イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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さらに2人と契約

2007-05-31 08:32:37 | イーグルス
 5巡指名のBrent Celekと6巡指名のRashad Barksdaleが4年契約に合意しました。これで8人中5人の契約が済みました、7巡指名のNate Ilaoaも近いうちに契約するでしょう。

 ルーキーキャンプの3日目も終わり、次は自由参加のOTAになります。3巡指名のRB Tony Huntを持ち上げる記事が出てきました。スカウティングコンバインの6-1 233ポンドだったHuntは少しダイエットをしてスピードを増しているようです。カレッジではスターターの3年間で毎年30キャッチ程度を記録しているHuntですがキャッチはそれほど上手く無いと言われていました、元WRのIlaoa程ではないらしいですが安定したキャッチを見せたようで、ルートに出てパスを受ける事が期待できそうです(LBを振り切ってオープンに成れるかはまた別の話でしょうけれど)ショートヤード専門のパワーランナーとして役に立ってくれればエースランナーBrian Westbrookの補助としては十分なのですが、スピードアップに成功してパスも取れるならばそれ以上の役割を任されるかもしれません。ショートヤードを確実に取るのが最も重要な役割なので、変に万能型を目指すのが言い事なのかは微妙なのですが。
 元WRのIlaoaですが、RBだけでなくHBとしてスロットからパスコースに出る練習をしているようです。どのルーキーもぶつかる壁なのですが、WCOのシステム習得に相当手間取っているようです。Hawaii大のシンプルなシステムから、複雑なWCOに順応するのは難しいでしょう。

 
 BUFにトレードされたDarwin Walkerが再契約を求めてミニキャンプをホールドアウトしています。トレード時の条件に、契約延長できない場合は6巡と交換でEaglesに返却する。と有るようで、このまま契約延長しない場合はKerry Holcombとの交換ですでに7巡指名権を出している上に、6巡指名権までBUFに出す事になります。まあ、6巡でTakeo Spikesが手に入ったと思えば良いのですが、Sam Rayburnを放出するくらいDT陣の補強は進んでいます。1巡で指名した2人にFAで中堅を2人確保していますから、Walkerが戻ってきた場合に居場所が有るかは微妙な所です。
 ドラフト権を2つ出したとしても、UFAの移動で貰える補填ドラフト権を来年は貰えそうですし大きな影響は無いと考える事はできます。Donte StallworthとKevin Curtisは共に6年30ミリオン程度です、Monte Reagorの3年10ミリオンとRoderick Hoodの5年15ミリオンも相殺する程度でしょう。Michel Lewisの6年30ミリオンで4巡は貰えるでしょうし、Jeff Garciaは2年7,5ミリオンとなっていますがQBはスターターで1年通せれば活躍分での上積みがかなり大きいポジションですから最悪5巡、Garciaが頑張れば4巡が貰えるかもしれません。

Nate Ilaoa

2007-05-30 08:23:18 | イーグルス
 7巡236位 Nate Ilaoa RB Hawaii
 5-9 245ポンド(と言う事になっているけど実際の数字は不明)40ヤード4,66 20ヤードシャトル4,42 3コーンドリル7,1 垂直飛び30インチ 幅跳び8,07フィート 225ポンドベンチプレス25回 (スカウティングコンバイン時の40ヤードは4,84)

 Oakland生まれでVirginia州の高校に進学し、RB,FB,WRの3ポジションでプレイしました(当時の体重が気になるのですが検索しても見つかりませんでした)1299ヤードレシーブで州の記録を塗り替え、州のMVP等に選ばれています。
 Hawaii大に進学後、1年目の2001シーズンは練習生として過ごし、2002シーズンには12試合中4試合で先発し46レシーブで532ヤード3TDを記録しています、ポジションはWRに入る事が多かったようです。2003シーズン途中膝の怪我を負いほぼ全休、2004シーズンも全試合欠場しています、復帰した2005シーズンからRBに転向し7試合に先発して643ヤード6TDを記録しました。2006シーズンはAthletic Conferenceのファーストチームに選ばれるランで1006ヤード13TD,パスで837ヤード5TDの記録を残しました。
 練習生として1年、怪我の治療でほぼ2年試合出場が無い為、カレッジに6年間居ました。体重の推移が分かれば面白いのですが、
 
 元WRで膝の怪我をしてRBに転向した経緯と40ヤード4,66などの数字を見れば、キャッチ力は有るけれどもWRとしてCBを振り切る動きはもう出来ないと思われます(200ポンドに落とせば復活するかもしれませんが・・・)太り過ぎの選手の共通項ですが、前と斜めには速いがサイドステップが出来ないのでしょう、TBからタックルとタックルの間を突進させるのがベストの使い方だと思います。元WRのキャッチ力は有るので縦しかないと思わせてからスクリーンパスの受け手になるような使い方をするのも面白いでしょう、スクリーンパスのブロックはリーグでも特上のEaglesラインを付けて250ポンドがサイドラインを突進すれば、DBではそう簡単に止められないはずです。そして、頭を下げて突進する以外にもDB相手にカットを切って抜けるだけのステップも持っています、パワー負けしない為に低く来るタックルをカットで交わせればオープンフィールドで手が付けられない化け物になる可能性も有ります。
 もちろん、245ポンドのままNFLのスピードに対処する事は出来ないでしょう。230位まで落としてスピードアップする事が重要です、パワーが少し落ちたとしても5-9で230ならばまだまだ十分すぎるほどに丸っこく捕まえにくいでしょう。

