イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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Jim Johnsonの癌が転移していたようです

2009-01-30 07:22:09 | イーグルス
 Andy ReidのHC就任と共にディフェンスの責任者として10年間一緒に戦ってきたJim Johnsonが癌である事を公表しました。ProBowlの指揮を取る為のハワイ行きは中止される事になります。
 2001年に小さな腫瘍の摘出手術を受けているJohnsonですが、今回背中への転移が見つかったようです。手術ではなく放射線治療をする事になるとチームトレーナーからは公表されました。
 今後もDCとしてチームに残りたいとJohnsonは現役続行を希望していますが、ここ2年のエネルギーの減退を感じさせるマンネリ感は年齢ではなく癌が原因だったのかもしれません。67歳のJohnsonには限界が来たのではないかと思いますが、Johnsonとしては死ぬまでフィールドに立ちたいのでしょう。

 現実的なプランとしてDCにはJohnsonを据え置き、DC補佐兼DBコーチとしてSean McDermottを昇格させ後継者としての引継ぎ作業に移るのが良いのでは無いかと思います。そしてDBコーチをもう一人雇ってMcDermottを補佐させる、とりあえずの手当てはこれで済むでしょう。
 シーズン序盤のランディフェンス崩壊から、シーズン終盤には鉄壁のランディフェンスのチームへと成長させていますし、今でもJohnsonの手腕は衰えていません。しかし、体力の衰えが仕事に影響するのは間違い有りません。フロントがどのような処置をするのかが今後のディフェンスに大きく影響するでしょう。

個々の名前見てるとたいした事無いのですけれどねえ

2009-01-29 21:57:59 | NFL
 週末忙しいのが分かっているので少し早いですがスーパーボウルの予想をしておきます。今年の対戦チームでPITは何をしたいのか何をしてくるのかが見えるのですが、ARIが何をするのかが見えてきません。レギュラーシーズンとプレイオフ3戦で全く別のチームに見える事が原因です。どちらの顔が出るのか、それで全てが決まるでしょうし、マッチアップ分析に余り意味がない気がします。
 地力ではPITが圧倒していると思います、負けといてなんですがレギュラーシーズン最後2勝4敗のARIが強い筈無いです。スーパーボウルまで2週空いた事が勢いを止める事になるような気もするし、策士が策を練るのに十分な時間とも言えます、ここもどちらの面が出るのか次第でしょう。

 プレイオフで最も頑張っているのはARIのOLです、ディフェンスが生まれ変わった事が躍進の原動力ように見られていますがランオフェンスを蘇らせたノーネームのOLがPITのディフェンスを食い止められるのか、これが勝負の全てを握っていると考えます。Kurt Warnerは時間を与えられなくてもそこそこのプレイはするでしょう、しかし取らせてタックルするパスディフェンスのPIT相手にショートだけでは勝負になりません。足の無いWarnerに時間を与えられるのか、そしてプレイオフ急に良くなったランオフェンスを継続出来るのか、ARIのOLをどういう形でPITのフロントにぶつけるのかPITを知り尽くしたコーチ陣の采配は見所です。
 取らせる場所を指定できるのがPITディフェンスの味だと思います、この罠を打ち破るのはディープへの一発になります。プレッシャーを掛けてロングは投げさせない事で成り立つ戦術ですから、ロングを投げられた時点でLarry FitzgeraldとAnquan Boldinの勝利となるでしょう。WR-CBの駆け引きと言うより、ここもOLが頑張るかどうかになってしまいます。

 PIT側は最大の武器Hines Wardを欠く事になるでしょう、2週有りますがあんな方向に曲がってしまった膝が回復するはずがありません。普通に考えてWard-Dominique Rodgers-Cromartieに投げるならSantonio HolmesとRodrick Hoodのマッチアップを突くでしょう。ここは抑えられません、KRもこなすHoodですが、Holmesのスピードには付いていけないでしょうし、FS Antrel Rolleもヘルプ出来ないでしょう。
 ロングの一発は出るかもしれませんが、いざと言う時のWardが居ない(または本調子でない)事はオフェンスの継続性に大きな影響が出ます。代わりにHeath Millerをサードダウンの切り札として使うのでしょう、ここにGerald HayesやChike Okeaforでカバーさせるようなら止まらなくなる可能性が有ります。私ならばAntrel RolleかKarlos Dansbyを付けますが、ここの選択は非常に難しいです。

