イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

練習開始

2009-07-31 05:47:00 | イーグルス
 Jim Johnsonの話が多くなるのは仕方が無いのですが、今日からベテランを含めた全員での練習が始まります。
 ミニキャンプをホールドアウトしたSheldon Brownは姿を見せ練習にも参加するようです、欠席中ファーストチームに入ったEllis HobbsとのRCBスターター争いが注目されます。スピードはHobbsが上ですがランストップはSheldonが圧倒的に上でしょう、パスカバー能力は互角程度だと推測します。負けた方が3番手扱いのニッケルバックになり、現在4番手のJoselio Hansonの挑戦を受ける事になります。私はそうは思わないのですが、Hansonにはスターターになる能力が有ると再契約前のFA戦線では高く評価されました、実際5年21ミリオンはバックアップとして安くない金額ですしチームから評価されているのでしょう。
 去年DBコーチを務めたSean McDermottがDCに昇格した事でCB.Sのスターター争いに変化が出る可能性も有ります。直系の弟子とは言え別の人間なのですから戦術に変化が出るのは当然です、どう変化していくのかはシーズンが始まるまで分からないでしょう。

 契約間近と見られていた1巡指名Jeremy Maclinとの交渉は暗礁に乗り上げています。2日前の交渉では全く歩み寄れずに終わったそうで、後少しで契約すると見られていた楽観論はどこかに行ってしまいました。1巡指名の契約が遅れている事、特にWRはまだ誰も契約していません。そして来年以降のサラリーキャップなど制度変更が予想される為にお互いに様子見をしているのだと思います。即戦力である必要が薄いとは言え、エース不在で決定力不足を改善する為に1巡指名で獲得したのですから1年目から活躍してもらわなければなりません。

 
 初日の練習が終わり、スターター争いが気になる箇所はWLBがAkeem Jordan.SはQuintin Dempsがファーストチームに入りました。CBはAsante Samuelが欠席した為にSheldonとHobbsが共にファーストチームに入っています。


Jimmy Johnson 死去

2009-07-29 08:10:00 | イーグルス
 Andy Reid就任以来10年間ディフェンスを指揮し続けてきたJim Johnsonが亡くなりました。
 皮膚がんが脊髄に転移しているのが分かった時点で長くは無いと思っては居ましたが、春のミニキャンプでは電動車いすに乗りながらコーチを続けていました。その後放射線治療をする為に無期限の休養状態になり、先日正式にDCを辞任して弟子のSean McDermottが後任のDCになる事が発表されていました。その時もReidからは、Johnsonの健康に配慮すれば引退した方が良いと思った。と具合が悪い事が見て取れたのですが、これほど早く逝く事になるとは思いませんでした。
 
 ブリッツが代名詞のアグレッシブなディフェンスを構築し、常にディフェンス成績を上位に維持し続けました。ディフェンスのホールディングを厳しく取る事になると同時にDBを小型化しゾーンカバーを取り入れるなどシステムを(流行から1年遅れですが)変化させ続けた努力の人でも有りました。晩年は癌の為に体力が落ち、無気力に見えるプレイコールを続ける試合も有りましたが、ディフェンスシステムの構築者としてリーグの最先端に居続けたまま他界する事となりました。
 リングを取れなかった為に現役を続け命を削ってしまったのではないかと思う事も有ります。4-3システムもう1つの潮流であるカバー2のTony Dungyと Monte Kiffinはリングを手にした後にNFLから離れました、何度も有ったチャンスで1回でも取っていれば弟子に引継ぎ休む事が出来たのかもしれません。

 
 Reid-Johnson体制での10年はチームのファンにとって幸せな一時代でした、死ぬ3ヶ月前まで現場に居続けたJohnsonの闘志が残されたチームに火を付けてくれると期待し、教え子達がJohnsonがなしえなかったリングを手にしてくれると信じています。
 癌と戦いながら前線に立ち続けたJim Johnsonの勇気と闘志に感謝します、お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。

