心配になります。
 Big Babyのニックネーム通りの未熟な精神面をどう安定させるのか、そして怪我の原因になる体重コントロールをどうやって行うのか、そう言う意味で兄Stacyを獲得し、カレッジ時代の同僚Petersと子守を2人雇いました、この事で精神的に安定してくれればRTになっても爆発的なパワーを発揮してくれるでしょう。

 手術した選手が3人、コンディション調整に失敗して去年不調だった選手が2人とスターター候補の5人は全員体調面での不安が有ります。6番手候補のGillesも手術を受けていますし、万全と言えるのは7番目のOL Coleだけです。トラブル無く過ごせばチーム史上最強のOLになるでしょうが、そう上手く行かないでしょう。


怪我が無ければ良いのでしょうけれど

2009-06-28 10:15:00 | イーグルス
 PFWのプレビュー誌、チーム分析の前にほんの少しだけポジション毎のランキングが載っています。毎年ほとんど変化が無く、若手のうちに1回載れば載り続けるのですが良い選手でも若手のうちに載り損なうと活躍しても載せてもらえない、と言うプロボウルのファン投票みたいなランキングになっています。
 Brodrick Bunkleyは2年目からランキングに載っているのですが、Mike Pattersonは1回も載った事が有りませんでした。が、今年Pattersonoの名前が有りました。変化の少ないなかで載せてもらえたのですから、去年のプレイが余程良く見えたのでしょう。

 そのPattersonにBunkleyの2人がスターター、2年目のTrevor Lawsが3番手で磐石のDT陣ですが、必要と見ていた4番手をドラフト指名せず。元TENでFA加入したAmon Gordonは怪我で戦線離脱し、FBから再々々々コンバートのDan KleckoとJamaal Jacksonの弟Jervonte Jacksonの2人でDT4番手を争う事になりました。Kleckoは去年DTに戻された時にパスラッシュで良い出足を見せていますし一歩リードしています。
 ただ、パスラッシュDTが必要なのかが問題になります。これまでのパスラッシュが必要な時にはDarren HowardをDTに回して使ってきましたし、今年はVictor AbiamiriもDTで使うように練習を進めています。サードダウンではTrento Cole,Chirs Clemonsの4人DE体制からのパスラッシュを見せるとSean McDetmottはミニキャンプでコメントしています。
 さらに、Jaqua Parkerが居て2年目のBryan SmithがDEに居ますからDE6DT3がロスター入り確定の状況です。ロスター枠はDLで9か10、アクティブになるのは8とすれば、今の9人でDL陣完成の可能性も有るでしょう。バランスを考えればKleckoを入れてDE6 DT4の10人編成だと思うのですが、すでに基礎ベース129ミリオンのサラリーキャップを超過しているとすれば、へそくり作り要員のKleckoは今年4ミリオンでキャップが計上されています、今後のルーキーとの契約やBrian Westbrookの回復が思わしくなくRBの補充が必要な時にはKleckoがカットされる理由になりそうです。

 去年同様のPatterson,Bunkley,Lawsの3人を基本にHowardとAbiamiriがパスラッシュ時に入ってくるローテーションになると予想します。Kleckoを1回カットしてからまともな金額で再契約するのがベターだとは思うのですけれどね。

ブロック無視でいいのか

2009-06-26 08:50:00 | イーグルス
 必要以上に充実するWR陣とは反対に不安だらけなのがTEです。FA戦線で買い手が付かず彷徨っていたL.J Smithを呼び戻さなかったのですからBrent Celekに大きな期待をしているのは明らかです。Celekスターターで問題が有ると感じていればドラフト3巡を2度トレードダウンする事無くTE指名しているはずですし、この事からもCelekを信頼しているのでしょう。
 ただ、Celekはオフに肩の手術をしていますし、ブロックではランパス共にお話になりません。スターターで使うとなると目の前にDEを置かれてパスラッシュで抜かれまくった晩年のChad Lewisのように狙われる危険が増す事になります。肩の手術で改善されると考えているのか、OL強化(スピードアップ)でTEのブロックを必要としないシステムを考えているのか、Celekのブロックの大きなマイナスを打ち消すだけの何かを考えていなければ致命的な欠陥になりかねません。レシーブと言う点ではL.JからCelekに変わる事でマイナスは無いと思いますし、ミドルでゾーンの隙間に入るセンスはChadやL.J以上の物を持っています。

 左膝の手術を受けていなければ5巡まで落ちる事は無かったであろうCornelius Ingramですが、OTAで膝を痛めて練習を休んだりしていますし万全とは言えないのでしょう。ダミー相手のブロック練習では力強さをアピールしているようですが、実際にDE/OLBと1対1で通用するのかは別の話です。
 ドラフト時にCelekとMatt Schobelにドラフト前日に契約したEugene BrightしかTEが居なかったのですからドラフトで指名する事は確定済みだったと思うのですが、ドラフト当日の動きを見ているとTEが欲しくて仕方が無いようには到底見えません。1,2巡どちらかでRBを取る事は確定していたのでしょうからTEを取るつもりだったのならば1巡でBrandon Pettigrewを取る事も出来ました、また3巡80位で残っていたTEから好きに選ぶ事だって出来たはずです。可能性としては2巡の最後にDENが指名したブロック型TE Richard Quinnを3巡で取る予定だったのを先に取られた(予想よりもかなり早い指名でした)結果、指名候補のTEが居なくなったのかもしれません。
 
