イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

重馬場は苦手です

2010-11-29 22:59:00 | イーグルス
 プレイオフを狙うチーム同士の対戦になった@CHI戦は26-31で負け7勝4敗となりました。

 数字だけを見るとなんで負けたのか良く分からない試合なのですが、実際に試合を見ていたらこれで勝てる訳が無い酷い内容でした。レッドゾーンに5回入ってTDが1つしかないのが問題なのは明らかです。どうもMicheal Vickを大事に使おうとしているのか、読まれている裏を突く事を意図しているのか、VickのオープンへのランでTDを取る動きが見られませんね。今のOLならば内を突くよりも外に逃げた方が話が早いと思うのですけれど。

 Vick対策にまた1つ新手法がお目見えしました。今度はDLがラッシュを止めてOLから離れる、と言うもので、抜くよりも押し込むラッシュで外を囲い、スクランブルに切り替えるタイミングでOLから離れてOLの間に入ろうとする動きを見せました。ここでOLが押しに入れば簡単に押せるのでしょうけれど、Vickが投げればダウンフィールド進入の反則ですし味方のOLが邪魔で走れないような形になってしまいました。もちろん、普通にラッシュを掛けても来ますしVickが混乱しているのが見て取れました。NYG戦もそうでしたが、Vickが自分のリズムで投げていないようにも見えます。元々、オーディブルとかをほとんどしない(ように見える)Vickですし、奇策に弱い所があるのかもしれません。4つのファンブルも問題です、幸いターンオーバーには成っていませんがいかにリズムが悪かったのかの証明です。

 この試合はDeSean Jacksonのキャッチミスが目立ちました、先週の放送ではVick-DeSeanのホットラインがリーグ最高のQBレーティングを生んでいると紹介されていたのですけれど・・・サイドラインで口論になったようですし、チーム内部にオフェンスの機能不全によるフラストレーションが溜まっているのでしょう。

 Asante Samuelの欠場の影響は大きく、代役Joselio Hansonは全く無力でした。カットに全く付いて行けず、TDパスで同じ画面に居ない事すらありました。途中からTrevord Lindleyも入りましたが、やはりスピード不足は隠せません。
 DB陣の問題をカバーするべくDLは4サックと頑張りました、しかしTrent Coleから逃げるべく右ロールを多用する事で簡単に時間を作られています。逆サイドからBrandon Grahamがもっと追いかける場面が欲しかったのですけれど、OLのミスによるサック以外目立ちませんでした。そしてランストップ専用のDTが珍しく何度か抜けたのですが、スピード不足からあっさり振り切られていました。

 そして度重なるタックルミス、これは近年重馬場の時にカットに全く付いていけない試合がたまにあります。スパイクの問題なのか、スピード重視でパワー不足なのか、何度も同じ事を繰り返すのはなぜなのでしょう、改善出来ない部分に問題が有るのだとすれば致命的な欠陥になるかもしれません。

 そして、最近改善されてきたSTのカバーが久しぶりに破綻しました。これもタックルミスの部分ですが、大きくないカットなのに全く足が動かずに抜かれています。序盤毎回ハーフくらいまで戻されてからディフェンスが始まっていましたしもう一度立て直す必要があります。

 これだけ敗因がすらすら出てくるのですから勝てる訳無いです。これで最後オンサイドを蹴れる所まで持っていくのですから弱いチームじゃないのですけれどねえ。次は木曜日のHOU戦です、3日間で立て直すのは難しいでしょうけれど、向こうもVick対策を練る余裕は無いでしょう。Vickが普通の動きを取り戻し、ディフェンスの足が動くようになればもっと良い試合が出来るはずです。ショートウイークがホームなのは有利です、次しっかり勝ってプレイオフ戦線に残らなければなりません。

プレイオフへの直接対戦

2010-11-29 04:21:00 | イーグルス
 7勝3敗同士の対戦になる@CHI戦、地区優勝した時のシード順だけでなく、地区優勝を逃した時のワイルドカード争いでもこの試合は重要です。今年対戦が有る他地区とのプレイオフ争いではATLに勝ちGBに負けています、最終的にどのチームと順位を争うかはまだ分かりませんが、CHIに勝つ事はただの一勝以上の価値があります。