 ARIのOLとMillerの2箇所がどうなるのか、これがスーパーボウルの焦点になると考えます、というか他のところはなんとなく優劣が見えているのでここがどうなるのか次第でややPIT有利の天秤がどう傾くのかが決まると言う予想です。
 ARIから見て、BALならば勝てる、PITなら負けるとNFCの決勝が終わってすぐ予想しましたが、Wardの怪我がPITのオフェンスの組み立てを根底から覆すような影響が出るような気がします。
 ARIのOLが頑張れば互角、その上でMillerをしっかり止められればARIの勝利もあるでしょうが、PITが有利だと思います。

ランブロック出来るTEが欲しいです

2009-01-28 05:55:51 | イーグルス
 Pat ShurmurがSTLのOCに就任し空きが出来たQBコーチに入るものと予想していたMark WhippleがMiami大のOCに就任してチームを離れました。
 PITでQBコーチを務め、去年からオフェンス全体のアシスタントとしてチームに帯同していたWhippleが後任のQBコーチになるのだろうと考えていたものの、内部昇格にしては発表が遅いとは思っていました。これでQBコーチが誰になるのか全く分からなくなりました。


 TE成績

 L.J Smith 13試合出場 12試合先発 UFA
 37レシーブ 298ヤード 平均8,1ヤード TD3

 Brent Celek 16試合出場 4試合先発 契約2010まで
 27レシーブ 318ヤード 平均11,8ヤード TD1

 Matt Dchobel 5試合出場 契約2010まで
 2レシーブ 10ヤード 平均ヤード

 
 去年怪我に泣いたL.Jが帰ってきた事でレッドゾーンでの得点力不足とランブロックの向上が期待されたのですが、OL右側の怪我によりランブロックは効果が出ませんでした。同時にTDも3と期待していたほどではありませんでしたし、ゴールライン前オフェンス全体がちぐはぐでしたからL.Jだけの責任では無いでしょう。
 ディープまでSSを引っ張ってパスを取るようなスピードは無くなりましたが、その分パワーアップをしています。チームで唯一ブロックに期待が出来るTEなのですが、UFAとなりチームが再契約するのかは微妙です。怪我の多さと高さの無さを考えると入れ替えも考えられますし、ここ数年FAで取ったTEがことごとく外れているのを考えるとキープした方が良い様にも思えます。

 
 2年目の飛躍が期待されたCelekですが、ブロック力の弱さがプレイタイムを減らしています。10-15ヤード程度で横に流れながらLBを相手にすれば素晴らしいレシーバーになれますが、DB相手だとスピードで勝負は出来ません。2番手のTEとしてレシーブ特化型に育てるのか、スターター目指してパワーアップするのかも難しい選手だと思います。今のままでスターターになるのはパワー不足で難しいでしょう、特に目の前にDE/OLBが立たれた時1対1のパスプロテクションは見てられません。


 ライバルが勝手にこけ続ける為にチームに残っているSchobelですが、出場機会は全く無くなりました。L.Jが欠場した試合でのみアクティブになる状態です。パスドロップマシーンから少しは良くなったものの、レシーバーとしてもブロッカーとしても期待が出来ませんから補強出来ればカットの状態は続きます。


 L.Jの再契約はL.Jの怪我の多さとCelekのパワー不足を天秤に掛ける事になるのでしょう。去年怪我で成績が落ちた為に1年チームに残ったのですが、今年も300ヤード以下と数字は延びませんでした。それでもFA市場に出て行けばそれなりのお金は貰えるでしょうから再契約を希望しないかもしれません。
 L.Jが残れば補強の重要度は下がりますし、L.JがFAで流出するようならば1,2巡指名で獲得しなければならない最重要ポイントになるでしょう。スピード型のWRがスターターで並びますし、TEはブロック型で堅実なレシーブを売りにしている選手の方が合うのでは無いかと思います。

派手なDeSeanと地味なCurtis

2009-01-27 07:00:44 | イーグルス
 Kevin Curtis,Reggie Brownの両スターターを怪我で欠いた状態での開幕となり、中盤までは毎週メンバーが入れ替わるような状態でした。怪我の癒えた後半はメンバーを固定出来るようになり適材適所で使い分けています。

WR成績

 DeSean Jackson 16試合出場 16試合先発 契約2011まで
 62キャッチ 912ヤード 平均14,7ヤード TD2
 ラン 17回 96ヤード 平均5,6ヤード TD1

