イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Bartrum(多分)引退

2006-11-30 07:27:33 | イーグルス
 プロボウルロングスナッパーMiake Bartrumが首を捻挫してIRに登録されました、TEN戦でタックルした時に痛めていたようで36歳と言う年齢を考えればこのまま引退することになるかもしれません。契約も今年が最終年度だったと思いますし長年David AkersのFGを手助けしてきたベテランがチームを去ることになります。
 ほぼLS専任だったのですが、ゴールライン前では3人目のTEとして起用されて5つのTDパスをキャッチしています、16シーズン合計で11キャッチしかしていないのですがそのうち5つがTDと言う面白い記録を持っています。
 TEN戦では終盤スナップミスからTDを奪われました、Jamaal JacksonではなくBartrumがスナップしていたようで6年ぶりのミススナップだったようです。もしかするとこのスナップの時には既に首を痛めていたのかもしれません。
 

 チームは代役として元BUF,TENのLS Jon Dorenbosと契約しました、6-0 250ポンドと小柄ですが、LS専任ならば問題は無いでしょう。この選手のLSが良いのか悪いのかは知らないのですが、長年LSの2番手だったChad Lewisはもう居ませんし、今はDarren Howardが2番手となっています、HowardにやらせるよりはLS専任のDorenboのほうが良いに決まっています。まだ26歳と若いので残りのシーズンで良い働きをすれば長期契約をするかもしれません、そういう意味でもDorenbosには頑張ってもらいたいです、LSが安定する事はST全体に良い影響を与えるでしょうから。

McNabb手術成功

2006-11-29 07:32:29 | イーグルス
 右膝の前十字靭帯断絶でIRに入っているDonovan McNabbが手術を受けました、手術は成功したようです。

 Alabama州のBirminghamでJames Andrews医師の執刀を受けたMcNabbの手術は切れた靭帯を繋ぎ合わせると同時に骨折した軟骨の除去も行ったようです。Andrews医師は回復に8~12ヶ月掛かると言う手術前と同じ治療期間を見込んでいるようです。McNabbは今週一杯入院した後にチームのリハビリ施設に戻る事になっています。
 チームのチーフトレーナーRick Burkholderは8ヶ月で復帰できると考えているようで(建前かもしれませんが)サマーキャンプから復帰して2007シーズンの開幕に間に合うと思っているとコメントをしています。QBと言うポジションを考えれば膝をかばいながらでもそれなりのプレイは出来るでしょう、去年ヘルニアで動けなかった時でも怪我をするまでNFLのリーディングパサーでした(今年は怪我をするまで2位でした)8ヶ月か12ヶ月かは今の段階でどうなるかは分かりませんが、8ヶ月で練習に復帰できるのならばフットワークが元に戻らないとしても十分な戦力になってくれるでしょう。

 今後のMcNabbの回復状況でJeff Garcia,A.J Feeleyとの再契約にも影響が出るでしょう。2月の段階で2007シーズンに復帰が見込めるのかどうかある程度予測出来ると思います。

完全崩壊

2006-11-28 01:10:29 | イーグルス
 ネットTVで途中まで見ました、午後に回しても良い仕事があったのですが観戦を途中で打ち切って仕事に向かいました、ただむなしさだけが残る試合でした。

 最初のディフェンスシリーズで全くランが止まらずにTDを奪われた時点で大敗するのは分かりました、次のオフェンスでランが出た時には少しはマシな試合になるかもしれないと期待をしましたが36ヤードをDavid Akersが外し、また次のディフェンスでランが止まらない。そしてHank Baskettにパスを投げさせるトリックプレイでINTを奪われ次のディフェンスもランが止まらずTDを取られて0-21、ここで観戦を止めました。
 
 ブリッツを入れて少しでもPayton Manningにプレッシャーを掛ける、これしか勝つ方法は無いと考えていました。ランでボールコントロールする事が必要でしたし、点差を広げられてパスを投げなければならない試合になったら勝てる筈有りません。そういう意味で最初のディフェンスであっさりとTDを取られ、その次にFGを外したのは痛すぎました、FGが成功していれば少しは違う試合になったかもしれません。
 