 ドラフト時にはPIT,NYGから指名するかもしれないと連絡があったそうです、7巡指名はどうせギャンブルですし、面白い素材を確保したそれだけでもこの指名に意味は有ったでしょう。即戦力になるかは分かりません、ミニキャンプではサイズとスピードで周囲を驚かせたものの、絶対的なスピードが足りないとも言われています。2年休む事になった膝の事を考えてもダイエットが必要です、230ポンドまで落としてトレーニングキャンプに来たならばBrian Westbrookに次ぐRB2番手を争う事になるかもしれません。

明日はルーキーキャンプ3日目

2007-05-29 08:18:41 | イーグルス
 今日のオフィシャルHPを見るまで、謎の男Rashad BarksdaleとルーキーFAのJacob Hobbsが同じAlbany大出身な事に気が付きませんでした。野球のシーズンが終わってからフットボールチームに遊び半分で合流したBarksdaleとHobbsはほとんど話をしたことが無かったそうです、ポジション的にもCBとOGでは練習でも顔を合わせる事が無いですしね。1-AAのスモールカレッジからNFLに来た事で、2人ともプレイブックの厚さに驚いているそうです。Barksdaleはプレイブックをほとんど見る事無く、対面のWRをひたすらマンマークしていたのではないかと推測しますから普通のルーキー以上に大変な作業になるはずです。
 去年もOLを2人 1-AAから同時に取りました、話題の選手を見に行ったスカウトがその隣に居た無名の素材に惚れ込んでしまう事は良く有るらしいのですが、同じ所から2人取るのはあまり良い事ではないと思います。1-AAや2-AにNFLで通用するような素材が複数居る可能性は0%でしょうから、ロスター枠には制限がありますし欲しい選手の選抜作業が重要です。スカウトがどういう形で動いているのか良く分かりませんが、1-AA程度の試合はほとんど見ていないのでしょう、たまたま見た試合の中で目に付いた選手が居たから追いかけたらもう一人居た、こういう感じではないかと思います。
 
 Kevin Kobbの趣味は野生のイノシシ狩りだそうです、しかもライフルを使うのではなくナイフで格闘する方法と言う事です。Wild Boarと言っても生息地によって様々ですから、日本に居るイノシシのような危険なものではないのかもしれませんが、契約の中にイノシシ狩り禁止の条項が付くのは間違いないだろうと言われています。10ミリオン級の契約をした選手がイノシシに突かれて大怪我なんて笑えませんから、プロの自覚を持って自ら封印するくらいの自覚を持って欲しいところです。

 Victor Abiamiriが生まれたのはBaltimoreなのですが、両親はナイジェリアからの移民だそうです。カレッジに進学する時にMaryland大のアシスタントコーチから200ドル貰って入学するように薦められて発覚し、問題になった事も有るそうです。すぐにお金は返したと言う事になっていますが、200ドルと言う金額は嘘でしょうね・・・。その後NDにすんなり入れたのを見れば大問題と言うほどではないのでしょうけれど。

比較的軽い方の2年生たち

2007-05-28 08:20:58 | イーグルス
 ルーキーキャンプの前半が終わり、普通ならばルーキーが良かった悪かったと言う話になるのですが、今年の場合ルーキーよりも2年目の選手についての情報が多いです。5巡指名のOmar Gaither以外ほとんど働いていないので2年目の今年にどれだけ成長したのか皆着になるのでしょうし、今年だめなら・・・と言うのもあるでしょう。

 ドラフト後のミニキャンプでも好評だったJeremy Bloomですが、去年の春のミニキャンプで腿の筋肉を傷めてIRリスト入りした事は、スキーからNFLへの準備が終わっていなかった事を考えると結果として良かった。とインタビューに答えています。技術的な練習より身体改造に専念できた事でフットボールをする体を作る事ができたのがキャンプでの好調に繋がっているようです。去年の写真を見ると、爪楊枝と言われたTodd Pinkstonよりも細く見えましたし、最もハードヒットされる危険なポジションであるKRで耐えれるとは思えませんでした。あの体のまま実践投入されていたならばキャリアエンドの怪我をしていたかもしれません、1年じっくり体を作った事は怪我の功名となるのではなと期待します。2度のキャンプで100回以上のパントをキャッチする練習をしているそうで、4年前の感覚を取り戻しつつあるようです、リターナーのライバルがチームを離れていますしBloomの成長がリターンチームの鍵を握ります。