 リーグ2位のオフェンス対リーグ1位のディフェンスでは、Micheal Vick対策をどうやるのかを読むのが難しいです。本来カバー2のCHIですが、VickにLeSean McCoy.DeSean Jacksonとオープンフィールドでの1対1に自信を持つメンバーを止める為に薄く広くのカバー2をやらないのではないか、そう言う憶測も有るようです。同時にVickにスパイを付ける、これをやったら4-5-2の形を取るカバー2にはなりませんし、DeSeanにJeremy Maclinがサイドラインを駆け上がった時にディープの守りが弱いカバー2はQBに時間を与えないのが前提ですが、Vickはそれを打ち破る機動力を持っています。

 Julius PeppersとJason Petersの1対1が注目されます、先週はOsi Umenyioraに対しMcCoyをフォローに付ける場面も多く見られました。Vickの左側へ逃げる道を確保する為の工夫をこの試合どうするのか、そしてNYG戦ではドローをロスタックルで止められたような形ですが逆側のWinston Justiceが3つサックを許しています。逃げ道を塞ぐのか、後ろから襲うのか、CHIの戦術に対処する事も重要です。


 Asante Samuelの欠場が決まり、開幕時のスターターを両方失った試合になります。Samuelが居た為にSをカバーにつけて貰っていたDimitri Pattersonにとってもこの試合は1人でWRをカバーしなければなりません。今シーズン不振にあえぐJoselio HansonがSamuelの代役になります、去年はSamuel欠場時に十分な穴埋めをしたHansonですが、今年の状態では同じ事を期待するのは難しいと考えます。

 Trent Cole率いるDLが投げさせないようにプレッシャーを掛ける、これが理想ですが実際にはランディフェンスを優先するシステムですしJay Cutlerだけを追うと言う事にはならないでしょう。ブリッツもGreg Olsenを考えると入れにくいはずです。TEの後ろをStewart bらdぇyが追う現行のカバーはこの試合致命的な場面を作ってしまうかもしれません。
 レシーバーとのマッチアップが無いSとOLBの4人をどう使うのか(使わされるのか)の駆け引きに勝利出来るか、Sean McDermottの腕の見せ所です。特にOLBの2人の動きには注目です。

 勝てばプレイオフが大きく近づきます、Samuel抜きのパスカバーと対策を練られるVickと課題のある試合ですが、ここを乗り切れば実力は本物と言えるはずです。

CB総入れ替え

2010-11-27 08:55:00 | イーグルス
 Ellis HobbsのIR入りの穴埋めはNYGのPSに居たCB Brandon Hughesを入れました。5-10 1/2で188ポンド、ドラフト時のデータは40ヤード4.4、スリーコーン6.9、シャトル4.23、垂直飛び36インチ、幅跳び10フィート8インチ、ベンチプレス8回の記録を残しています。
 下位指名候補としては面白い存在と2009年のドラフト時に考えていた選手で、SDに5巡指名されたのですが膝の怪我でIR入り(ファイナルカットの日にIR入りなので偽装IRかもしれません)今年もSDのキャンプに参加していましたがファイナルカットでカットされてNYGのPSとして契約していました。普通そのままSDのPSに入るのが普通でしょうし、SD側の評価が低いのかNYGが余程の好条件で引き抜いたのかどちらかでしょうけれど、私はSDの評価が低かったのではないかと考えます。

 Asante Samuelが膝の捻挫で3日間の練習を全て休みました。クエスチョナブルで出るかどうかは当日決める事になるようです。本当に出れないならばCHIまで同行しないでしょうし、多分出るのではないかと思います。もしも、出れない場合にはJoselio Hansonがスターターになり、Trevard Lindleyがニッケルに入る事になるでしょう。Jorrick CalvinはKR専用ですし、Hughesはまだ入ったばかりでシステムやゾーンの受け渡しに問題があるでしょうから、Dimitri Patterson,Hanson,Lindleyの3人で迎え撃つ事になりそうです。ダイム時にはKurt Colemanが入るものと思われます。