 NO戦の最後8分ボールをコントロールされてのFG負け、JAC戦でもランが止まらずに負けました、放送が無かったのでどこが悪いのか分からなかったし、連敗中でもラスベガスオッズは圧倒的有利が続いたのでここまでディフェンスがひどい事になっているとは想像していませんでした。変な言い方ですがこれらの試合放送が無かった分連敗中でも希望が持てました、放送が有ったらもっと早くシーズンが終わってしまっていたでしょうから。
 何が悪いのか、1つだけここが悪いと言う所が無いのが問題です。DLはゾーンブロックに流され続けました。LBはリードブロッカーに簡単に拾われ続け、DBはタックルミスを量産しました。つまり全てが問題外、これまで主張し続けていたTEをカバー出来るSLBを手に入れ、SSにはランストップに専念してもらえば解決する。そういう単純な問題では有りません、一から作り直さなければならない程に根底が崩れてしまっています。

 DLですが、1ギャップでペネトレイトさせるのか2ギャップでOLについて行きLBにタックルさせる動きをしたいのかが全く見えてきません、個々の選手が戦術的に統一されて無いです。ゾーンブロックからアウトサイドまで連れ出されている間に個々の能力差から穴が出来るのは仕方が無いです、そういうゆっくりしたプレイをしていればどこからかOLを割ってRBを追いかける選手が居ても良さそうなものですが、それが全く無い。常にOLの後ろに待機したRBがDLが崩れるまで待ってから易々と走りこんでくる、これではランが止まるわけ有りません。Jim JohnsonがDLにどういう指示を出しているのかが全く見えませんでした、見るのを止めた後でアジャストしたのかもしれませんけど。
 パスラッシャーを並べていますし、ニッケル体型を多用した為に更にランで押された時に脆かったのは仕方が有りません。しかし、あんなに脆いDLを見せられてしまっては、Mike Patterson,Trent Coleとあと10年契約してしまったのは失敗だったのではないかと短絡的ですが思わずにはいられません。

 LBも戦術的な指示が錯綜していました。Jeremiah Trotterを3人目のDTのように使いギャップを塞いでからMcCoyとJonesにタックルさせようとしたり、逆にTrotterにタックルさせるような動きをしたり なんとかしようとする意思だけは見えました。しかし、その工夫もただ混乱を招いただけのようにも見えました。相手の居る事ですから誰がタックルをするのかはこちらで決める事など出来るはずが無いのですが、指示通りに動こうとしすぎているのが悪い方向に出ているように見えます。誰か1人でもゾーンブロックの反対側からRBを追いかけるような動きを見せればDLが崩れる前にRBが飛び込んで着ることになるのでしょうが、そういう動きは全く見られませんでした。相手のプレイに振り回され、相手のプレイを壊すような動きが全く無いのはJim Johnsonが消極的になった時の致命的な部分です。
 
 Sean Considineの動きを見ましたが、悪い時のMicahel Lewisでしかないです。パスカバーが良い訳でもないしランディフェンスでは完全に消えてしまいます。Lewisが契約切れになるので後継者育成をしているつもりかもしれませんが、Considineを育ててもLewisより良くなるとは思えないです、Quintin Mikellの代わりのSTキャプテンにはなれるかもしれませんが・・・。
 ニッケルに復帰したRoderick Hoodのタックルミスも酷かったです、小柄なCBしか居ないのでCBのタックルはS経験も有るSheldon Brown以外良くないのですが、Hoodのタックルは本当に酷かったです。スターターとしてパスカバーに専念させれば多分他所のチームでスターターになれるでしょう、ニッケルには向いていないのかもしれません。

 ディフェンスの全てが噛み合わないのはコーチの責任でしょう、3年間でDL,LB,DB全てのアシスタントが入れ替わりました(DBはSの担当が抜けてCB担当は残っていたと思います)引き抜かれ続けているのも影響は有るとは思います。それでもプロボウラーを各所に配置しているディフェンスとは思えません。
 これは昔からですが、リードを奪ってパスを投げさせるように仕向ければ強いけれど、接戦やリードされてランを出されると脆さを見せる欠点は変わりません。この欠点を曝け出さない為にオフェンスを強化してきたここ数年のチームとしての動きがMcNabb不在で完全に裏目に出ています。ディフェンスが弱いチームは勝てないです、コーチ陣の補強を含めてオフシーズンはディフェンスの強化に全力を尽くすべきでしょう。

