イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

5連続ターンオーバー

2008-12-30 06:17:52 | イーグルス
 試合開始の時点で勝ったほうがプレイオフ進出と言う試合になったレギュラーシーズン最終週のDAL戦、ディフェンスが獅子奮迅の働きを見せて44-6で圧倒しました。これで9勝6敗1引き分けでNFC6位となりワイルドカードでのプレイオフ進出になります。
 試合はいきなりレッドゾーン手前でBrian Westbrookがファンブルロスト、次のオフェンスも攻め込みながらFGに終わり詰めの甘さがこの試合も出るかと思いましたが、ロールアウトからスクランブルに出るように見せかけてマーカーを引き付けてからのパスを受け取ったCorrell Buckhalterが57ヤードを走り、最後はDonovan McNabbの連続スニークで1ヤードを取りました。ここもWestbrookのダイブを止められ、1回目のスニークも止められいつもの1ヤード取れないパターンにはまるのかと思ったのですが、最後はJamaal Jacksonが押し込みTDを奪いました、元OTをCに入れた効果が出ました。
 リードを奪ってパスを投げさせパスラッシュで潰す勝ちパターンに入ってからは、中盤5連続ターンオーバーを奪い突き放しました。Chris ClemonsがBrian Dawkinsのサックからファンブルリカバーをエンドゾーンまで持ち込んだプレイでは画面にDEがずらりと並んでいましたし、Trent Cole,Jaqua Parker,Darren Howard,Clemonsの4DEセット+カレッジでDEだったCris Gocong,Stewart BradleyとDEを6人入れるブリッツパッケージでDAL OLを翻弄しました。
 ただ、リターンTDを繰り返している間、オフェンスは全く機能していなかったのですが、Westbrookを温存したらばこの程度でしょうと言った感じですし大きな心配はしていません(良いか悪いかやるまで分からないから心配しても仕方が無いのですが)
 この日のオフェンスはMarty Mornhinwegがコールしていました、ラン多めのプレイコールでしたし、パスルートも変化を見せていました。McNabbは相変わらず地面に突き刺さるパスや取れないスクリーンも投げていました・・・。

 今日のDeSeanですが、エンドゾーンでがっしり捕まれながらもボールを取りに行ってエンドゾーン内のホールディングを貰ったプレイが光ります、2キャッチでしたが相手のマークを引き付ける仕事をルーキーがやっているのですから数字以上に貢献しています。点差が開きDeSeanの面白プレイが見たいと思った所でQuintin Dempsが無駄に逃げ回って潰されました・・・

 プレイオフ緒戦は@MIN、Brad Childressとの師弟対決になります。ランオフェンスとランディフェンスの強固なチームですし苦戦は必至でしょう。それでも一旦リードを奪えばパスラッシュで粉砕する展開になる事も考えられます、どちらがペースを握るかが重要になりそうです。

プレイオフ進出

2008-12-29 09:19:50 | イーグルス
 祝・プレイオフ進出

 TBがOAKに負け、CHIがHOUに負ける奇跡が起こり、4:15に試合時間を変更した時には消化試合じゃ無いかと思っていたこの試合がまさかプレイオフ進出決定戦になるとは思って居ませんでした。
 そして、これまで大一番をことごとく負けてきた2008シーズン最後の最後で圧勝、Andy Reid10シーズンで7度目のプレイオフ進出となりました。最後になるかもしれないDawkinsやRunyan,TRAをもう少し見る事が出来るだけでも嬉しいです。

 本当にCHIに負けた時、CIN、BAL戦の惨状、WASに負けた先週、もうなんどもこのままチームが崩壊するのではないかと絶望した2008シーズンでした、プレイオフはどこが勝ってもおかしくないと思いますし、最後まで応援します。



 これから仕事なので、詳細は明日朝になると思います。

もう3人しか居ない2007ドラフト組

2008-12-28 08:07:27 | イーグルス
 手首の怪我から復帰しランディフェンス強化だけでなくパスラッシュでも良いところを見せていたVictor Abiamiriが足の怪我で欠場、L.J Smithも肩の怪我で欠場するようです。MLBとして1年頑張ってきたStewart Bradleyは肋骨と腿の怪我で練習を休んでいますが出場の可能性は有るようです。Brian Dawkinsも練習を休んでクエスチョナブルですが多分出場するでしょう、これがEaglesでの最後の試合になってしまうかもしれません。
 DAL側では最近休んでいたMarion Barberがクエスチョナブルにまで復帰しています、勝てばプレイオフ負ければシーズン終わりですし出れるのならば無理をしてでも出てくるでしょう。