 Antnio DixonとJaqua Parkerの2人も練習を休んでいてクエスチョナブルです、幸いDLは2人が欠場してもなんとかなるでしょう。Brandon GrahamとBrodrick Bunkleyの開幕スターター2人が復調傾向です。
 対するCHI側は怪我人無しとこの時期としては驚異的な状況です。前回の試合が木曜日で長めに休んでいますし、休養十分のCHIに乗り込む事になります。

ミスの多い試合でした

2010-11-25 23:03:00 | イーグルス
 溜まりに溜まった仕事を片付けるのを優先した事も有り旅行や試合の感想を書く時間が取れません。試合は前半だけ見直す事が出来ました、プレイとプレイの間もちゃんと見て写っていないか確認したいところですが、今はそれだけの時間が取れませんし、余裕がある時にでも見たいと思います。

 試合前半、ランを止める事に成功しファンブルINTでターンオーバーを奪ったにも拘らずTDパスをキャッチミスで3つも無駄にした結果13-3で終える事になりました。本当ならば24-3でもおかしくない展開ですし勿体無い試合展開になっています。Micheal Vickのランを止めるには逃げ道の左側を潰すのが正解と私は考えていますが、Sをディレイ気味に飛び込ませる事でVickに制限時間を与え水面下のプレッシャーを掛けるのは新しい手法です。スパイを付けるのは過去にも有りましたが、オープンに成る前 スクランブルに出ようとする瞬間に飛び込む事で止めようとするのがドロー気味のランを止める事にもなっていますし、対策を考える事が必要です。


 仕事を挟んで後半から見ます。

 後半開始のKRでEllis Hobbsが頭を強打して退場しました。現場では距離が遠かった事とすぐに選手が囲んだ為に何が起こっているのかはほとんど分かりませんでした。担架で運ばれる時に手を振っていましたし、レントゲンに異常は無かったようです、後遺症が残るような怪我ではないと思いたいです。翌日すぐにIR入りする事になりました、去年も首の怪我でIR入りしてその時もキャリアエンドかもしれないと言われました、医師の診断次第では強制引退になるかもしれません。

 その次のJeremy MaclinへのショートからのRAC、足じたばたでCBを抜いた動きを見てReggie Brownに似てるんだよなあ・・・エースになりきれない所とかと思いました。その後4th1をクリアしたもののDeSeanへのパスがそれてFGに終わり16-3、本当に2つ目のTDが遠いオフェンスです。
 Asante Samuelの肩車タックルは盛り上がったのですけれど、腰を痛めそうで見てて怖かったです。
 Trent Coleとぶーぶーのマッチアップですが、5回はホールディング取られるべき後ろから首に腕を回すような場面が有ったのに全く取って貰えませんでした。前回のホームゲームのIND戦もそうでしたが、なんでホームゲームで不利な判定を受け続けるのか納得がいきません。
 そして苦し紛れのディープにダブルチームで付いているのにボールではなくWRに行ってしまいぶつかってホールディング、ゴール前1ヤードからあっさりTDを奪われて第3Qが終ります。16-10

 そしてMicheal Vickのファンブルロスト、途中Vickがパスを投げるまでの時間が長い(パスプロが持っている)と言う分析が有りました、もちろん現場では解説は聞こえてないですけどね。この日のパスプロは悪くは無いものの、投げさせてくれるけれどそれ以上の事はさせないで包み込む作戦に支配されていました。これまでよりも確実にVickを止める方法論を各チームが造ってきています。

 ロスト後のディフェンス、簡単にTDを奪われました。パスラッシュの目先を変えようとしている最中にやられた印象です。Joselio Hansonが付いていたのですが、今シーズンの不振は酷いです。16-17と逆転されました。