340以上370未満くらいでしょうかね

2009-07-28 21:41:00 | イーグルス
 ルーキーと若手で先行して行われているトレーニングキャンプですが、怪我でミニキャンプに参加出来なかったベテランも参加しています。
 現在フィールドでの練習に参加しているキャリア3年以上のベテランはDonovan McNabb,A.J Feeley,Kevin KolbのQB3人にKevin CurtisとMax Jean-Gilles、Stacy Andrewsのリハビリ明け組です。
 2度目のスポーツヘルニア手術から復帰したCurtisはシーズン序盤を欠場した去年のような出遅れは無さそうです、1巡指名Jeremy Maclinの加入で衰えを見せればカットの危険も有りますし気合が入っているはずです。
 Stacy AndrewsはRGにGillesはLGに入ったようです。Cに入ったMike McGlynnと29日から合流するTodd HerremansらでOGのポジションを争う事になります。体重が気になるGillesですがオフィシャルHPの写真を見る限りではそれなりに動ける体を作ってきたように見えます。それでも隣に立つKing Dunlapに比べると相当太いのですけれどね・・・フットワークの改善が必要なGillesにとって体重管理と足首の手術からの復帰がポジション奪取への課題です。
 StacyもACL手術からの復帰ですが、膝の調子は良い様でインタビューでも大丈夫と答えています。12月の手術から1年経っていませんから無理はして欲しくありませんが、元気なのは良い事です。
 Brian Westbrookは別メニューでリハビリ中です、バランスボールを使ったりジョギングをしたりと軽いメニューですが怪我人と言う印象は持たれなかったようですし順調に回復しているのでしょう。

 元プロボウルDEのHugh DouglasがFOXのレポーターとしてフィールドに姿を見せたそうです。共に戦った選手はMcNabbとFeeleyしか居ませんし、ディフェンスのコーチもあの時とは総入れ替え状態でSean McDermottしか残っていません。(コーチ見習いで来ている元選手はDouglasと同時期にユニフォームを着ています)解雇後チームの広報として功労金を貰ったりしていたのですが、FOXと契約していたようです、引退後もフットボールでお金が稼げるのは幸せな事なのでしょう。


使ったお金がそのまま効果にならないから面白いのですけれど

2009-07-27 22:28:00 | イーグルス
 結局初日はフィールドに出る事無く終わったようです。今日の練習で朝一番にフィールドに現れたのはSDのPSに2年居て3月にウエイバーに掛かった所を拾ったRB Eldra Buckleyでした。LeSean McCoyの加入で53人枠残留がかなり難しい状況ですが、LaDainian Tomlinsonが居て更にMichael Turner.Darren Sprolesと2番手にも凄い選手が居たSDよりは2番手奪取の可能性は高いでしょう、なんにせよやる気をアピールするのは良い事だと思います。

 コーチ見習いとしてTodd PinkstonとBrandon Whitingがチームに帰ってきました。この2人は居る時はそうでもなかったのですが居なくなってから代わりを見つけるのに時間が掛かり重要な選手だったと実感した2人です。爪楊枝と呼ばれたPinkstonはハードヒットが怖くてミドルに入れずフェードしか走れない、キャッチの時にボールよりもタックラーを見てしまう臆病者と言われてきましたが、サイドライン際を縦に駆け上がりCBと1対1を作ってしまえば6-2の高さで恐ろしく長い腕を使って易々とロングボムをキャッチしました。Pinkstonが故障でカットされて以来Greg Lewis,Reggie Brownらを縦要員として起用しましたがDeSean Jacksonが入った去年まで代わりになるスピードを持つ選手は居ませんでした。ロングボムで縦にストレッチしてミドルゾーンにTEとRBを走らせる戦術を不調に終わって居たのはPinkstonを失ってからです。
 もう1人のWhitingは個人的に大好きな選手でした。カレッジではDTでたしか6-2 295ポンドくらい有ったWhitingはLEとして起用されDT出身のパワーと前に出る出足でスターターだった時分には5サック程度を記録していましたがJavon Kearse加入後にT.OとのトレードでSFに指名されて移籍しました。移籍後は全く目が出ずに終わったのですが、Kearseに怪我が多かったですしランディフェンスの面で居てくれたら良いのにと何度も思った選手です。
 引退後コーチとしてのキャリアの最初の一歩になるわけですが、キャンプだけの臨時でレギュラーシーズンにコーチとして残る事は無いと思います。それでも懐かしい名前を目にすることが出来ました、チームとして一番良い時代(共にスーパーには出ていないのですが)を支えた脇役として活躍した事を思い出させてくれました。

