イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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Litoもチームを去ります

2009-02-28 11:15:36 | イーグルス
 Lito SheppardがNYJにトレードされる事になりそうです、すでにNYを訪問している(と言う事はチーム同士の合意は有ると言う事です)Litoはメディカルチェックを受け問題なければトレードが発表される事になるようです。
 トレードの内容は今年の5巡指名権と2010年の2巡から4巡の指名権と言う噂が有ります。去年もプレイとチームの成績で価値が大きく変わるトレードをGBとしていますし、NYJのフロントはこう言う内容のトレードが好きなのでしょう。去年の今頃2巡でなければトレードしないとオファーを断った事と比べると、1年で商品価値は大きく下がったと判断せざるを得ません。来年の指名権は普通1ランク下で考えるのが普通です、仮に今年の5巡と来年の3巡になった場合、今年の4,5巡でのトレードと言う計算ですから価値の低下は否めません。
 Joselio Hansonを高額ですが引き止めましたし、Litoを早く処分したかったのでしょう。ドラフトで若手を補充してしまえば商品価値は下がります、CB不作のFA市場を考えればもっと高く売れたかもしれませんが、今年は放出確定の状況でしたし粘りに粘って結局無償で放出がパターンでしたから無事売れた事だけでも喜ぶべきかもしれません。

Dawkins流出

2009-02-28 09:15:45 | イーグルス
 Shawn Andrewsの実兄(ドラフトされたのは共に2004年で今まで兄弟を間違えていました)であるCINのStacy AndrewsをFAで獲得しました。契約年数は明らかになっていませんが、1年平均7ミリオン程度になると言う情報が有りますから6年42ミリオン位の契約ではないかと推測します。6-7 342ポンドのStacy Andrewsは2004年のドラフトで4巡指名されCINに入団、最初はGでプレイしていましたがプロボウル常連のWillie Andersonの怪我でRTにコンバートされると真価を発揮し去年はフランチャイズ指名されてチームに引き止められています。しかし、2008シーズンはチーム全体が不調な事もあってかそれほど良いプレイが出来ずに、Stacy Andrewsを引きとめAndersonを放出したのは間違いでは無いかと批判されていたようです。
 シーズン終盤に膝(右膝だったと記憶しています)の怪我でIR入りし、1月にACLの手術を受けています、MCLは手術ではなく自然治癒すると言う事です。ミニキャンプには間に合わないようで、7月のトレーニングキャンプにも間に合うかどうかと言う状態ですし、ACLを切っているとなると2009シーズン良いプレイが出来るのか非常に疑問が残ります。FA解禁日の27日にチームの本部でメディカルチェックをしています、正式な入団発表は結果次第と言う事になるようです。これで明日になってやっぱり無理です、とか言われても困るのですけれどね・・・
 兄弟どちらがRG,RTに入るのかは分かりませんが、右サイドを2人で担当する事になるでしょう。精神的に不安定すぎるShawn Andrewsの面倒も見てくれると思えば7ミリオン支払っても問題ありません。2008シーズンの衰えが見えたJon Runyanとの比較ならば大差無いと思いますが、本来のRunyanに比べれば能力面で見劣りする選手だと考えています。
 それでも大幅に若返る事になりますし、なによりShawnがフィールドに居るかどうかが重要なのですから、体重・精神面のケアとRunyanからの若返りと言う点でStacyの加入は喜んで良いと思います。



 来る人が居れば当然出て行く人もいます。TDプレゼンターSean ConsidineはJACに、L.J SmithはATLに行く事になったようです。初日からConsidineを引き抜くJACはどこを見ていたのかと聞きたくもなるのですが、ST専用で使う分には素晴らしい選手と判断したのでしょう。
 そして、Correll BuckhalterとBrian DawkinsはDENに行く事になりました。Buckhalterは長年No2RBとしてチームに帯同してきましたが、プレイタイムを求めて新チームを探すと公言していました。今回RBがシーズンで5人もIR入りしたDENに収まった事は本人にとっては良い事だと思います、オフタックルが得意のスラッシャーですし今年コーチ陣が大幅に入れ替わったので戦術変更が有るかもしれませんが、ゾーンブロックへの飛び込みは記録を伸ばすチャンスだと思います。
 