 Jason Avantへのミドルで前進したものの、反則して交代・スクリーンでノーゲイン・ミドル狙ってサックと押され出した時の負けパターンに入り込みます。正直この時点で今日のVickじゃあダメかなあと思いました。いつもとパスに入るタイミングに大きな差は無いのですが、ほんのちょっとだけリズムが悪い感じがしていました。投げ急がされている時と投げ遅れている時が交互に来て丁度いいタイミングで投げさせてもらっていない印象です。
その時Kevin Kolbがアップを始めたのを見て、今日は負けかなと思いましたよ・・・・・・
 その次のゴールライン前からのオフェンスはこれまでのVickの足頼みから、速いテンポで5ヤード10ヤードのパスを積み上げるWCOらしいパスでハーフウエイまで前進、そこからの3rd1をパスで取りに行ったときにはReidは馬鹿じゃないかと思いましたけれど、4th1でLeSean McCoyへのトスでVickに釣られて大穴が開き50ヤード独走のTDで逆転します。これはVickでなければここまでディフェンスをひきつけられなかったでしょうね。ツーポイントもAvantへ決まって24-17

 SamuelのINT後のファンブルロストでINTが帳消しになった時のDL陣の切れ方は凄まじく、ヘルメットをメット置き場に叩きつけるBrandon Grahamの形相は凄かったです。その後4th6になり飛び出したEli Manningのローリングファンブルでした。2年位前にも見せてくれた頭からキープするでもスライディングでもない、斜めから足をもつれさせて飛び込んで一人で高速回転しながらファンブルする大技を久しぶりに見せてくれました。Samuelのミスからスクランブル自体はファーストダウンを奪っていましたし、これは再逆転まで行くかもしれないと不安になった瞬間、スタジアム全体を歓声と笑いで包むManningの素晴らしい自爆を見せてもらいました。

 残り2分51秒、チャレンジ失敗とかも有って2つくらいファーストダウンを取れば勝ちとなった場面でMcCoyのビックゲインが飛び出しました。Mike McGlynnとNick Coleがダブルチームでど真ん中に大穴を空けると外を包み込むようにしたLB/DB陣が誰も居ない中央をMcCoyが駆け抜けました。ここでやっとお客が帰り始めました。すでに24時に近いこの時間まで本当に帰る人がほとんど居ない満席状態の接戦はDavid Akers4本目のFGで2ポゼッションの10点差となって勝負が決まりました。最後はStewart BradleyのINTのおまけまでつけてもらって試合終了です。


 やはりレッドゾーンでTDを取れないと流れが変わった時に苦労する、取るべき時に取れない今シーズンを象徴する試合となりました。ただ、今年は接戦になってからが妙に強いですし、これまでのずるずる崩れるチームとは何か違います。これで7勝3敗、同地区を1ゲーム差で追うNYGに直接勝った事は今後の展開でかなり有利になります。残り6試合を3勝3敗でも10勝6敗のプレイオフラインに乗りました、あとは怪我無く無事にプレイオフに残る事が重要になります。見ていて何で壊れないのかが不思議になるくらいVickはヒットされ(自ら飛び込んで)います、怪我をしないプレイの仕方も覚えてほしいものです。

現地観戦会やります

2010-11-16 00:00:00 | イーグルス
 現地観戦会のお知らせです

ブログを初めてから6年、ようやく現地観戦会を開催する事になりました

日程は日本時間11月19日出発、日付変更線を超えて現地時間19日着で19時からのNBA TOR@76ersを観戦
20日は近所のカレッジ等のスポーツ観戦の試合が無いので市内観光になると思われます
21日のサンデーナイトNYG戦を観戦
22日帰国で日本時間23日着の予定です

費用は航空運賃とチケット代で12-3万、他にホテルや滞在費が掛かる予定です(飛行機のチケット状況によっては高くても現地に長く居れる飛行機を取るかもしれませんし、観戦チケットも値段がどうなるかまだチーム状況次第なので費用がどうなるのかはまだ決まって居ません)

日本時間で19日金曜日出発、土日をはさんで祝日の23日火曜日に帰国の予定です。

前回のオフ会で日程はこれで行く事に決まりました。航空券や観戦チケットの手配も有りますし、来週の火曜日19日には人数を決めてチケット等の確保に動きたいと思います(格安航空券は一ヶ月前までの申し込みが多いのです)ので参加希望の方がいましたらコメントかメールで連絡をください。

私も旅行にいける自由な時間をいつまで取れるのか分からない状況です、時間と費用2つの大きなハードルは有りますが現地在住のMaknavさんのアシストを得られる今年は大きなチャンスだと考えています。