イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

システム同じで弱点も同じ

2007-09-30 08:21:42 | イーグルス
 先週のDET戦もディフェンスが止められない分、オフェンスが何点取れるかが勝負になると予想しましたが、今週のNYG戦もパスディフェンスは相当苦戦する事になりそうです、取られた分取り返せるのかを考えて見ます。

 オフェンス最大の武器Brian Westbrookが本当に試合に出れないようです、これによりランパス両面で再構築が必要になりました。Correll Buckhalterがスターターになりますが、1,2週目はほとんど使われすらしなかったBuckhalterに期待はしない方がいいでしょう。良く考えるならば、スピードアップを図って軽量化に取り組んだ事でパワーバックから万能型に変化しつつある事がスターターとして使われた時に活きるかもしれません、またこれまでゴールライン前のみの起用だったルーキーTnoy Huntにチャンスを与える事になります、加速力不足は否めませんがゴールライン前以外での起用をしてみる事がシーズンを通じて考えた時に良い方向に出るかもしれません。
 ランが出るのかと言う点を考えれば、出る要素は有ると考えても良さそうです、典型的な4-3システムですし特にオフェンスの右側のOL-DLのマッチアップはMichael Strahanの不調とShawn Andrewsの復調で圧倒する可能性があります、そうなればC Jamall JacksonがAntonio Pierceを拾う場面が見られるでしょう。ディフェンスのシステムはうちと同じな訳ですから弱点も同じでしょう、NTをダブルチームで潰しそのままリードブロッカーがしっかりMLBを拾えば中央に大穴が開くことになります。Westbrookの個人技が無い場合はAndrewsが1対1で勝つ事がランを出す最低条件になりそうです。

 パスオフェンスでも3試合で4個しかサックを奪えていないNYGのディフェンスを考えると、Osi UmenyioraさえWinston Justiceが何とか抑えればDonovan McNabbに時間を与える事ができそうです。そしてWill Dempsを失い、スターターCorey Websterが不調の為ルーキーAaron RossをRCBで使ってくるようでDBはやりくりに苦しんでいます(Rossは1巡指名の好素材ですから、簡単に叩けないでしょうが)DET戦のような空中戦をもう一度見ることが出来るかもしれません。
 パスディフェンスにおいても同じような弱点を持ちます、CBのサイズと言う点ではうちよりも確実に良いのですが、SLBはDE出身でSSもパスカバーがあまり上手くないとTEへのパスで崩されると弱いでしょう。L.Jは今週も欠場しますが、Matt Schobel.Brent Celekの活躍するチャンスが来ました、特にCelekのような選手にとってNYGの両OLBは相手をし易いはずです、プレシーズンゲームのような活躍を期待します。

 Westbrook抜きで点を取れるのか、Westbrookのプレイとプレイアクションからのパスだけで点を取ったDET戦のような大量点は期待できません。1,2週目のようなFGレンジまでは進んでもTDが取れないような展開になると予想します。CBとWRの1対1が多く見られることになるでしょう、Reggie Brown得意のフックとフックを見せてからのフェードでベテランSam Madisonを翻弄するようなパスの長短を使い分ける組み立てで崩していけば結果は出ると思います。出ればいいのですが、出ないのならば無理にランを使う必要は有りません、パスでボールコントロールをするWCOの原点に戻ればいいのです。

どう考えても止まらない・・・

2007-09-29 08:54:18 | イーグルス
 回復すると予想されたプロボウラー4人はNYG戦欠場する事になるかもしれません。

 腹筋を痛めているBrian Westbrookは結局練習に参加しないまま1週間を過ごしました、来週がバイウイークなので使えるならば無理をしてでも使うでしょうから欠場と決まった訳ではないとは思いますが、例年の膝を休ませて使う時は金曜日の最終練習だけは参加していましたし今回は欠場するかもしれません。Donovan McNabbは居なくても勝てるがWestbrookが居なければお話にならない現状でWestbrookの欠場は致命的なダメージになりそうです。その場合はCorrell Buckhalterがスターター、Tony Huntがバックアップ、Reno Maheがサードダウンバックとして起用されるでしょう。DET戦では活躍したBuckhalterですが、DET側がやる気を失っていただけのような気もします。ランを捨ててパスだけでオフェンスを組み立てるように思えるかもしれませんが、Andy Reidはだからこそランを出しに行く変な人です、敵がパスディフェンスに集中するのを防ぐ為に出ないランを繰り返し結果的に3rd&ロングを残してパスを失敗するのがパターンになっています。どうせならWCOらしくパスの長短で変化を付ければいいのですが、むきになってランを出しに行って自滅するでしょう・・・。