 Brian Westbrookは8月中頃に練習に復帰出来るようです、これは手術時の6-8週と一致しますし手術後の悲観論ではなく執刀医の予想が正しかったと言う事です。今年は1週遅いですし復帰から4週間あれば開幕戦に出場出来るでしょう。
 もう1人、Victor Abiamiriが筋トレ中に胸の筋肉を痛めて8月中旬まで練習を休む事になりました。去年は手首を骨折しましたし、スターター昇格を期待されているのですが2年連続での出遅れとなります。幸いDEは面子オーバーですしAbiamiriが居なくても全く問題ありません(と言うか、Bryan Smithの練習時間が増えるのは良い事でしょう)こちらも開幕戦に復帰してくれるでしょう。

 先日の新加入メンバー紹介の中で2006年にDALをカットされた後の消息不明だったS Byron ParkerですがCFLのオールスターに2年連続で選ばれていたそうです。特に2006シーズンはINTリターンのシーズン記録を作った活躍だったようです、最近入ってくるDBはINT記録で選んでいるとしか思えないメンバー揃いですが彼もそう言う基準で呼んだのでしょう。

 あとは球団社長Joe Bannerが怪我とか考えなければうちが最強とか言ったようです。Maddenみたいなゲームでやると走れるQBを持つうちは確かに強いのですけれどねえ、怪我とか抜きって言われても・・・・・頑張って良い補強したでしょ褒めて、素直にこう言えば良いのに。
 ちなみにサラリーキャップはベースの129ミリオンから5ミリオン程度オーバーしているようで、Jeremy Maclinとの契約で更に使いますから7ミリオン程度オーバーになるでしょう。へそくりが20ミリオン程度有るので問題ないのですがへそくりを切り崩してまでFA掻き集めたのですから名簿上だけでも最強チームじゃないと困ります。


 コメントに爪楊枝のスペルを打ち込むと禁止ワードに設定されているので弾かれますので爪楊枝でお願いします。

Maclin合流せず

2009-07-26 23:07:00 | イーグルス
 ルーキーと一部のベテランだけ先行してですがトレーニングキャンプが始まりました。初日は健康診断で午前中は終わるでしょうから練習らしい練習は午後だけになるでしょう、QB陣は初日から全員揃って練習に参加するようです。

 結局Jeremy Maclinとの契約はキャンプ開始に間に合いませんでした、現地は日曜日ですし今合意しても選手会やNFL本部の承認を受ける事が出来ませんから初日の欠席は確定しました。これまでQB2人しか契約していなかった1巡指名ですが、21位と32位の2人が契約したようですし19位のMaclinの契約もまとまって良い筈です。McNabbの自主キャンプに参加しているので他のチームに比べればQBとのコンビネーションは練れているでしょうから29日のベテラン合流までに参加してくれれば大きなマイナスにはならないと思います(マイナスには違いないのですが)

 あと初日で気になるのは怪我から復帰組の参加状況です、ミニキャンプを不参加・別メニューで済ませた選手がこの一ヶ月でどれくらい回復したのかが初日の練習のレポートで分かるでしょう、ここでまた別メニューのようだと相当な出遅れを覚悟しなければなりません。そう言う意味でBrian Westbrookがキャンプ全休確定の状態なのは大きな懸念材料です。年中どこかしら怪我をしているWestbrookですから怪我との付き合い方は上手いと思うのですが心配になります。

 何はともかく長かったオフシーズンが終わり、2009シーズンが始まりました。Andy Reidと苦楽を共にしてきた盟友がチームを次々と去り終わりが近い事を実感させられます。若手の成長無視の即戦力補強もしました、リングを取る事だけが目的のシーズンに向けて動き出します。