イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

BradleyをSLBに

2008-06-30 07:42:23 | イーグルス
 去年と比べてスターターの入れ替えがありそうなポジションは、CB Asante Samuelが確定、FBもスターターThomas TapehがFAで抜けた為に誰が生き残るかはまだ分かりませんがスターター入れ替えになります。そして、Takeo Spikesが抜けたLB陣で2年目のStewart BradleyがMLBに入る予定になっています。

 地元誌の情報によると、EaglesフロントはSLBとしての才能を見込んでBradleyを3巡指名で去年獲得したそうです。カレッジではSSとして入り、その後膝の怪我で1シーズン棒に振る等を経て、LBから最後はDEにまでコンバートを繰り返した選手です。6-4 255ポンドのサイズは軽量小型のスピードを優先するEaglesではDEをやっていてもおかしくありませんが、高校時代はQB/Sでプレイしていた事も有りパスカバー能力も高いそうですし、ショートエリアでTEをカバーする事を想定しての指名だったようです。
 しかし、JIm JohnsonはCris Gocongを気に入っていてSLBで育てる事になっていました。その為にBradleyはSLBではなく、MLBの練習をする事になります。そしてMLBとしてのBradleyをJohnsonが気に入りJeremiah Trotterの放出を決断する事になりました。53人枠に残ったBradleyはMLB,SLB両方のバックアップとしてルーキーシーズンを過ごしていました、Spikesが怪我で戦線離脱した最後2試合でWLBとして出場し、1サック1INTを記録します。この時の好成績でスターター昇格が決まり、Omar GitherをWLBに戻してBradleyの為に席を空ける事になりました。
 
 今回地元誌での話題は、BradleyはSLBの方が良いし、GocongはTEへのパスカバーが出来ないからSLBはBradleyにした方が良いと言う話でした。サイズ不足は問題なのですが、GaitherはMLBとして良いシーズンを過ごしましたからWLBに戻さなくても良い。そしてパスカバーが出来ないGocongにはWLBを任せてブリッツ能力を活かした方がユニットとして上手くいくと言う内容でした。
 私も同じ意見です、Trent Coleのパスラッシュ能力を活かす為にもGocongをColeの後ろに配置してブリッツさせる事が効果的でしょう。同じギャップに2枚3枚入れる事で突破率を上げるのがJohnsonのシステムですしQBの背後からチームベストのパスラッシャーを2枚入れるのは有効だと思います。ただ、今の段階でGocongをWLBに入れる事は考えていないようです。
 少なくとも去年最後の2試合でのBradleyをWLBに入れてGaitherがMLB,GocongがSLBの布陣よりはBradleyをMLBに入れた方が機能すると思います。BradleyをMLBの位置からTEのカバーに付かせて、守備範囲の広いGaitherに開いたスペースのカバーをさせる事でGocongをパスラッシュで使う事が可能になります。Gocongはパスラッシュをさせる事で持ち味を出す事が出来る選手ですし、パスカバー能力の高いBradley,Gaitherを上手く使う事でGocongを自由にする事が重要です。
 もっと簡単な解決方法もありました、TEをSSに任せる事が出来ればSLBはフリーに動く事が出来ます。そう言う意味でも即戦力Sの補充は必要でした。結局獲得したのはFS/CBのQuintin Dempsでしたし5-10のQuintin Mikellか、カバーミス製造機Sean ConsidineがSSで使われる事になりそうです。どちらにせよ、プロボウルTEが全てのチームに居る地区のSS.SLBとしてはGocong.Mikellでは役不足です。

 BradleyをSLBで使うだけで全てが解決する気がするのですが、GocongのSLBにこだわり続けています。GocongにTEがカバー出来るようになるとは思えません、去年のキャンプは怪我で欠席していたL.J SmithがGocongをぼろぼろに叩きのめしてくれる事を期待します、そうすればGocongをWLBかDEにコンバートする事を考えてくれるかもしれませんから。

Reid-McNabbで10年目です

2008-06-28 08:32:09 | イーグルス
 練習用のQB Casey Hansenをあっさりカットしました、キャンプが終わるまでは確保するのではないかと思っていたのですがKevin Kolbに多く投げさせる計画なのかもしれません。

 右膝の手術から2年近くが経ち、Donovan McNabbのフットワークがどれだけ元に戻っているのかがオフェンスを左右します。去年は開幕と最終戦で別人のような動きになりましたし、無事に回復しているのであれば全盛期のスクランブル連発とはいかなくても1試合12サックを浴びるような無様な事にはならないでしょう。肩の怪我もそれ程重傷ではない事になっています、毎年恒例の自主キャンプは今年もやるようですし、プレシーズン3戦目に間に合えば良いのですからゆっくりと調整をしてくれれば十分です。
 ショートパスのコントロールが悪いのはもう治らないでしょう。パスラッシュを察知するかセカンドレシーバーまで見る、のどちらか一方にしか出来ないのも目を瞑るしかありません。良い時はフットワークで逃げ切れる自信が有ったからレシーバーをぎりぎりまで探していたのでしょうが、去年はラッシュが来たら即サックでしたしセカンドターゲットを見る余裕がありません。フットワークの回復はサックを減らす事よりも2番手3番手を探す精神的余裕と言う効果が期待出来ると思います。