 Lito SheppardとTRAは膝を痛めています、2人ともダウトフルと公示されましたし欠場する事になりそうです。Plaxico Burressをダブルチームする為にも他のレシーバーは完封したかったのですが、Sheppardが居なければそれは難しいでしょう、Sheldon Brown1人に重責を負わせる事になりそうです。代役として出た2試合やられっぱなしのWilliams Jamesにはもう何も期待しません、ファンタジーフットボールでAmani Toomerをチームに入れる事をお勧めします(Burressも止まらないでしょうけど)
 TRAの代役は2年目のWinston Justiceが入ります、20ポンドのバルクアップで去年よりは全然良くなったと評価されていますし、今年はアクティブロスターに入るようになりましたから良くはなっているのでしょう。それでもTRAを抜けずに居るのですからMcNabbの背後を守ると言う点で問題になるかもしれません(ランはTRAも出ないのは同じでしょう)この試合は対面がパワー系DEのOsi Umenyioraなのも辛いマッチアップになります、クイックネスは有るがパワーで押されると弱いJusticeですし、じりじり押されてポケットを壊される事になりそうな気がします。ランが出ないでしょうからパスプロテクトをしっかりしなければなりません、ここでUmenyioraを抑える事が出来ればスターター昇格が見えてきます、去年OLが全試合同じメンバーで戦った事に対して「怪我人が出てチャンスが来ると思ってたのにがっかりした」とお馬鹿な事を言ってしまったJusticeにやっとチャンスが回ってきました。

 Brian Dawkinsも練習に参加して居ません、首の怪我ですし出れるか出れないかは試合直前に決まる事になるのでしょう。DET戦では代役Quintin Mikellがサックを決めるなど派手な仕事をしましたが、パスで450ヤード取られた一因は最後尾を守るMikellのゾーンカバー下手にも有ると思います。この試合でも1対1で止められそうもない2つのWR-CBとTE-SSで3箇所をカバーすると言う離れ業を演じなければなりません、Dawkinsでも無理な仕事をMikellに期待は出来ません、危険を察知する嗅覚を持つDawkinsが復帰してくれる事を期待します。

 対するNYG側はBurressが足首の怪我で専門医の治療を受けていますが試合には出てくるようです、新スターターRB Derrick Wardが足首の怪我で金曜日の練習を休み、ショートヤードランナーBrandon Jacobsは金曜日から練習に復帰しました、2人とも試合に出てくるようです。ルーキーWR Steve Smithは欠場する見込みです。
 RB2人とBurressが怪我をしていますが試合には出てくるようです、プロボウラー4人が欠場しそうなEaglesと比べれば状態は良いと言う事になります。


 どう考えてもマッチアップ的に勝てそうも無いレシーバー対DBのマッチアップをどうするのかがNYG戦最大の問題点になるでしょう、Dawkinsが出てきたとしても3箇所同時にフォローする事が出来る筈がありません。考えられるのはJeremy ShockeyにCris Gocongを付けてSの2人が2ディープで守る事ですが、これまで3試合で15キャッチと久しぶりに怪我無くシーズンを過ごしているShockeyをGocongが止めるのは困難です。
 極端な話をすればGocongとOmar Gaitherが2人でShockeyをカバーして、CBとSが2人のWRを両方ダブルチームする、3人のレシーバー全員をダブルチームで見るような事が必要です、実現しないでしょうけど・・・。DET戦のように9個サックを奪うパスラッシュを見せても止まらないのですからパスラッシュで止める事だけを考えるのは危険です、ブリッツに行くのかフルカバーでレシーバーを止めるのか、プレイ毎に変えてEli Manningを混乱させる必要が有るでしょう。

投げれば通る・・・

2007-09-27 07:56:59 | イーグルス
 Brian WestbrookがNFC Offensive Player of the Weekに選ばれました、ランパスで221ヤード獲得していますしこれは当然の結果でしょう。
 そのWestbrookですが、腹部の怪我でまだ練習には復帰していないようです。肋骨を痛めて試合を欠場した事があるWestbrookですが、今回の怪我はそれとは違い腹筋を捻っただけのようです。腹筋の怪我が無くても膝を休ませる為に練習は休んでいたでしょうから大きな影響は無いでしょう。