ランとロングパスに期待

2006-11-27 01:20:04 | イーグルス
 サンデーナイトに時間変更して貰ったのにMcNabb不在になってしまいました。今年は大差の勝利予想をなんどもひっくり返されていますし、たまにはやり返して欲しいのですけど・・・。
 ハンデは9点不利
 ESPN 9-0
 USA Today 0-6
 TSN 0-9
 当たり前ですが惨敗が予想されています。

 Jeff Garciaにとっては最も難しいディフェンスが相手になります、ショートゾーンを厚く守るカバー2はショートパスを積み上げていくWCOにとっては天敵のようなディフェンスになります。肩が衰えているGarciaに山なりでも良いから長いのを投げる事が出来るのか分からないのですが、Donte Stallworthのスピードが有ればロングパスを狙えるのではないかと思います。ショートゾーンに待ち構えている所にロングを投げる事で少しでもディフェンスを混乱させる事が出来ればオフェンスが機能するかもしれません。
 この試合に勝つ可能性が有るとすれば、ランでボールをコントロールする事が出来た時でしょう。ランディフェンスリーグ最下位のIND相手ですし、Anthony McFarland
をShawn Andrewsが、Raheem BrockをTodd Herremansがコントロールするのは難しくないでしょう、そうなればゾーンディフェンスの欠点インサイドへのランを出す事が可能になります。
 時間を掛けてラン中心で攻め、その中でロングパスを混ぜ込む。ショートパスはサードダウンの時だけで良いかもしれません。それくらい極端な事をしなければオフェンスは全く進めないのではないかと不安になります。ショートパスを投げさせられるような展開、ランが出ずロングに投げられずの状況になればINDの思う壺にはまってしまいます。

 2002年のようなディフェンスはもう有りません、あの時McNabb不在の穴を埋めたランオフェンスがもう一度花を咲かせる可能性は低いです。それでもランを出す事が勝利への唯一の道でしょう、ショートパスを投げさせられるのではなく、ランとロングで混乱させた後にショートをこちらから投げ込むような展開になることを期待します。

ギャンブルディフェンス

2006-11-26 06:41:38 | イーグルス
 Donovan McNabb不在でオフェンスが大量得点してくれる可能性は低いでしょう、勝つためにはディフェンスが失点しない事が必要です。
 しかし、言うまでも無くPeyton Manning率いるINDオフェンスは強力です、今シーズンのINDが3WRセットではなく、2WR2TEセットで来る事もEaglesから考えれば厄介です。3WRセットの方がSheppard,Brown,Hoodのニッケルパッケージで迎え撃ちやすい筈ですが、2TEセットだとサイズの無いCB陣ではTEがカバー出来ませんから結果的にミスマッチが出来てしまいます。Dallas Clarkのスピードは脅威です、Brian Dawkinsが常にマークする事になるでしょう。もう1人のTE Ben Utechtは6-6とサイズの有るTEです、これだけのサイズとマッチアップ出来る選手はEaglesには居ません。DBで最も大きいMicheal Lewisでも6-1、LBでもDE/LBのJason Shortが6-4ですがST専用でパスカバーが出来る選手では有りません、他のLBは全員6-0程度のサイズです。
 WR-CBのマッチアップも不利、TE-S・OLBのマッチアップも不利、どう考えてもパスカバーで抑える事は出来無いでしょう。そうなればDAL戦の様にパスラッシュを掛ける事が唯一の対象方法になりますが、INDの被サックはこれまで12個でリーグ4位の成績ですから簡単にはいかないでしょう、それでもパスカバーを厚くした所で破られてしまうのは必然ですからブリッツを入れ続ける事が必要です。
 ブリッツを入れればランは出される事になります、パスカバーが薄くなればロングパスを貰う事も有るでしょう、それでもプレッシャーを掛けてディフェンスが得点するような場面を作らなければなりません。IND唯一の負けパターンはパスラッシュでManningが混乱した時に有ります、Jim Johnsonが持っている全てのブリッツパターンを駆使してもらいましょう。