 2年目のKolbがミニキャンプではセカンドチームを率いました、ただA.J Feeleyとの2番手争いはまだまだ決着は付かないでしょう。Kolbのセカンドチーム昇格も30歳を超えたMcNabb,FeeleyよりもKolbの成長を期待しての事ですし、実力ではまだFeeleyが上だと考えます。
 FeeleyもMIA,SDを経て戻ってきて3年目、30歳になりました。実はMcNabbとは1つしか違わないのですからMcNabbの次のエースと言う扱いにはならないです。バックアップとしては有能だけれどもスターターとしては使えない、全体的な能力は有るけれどもあからさまな欠点が有る為に緊急で使う分には良いがスターターとして研究されるとボロが出るそう言う選手なのだと思います。結果2試合で7INTを浴びましたがNE,SEA相手に好ゲームを見せていますし、ランが出て無理に投げないで済む試合ならば勝てるだけの能力は有ります。20試合程度スターター経験も有りますし、McNabbに異常が無ければ2番手はFeeleyになるでしょう。

 2巡指名から1年経ったKolbはショットガン専用ならの脱皮ができたのかどうかがプレシーズンゲームでの見所になるでしょう。頭の良い選手で投げるべき所に投げる事が出来ると地元での評価は良いのですが、これは贔屓されたものと割り引く必要が有ります。脚は速くは無いですし、リリースが早い訳でもないです、余程判断が良くなければNFLレベルでスターターを務めるのは難しいでしょう。危険になる前に走り始めるだけの判断力かスローイングシステムの向上、どちらかが無ければ未完の大器で終わるような気がしています。
 Kolbで気になるのは、今年のドラフトでWRとして最初に指名されたDonnie AveryがKolbを良く見せていただけに見える事です。ドラフト時のハイライトを見直してみると、40ヤード4,3秒とも言われる快速Averyのスピード任せのロングボールばかり(これがAndy Reid的に気に入ったのかもしれませんが)他のレシーバーへのパスは平凡なのです。KolbがAveryのスピードを光らせたのか、AveryのスピードがKolbを良く見せたのか、指名したくらいですから調べつくしたのでしょうが今年のドラフトで補強ポイントだったWRのハイライトを見て回っていた時に気になりました。

 McNabbが怪我をした場合、その試合を引き継ぐのはFeeleyです。シーズンエンドになってしまった時にはKolb,2-3試合で戻ってくるならばFeeleyがスターターとして起用されると考えます。Koy Detmerが居た時のような使い方をするという訳です、あの時若手として期待されたFeeleyが今では若手に脅かされるようになりました、McNabbも10年目を迎えますし年月を感じます。

何にも変わりません

2008-06-27 07:48:16 | イーグルス
 OTAを欠席しているLito Sheppardが子供相手のボランティアを企画し、その時にホールドアウトについても話をしています。

 ミニキャンプには参加しなかったが体は作っている、ビジネスの話であってチームが嫌いとかそう言うわけではない。でも、ビジネスが上手くいくのであればどこにだって行く準備がある。こういう感じのコメントのようです。つまり、ドラフト前から何も変わってないと言う事です。契約の見直しは無いでしょうし、トレードするしないはチーム側に権利が有ります、Litoが出来る抵抗はホールドアウトだけです。7月21日からルーキー、24日から全員参加でトレーニングキャンプが始まります、それまでの間にLitoが望むような動きは無いでしょう、キャンプをホールドアウトしてまでトレード・契約更改を求めるのかは微妙だと思います。
 
 チームとしても、Asante Samuel,Sheldon BrownにLitoの3人ともあと4年以上契約を残しています。LitoがホールドアウトしてもスターターはSamuelとBrownで問題ありません。この状態ではLitoが駆け引きに勝てる訳がありません、最悪ホールドアウトされても放っておいても良い訳です。ホールドアウト中は給料支払わなくて良いのですから、キャップを2ミリオン無駄にするだけの事です。
 フランチャイズ指名を断ったTrotter,1巡ルーキーの6年目のベースが0,6ミリオンでしかなく契約更改を求めた(フロントは怪我を理由に契約更改したくなかった)Simonの時とは状況が違います。ここでまたごねれば出れるの前例を作ればチーム全員がホールドアウトを連発するようになってしまいます。Litoにはかわいそうですが、チームは妥協してはいけない場面だと思います。

 結局のところ、OTAを欠席したLitoが久しぶりに公の場に姿を現し今までと同じコメントを繰り返したと言うだけで何も状況は変わっていません。

FAでもう一人獲得を

2008-06-24 07:28:58 | イーグルス
 ランで1333ヤード、パスで771ヤードを稼ぎオールプロに選ばれたBrian Westbrookですが、常に膝痛に悩まされていますしいつ壊れてもおかしくない不安を持ちます。負担を減らし、もし怪我をした時には代役になれるバックアップが必要なのですが、エースとして使えるRBを獲得する事無いままシーズンを積み重ねています。