 Sam Rayburnのカットで5番手のDT争いに勝った形になっているLaJuan Ramseyは6-2 285ポンドだった去年前半5試合に出場して出足の鋭さを評価されたもののその後パワー不足とランストップ強化の為に控えにまわされました。母校USCの施設でウエイトトレーニングに重点を置いて鍛えた結果、かなりパワーアップしてキャンプにやってきたようです。良くも悪くも5番手確定と言う現状ですが、Montae Reagorが顔の骨折ではなく膝を傷めてキャンプを欠席していますし(次のミニキャンプには参加予定)Brodrick Bunkleyも成長しているのかどうか良く分かりません。Bunkleyが5番手でプレイ出来ないのは困るのですが、Ramseyからすれば頑張ればプレイタイムを貰える状況です。出足を残したままパワーアップ出来ればJim Johnson好みのDTとして使ってもらう可能性は増えます。ただ、小柄なスピードタイプにバルクアップさせ、その結果足が負担に耐えられなくなり短命に終わるのが最近多いです、使い捨てのような形にならなければいいのですが。

 注目の2年生達の中で、全く目立たないのがJason Avantです。Donte StallworthとKevin Curtisの入れ替えは有りましたが、3番手4番手のHank Baskett、Greg Lewisは健在ですし余程アピールしないとプレイタイムは貰えないのですが、これと言って成長したと言うレポートが見つかりません。今の時期褒めてもらえないと言う事は成長していないと考えて良いでしょう、スピードアップに取り組むと言っていたのですが上手く行かなかったのでしょうか。Bloomがリターナーでポジションを確保すれば5番手のWRとしても起用されるでしょう、その分WRの枠を減らして他のポジションを厚くする可能性が高いですしAvantはカットされる危険性も有りそうです。

2年目の巨漢たち

2007-05-27 08:51:00 | イーグルス
 毎年手術をするようになってしまったTRAの後継者として去年2巡指名されたWinston Justiceがルーキーキャンプで良い所を見せているようです。6-6 320ポンドと公示されているJusticeですが、去年はスピードアップを意識しすぎて300ポンドまで落としていたようで、その為にランブロック時のパワー不足を指摘されるようになったと反省しています。去年から写真を見るたびに320にしては細いと思っていましたが、そういう事だったようです。今年はオフシーズンに20ポンドバルクアップして現在320ポンドとベスト体重でキャンプに参加している(自己申告ですが)ので去年よりもパワーアップしているそうです。Traの膝の怪我は次のミニキャンプには参加できるようですが、別メニューになるかもしれませんし2年目のJusticeからすれば経験を積むチャンスは続きます。スピード派のTrent Coleとパワーも兼ね備えるDarren Howardと対面のREにはリーグ有数の実力者がファーストチームで相手をする事になります、Traからスターターを奪うような成長を見せてくれる事を期待します。

 同じく2年目のMax Jean-Gillesですが、370ポンドとも400ポンドとも言われた体重は去年のトレーニングキャンプの時には350ポンドまで絞っていたそうです。しかし、感謝祭の時に母親がGillesの元を訪れ、久しぶりにお袋の味を楽しんでいるうちにあっという間に20ポンド太ってしまい、それから歯止めが利かなくなってしまったそうです・・・・。食べるGillesが悪いのか、食べさせるほうが悪いのかはともかく、プロとしての自覚が無いのだけは良く分かるエピソードです。
 現在の体重は不明です、1巡指名候補が4巡まで落ちたのにはこういう精神的な弱さを見抜かれたと言う事もあるのでしょう。330ポンドまで絞らなければNFLのスピードに対処できないと言われています、Shawn Andrewsを見れば370ポンドからベストの340ポンドに落としてもパワーの衰えよりもスピードの向上でランブロックが良くなるのは分かる筈です。トレーニングキャンプまでには340ポンドまで落としてきて欲しいのですが、難しいかもしれません。

 去年ルーキーFAとしてPITと契約後にカットされ、今年の1月に契約していたLee Vickersが良い動きをしているそうです。6-6 275ポンドのVickersはNorth Alabama大でDEとしてプレイし、PITでも3-4DEとして練習をしていましたがEaglesはTEとしてチームに呼んでいます。そう言われれば、去年のドラフト時にDL/TEとしてプロデイの練習をしたのが居たような気がしますし、それがVickersだったのかもしれません。275ポンドのDL上がりですしランブロックTEとしては極上のパワーとショートエリアの加速を持っているでしょう、パスレシーブに関してはNFLレベルの剛球に対処できず弾きまくっているらしいですが・・・。ロスターに残った場合はTEと言うよりも3人目のOGとしてゴールライン前専門で起用されるのでしょう、Mike Bartrumの後継者としてパスキャッチは1年1回でもその1回はTDと言う選手になるかもしれません。