 Kevin Curtis 9試合出場 8試合先発 契約2012まで
 33キャッチ 390ヤード 平均11,8ヤード TD2

 Jason Avant 15試合出場 1試合先発 契約2009まで
 32キャッチ 377ヤード 平均11,8ヤード TD2

 Hank Baskett 15試合出場 3試合先発 RFA
 33キャッチ 440ヤード 平均13,3ヤード TD3

 Reggie Brown 10試合出場 3試合先発 契約2014まで
 18キャッチ 252ヤード 平均14,0ヤード TD1

 Greg Lewis 16試合出場 契約2011まで
 19キャッチ 247ヤード 平均13,0ヤード TD1


 縦のスピード、横への俊敏さ、競り合いの強さ、キャッチ力と5-9しかないサイズ以外は全ての面で平均を上回る能力を発揮したルーキーDeSeanがベテランの怪我によって得たスターターの座を掴み取りました。ランブロックで物足りないのは仕方が無いのですが、スクリーンパスに対するブロックでは奮闘していましたしやる気が無い訳ではなさそうです。オープンでの落球がやや目立ちましたが、技術よりも集中力に問題があるのかもしれません。今後精神的な成長が出来れば1000ヤード突破出来る選手に成長してくれると思います。
 ワイルドキャットでのランも素晴らしい切れ味を見せていますし、McNabb-Westbrookの続く3番手としてDeSeanが良い時は勝ち、悪い時は負けるようなチームになって来ています。


 スポーツヘルニアの手術を受け、前半戦絶望の状態で開幕を迎えたCurtisですが、復帰後は安定したプレイを見せてくれました。怪我の影響も有ったのでしょう、スピードが衰えた印象ですがDBとの駆け引きでオープンを作り出す技術は素晴らしいですし、派手なDeSeanとは対照的に地味だが堅実なターゲットに成り続けてくれるはずです。


 サードダウンロングで投げるのはAvantと誰もが分かっているのにマーク出来ない、キャッチ数以上にチームに貢献してくれました。スロットから10ヤード程度のパスを受け続けていますが、ショートでMcNabbの荒れ球を苦もなく取れると言う意味ではチームベストのキャッチ力を持っています。トップスピードよりもカットしてから一瞬の加速でオープンを作るレシーバーですし、今後もサードダウンでの起用が続くでしょう。


 ベテランの怪我でスターターを任される事も多かったBaskettは成長し続けています。剛球を落とす事が減りましたし、LB相手でもスピードで振り切れるようになって来ました。同時にダウンフィールドでのブロックではDBをなぎ倒す場面が見られます、スクリーンやエンドアラウンドでのキーマンとしても利用できます。RFAですが当然オファーを出す事になるでしょう、ルーキーFA出身の為にローテンダーだと引き抜かれた時にドラフト権を貰えません。チーム唯一のサイズを持っていますし2巡が貰えるミドルを提示して3~5年の中期契約をする事になると予想します。


 太ももの怪我で出遅れ、DeSeanに蹴落とされる形でスターターを失ったBrownは終盤アクティブ登録すらされなくなってしまいました。ディープとフックの組み合わせと秀逸なランブロッカーとして働いてきましたが、フックしか使ってくれないプレイコールの為に読まれる事が多くなりました。相次ぐ怪我でスピードが落ちた事もフックが効かなくなった理由でしょう。長期契約が残っていますが、トレードがまとまれば放出される事になりそうです。


 目立たないのを活かしてたまにフィールドに現れてはディープをもぎ取るLewisですが、抜けているのにドロップする事で目立ったシーズンでした。Avantが3番手として確立されましたし、ST枠に近いような使われ方になりました。補強次第ではカットされる可能性も有りそうです。


 DeSeanとCurtisの組み合わせに3WRではAvantを組み込むWR陣はリーグの平均点と言った所でしょう。高さの有るBaskettも居ますし、バランスの取れたユニットになりました。問題はやはりキャッチミスの多さに有ります、取れないボールを投げるMcNabbにも原因はあるのでしょうが、胸から顔辺りのボールをぽろぽろ溢すようでは問題です。ちゃんと取っていれば勝っていたディープが何本有ったか、キャッチミスを減らす事がユニットとして取り組むべき課題なのは間違いありません。


Fred taylorあたりを狙うのが良いのではないかと

2009-01-25 07:36:48 | イーグルス
 プレイオフ3試合で平均3ヤードすら走れなかったランオフェンスの建て直しがオフシーズンの鍵を握ります。OL崩壊が根本的原因ですがRB/FB陣にも問題を抱えています。

RB成績

 Brian Westbrook 14試合出場 14試合先発 契約2010まで
 ラン 233回 936ヤード 平均4,0ヤード TD9
 レシーブ 54回 402ヤード 平均7,4ヤード TD5

 Correll Buckhalter 14試合出場 2試合先発 UFA
 ラン 76回 369ヤード 平均4,9ヤード TD2
 レシーブ 26回 324ヤード 平均12,5ヤード TD2

