LB以外補強完了

　3日目の指名は、トレードから始まりました。

　2024年の3巡指名権と引き換えに4巡105位を手に入れ、ドラフト前には2巡指名が予想されていたGeorgiaのCB Kelee Ringoを指名しました。来年の3巡はFAの補償ピックでJavon Hargraveの代償として3巡が貰えそうなので、大きなダメージにはならないでしょう。

　6-1のサイズと40ヤード4.35のスピードは素晴らしいものの、スリーコーンなどの機敏さ種目は平凡で育成に少し時間がかかるかもしれません（そこが4巡まで残った一因でしょう）

　7巡指名権と2025年の4巡指名権でDETのRB D’Andre Swiftを手に入れました。

　2020年の2巡指名でDETでの3年間は50％くらいのプレイタイムで550ヤード程度のランと400ヤード程度のレシーブを3年間記録しています。つまり、RBを併用するシステムの片方と言う事です。今のEagles的にはエースとしてチームを牽引する事になるはずです。

　能力と言うよりも、4年目の選手（1年使ったらFAです）と言う事、DETがこのドラフトの1巡に小柄でレシーブ上手のRBを指名してSwiftは投げ売りに近い状況だったことを考えると、代償が高いと考えます。が、チームにはエースRBが必要です。そう考えたら、仕方ないかなあ・・・・・・と言った感じのトレードでした。

　で、文句を言っていたら

7巡指名権2個で来年の5巡指名権を作るトレードを成立させました・・・・・・Howie Rosemanがわかったよ、ドラフト権作ってやるから、これで良いだろ？って声が聞こえた気がします。

　6巡188位でStanfordのQB Tanner McKeeを指名しました。

　身長6-6の大型QBで転校する前のBYUでモルモン教布教のために2年間ブラジルに行っています。

　少しだけ見ましたが、長身な分仕方が無いですけど、フットワークがばたばたしてる感じです。

　7巡指名権4つ3日目が始まった時に有りましたが、トレードで3個使って残った249位でTeaxsのDT Moro Ojomoを指名しました。

　4巡指名くらいが予想されていた選手ですから、7巡の終わりに指名出来たのはスティールでしょう。

　Jalen Carterに始まり、リスクよりもビックリターンの可能性を優先したドラフトの印象です。6巡でMarcus Mariotaを獲得してバックアップは確保しているQBよりはLBを1人確保して欲しかったのですけれど、フロントの評価でその時点で残るLBよりもQBだったのでしょう。

　LBは取り損ねましたが、必要なポジションは補充をしました。WRも欲しかったですけれどドラフト前にATLからFA補強しましたから現行で行くのでしょう。

OLとSを指名

　ARIに移籍したDC Jonathan Gannonがタンバリングで移籍交渉をしていたようで、その点の謝罪込みで94位+来年の5巡（補填ピック）と66位をトレードする事になりました。普通に考えて5巡で30個アップは難しいので得をしたと言う事にしておきましょう。

　また、62位を65位に下げる事で188位と248位を手に入れています。

　65位と66位の連続指名となりました。65位ではAlabamaのOT Tyler Steenを指名しました。

　DLからOLにコンバート、その後も転校をして最終的にはAlabamaのLTでスターターを務めています。運動能力に限界がありNFLではOGになるのではないかと見られても居ます。RG/RTのようなバックアップで1-2年修行ですかね。

　66位ではIllinoisのS Sydney Brownを指名しています。カバー範囲の広い運動能力の高いSと評価されています。今年のIllinoisはCBで1.2巡で指名される選手が居てカバーエリアの点で恩恵を受けて良く見える（後方カバーサポートよりも積極的なプレイをしやすい）可能性は有ると思います。

　この2人も試合を見てから詳細を書きたいと思います。

Georgia大好きRoseman

　1巡10位と30位の2つの指名権を持って居たドラフト初日ですが、10位に来年の4巡指名権を付けて9位に一つ順位を上げてDT Jalen Carterを指名、30位ではDE/OLB Nolan Smithを指名しました。

　2人ともGeorgia大出身で、去年のJordan DavisとNakobe Deanと2年間で4人の上位指名を同じ大学出身の選手に使うことになりました。

　Carterは交通事故やら体調不良でまったくダメだったProdayなど性格面での問題が浮上していましたし、Nolanも去年負った怪我が完治していないのではないかと言われています。

