イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

プレイオフの相手はNOから@CAR

2013-12-30 20:25:00 | イーグルス
 勝てば地区優勝でプレイオフ進出の大一番、2013シーズンレギュラーシーズン最終週の@DAL戦は常にリード僅差のリードを守りきる戦いで24-22と僅か2点差の辛勝でした。10勝6敗でNFCの第3シードとしてNOをホームに迎えるワイルドカードプレイオフ、NOに勝った場合は自動的に@CARのディビジョナルプレイオフ進出となります。

 13回中5回クリアでサードダウン更新率38%と普通の数字(シーズン通算でほぼ40%)の割には、サードダウンでパスラッシュを食い止められずにサックか投げ捨てでオフェンスを終える印象が残ります。
 3rd5-7くらいのプレイでTEを深く走らせ過ぎている印象を持ちました。ファーストダウンマーカーを意識しない事でそこを重点的に守る相手のゾーンの裏を突くつもりだったのか、パスラッシュを軽視してポケットが持つと計算していたのか、ちょっとプレイコールが膠着していました。フルブリッツ貰って逃げ回るNick Folesの5ヤード前に誰か居れば簡単に投げられるはずなのですけれど・・・
 総じてFolesが持ちすぎの場面が多かったです、リプレイ見るとカバーされていて投げられない事が多く(ゴールライン前でモーションしたDeSean Jacksonがフリーだった場面くらいでしょうか、明らかな見落としは)Folesとしてもどうにも出来ないカバレッジサックを食らい続けました。
 同時に、インテンション取られるような投げ捨ては改善すべきでしょう、もっと山なりに外に出せばいいのに、近くに叩きつけるのは(ターゲットが居ても)印象悪いです。
 それでも、INT無しで試合をまとめ、キャリア2年目でQBレーティングトップでシーズンを終えました。去年と今年であわせてスターター16試合となります。2年間通算でレーティング101は立派、33TDで7INTも素晴らしいです。
 去年が6試合スターターでラン11回42ヤード、今年が10試合スターターで57回221ヤードのラン、平均3.8ヤード程度は変わらないのですけれど、オプションリードのかく乱要員として開けば走れるのがプレイの幅を広げています。
 
 パスラッシュ不全はどうしてしまったのでしょう?DeMarco Murrayを警戒したのでしょうけれど、Trent Coleが全く利かず、インサイドのパララッシュやブリッツは交通渋滞を起こすだけ。ベテランKyle Ortonはノープレッシャーでパスを配給しました。サードダウン成功率は28%と優秀だったのですけれど、ディフェンスが勝利した印象ではありません。
 それでも20失点に抑えています。QB交代で重要視されたランディフェンスを優先した。パスで350ヤード投げられても致命傷にならなかった。印象以上にコーチから見れば計算と大きくずれない結果を出したのかもしれません。それでも、サードロングくらいパスラッシュが届くように調整して欲しいですけれどね。


 開幕前、7勝9敗と予想していました。そこで10勝出来たのはFolesが予想を上回る安定を見せた事と致命的な怪我人が出なかった事が理由でしょう。
 プレイオフの6チームに残ってしまえば、後はどうなるか勢いや流れがどう作用するのか、全く予想できません。一発勝負のボウルゲームの世界に居たChip Kellyの手腕に期待しましょう。

勝って地区優勝

2013-12-29 09:18:00 | イーグルス
 プロボウル選出選手が公表されました。今年からNFCとAFCと言う区切りが無くなり、選ばれた選手をドラフトして2チームに分ける事になりました。