 どうして引き止めなかったのかが理解出来ないDawkinsの離脱ですが、初日に契約が決まった時点で出て行く気が有ったと言う事です。もちろん、シーズンが始まる前から契約延長をしたいとアピールしていたのにチーム側からは何も返答が無かった(らしい)とかシーズンが終わった後もお互い再契約がしたいと言いつつも交渉が進まなかった事で他チームの話を聞くようになったのでしょう。
 FA解禁前に単年契約のオファーを出していると言う情報がオフィシャルHPから出た時に単年じゃあ無理だろうと思っては居ました。単年契約でもDawkinsの気が済むまで好きなだけ居てくださいと言うBrett Favreのような待遇ならば別ですが、年齢的にももう無理だろうし、今年ドラフトで取るから育つまでもう1年居てくれよ。こう言う形のオファーだったのでしょう。Dawkinsは本心からチームに残りたかったけれど納得のいくオファーが無かったので仕方なく外に出たのか、条件が良ければ他所に移っても良いと考えていたのかは本人にしか分かりません。ただ、初日にあっさり決まった(OAKからもオファーがあったようです)事を考えてもすでにDEN移籍を決心していたのでしょう。それならばプロとしての決断として割り切るしかないのでしょうね。レギュラーシーズン最終週のDAL戦でファイトソングで踊り狂っていた姿がホームで最後になってしまいました。
 リングを取るべき選手がまたリングを手にしないままチームを去ります。 チーム最古参の生え抜きをこう言う待遇で追い出すような事をするチームが良い結果を出すことは稀です、オフェンスの最古参TRAとディフェンスの最古参Dawkinsを同時に失う事のリーダーシップと言う意味での損失は計り知れません。

FA戦線前日

2009-02-27 07:48:28 | イーグルス
 RFAのHank BaskettとNick Coleに2巡指名権を保障する1,545ミリオンの1年契約を、EFAのTank Danielsにミニマムの1年契約をオファーしました。

 BaskettとColeはドラフトされていませんからローテンダーでは引き抜かれた際の保障が有りませんから2巡指名権と引き換えになる契約をオファーするのは当然でしょう。
 Baskettはドラフト後すぐMINと契約しましたが、すぐにトレードでチームに合流しました。高さの割に縦へのスピードが有り、サイドライン際でCBとの1対1での強さでロングゲインを見せます。またダウンフィールドでのブロッカーとしても秀逸でCBと弾き飛ばす場面が随所に見られます。横への動きは平均以下ですし、パスキャッチもミスが多いのですが、これは毎年改善されていますし更に良くなる事が期待できます。
 ColeはOTからCにコンバートされました、6-0で350ポンドの横に広い体でゴールライン前のFBでも起用されてきました。RGの相次ぐ怪我でスターターに昇格し、ランブロッカーとして平均的な能力を持つ事をアピールしました。スターターで1年やれるような選手ではないのですが、LT以外の4ポジションをこなせる万能性はバックアップとしては貴重です。
 DanielsはLBとしては2流ですが、STでは素晴らしい働きをする事が出来ます。以前にもST強化の為にチームに居た事もありますし2008シーズンもSTで素晴らしい働きをしています。オファーはしましたが、ドラフト等でのLB補強次第では開幕に残れない可能性も有りますが、安価なミニマムオファーですしST枠でチームに残るのでしょう。

 RFAへは予想通りのオファーを出しました。ルーキーFA上がりですし、2巡指名付きのミドルテンダーになるのは仕方が有りません。あとはBaskettの高さ、Coleをスターターとして評価しているのかと言う点をふまえながら長期契約をするかどうかを判断する事になります。チームのパターンはこの手の1軍半に安価な長期契約をしては外すのですが、この2人はどうなるでしょうか。


 Brian DawkinsとTRAに対してオファーは出しているようですが、合意しないまま最終日が過ぎていきます。実力と年齢を考えれば、この2人の流出は問題ないと言えなくも無いのですが、精神面でのダメージが大き過ぎます。FA市場に大物が出ることが少なくなりましたし、FAで補填するのは無理でしょう。キャップが無くなる可能性が強くなっていますし、払い過ぎと言われてもFA市場に出さないように再契約を続けドラフトで良い選手を引く事で選手をプールする事になるのでしょう。そう言う意味でオーナーの懐具合優先のチーム運営をするチームは苦しいやりくりをする事になりそうです。