　そういうマイナス面があっても、Carterはトップ5候補でしたし、Nolanも15-20位くらいの候補でした。そういう意味では持って居る指名権よりも価値の高い選手を手に入れた、と言っていいでしょう。

　（現状、FAで抜けた選手にたいして与えられる補填ドラフト権で3巡ひとつと5巡が3個貰えるようですから、来年の4巡を出したダメージは小さいです）

　選手の評価については、後日試合を見て書くことになりますが、一般的なドラフト評論家の順位で考えるならば大勝利の1日目となりました。

　個人的にDTは補強の必要があると見ていたのでCarter指名は性格に問題が有っても（元チームメイトがたくさんいるから致命的にヤバい奴ではないでしょう）能力的に歓迎します。ただ、Nolanに関しては負傷よりも235ポンドにDEやらせるのはどうなのか？Hasson Reddickが上手く行ったとは言え、例外的な活躍をした選手の2匹目のどじょうを狙うのは微妙だと思います。3-4にするらなばOLBとして素晴らしい指名となるでしょうけれどね。ReddickとNolanを並べる時、真ん中のDTがいくら強くても外が軽すぎると思うのです。

　それと、去年2桁サックを3人出したDE陣。Brandon Grahamが最後の年になりそうですがそれでも11サックでした。DEを取るなら、LBかSを取った方がチーム全体への影響は大きかったと思うのですよね・・・・・・

　2日目の62位と94位、ここでLB,DB,RBを指名してバランスをとってくれることを期待しましょう。

ドラフト初日

　とりあえず、チャット借りました

https://www1.x-feeder.info/0fv2GIhm/

パスワードは　「draft2023」

月末の締めと同時進行になるので、居ない時もあるかもしれません。

　

　ポジション的な話をまとめておきます

QB　Marcus Mariotaの加入で必要ありません、2024年の2番手候補を取る可能性はありますけど

RB　エース不在、3人で回すにしてもMiles SandersからRashaad Pennyへの入れ替えは耐久性の不安が残ります。

WR　直前にOlamide Zaccheausを獲得して3番手問題の重要度は減りました。

TE　エース固定、2番手候補多数、取らないでしょう

C/G　Jason Kelceの引退問題、Cam Jurgensは24年Cに戻るでしょう。

OT　Lane Johnsonはあと2年プレイします、次を取るのは来年で良いのかなあ。

DT　22年1巡でJordan Davisを指名してFletcher Cox,Javon Hargraveと組む事で解決するはずだったのに、上手くいかなくてNdamukong Suhを獲得する事になりました。HargraveとSuhが抜けるダメージは大きいと思います。

DE　Brandon Grahamが最終年度になりそうですが、Hasson ReddickとJosh Sweatは居ます。

LB　3番手不在、Nakobe DeanがNFLで通用するのか？一番デプスが薄いポジションです。

CB　ベテランスターターはあと2年間は固定確定ですが、2年後総入れ替えが待っています。

S　2番手が不安なのと、スターター候補が領邦単年契約。

ST　Pのレベルアップは必要ですが、取るとしても7巡です。

　ポジションで行くと、ローテーションメンバーが3人FAになっているDT（Coxの後継問題もあり）とNFL出場経験者が少なすぎるLB、この2つは補強する必要が有ります。

　RBのエース、DBの次世代も重要です。ポジションで行くと、DT＝LB＞RB＝DB＞＞DE＝OL＞＞＞QB＝TEくらいのニーズと考えます。

　そこらへんから、昨日の10位RB＞30位DT＞62位LBと言う予想と言うか願望みたいなものになるのですよ。DEとOLとCBは1年猶予が有ると考えます。

ドラフト前

　チャットで使ってた　かにチャットがサービス終了しているので、何か考えます（当日貼ります）

　今年のドラフトは1巡が2個ある代わりに、4-6巡が無い。デプスが薄いポジションが多いので、どこかでトレードダウンしてピックを増やすと考えます。

　また、来年の補填ドラフト権が3-4巡で2個くらいは貰えるでしょうから、来年の3-4巡を放出して今年の4-5巡を手に入れるのも考えられます。

　1巡10位の候補としてDT Jalen Carterの名前があがっています、トレードアップして取りに行く事になるのかもしれません。Jordan Davisと2人並べる魅力は大きいですしGeorgiaでチームメイトのDavisとNakobe Deanが居るので不安視される性格面の情報調査も（取ったなら）問題ないはずです。

