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Herremans解雇

2015-02-27 08:47:00 | イーグルス
 昨日書いたらTodd Herremansの解雇が決まったようです。ただ、正式に解雇された訳ではなく、決定したようだ。と言う内部情報を得た。の段階ですけれど、こういう形のニュースになった場合にはほとんどその通りに進行します。

 Herremansは2004年の4巡指名(Trent Coleは5巡なのでチームの最古参はHerremansでした)2部校からのスリーパーと言う形で入団。その後Tra Thomasのバックアップを務めてからLGのスターターに昇格、OTに怪我が出た時にはLT,RT共に1番手の控えとして穴を埋めてくれました。その後RTにコンバートされ、Lane Johnson加入でRGに移動して現在に至ります。10年のキャリアでC以外の4ポジションのスターターを歴任してきましたし、毎年のように膝だ腰だ足首だと小さい手術を受け、最近はシーズンエンドの怪我をする割合が増えてきました。そう言う意味でも32歳の疲労蓄積は大きいのでしょう。

 今回の解雇で2.8ミリオンキャップを広げ、2.4ミリオンデットマネーが出ます。正直、生え抜き最古参のベテランスターターを解雇して2.8ミリオンで割が合うのか?と言う点で疑問は残りますけれど、Allen BarbreやAndrew Gardner、Matt Tobinと代役が居る事を考えるとダメージの小さい放出と考えたのでしょう。


 このブログの一番最初の記事が2004年のロスターを考えるでした。HerremansもColeも居ないメンバー表です、つまり、この時の人は今年コーチからスカウトに転進したTed Williamsを含めてもう誰も居ないのですよね・・・(出戻りのPat ShurmurとDuce Staleyは居ますけど)
 10年生え抜きの次はTENからFAできたJon Dorenbosが2006年加入、2007年ドラフトのBrent Celekが生え抜きの古参になります。


http://green.ap.teacup.com/applet/eagles/1/trackback

カット候補4人

2015-02-26 10:30:00 | イーグルス
 タグを貼るとか、年度内にカットするとかの時期ですが、すでにJames CaseyをカットしているEaglesには4人カットの危険が高いベテランが居るとNFL.COMにレポートが有りました。


 Trent Coleは4-3DEだった最後の年になる2012年にさずか3サックと成績を下げ、3-4OLBにコンバートされた13年は不慣れなパスカバーをやらされた影響も有って前半8試合で0サック、後半8試合で8サックの極端な成績。順応していると期待した14シーズンは6.5サック。スターターとして平均値の働きはしたと思うのですけれど、12ミリオンの大金を支払う(来年以降もっと増える)事を考えれば10サックがノルマでしょう。
 DCがBilly Dacis留任のままですし、Coleをカットして入れ替えた方が良いと思います。生え抜きのリーダーとしての存在の重さを考えると数字や年齢で測るべきではないのかもしれませんけれど、8.4ミリオンキャップを開ける事も考慮すればカットしてFAの大物を狙うかBrandon Grahamをキープする方針がベターだと考えます。


 DeMeco Ryansはトレードで来たのでゴーストサラリーなしの6.8ミリオンキャップを広げる事が出来ます。2度目のアキレス腱断絶の怪我から復帰できるのか?ここが焦点になります。
 復帰するとして、契約最終年度の30歳ですから年齢、キャップスペース、怪我と放出の条件は満たしています。最大の問題は誰が代わりに入るのか?になり、UFAのCasey Matthewsと再契約してスターターに据えるのは考えたくないですし、若手に良い選手は居るのですがスターターで1年やってDeMecoと同等の仕事は難しいでしょう。Najee Goodeが怪我で休む事が無ければDeMecoの代役が出来るかを試せたのですが・・・
 代役が居ないと言う事をコーチ陣がどう考えているのか?後半戦負けが続いた要因はパスディフェンス崩壊でILBの責任は小さく見えますけれど、ランディフェンスにSSを入れた分LCBが1対1を続けた。こう言う所での影響は小さくないと考えます。DeMecoは出すべきではないと考えています。


 Cary Williamsは2014年不振でした、精神的に切れてしまっていると言うかキャンプ中からコーチ批判をするなどチームと合わない部分が見られます。プレイオフのNO戦で見せた敗因となる反則もそうですけれど、メンタルに波が有るのでしょう。
 それでも、チームのNo1CBなのは間違い有りません。同時にNo2だったBradley FletcherがUFAでチームを離れますからスターター級CBを2枚取るリスクに踏み込めるのか?ここがCaryの処遇で難しい所です。3番手はBrandon Boykinで固定、現行4番手のNolan CarrollはMIAでスターター経験が有るのですけれど、14シーズンを見る感じスターターで1年使い続ける選手では無さそうです。
 ドラフト上位でCBを指名したとしても、その選手が即戦力かはプレシーズンまで分かりません(そう言う意味ではCarrollが保険にはなるでしょう)Caryを出してFAで1枚、ドラフト上位で1枚がCB補強の理想ではあります。が、FA市場のCBは比較的小さい選手が能力ランキング上位に並びます。Cary出して同等以上の選手を取れる確率は高く無いと思うのですよ・・・精神的な不安を考えればCaryは出した方が良いと思いますけれどね。(ドラフトは6-0程度のサイズを持った選手が上位候補に多いです)