 Lito Sheppard,Drian Dawkinsもまだ練習に復帰して居ません、DET戦に出場する可能性があったSheppardですがまだ別メニューで軽い運動をするのが精一杯のようです。2人ともNYG戦に復帰できるか怪しくなってきました。
 NYGと言えば適当に高めのボールを放り込んでおけば、うちのディフェンスは崩壊する事を一番知っているチームです。去年も8サックを浴びながら適当に投げたパスをことごとく拾われて負けました、Eli Manningはプレッシャーに強いQBではないと思いますがうちに対してはPlaxico Burress、Jeremy Shockeyに投げておけば大丈夫と言う精神的余裕を持ってプレイしているように見えます。ShockeyのマークをSean Considineに任せるのは危険ですし、Amani ToomerをCB1人で完封してBurressにダブルチームする為にもDawkins,Sheppardが復帰する事が必要でしょう。9サックしても450ヤード投げられたDET戦を見ても投げれば通るのは分かります、パスカバーに何らかの工夫が必要になります。

 Reggie Brownの売りの一つにダウンフィールドブロックの強さがあります。Westbrookのアウトサイドラン・スクリーンパスの影にはBrownがCBをパンケーキする場面が良く見られます。しかし、レシーバーBrownはプレスカバーを外すのが下手でバンプで簡単にルートを狂わされてしまっているようです。これは変にパワーが有る分バンプをまともに相手してしまうのも一因のようですが、パスプレイなのですからルートを堅実に走る事を最優先するべきです。DET戦を見ればKevin Curtisを徹底的にマークしてくるでしょう、L.J Smithも欠場する予定になっていますしNYG戦ではBrownが活躍しなければなりません。

NYG戦には全員戻ってきそうです

2007-09-25 08:49:57 | イーグルス
 Brian Westbrookの肋骨には異常が無く、どうやら腹筋を捻った肉離れのような状態のようです。レントゲン他各種検査を受けた結果特に異常はないようですし、腹筋ならば回復の速い筋肉ですからNYG戦までには回復してくれるでしょう。膝も痛めていますが、これはいつもの事で練習を休んで試合に出てくるパターンに入っただけです。

 プレイとは全く関係ない方向からヘルメットを膝に入れられたTRAですが、結局試合には戻れませんでした。膝の捻挫と言う診断で今後MRIなどの検査を受ける事になりそうです。退場後はWinston JusticeがLTに入りました、勝敗は決まっている状態でしたが、(先週プレイしてなければ)NFLデビューは無難にこなした事になります。TRAの状態は軽症だと思いますが、Justiceがスターターに昇格する事になるかもしれません。

 Stewart Bradleyが指を骨折して手術を受けました、LB/STでのプレイですしそれ程影響は無いでしょう、NYG戦にも問題なく出場する予定になっています。
 Correll Buckhalterは足首の捻挫をしたようですが、軽症の様でNYG戦には問題なく出場するでしょう。Tnoy HuntにTDさせる為に使ってあげたのかと思っていましたが、怪我で出れなかっただけだったみたいです。

 DET戦を欠場したLito Sheppardですが試合開始45分前のメンバー登録まで試合で使うか迷っていたそうで膝の捻挫はかなり良くなって入るようです。まだ痛みが残っているので無理はさせなかったようです、NYG戦で復帰する事になるでしょう。
 Brian Dawkinsの首のしびれの方が重症のようで、試合前日の段階で欠場を決めていたということです。NYG戦で復帰させるとは思うのですが、バイウイークを含めて後2週休ませて完治させた方がシーズンを考えた場合良い結果になるかもしれません。

数字上は完勝

2007-09-24 10:15:12 | イーグルス
 開幕から連敗してもう負けられない状態で臨んだDET戦は56-21で圧勝しました。

 Gamepassで観戦しましたが、ここまで差が付くほどEaglesが良いチームには見えませんでした。DBは予想通り1対1で負け続け、緩い(元々下手な)ゾーンカバーはあっさり隙間に入り込まれました。取ればTDのイージーなパスを少なくとも2回落としてくれた場面も有りましたし、Jon Kitnaには446ヤード投げられています、プロボウラー2人を欠くDB陣のレベル低下は今後の懸念材料として残ります。同時にショートエリアでのLBのゾーンカバーにも工夫がありません、ただ3人等間隔で立っているだけでカバーとは呼べない代物です、Jim Johnsonにはゾーンカバーを作る能力は無いと思っていますが、あまりにも酷いやられ方をしました。
 全面崩壊にならなかったのはKevin Jonesが怪我を抱えている事と、WR-DBのマッチアップで圧倒的有利と考えたのでしょうパス一辺倒になってくれたおかげです。ランサポートでSを前に吊るような動きを混ぜられたならば更に苦戦する事になったはずです。同時に3サックのTrent Cole,2サックのBrodlick Bunkleyと期待していたDL右側の2人がパスラッシュで圧倒した事も勝因の一つです、Bunkleyは去年の不振を払拭して1巡指名の期待に答える選手になってくれました、今後もパスラッシュでチームを助けてくれるでしょう。
 Sean Considineは前半終了直前にトリプルカバーされている所に投げたKitnaのミススローをINTしました、これは殴り合いの展開でリードはしているのものの流れとしては良くないと思っていた所での貴重なビックプレイでした。しかし、カバーは甘くタックルも甘くディフェンスの穴であることに変わりはありません。
 Javon Kearseがオフサイドを再三取られました、コールを読んでフライング気味に飛び出すのはKearseの得意技なのですが反則を取られすぎです、この試合でも良い所なしですしまともに立ち合ったら勝てないとパニックになっているのではないかと心配します。代役のJaqua Thomasはこの試合でも再三QBにプレッシャーを掛けています、ネームバリュー以外の全ての面でKearseよりもThomasが上です、いつまで経ってもTRA Thomasとアナウンサーに言われてしまうのがおかしくもあり悲しくもあるのですが、そろそろスターターに定着させてもいいと思います。 絶好調Coleの陰に隠れる形になってしまったDarren Howardですが、パスシチュエーションではDTに入りポケットを壊す働きをしています。Kearseをスターターから引き摺り下ろす事がディフェンス向上の近道だと思います、Thomas,Howardには更に頑張ってもらいたいところです。