　本来TOP3候補だった事を考えれば、10位から6-7位まで落ちてきたらアップもあるのかもしれません。しかし、4-6巡無いですからねえ・・・7位にアップするとして、10位と来年の3巡で上げれるかは微妙ですね。

　

　ここ10日ばかりで評価が落ちているDE Tyree Wilson、ここも10位まで落ちたら候補でしょう。5-6番手なんて言われていたのが、15位くらいまで落ちてきた感じです。

　サイズと運動能力は素晴らしいが、それに見合ったプレイが出来ていない素材型。こんな評価ですし、Will Andersonを図抜けているDEの2番手グループの評価は難しい年です。私は10位まで落ちてきたら’Brandon Grahamの後継として1年育てる時間が有る事を考慮して獲得すべきと考えます。

　他にはCB2人ですね、サイズとスピードのChristian Gonzalezと総合力のDevon Witherspoonの2人、この2人も若返りとCB3番手を考えれば指名して良いと考えます。

　OT陣はLaneがあと2年（怪我が無ければ）やるので、Jason Kelceの後任Cam Jurgensがいますし、OT/OGのような選手にするのか、2年後にRTにまわせるタイプにするのか、G/TだとPeter Skoronskiがドンピシャですね。

　そして、RBのBijan Robinson。そりゃあ取れたらハッピーですよ。215ポンドとそこそこウエイトが有ってあの動きですから、外れる心配が全くない。10年前ならTop3で指名されてます。

　WRは3番手を補強したので、取っても2巡以下だと思います。

　上記の選手であれば、誰を取っても文句ないです。スターターに穴が開いているのはLBとS、そしてRBなのですが、LBとSで10位指名の候補が居ません（Brian Branchは10位じゃないですね）Bijan Robinsonはそういう意味で今年勝つなら指名は有ると思います。

　30位になると、今年3番手グループが豊富なDEの指名、Fletcher Coxが抜けた後がGrahamが抜けた後のDEよりも心配なDT、今年は2巡上位でもそこそこ良い選手が残りそうなCB、RBならサイズないですがJahmyr Gibbsがスロットでも使えるようなキャッチ力があります。

　ここもLBとS取るには丁度良いタレント居ませんね。OLB/DEタイプは多いですが、MLB/WLBのようなタイプは50位くらいからになると予想措定ますし、Sも50位くらいからの指名になるでしょう（上記のBranchが30位まで落ちたら指名があるかもしれません）

　45-55位くらいにダウンしてLBやS取るのはいいアイデアだと思います（62位で狙ってるLBが取れるのがベストシナリオだとは思いますけど）

　30位のDLだとMazi Smithが良いと思います。330ポンドの割に動ける代わりに、アンカーとしての能力は絶対的ではないです。Jordan Davisよりも重心は低いように見えますけどね。この2人が並んだらT.J Edwardsが抜けたランディフェンスをカバーする事が出来るでしょう。

　DE Adetomiwa Adebaworeは面白い存在です、280ポンドで40ヤード4.49を記録しました。シニアボウルの動画を見ましたが、足の回転が良いです。35-40位の評価が多いですが30位で取っても良いと考えます。

　OLも考えられます、C/Gタイプなら最初の指名になるでしょうし、OTでも15位までに3人消えた後の4人目を指名する事になると予想します。

　

　62位はLBかS取っておきたいです、LBの3番目が不在でシーズンを迎えるのは嫌です。SはCBからのコンバートでデプスを埋める可能性もありますけれど、DE/OLBではない、今時のオフボールLBでまともなNFL出場経験が有るのはNicholas Morrow だけですから2-3巡で3番手候補は獲得する必要が有ります。（Hasson Reddickが公式HPでOLB扱いなのでLBがチームニーズから外れてる分析が有るのですけれど、どう考えてもDEです）

　10位でBijan Robinson、30位でMazi Smith、62位でJack Campbell（Edwardsタイプ）かTrenton Simpson（WLB）の指名、（本当にDBを1人行きたいですけどね）これが2023シーズン一番チームが強い形になるかもしれません。2-3年先まで考えると違う答えになりますし、簡単な話でもないのですけれどね。