 そしてTodd Herremansになります。個人的にはオフェンスの最古参として残して欲しいのですけれど、若手が伸びている(と言うか怪我人続出の中使ってみたら案外やれた)事を考えると、Herremansを解雇した時のダメージが少ないと言えるでしょう。まあ、Herremansをカットした場合の代役候補がAllen Barbre31歳とAndrew Gardner29歳(開幕日計算)なので若返りにはなりませんけど・・・少なくともキャップは開ける事が出来ます。



 ドラフト上位でCBを1枚(Carrollとセットで)カバーすると計算しても、穴は多いですしキャップはきつい。キャップを空けてもスターターを放出するから穴は一つ増える。簡単ではないパズルになりますけれど、LeSean McCoyが元気なうちになんらかのアクションをおこさなければなりません。

 Chip Kellyにとって最初の2年間は試運転のようなものだったと考えています。就任当時のFA補強が中堅を2年契約と言う形だった事、OC,DCも2年契約(延長したのでしょうけれど)試運転が終わってここからがChipの作りたいチームを作っていく事になるのでしょう。
 一つ心配なのは、万能性を求めすぎる点。ILBでもOLBでも使える、TEでもWRのように使える、またはパスラッシュだけでなくショートエリアカバーも出来る。これは両方出来るなら素晴らしいと思うのですが、結果どっちも水準に達しないのでは使う所が無いです。Coleにパスカバーさせたり相手の裏をかく事を考えすぎて長所を消す事にならなければ良いのですけれど。

コーチ移動まとめ(2回目)

2015-02-23 19:30:00 | イーグルス
 スカウティングコンバインもあっという間に最終日、正直CBとSを1,2,3巡で取らなかったらBPAとか言う前に負け組確定のドラフトですし、ここまで実技見ていません(指名した選手だけ見ますけどね)
 今夜23時からのDBの40ヤードとか実技は見ようと思っています。寝てしまわなければチャットやりますので参加ください。


 オフシーズンのフロント・コーチの変更をまとめてみます。

 まずはHowie Rosemanが上級球団副社長兼フットボール部門責任者(Executive Vice President of Football Operations)と言う肩書きに変わりました。
 これまでは副社長兼GMでしたから肩書き上は出世なのですが、人事権をChip Kellyに集中させるようですから、権力は失った事になるのでしょう。


 DBコーチのアシスタントをしていたTodd LyghtがVanderbilt大のCBコーチに就任しています。
 これはDB就任時にコーチ暦の浅いLyghtを取った意味が良く分からなかったので、流出のダメージは小さいと思いますし、もしかするとDB不振の責任で解雇なのかもしれません。


 ベテランのTEコーチTed WilliamsとDBコーチJohn Lovettがコーチからスカウトに移動しました。
 TedはTE/RBコーチとして何人も良い選手を育ててくれました。Lovettのフロント入りはやっぱり左遷ですかねえ・・・

 代わりにTEコーチにJustin Peerlleが就任、DBコーチにはCory Undlinが就任しました。
 Peerlleは2012年にPITのキャンプに参加したのを最後に引退、13年からアシスタントTEコーチとしてチームに居たそうです(記憶に無いですけど)TedからTEコーチとしての技術を学んでの昇格と考えたいです。
 UndlinはNFLで10年のコーチ暦が有り、最近2013,14とDENのDBコーチを務めていました(最初の4年はアシスタントコーチ)NE,CLE,JAC,DENと4チームでのコーチ経験があります。


 QBコーチBill MusgraveがOAKのOCとして引き抜かれ、Ryan DayがQBコーチに就任しています。
 NFLのコーチは初めてで、カレッジでは2002年母校のコーチをして以来のキャリアとなります。最近はTempleとBoston CollegeでOCを務めていました。Chipが居た頃のNew HampshireのQBでしたから教え子を呼んだ形です。


 そして、GM候補数人と面接などをしましたが、結局スカウト部長をしていたEd Marynowitzを副社長兼選手人事部長として昇格させました。GMは置かないようですし、Chipに権力が集中する事になります。

 ここまではGM人事の際に一回書いています。


 新しい動きはStephen Thomas,Matthew Harper,Michael Clayの3人をアシスタントコーチとして任命しています。
 Thomasはディフェンスのコーチ見習いに就任、HarperはSTコーチアシスタントからDBコーチアシスタントに昇格、Clayはディフェンスのコーチ見習いからSTコーチアシスタントに昇格と言う玉突き人事です。