 Donovan McNabbはレーティング上限一杯の158,3と完璧なプレイを見せました、26回投げて21回成功の381ヤード4TDと凄まじい数字を残しています。ただ、この数字だけを見て喜ぶ事はできません、どう考えてもBrian Westbrookの化け物じみた大活躍の結果、ディフェンスがあまりにも簡単にプレイアクションに引っかかりディープでフリーにさせすぎました。同時にこれまで2試合やられ続けたディレイ気味のブリッツもほとんど入ってきませんでした、そう言う意味でもMcNabbが活躍する時のパターンを作ってもらったのが記録的な大活躍の原因と考えるべきでしょう。
 ランで14回110ヤード2TD,パスで5回111ヤード1TDと凄まじい活躍をしたWestbrookは普通の選手ならば抜けられない小さな穴をこじ開けて進み、タックルを抜群の重心移動で外してヤードを稼ぎ続けました。OLがこの試合圧倒した事もありますが、Westbrookの個人技だけで抜けたプレイが目立ちます、このチームの主役がMcNabbではなくWestbrookなのは誰に目にも明らかでしょう、McNabbが嫉妬して余計な事を言わないかと心配するほどWestbrookはゲームを支配しました。
 ロングパスを受け続け、NFLタイ記録になる前半205ヤードのレシーブを記録したKevin Curtisですが、縦を抜けるスピードがで圧倒したような印象は無いです。単純なプレイアクションに引っかかり続けた(ランを止める事に専念せざるを得なかった)為にオープンになっただけです、それでも来たパスを全部取りましたし信頼感では現在チームのベストレシーバーです。
 OLの復調もWestbrookの躍進、McNabbの復活を助けています。Shawn Andrewsの突進力が復活してきた事で全てのプレイでディフェンスの対応に影響を及ぼしています、また珍しくトラップを仕掛ける場面も目立ちました、押せない守れないOLが敗因になっていましたが、この試合でしっかり修正してきました。

 圧勝の影に隠れましたが、Correll BuckhalterはKRでニーダウンするか迷った結果リターンして10ヤードラインで倒される場面が有りました、無難にこなしてくれれば良い場面で何を考えているのでしょう・・・。
 Kevin KolbとTony HuntがNFLデビューしています、しかしKolbはレシーバーを探すのに夢中になって2サックされただけ、HuntもTDは記録しましたが4回持って1ヤードしか記録上進んで居ません。まだNFLで使えるレベルに無い事だけは確認できましたし、これも経験として活かしてくれるでしょう。

 Westbrookが後半膝を痛めた上に肋骨を強打してサイドラインに退きました。レントゲンの結果骨折ではないようですが、ダメージは残るでしょうし膝の具合も気になります。またTRAも関係無い方向から膝にタックルを受けて退いています、自分で歩いていたので重症ではないでしょうが背中の怪我を悪化させているTRAに怪我が続くのは気になります。

 圧勝しましたが、(特に後半戦)やる気をなくしたDET OLのプレイに助けられ、Westbrookの超人的なプレイに混乱した所をロングパスで叩いただけ、そう言えなくも無い試合でした。それでも今シーズン初勝利ですし、ホームでの快勝はチーム全体の雰囲気を変えてくれるでしょう。次週のNYG戦に勝ってバイウイークを迎える事が出来ればチームの建て直しも期待できそうです。

 ちなみにあの凄まじい色のユニフォームですが、Philadelphiaの旗の色から取ったようで、1933年のチーム創設当事のユニフォームだそうです。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c5/Flag_of_Philadelphia%2C_Pennsylvania.png