 普段はプレイオフの可能性が無い場合でも若手を使って負けてドラフトの順位を良くした方が良いとは思わないのですが、今回に関しては来年の事を考えた試合をしても良いのでは無いかと思っています。まず、今のチームに勢いが無くプレイオフを勝ち抜けるとは思えない事、チームを支えてきたベテランが契約・年齢的に最後のシーズンになるそうな事、これを考慮すると勝つことよりも再建への一歩を踏み出した方が良いのでは無いかと思うわけです。ただ、TB,CHI,MINの試合結果によっては勝てばプレイオフの試合になりますから全力を出す事になるのでしょうけれど。

 来年の事を考える時に2年目のAviamiriとBradleyが欠場濃厚なのもこの試合への興味を失う要因です。この2人はスターターに定着してくれるであろうプレイを見せてくれました、しかしKevin Kolbはまだ時間が掛かりそうですしNFLでプレイ出来る能力を持っているのか不安になります。Tony Huntはもうチームに居ません、C.J Gaddis,Nate Ilaoaも使い物になりませんでした。Rashad Barksdaleは今NYGのPSに居るようです。
 まだ答えの出ないKolbとスターターのAbiamiriとBradleyこの3人以外2年でチームを去っています。2人スターターが出れば十分なのかもしれませんが、やはり2007年のドラフトは失敗だったと評価するべきでしょう。ある意味ではJason AvantやMax Jean-Gillesと言った今後の成長次第の選手が居る2006年ドラフトの方が評価がしにくいです。

プレイオフに出ていないのにグレートとは・・・

2008-12-27 07:02:11 | イーグルス
 TBとCHIが負けてDALに勝てばプレイオフ進出ですが、TBの対戦相手がOAKですし試合開始時にはもう可能性が無くなっているでしょう。すべてはWASに負けたのが悪いのですから自業自得です。

 そのWAS戦の敗因になったオフェンスの司令塔Donovan McNabbが新たな契約を求め出しました。
 記者会見で今シーズンのプレイはグレードだったと言い出し、契約更改を求めました。確かにパスヤードはT.Oとコンビを組んだ2004シーズンの3875ヤードをあと134ヤードで更新しますし、パス成功330はすでに自己ベストを更新しています。しかし、QBレーティングは85,3でNFL16位でしかありませんし、オフェンスの機能不全そして不用意なファンブルからのターンオーバーが敗因の試合があまりにも多かった事を考えるととてもグレートなシーズンだったとは思えません。
 これが自分を追い落とす障害になりそうだったKevin Kolbの不調で自分をチームに残さなければならない状況を利用したハッタリなのは明らかです。そして、2009シーズンが9ミリオン、その後は10ミリオンを越えるサラリーと自らの働きが釣り合ってない事を自覚している為に自己防衛をしなければならないと感じたのでしょう。
 実際、サインボーナスはほぼ全て償却され、契約は2013年まで有りますが2010年にはゴーストサラリーはゼロになります。今解雇しても1,2ミリオンしかゴーストが出ない状況ですから、9ミリオンのベースサラリーと差し引けば7,8ミリオンキャップを作る事が出来ます。それだけの資金があればプロボウル級のQBとFAで契約する事が可能です、ゴーストサラリーの少ない大型契約のベテラン選手が危ういのは自らが葬ったT.Oの処分を見ても明らかですし、今度は自分が追い出される事を警戒してサインボーナス(ゴーストサラリー)を必要としているのでしょう。
 ただし、現状UFAになるQBにめぼしい選手は居ませんからMcNabbをカットするのはこのオフシーズンに起こるとは思えません。そしてサラリーキャップ制度がどうなるか分からないですから有力なQBが市場に出てくる事は来年以降も無いと思われます。そう考えると、QB入れ替えの可能性は低いですし、今の段階で契約更改を求める必要は無いとも考えられます。
 多分この契約更改要求は黙殺されて終わるのでしょう。しかし、どう考えてもグレートではないシーズンを過ごし、戦犯と言われる可能性すら有るMcNabbのこの発言は自らの風当たりを強くしただけでしょう。