 Eaglesから選ばれたのはLeSean McCoyとJason Petersの2人。現在リーディングラッシャーで2位に191ヤード差をつけて独走中ですし、プロボウル選出は当然ですね。
 Petersはアキレス腱断絶から復帰した今年、ここまで良いプレイが出来るとは考えていませんでした。マッチアップ的に出来の良い試合悪い試合が有りましたけれど、ネームバリューとMcCoyのランプレイのキーブロッカーとしてランパス両面で素晴らしいプレイを見せています。
 QBレーティングトップのNick Folesですが、補欠1位と言う事で選ばれませんでした。シーズン序盤は控えでプロボウル投票で選択肢に名前が無く(途中Michael Vickと入れ替えでFolesを選べるようになったようです)オフェンス無得点試合などOAK戦での7TDパス以降の急上昇も得票数が伸びなかったのかもしれません(同地区の選手・コーチ投票では票を集めての補欠1位なのでしょう)
 Cam Newtonが足首を痛めていますし、選ばれたQBからスーパーボウルに出る選手が出れば繰り上げ選出となりますから、補欠1位なら事実上プロボウル初選出となるでしょう(Folesがスーパーボウルに出ればプロボウルには出れませんけれどね)

 補欠2位にDeSean JacksonとEvan Mathisの2人が選ばれました。8人WRは選ばれるのですが、ヤード数NFL8位、TD数9位タイのDeSeanはちょっと足りなかったですかね。20ヤード以上、40ヤード以上のビックプレイの回数ではどちらもリーグ2位の派手な活躍はしているのですけれど。
 Mathisは今年も選ばれませんでした、最近2年続けて選ばれないのがおかしいリストや専門誌独自のオールプロなどに名前が有るのですけれど、OLはドラフト上位指名されるか、若いうちにプロボウルに出るような活躍をしないとなかなか選んでもらえませんねえ。

 それでも、McCoyとMcCoyのランを支えるPetersとMathisの名前が挙がる。FolesとDeSeanのコンビも補欠に名前が有りますし、爆発力有るオフェンスが目立つチームなのがはっきりと出ています。

 ディフェンスだとDeMeco Ryansの安定したプレイが一番プロボウルに近いかと思いましたが、選ばれるには数字が足りないです。Conner Barwinも良いプレイをしていますけれど、OLB部門はサック数勝負ですからチャンスは無いです。

 
 @DAL戦ですけれど、AD抜きのMINに負けたり、DeMarco Murray抜きのDALに負けたり、主力が居ないチームに楽勝するはずがコロッと負ける印象が残るシーズンですしRomo抜きでも油断は出来ません。
 前回のDAL戦ではFolesが不調でMatt Barkley登板となっています。そういう意味で、成長したFolesがどれだけ伸びたのか?周りの選手とのコンビネーションの熟成を見る試合でもあるでしょう。
 ディフェンスもあの頃よりは良くなっていますし、3-17で手も足も出なかったあの試合のようにはならないはず。勝って地区優勝といきましょう。

Maclin or Cooper (or Avant

2013-12-28 03:08:00 | イーグルス
 プレイオフが有ればもうちょっと先の話なのですが、2013シーズンが終わった後でFAになる選手のリストを見てみましょう。

QB Michael Vick
WR Jeremy Maclin
WR Riley Cooper
DL Cedric Thornton(RFA)
OLB Phillip Hunt(RFA?)
S  Nate Allen
S  Kurt Coleman
S  Colt Anderson
P  Donnie Jones

 案外少ないですね、Chip Kelly体制で1年やってみて、今年のオフに大きな入れ替えが有るかな?と思っていたのですが(もちろん、合わない選手はカットされるでしょうけれど)大きな変化は無いように思えます。
 
1 Vickをどうするか?
 去年は最終戦でテスト当番して全然駄目、カットかと思ったらQBオプションのChip登場で生き残ったのですけれど、Nick Folesで十分に生けるのが証明されました。
 Vick側はスターターのチャンスが欲しいでしょう、4-5ミリオン程度でバックアップ待遇を受け入れるなら再契約も良いでしょうけれど、Vickを呼び戻すよりも4年契約の3年目を迎えるFolesとの契約延長にお金を使う事になるでしょう。
 Matt Barkleyで2番手が勤めるのか?これはちょっと厳しいでしょうから、Dennis Dixon(今BUFでしたっけ?)とかそこそこ走れるベテランを一人入れると予想します。