 期待外れと言われ続けているのに、なぜかカットされずにチームに居続けるSchobelですが、今年もアクティブにならない3番手の位置をキープする事になりそうです。経験とシステム理解で怪我等の緊急事態でも対処出来ると言う点が評価されているのでしょう。
 
 カレッジではDEで高校時代にTE経験が有るBrightにはチームに長い事居ないブロック型TEとして期待しています。まあ、ドラフトされず、ルーキーFAとしてもどことも契約できず、DEではなくTEとしてドラフト前日呼ばれる程度の選手なので大きな期待をしてはいけないのは分かっているのですが、TEと言うポジションはこう言う所から掘り出し物が出やすいポジションですしSchobelよりは面白味が有ると思うのですけれど、Celek,Ingramが怪我持ちですしベテランが3番手をキープする事になるのでしょうね。Celek,Ingramのブロック力向上がキャンプでの課題になります。

Maclin良い子みたいですが地味です

2009-06-25 06:23:00 | イーグルス
 PFWのプレビュー誌を買って来ました。Eaglesの2009シーズン予想は10勝6敗、こんな物だと思います。シーズン終盤からプレイオフでDAL.NYGに勝った事と積極補強で妙に評価されていますが、元々9勝6敗1引き分けでぎりぎりプレイオフに滑り込んだチームなのですから10勝か11勝と予想するのが普通でしょう。
 地区優勝は12勝でNYG予想ですが、去年12勝していてさらにディフェンスをFAで補強しぬけたオフェンスはドラフトで補強しています。このオフの補強で一番成功したのはNYGだと考えていますし、順当な予想でしょう。DALが9-7、WASが8-8の予想と去年の成績と同じ(うちの引き分けが勝ちになっただけ)なのですが、NFC西AFC南からAFC西NFC南に対戦相手が変わりましたしNFC東全体の成績は少し落ちると思います。


 WRのロスター枠は5か6です。スターター候補のDeSean JacksonとKevin Curtisドラフト1巡のJeremy Maclinは確定、Jason AvantとHank Baskettも大丈夫でしょう。元スターターのReggie BrownとBrandon Gibsonが最後の椅子を争っている状況だと考えます。普通に考えればBrown残留でGibsonはPS行きなのでしょうけれど、BrownはSTで使えずSlot向きではありません、バックアップ要員でワイドアウト専用と言うのは使う側からすると使いにくいと思います。
 ただ、AvantとBaskettがシーズン終了後にUFAになります、そう言う意味でBrownを残したくもなりますし、Avantに似たタイプと評されるGibsonをサードダウン用にキープして置きたいと考えているかもしれません。Avantとの契約延長は考えているでしょう、AvantがMaclin加入でプレイタイムが減る事が予想出来る状況で契約延長を受け入れるか微妙だとは思いますが。

 Maclinがトップ10候補だった割りにはここまで地味です・・・ルーキーに大きな期待をしないチームである事とDeSean,Curtis,Avantで大きな問題が無い為にMaclinをどこで使うのかが見えてこないと言うのも有るでしょう。サイズの有るDeSean、若返ったCurtis、DeSeanとCurtisを足して2で割った選手と良いのか悪いのか良く分からない評価を目にするのですが、40ヤード4,43は特別速くは無いですし6-0のサイズも普通ですから評価が難しいのでしょうけれど通常即エースが期待されるはずの1巡指名とは思えないです。
 MaclinがCurtisの代わりとしてワイドアウトを狙うのか、Avantと併用でSlotで使うのかも見えてきません。同時にBrown,Curtisをトレードで整理する可能性も残っていますし開幕までWR陣がどういう編成になるのかは予想が難しいです。

鮭でも釣っているのでしょうか

2009-06-24 08:04:00 | イーグルス
 Andy Reidの契約は今シーズンが最後で、Jim Johnson,Marty Mornhinwegも同じはずです。息子の逮捕が無ければ契約延長を済ませているはずなのですが、あの事件以来Reid引退(休養)の噂も有ります。結局有罪になり出てきたものの再逮捕されたりしている息子たちですが、最初の時のような大騒ぎにはなっていません。そう言う意味ではReidは引退よりも継続を選ぶと思います。Donovan McNabbとの契約交渉の際にReid続投は条件に入っているのではないかと推測します。McNabbとしても後2年チームにいる事を決意する際にReid抜きのチームに居続ける事は望まないでしょう。
 そのReidですが、Brad Childressと共にアラスカに釣りに行っているそうです。一週間も釣りに行くのがアメリカらしいですが更に太って帰ってくるのでしょうね・・・

 Reid-Johnson体制の終わりがそのままEaglesの終焉にはならないとは思います、これでReidまで引退する事になれば全く別のチームになってしまうかもしれませんが、多分Reidは帰ってくるでしょう。Mornhinwegの代役候補だったPat Shurmarを引き抜かれたのは痛いですが、(個人的には嫌いなのですが)Mornhinwegが他チームに行く事は無いでしょうし、オフェンスは当面この2人が統率する事になると考えます。何人も巣立っていったJohnsonの弟子の中で最後に残ったSean McDermottが先輩たちと同じように成功してくれれば良いのですけれど、これはやってみなければ分かりません。