ランパス1:1になる為に

2008-12-24 07:23:59 | イーグルス
 ランとパスの比重が狂ったプレイコールを続け、オフェンスを機能不全に陥らせたAndy Reidですが相変わらず反省していないようです。

 前半終わってパス11回ラン9回の標準的な割合だったのが、試合終了時にはパス44回ラン16回の極端な比率になっていました。前半ランが平均3,9ヤード、パスが11回投げて6回成功の41ヤード、共に効果的ではなかったのですが4ヤード平均に近い数字を残しているランを捨てる理由になる状況でも数字でもありません。
 確かにOLが押せずランブロックの面で不安が残ったのは理解できます、同時にパスラッシュで崩される場面も無くカバーは厚くても投げれると判断したのかもしれません。しかし、怪我でWRを2人欠いた状態でパスを投げ続ける選択をした事を理解する事は出来ません。確かにここで出すしかないと言う絶妙のタイミングで投げた2つのロングパスをDeSean Jacksonがこぼさなければ最低でも同点でOTだったでしょうけれど・・・。それでも、WAS戦はWRが完全に封じ込められ、通るパスは投げさせられたTE,RBへのショートばかりです。L.J Smithは7回49ヤード、Westbrookは1回ゾーンブリッツでDEがマークに付いた裏をかく47ヤードパスが有って6回71ヤード、残りは5回で24ヤードしか進んでいません。WR陣も9回で82ヤードと平均9ヤードです、いかに短いパスしか成功していないかが分かります。
 ここ3試合好調だった理由がWestbrookのランを増やした事に有るのは間違い有りません。ランが出る事でLB,Sが上がってきて、そこを10-15ヤードのパスを通す良い形が出来ていました。CIN戦後半、BAL,WAS戦ではまずパスが通らず、通るパスはWRが引っ張った後に開いたゾーンへのTE,RBへの5ヤードばかり、これも投げたのではなく投げさせられてのショートです。そして縦への脅威が無いと判断されランも出なくなり、結果オフェンスは何をやっても上手くいかない。同じ事を繰り返しています。

 指示を出しているのがAndy ReidなのかMarty Mornihnwegなのかは問題ではありません、実際試合中に2人で相談したり、プレイコールの進行表を交代で持ったりしているのですからMorihnwegがすこしはランを重視しているだけでReidからプレイコールを取り上げればそれで上手く回り始めるとは思えませんし、プレイコールに口を出すなとオーナーが厳命するような事がなければReidはこれからもパスを投げ続けるのでしょう。
 プレイコールの改善は簡単では有りません、Westbrookに怪我が無ければもっとランを使うとしても健康な時のほうが少ないWestbrookですからこの仮定はほとんど無意味です。もう1人強力なRBを獲得する事でプレイタイムをシェアする事が出来ればランオフェンスに目を向ける事になるのかもしれません、Correll BuckhalterがFAになりますしLorenzo Bookerが話にならないのも明白ですからこのオフは新しいRBを獲得する好機ではあります。
 パスを投げるにしても、負ける試合は縦への変化のみ、WCOの原点である斜めに走らせる事を忘れてしまいます。縦にストレッチして開いたショートにTE,RBを入れるのが基本方針なのは分かりますが、それだけではもう通用しません。もちろんアクロスやポストのルートもプレイブックには有るのでしょうがコールしなければ意味がありません。これはReidの性癖でしょう、この点に関してはReidからプレイコールの権限を取り上げる他打つ手は無いと思います。

 WAS戦にしても、CIN,BAL戦にしてもレシーバーが落とさなければ(完璧でないにしてもイージー過ぎるドロップを半分に出来たら)点が全く取れないと言うことは無かったでしょう。そう考えるとプレイコールだけでなく、コールを制限するようなWRのハンドリング、そしてDonovan McNabbのコントロールに視野の狭さが問題なのかもしれません。それでも、寒い寒い12月の試合でランパスの比重が1対3になるようなプレイコールをして3点しか取れないのはプレイコールに責任が有ります。
 ディフェンスを考えると、今年はここで終わるチームではありません。オフェンスの再建は若手が伸びているWR陣以外全ての部署で必要ですし、コーチ陣の脳内改革まで求められています。ディフェンスが頑張っているうちにオフェンスの再建が出来ると良いのですが、難しいでしょう。