2 WRオプション
 ACLでIR入りのMaclinですが、まだ25歳でシーズン前の怪我なので2014年の開幕には間に合うでしょう。
 Cooperは人種差別問題でどうなるかと思いましたが、2番手のWRとして機能しています。Folesにはサイズが有ってプレイが崩れた時のフリームーブの相性が良さそうなCooperが合っていたのでしょう。
 Jeremy Avantも2014年で契約切れ、サードダウンとかAvantの勝負強さとルートランが惜しいですが、AvantをカットしてCooperとMaclin再契約をする予感がします。去年DeSean Jacksonが骨折後、CooperとAvantを使いましたがFolesにはCooperの方が良かったです。
 Folesと相性は良いけれど、あの発言で他チームが受け入れるか微妙で特別な才能が有る訳でもないCooperと2-3年で契約延長を予想します(CooperもChip+Folesのシステムに居る事を希望するでしょうから、3年6-10ミリオン程度でしょうか)
 MaclinはACLと言う事で他チームから高額のオファーが無ければとりあえずの1年契約(または、1年目の保障は少なく、2年目のリハビリを見てカットできる形の3-5年契約)をするように思えます。まあ、怪我が無ければ5年30-35ミリオン程度が予想されていましたから、他チームが持っていくのかもしれません。
 Cooper,Maclin,Avantの3人から2人を残すのではないか?Arrelious BennとBrad SmithはChipお気に入りのようですし、外野の評価以上の待遇をするならば、3人から1人残す事になる可能性も有るでしょう。

3 DB再編成
 ミスタックルマシーンのAllenが普通のSとしてプレイしています。これは、MIN戦の敗因になったPatrick Chungの話にもなりますけれど、FS/CBだったはずのAllenがSSで、ランストップ専門だったはずのChungをFSで使っている(SSとFSで機能に差は無く、右か左かとChipは言ってますけれどね)のでAllenがランストップに比重を置いているのが良いのでしょう。と言っても、ワイドナインと違って、SSが上がらないとランが止まらないほどひどくないし、CB+Sの4人はパスカバーファーストのBilly Davisシステムと相性が良いのかもしれません。
 逆に、Chungと運動能力に大差なく、経験と勘で負けれ居るColemanは再契約しないでしょう。なぜかBALでリングを取ってしまったあの人(なんて名前だったっけ?)みたいにチームを点々とする旅人になる予感がします。
 Coltですが、STで良いプレイはしていますけれど、過去3年ほどの絶対的なSTエースではないように見えています。KCとかColtを知るチームからオファーが無ければFA市場の終盤まで残るでしょう、FA・ドラフト後に再契約するかどうか?程度の扱いだと予想します。

 ここ数年の低迷を考えれば、パンターが安定しているのは本当に素晴らしいです。Jonesを放出する理由はありません、普通に2年契約くらいで再契約するでしょう。

 Huntは3-4OLB化でパスラッシュ専門として期待したのですけれど、Trent Cole同様にパスカバー出来ないでしょうし、後半調子を上げてきたColeには8-10ミリオン支払うでしょう。
 どちらかと言うと、Vinny Curryが良いですし3-4パスラッシュDEでも3-4OLBでも4-3DEでも微妙な(Coleの順応+Conner Barwin好調)Grahamカットの可能性でOLB枠が一個開くでしょう、ミニマムで再契約してEmmanuel AchoらとOLB枠を争うかもしれません。


 最初に書きましたが、Chipのシステムに合う合わないで契約年数とは関係なく大胆に入れ替えていくでしょう。予想以上にChipの才能を見せてくれた2013年、2014年は今年よりも強いEAGLESが見れるでしょう、彼岸のスーパーボウル制覇を期待出来る指揮官を得た、そういう期待感を持って2013年のレギュラーシーズン最終年を迎えます。

CHIに圧勝、DALとの地区優勝決定戦へ

2013-12-25 08:12:00 | イーグルス
 お久しぶりでございます、なんじゃこりゃ。と言いたくなるようなトラブル続きで疲れきっておりました(まだ終わってないけど)

 まず、ファンタジーフットボールの居酒屋リーグが開幕戦から圧倒的に強かった(と思ってた割に8勝6敗だった)Takaさんが決勝トーナメントを制して優勝となりました。
 今年はポイント的にチームの強い弱いがはっきりした割に勝敗は接戦で最後のほうまで楽しめました。来年も続けるつもりでございますので、参加お願いいたします。