遅すぎると思うわけです

2009-02-26 22:06:36 | イーグルス
 今年のスカウティングコンバインの40ヤードの数字を見ていると、去年までに比べてかなり数字が悪い印象が有ります。INDの本拠地がRCAドームから新築のルーカスオイルスタジアムに変わった事の影響が有るのでは無いかと考えたのですが、同じ事を考えたようでFootball Outsidersが統計を取っています。
 それによるとRCAドームでの10年間のWRの平均が4,54で今年が4,51と速くなっていて、RBは10年の平均が4,57で今年は4,58とほぼ変わらない。この事から場所が変わった事の影響ではなく、今年のドラフトは質が低いと言う結果になっています。
 ただ、この10年平均というのがまずもって怪しいです。と言うのも、3年位前までRCAドームは40ヤードの数字が出ないからとコンバインで走らない選手が多かったです。40ヤードのレーンを改良して走ってもらえるようにした結果4,3秒台が次々と出るようになったのですから、10年平均の数字ではなくここ3年程度の平均値と今年を比べるのが正しいと考えます。多分、この条件で比べた場合には今年のほうがかなり40ヤードの数字は落ちているでしょう、特にDBで4,3秒台が一人も居ないのは今年のレベルが低いとかの問題では無いと思います。どれくらいの誤差が有るのかはドラフトされた選手がフィールドに出てみないと分からないのですが、個人的には1割くらいは甘く考えて良いのかと思います、今年の4,5ジャストは去年までの4,45くらいで見て行こうかと考えています。
 それを考えると、フィールドの横に特設レーンを作った40ヤードだけでなく、フィールド内で行われた各種数値も去年までとは違うと言う事になり、スリーコーンで6秒台を出したから凄いと単純には言えなくなってしまうのですけれどね・・・。今年のトップクラスの選手の40ヤードの数値の悪さは異常ですし少なくとも40ヤードの特設レーンは去年までより遅いと考ようかと思います。

Dawkinsが居なくなったらチームはどうなってしまうのでしょう

2009-02-26 08:57:42 | イーグルス
 27日からFA戦線が始まりますが、Brian DawkinsとTRAに対する再契約はまだ済んでいません。

 スカウティングコンバインの会場でAndy Reidは、この2人はチームに帰ってくるだろう。と契約交渉が前向きに進んでいる事を示唆するようなコメントを残しているのですが、後2日しかないのに再契約のニュースは有りません。Dawkinsはチームに残りたいと言う意思を公開していますから契約に至らないのは条件で折り合わないと言う事なのでしょう。36歳になるDawkinsの年齢を考えればチーム側は単年契約を引退するまで毎年更新するような形にしたいでしょうし、Dawkins側からすれば3年契約程度でサインボーナスを受け取りたいのだと思います。コーチ兼任みたいなものですし少しくらい多めに支払ってあげても良いと思うのですけれど、長年プロボウル選出を競ってきたDarren Sharperはカットされてしまいましたしベテランの市場価値の低さをフロントは計算しているのでしょう。
 しかし、Dawkinsを失うのはプロボウラーを失うだけではなく、チームの士気と言う点で致命的なダメージになりますから絶対に引き止めなければなりません。酷いミスをした選手に対してコーチ陣が見向きもしない中でDawkinsが指導しているシーンもありましたし、おとなしいチームの中で気合を前面に出して鼓舞するDawkinsの存在は別格です。FA市場に出してベストのオファーにマッチするような密約でも有れば別ですが、後2日の間に契約延長する事が絶対に必要です。

 TRAも家族の事を考えればPhiladelphiaに残りたいとコメントしています、ただFA市場に出てくるOLがことごとくIRからの復帰やシーズン終了後に手術を受けているような怪我人と言う事を考えると健康にシーズンを過ごしたTRAの価値が高くなるのは仕方がありません。それに対して毎年背中や膝の怪我に悩まされ血栓でトレーニングが出来ない可能性が有る34歳のTRAへのチーム内での評価が釣り合わないのだと思います。Jon Runyanを残してTRAをカットするのならばまだ分かるのですがRunyanは膝の手術を受けて復帰出来るのかまだ分からないような状態ですから両方失う事を考えればTRAを引き止めるのは当然の事だと思います。ただ、10ミリオン支払うような選手では有りませんからTRA側の要求が高すぎるなら放出で仕方がないと考えているのかもしれません。

 Reidが2人に戻ってきて欲しいと考えていても、契約はReidではなくJon Bannerと先日入閣したAndrew Brandtが担当しています。チームに必要な戦力の確保よりも財政を優先するようでは勝てるチームにはならないと思うのですが、不況でオーナーもお金を使いたくないでしょうしねえ・・・・・・。キャップは30ミリオン程度空いているようなので契約には問題が無いはずです。