 Kyle Eckel 5試合出場 契約2009までその後RFA
 ラン 24回 79ヤード 平均3,3ヤード
 レシーブ 無し

 Dan Klecko 16試合出場 10試合先発 契約2009まで
 ラン 無し
 レシーブ 6回 36ヤード 平均6ヤード

 Lorenzo Booker 10試合出場 契約2010まで
 ラン 20回 53ヤード 平均2,7ヤード
 レシーブ 6回 11ヤード 平均1,8ヤード

 Tony Hunt 6試合出場 6試合先発 シーズン途中解雇
 ラン 4回 9ヤード 平均2,2ヤード TD1
 レシーブ 6回 42ヤード



 Westbrookの2008シーズン、前半は右足首の捻挫に苦しめられ、後半は左ひざの内出血に苦しめられました、また肋骨2本ひびが入ったままプレイを続けています。シーズン通じて怪我に苦しめられた上にランブロックの要Shawn Andrewsを怪我で失った事も平均4ヤードの数字に影響しています。アウトサイドへ流れながら縦に切り込むランをロスで止められる事が増えましたし、中央は全く穴が開いていない中で4ヤード走ったのはWestbrookの個人技によるものです。レシーブではブリッツをピックする事が増え、ルートに出ることが減った事が数字を減らしています。


 ロスに終わる事も多い代わりに一旦抜ければ10ヤードを超えるロングゲインも有るBuckhalterですが、使えば走るのに使ってもらえない状態が今年も続きました。スクリメージまでのスピードがやや衰えた代わりに、抜けてしまえば簡単には倒れない強さを身につけた印象です、OLがもう少し強ければもっと活躍できるはずです。
 UFAになります、スターターとして迎えるチームは無いでしょう。もっと使うのならば再契約をして使って欲しいのですが、Westbrookを休ませる為にも使ってもらえる(コーチに信頼される)選手を2番手に置く必要が有ります。

 
 シーズン途中1ヤードを取れるパワーバックとして加入したEckelはその期待に答えてくれました。スペシャルチーマーとしても仕事が出来ますし、RBの3番手兼FBの2番手として来シーズンも確保すべきでしょう。


 DTからFBとして契約して、またFBからDTに戻し、シーズン中にまたもやFBに戻したKleckoは急造FBとしてはそれなりの働きはしました。270ポンド前後でプレイしていたようですが、その割に1ヤードを押し込むリードブロックが出来ていないのが気がかりです。オフシーズンにFBとしての技量を磨く事が必要です。


 ドラフト中にトレードで加入したBookerですが、期待されたリターナーとしての仕事をルーキーコンビに奪われ、RBとしてもパワースピード共に不足して使い物にならずにアクティブになる事も減ってシーズンを終えました。良くなるとは思えませんが、キャンプ終盤まで試される事になるでしょう。


 プレシーズンゲームで良い仕事をした為にRBからFBにコンバートされてシーズン開幕を迎えたHuntでしたが、結果としてFBとして使い物にならず、リードブロックよりもRBと別のギャップに飛び込みデコイとしてしか起用されませんでした。


 Westbrookがスターターとしてプレイする事は間違い有りませんが、それ以外のメンバーは全員入れ替わる可能性も残留する可能性も有ります。Buckhalterは再契約するか微妙な情勢です、年齢的な衰えは感じませんがWestbrookを休ませる為にもグレードアップが必要でしょう。ただ単にもっと持たせれば良いだけの話なのですがそうならないのですから変革が必要です。Eckelは1ヤード要員として良い仕事をしていますし、RB,FB,STと使い勝手が良いですから残すべきです。
 BookerはWestbrookが怪我した場合に備えてキャンプ中はチームに残すでしょうが、9月にチームに居るとは思えません。Kieckoも出来るならばパスラッシュDTに専念させてあげたいです、DTとしての方が良いプレイを見せていました。

 1番手はWestbrook,3番手のショートヤード要員にEckelで2人は決まりでしょう。2番手のRBとFBのスターターを探す事になります。BuckhalterとKleckoで良い気もするし、グレードアップは必須にも思えます。とにかくWestbrookをすり減らさない事がプレイオフで勝ち抜く事を考えれば絶対に必要です、プレイタイムを半減出来るだけのRBを用意して欲しい物です。また、FBもリードブロッカー兼ブリッツをピックするブロッカーとして信頼出来るFBも必要です、WestbrookがRB/FB陣でベストのブロッカーでルートに出れないのは本末転倒ですから。