 @MIN戦はまだ後半見ていないので後回し。

 ディビジョン違いなのに5年連続の対戦らしい(そーいえばいつも12月ごろの泥んこ芝でボロ負けしてるイメージが有る)CHI戦。54-11と圧勝、9勝6敗となりました。@DALの最終戦に勝ったほうが地区優勝、負けたらワイルドカードもなしでシーズン終了となります。

 CHI戦は横に広げて、縦を使って、ミドルが空いて、Chip Kellyの空間を使い切るオフェンスの真骨頂が出た感じです。LeSean McCoyとDeSean JacksonのタレントにNick Folesがボールを供給するシステムが本当に機能していました。
 ファンブルも有りましたがBrent ColekやRiley Cooperも大駒を活かし活かされの良い関係を作りました。おまけにBryce Brownの独走TD、Chris PolkもTDを決めてRB3人が同時TDなんて2003シーズン(10年前のDuce Staley,Correl Buckhalter,Brian Westbrookのトリオが居た時以来かもしれません)「その時も同時に3人は有ったかどうか・・・」

 25歳前後のスキルポジション群を支えるのはOLです。ルーキーLane Johnsonが安定して来た事、その横に居る去年から今年の序盤不調だったTodd Herremanが復調した事で安定感抜群の左側と共に穴が無くなっています。このユニットも30代の3人がいつまで働けるかが問題ですし(Jsaon Petersは来年が契約最終年度です)オフェンスは多分今年が選手の年齢的にはベストでしょう(Foles以外)経験でカバー出来るOLとスピードと経験のバランスがピークに来ているスキルポジション、花開いた瞬間かもしれません。


 ディフェンスもTrent Coleが3サックと外から回って届くようになって来ました。気が付けば8サックですし、二桁まで行ってくれると嬉しいですね。中盤以降サックが増えたのは、2ポイントスタンスからのパスラッシュで従来の押し込み型から外を回るようにした事が最大の要因でしょう。3ポイントで下から押し上げるのではなく、2ポイントスタンスからは外回ったほうが良いのでしょう。同時に、WRの対面に付く様なタレントの無駄遣いも減ってきました。Conner Barwinにそういうのは任せてColeは4人目のDLとしての扱いをされる事もサック数増加の一因でしょう。

 個人的には評価が高くないBrandon Boykinですが、5INT目を記録しています。マンカバーもゾーンカバーも良いプレイと悪いプレイが交互に来るタイプ(サイズが無い割に横に動けない、ゾーンに入ってくる選手への対応が遅い、その代わり縦へのジャンプは抜群でフリーゾーンでの動きは良い)そういう意味ではINTが多いのも良い時には凄いプレイをするBoykinらしい記録です。去年もフリーでボールが取れないプレイが3-4個は有りましたから、ちゃんと取れば5INTくらいしていました。

 NTとしてやっていけるか不安だったBennie LoganがNTとして仕事をこなすようになっています。その証拠はIssac Sopoagaと併用の時はパスラッシュ時3-4から4-3にしてNTを抜いていたのですが、最近は3-4でColeは外からOLBとしてのパスラッシュ参加、DLはしっかり3人が出ています。Sopoagaを放出した意味がここに有ったのでしょうけれど、LoganはそれなりにOLを抜いていますし4-3DT出身の良い所が出ています。ランプレイでもダブルチームには苦戦していますが、簡単に真ん中を割られないように頑張っていますし、オフにバルクアップできれば(LSUの頑張ったで賞を貰っているので、あまりこれ以上は大きくならないかもしれませんが)足の動くNTとして良い選手になっていくでしょう。


 Tony Romoは出場可能と言う情報も出てきました、Brain Dawkins踊りまくりのあの最終週の試合、翌年リベンジされて、それから2年連続負けてプレイオフを逃しています。NYGとWASは勝ってプレイオフに出ていますし、うちも勝たせてもらいましょう。