 長年コンビを組んできたCorrell Buckhalterからドラフト時のトレードで獲得したLorenzo BookerにNo2RBは変わりそうです。やや筋力不足ですが、Westbrookに似たパスレシーブとアウトサイドへのスピードが売りのBookerはルーキーだった去年MIAで5試合に出場し平均4,5ヤードの125ヤードをランで、28回のレシーブで237ヤードをパスで稼ぎました。5試合で28回のレシーブはRBとしては出色ですし、Westbrookと同様モーションしてスロットからルートに出るだけの能力を持っています。インサイドをステップで抜ける動きは期待できませんが、Westbrookとほぼ同じ事が出来るBookerが居る事は負担軽減と言うよりも もしもの時の備えとして役に立ちそうです。ドラフト時には40ヤード4,47ヤードを記録しています、2巡指名のDeSean JacksonをPR専任にしてKRはBookerがOTAの間多く練習をしていたみたいです。
 No2から降ろされるであろうBuckhalterですが、インサイドへのランを2年目のTony Huntと争う事になります。スピードでは圧倒していますし、純粋な筋力ではHuntが勝っているでしょうがインサイドのランと言う意味ではBuckhalterが勝っているでしょう。問題なのは3度シーズンエンドになった両膝の状態です、最後の手術から3年過ぎていますがOTAを取材していた地元の記者によると良い状態ではないという事です。
 Huntは若干体重を落としてスピードアップをする予定になっていますが、上手く行っていないようです。Westbrook,Bookerと組ませる事を考えると、万能型のBuckhalterよりもパワー特化型のHuntを使いたいのですが、そのパワーを活かせるインサイドのランで1ヤードを確実に取れない(ゴールライン前で2度1ヤードが取れず3度目でTDを取ったりしてます)のですから余程成長しなければ実戦で使われる事は無いでしょう、キャンプ、プレシーズンゲームの状態次第ではカットも有ると考えます。
 ACL手術から復帰するRyan Maotsですが、同じタイプのBookerの加入で事実上カットが確定しています。Andy ReidはMoatsにWestbrookのコピーを求めたのでしょうが、スピードは有るもののキャッチ力に問題があり重用されませんでした。

 Westbrook,BookerにBuckhalterまではロスター残留がほぼ確定しています、まだ2年目のHuntを残すのかどうかが焦点でしょう。230ポンドの体を持っているのですが、FBとしてはブリッツが拾えず使えないようですし使い所が難しいです。こういうカレッジスターでプロではスピード不足の選手はプレシーズンのサードチームあたりだと活躍してしまい残ってしまう事が結構有るのですが・・・。Westbrook,Buckhalter共に怪我が怖いですからRB4人体制の方が良いとは思います、そう言う意味でもFA市場に残る大物を獲得する事を今からでも考えて良いはずです、Huntよりは怪我人でも全盛期を過ぎているとしても良い仕事が出来るでしょうから。

再就職

2008-06-23 06:26:58 | イーグルス
 大ベテランKimo von Oelhoffenと契約する為にカットされたLajuan RamseyがSFと契約しました。去年もカットしたSam RayburnがSFに行きました、うちの軽量DTは3-4のDEで丁度良いのかもしれません。ただ、基本的に2ギャップでランディフェンスが要求される3-4のDEとパスラッシュ重視の4-3DTならば、数字上4-3DTの方が重い事が多いのですがOLを食い止めるという意味でうちのDTではMike Patterson以外3-4では起用が難しいとは思います、サードダウン専用のDLで使われると考えます。
 Kimoのロッカーがオフシーズンそのままになっていると言う話は何度もオフィシャルHPに載っていました。再契約する事を確約した上で15年目37歳の大ベテランをミニキャンプに呼ばずに若手を一人でも多く試す為にFAのままで居てもらったと言うのが真相のようです。去年は9試合に出場しました、9試合も出ていた印象は無いのですがゴールライン前等で5-6人DLを並べるような時には必ず入っていたようで、軽量DL陣の中でランストップ専門として居場所を見つけたと言う事でしょう。ただ、DLはドラフト上位で2人、FAでChris Clemonsと3人補強してJavon Kearseが抜け2人増えています。53人枠に残る事まで確約されているとは思えません。


 球団社長のJoe Banner、GM Tom Heckertに続くフロント3番手と見られていたJason Lichtが噂通りにARIのフロントに入りました。HeckertのATL GM就任の噂が出た時には後任としてGM昇格と言われていたのですが、残留したHeckertに追い出される事になりました。
 ATLのGMとしてチームを出る動きを見せたHeckertに権限強化する条件で引き止めた訳ですが、同時に後任候補のLichtの権限強化が有るのも当然です。その結果2人がぶつかってしまったのではないかと考えています。落ち目のチームと言わざるを得ない現状、こういうチーム力低下は避けて欲しいのですが仕方がありません。強いから引き抜かれる、弱いから内部抗争が起こる、どうも今回のフロント人事は弱いチームに起こる事の印象が有ります。