 ClayはOregon大から2013年MIAに入団しますがキャンプでカットされ、14年にコーチ見習いとして加入していました。
 HarperもOregon大出身で2013年STコーチアシスタントで入団、2年間STを見ていましたがDBコーチアシスタントに転向する事になりました。現役時代はFSだったようです。
 上記の2人はChipの教え子でOregon大を卒業したばかりになります。
 ThomasはBuffalo大でLBをしていて2007年卒業後はCortland大、Delaware大、Princeton大でコーチ経験が有ります。


 NYJでアシスタントLBコーチをしていたBrian Smithを同職で入団させています。 Massachusetts大出身でNYJで8年間のコーチ暦がありますが、全てアシスタントのようです。


 移動と言う点ではHowie Rosemanの左遷、DBコーチの入れ替え、名コーチTed Williamsのフロント入り、この3つが大きな動きでしょう。

James Casey解雇

2015-02-20 08:41:00 | イーグルス
 2015年のサラリーキャップ総額はまだ決定して居ませんが、契約済みの選手だけでも予想される金額を超過しているけれど、繰り越分でなんとかキャップ内に収まる。この事は先日書きました。
 繰り越しを入れたとしても、不意の契約やシーズン終了後の契約更新などの為に余裕を持たすのがいつものやり方ですし、キャップに余裕は有りません。

 キャップ対策で解雇・契約見直しをする選手のリストも先日書きましたが、真っ先にカットされると考えていたJames Caseyが予想通り解雇されました。
 2013年にHOUから3年契約で入団したのですが、13年は15試合出場で3レシーブ、14年はプレイタイムは増えましたけれど16試合出場で3レシーブ。3年10ミリオンの契約にはまったく釣り合わない2年間を過ごしました。
 これは13年ドラフト2巡指名のZach Ertzが当りだった事も影響しています。Ertzを取らなかったらCaseyが2番手TEとしてプレイタイムを得ていたかもしれませんし、使えば30キャッチしたかもしれません。HOU時代の11年は18レシーブ、12年は34レシーブしています。
 この解雇で4ミリオンキャップスペースを増やす事になりました。解雇したら4.8ミリオン増やせるBrent Colekとどちらをカットするのか?考えるまでも無くCaseyカットでしょう。


 これでTEはCelekとErtzにST要員のTrey Burtonの3人編成。13年の2TEセットならもう一人スターター級が欲しいですし、14年の3WRセットならこのままで十分です。1.5ミリオン程度で取れる2番手TE辺りをFAで取るのかCaseyと安価で再契約の可能性もゼロではないと思います。

 次はTrent Coleでしょう。解雇するのか、金額縮小を受け入れさせるのか、新契約を継ぎ足す形にするのか(これはゴーストが残るから嫌ですけどね)10ミリオン以上を支払う能力ではないですし、契約をいじらないでそのまま15年に入るとは思えません。

ブロック5回とか聞いた事無い

2015-02-19 14:42:00 | イーグルス
 RBやWRの所でリターンはSTでまとめてと考えていたのに、すっかり忘れていました。

 Darren Sprolesをトレードで獲得、Bryan Braman,Chris Maragosと言ったST専用選手のFA加入。Josh Huffをドラフトで指名してリターン・カバーチームは中核総入れ替えとなりました。

 KR 
Josh Huff 14回 平均29.6ヤード 1TD
Chris Polk 11回 平均30.9ヤード 1TD

 PR
Darren Sproles 39回 平均13ヤード 2TD

 100ヤード越えのTDを記録している為にKRの平均値はリーグ4位の好成績となりました。2人合わせて25回で755ヤード、TD2つで209ヤードですからそれを除いたら23回で546ヤード、平均23.7ヤードと平凡な数字になってしまいます(どのリターナーも一発ロングゲインの数字込みですけど)印象として20ヤードラインを超えるリターンを数多くしてはいませんからエンドゾーンの浅いところから返して20ヤードくらいで止まる、たまに一発が出る(その一発が出るだけで凄い事なのですけれどね)結果リーグ4位の平均KR成績となりました。

 Sprolesの2TDはリーグ最多タイ、PR平均でもリーグ4位の好成績です。DeSean Jacksonと違い後ろに下がらずにリターンで抜けていくのは見ていて安心感が有りますし、判断と言う意味でもベテランの味を感じます。


 パントをブロックしたのが4回、FGをブロックしたのが1回、そこからのリターンで2TDとSTユニットはNFL史上に残る(かもしれない)大活躍でした。ST要員を重視するChipの良いところが出ています。まあ、ポジションでの能力・バックアップとしてのデプスを犠牲にしている面は有りますけれど、2014年に関しては大成功したと評価しなければ不公平です。


 K,P,LS,KR,PR共に2015年も同じメンバーが残ります。一回致命的なファンブル(と言うかお見合い)も有りましたがリターナーの前で露払いをするBrad SmithがUFAになり、ブロックを決めたBrandon Bairはファイナルカットで残れるかぎりぎりの選手です。STユニット全体を見ても重要選手の入れ替えはこの2人だけですから15年もSTユニットに不安なしと期待して良いでしょう。