イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Lewisの使い方が間違っている(と言うか、使ってすらいない)

2006-10-31 06:35:42 | イーグルス
 JAC戦は6-13で負けました、これで3連敗です。

 終盤だけ放送を見ましたが、スクリメージの戦いを制する事を最も重要視するEaglesがラインの押し合いに負けるとどれくらい惨めな負け方をするのかを実験したような試合でした。パワーポイントの筈のShawn Andrewsを中心とした右サイドは押せずに全くランは出ず、ウイークポイントだったDarwin WalkerとTrent Coleのサイドは完全に打ち砕かれました、3年前のEaglesと今のEaglesが戦ったらこうなるのではないかと言う印象です。

 オフェンスではBrian Westbrookのランをシャットアウトされました、これはAndrewsが押せない時点で当然の結果です。Donovan McNabbのパスは34回投げて18回成功と相変わらずの成功率の低さでした、かなりプレッシャーを受けていたようですしミスキャッチも多かったようです。問題なのはプレイコールに幅が無いことでしょう、プレッシャーを受けているのならばロールアウトさせるなりスクリーンを使うなりの対策を取る必要が有りますし、マックスプロテクトから復帰したDonte Stallworthに長いのを放り込んだりする等アグレッシブなディフェンスの出足を止める為の措置が見られなかったようです、淡々と3&OUTを繰り返しているのではお話になりません(ドライブにならないから策を使う所まで行かないのですが)

 ディフェンスではとにかくランが止まりませんでした、これは最後8分ボールキープされてFGを蹴られたNO戦以来本当にぼろぼろの状態です。去年私はランを止める事を意識するがあまりにEaglesも持ち味である1ギャップからのペネトレイトを止めて2ギャップにした事を批判しました、そういう意味では1ギャップを堅持した事は方向性だけは評価をしたいです。ただ問題なのは1ギャップのペネトレイトのランディフェンスはロスタックルかロングゲインのギャンブルに成り易いのが必然ですし、どのホールを抜けるかはオフェンス側に選択権があります、抜けるホールだけダブルチームで開いてしまえば他のマッチアップは負けても関係ない訳です。これまでは抜けてきた所をJeremiah TrotterとMicheal Lewis,Drian Dawkinsが迎え撃っていたのですがどうも今シーズンSのランサポートが積極的では有りません、CBの怪我で上がる事が出来なかった為なのかLewisのパスカバーの穴が原因なのかは分かりませんが、Trotter1人で止められるような状態ではなかったのですが見殺しにした形です。リードブロッカーにTrotterをピックされた時にもう1人居る事が必要なのです。

 常に1ギャップでペネトレイトをする事で(特にロング)パスを投げにくくする、その分Sが上がりランサポートをしてCBはショートゾーンのパスだけ警戒して取らせても良いから抜かせない(後ろに誰も居ませんから)ディフェンスをする。これがJim Johnsonのシステムの真髄なのですが、完全に機能停止状態です。
 パスラッシュが届くからパスが投げられない>そこまでプレッシャーは掛かって居ない、特にJavon Kearseを失って以来サックが激減してます。
 その結果Dawkins,Lewisがランサポートに上がれない>Dawkinsを上げればLewisがカバーで致命的なミスを連発してます。CBに怪我が続発してWRと1対1が出来無い事もSの上がりに影響しているでしょう。
 最終的にTrotterはリードブロッカーを処理しつつランナーに立ち向かう事になりランが止まらない。 もうどうしようもないです。
 解決策はCBの怪我が回復する事でLito Sheppard,Sheldon Brown,Dawkinsの3ディープを敷き、Lewisを常に4人目のLBとして使う事でTrotterのサポートをさせる、これ以外に無いと考えます。

 ディフェンスシステムについては後日続きを書きたいと思います。(時間が無いです・・)

 序盤楽なスケジュールだったはずですが、パワーランキングで30位前後のチームを叩きのめし、15位前後のチーム相手に接戦を落とし続ける、結局その程度の力しかなかったのかと本当に悲しくなる敗戦となりました。ただ、4敗のうち3敗までは勝つべき試合でした、実力が無い訳ではないですから後半戦立て直す可能性がまだ残っている、そう思いたいです。

負ければシーズン終了

2006-10-29 23:51:30 | イーグルス
 レギュラーシーズン8週目はJACとの対戦です、怪我人が相次ぎ先週HOU相手に負けているJAC相手ですし、3連敗する訳にはいきません。

 ハンデは7.5点有利
 ESPN 8-0
 USA Today 5-1
 CBS 5-1
 TSN 9-0
 今週も予想は圧倒的に有利です、2週連続で圧倒的有利の予想を落としていますけど・・・。

 ディフェンスを考える時にByron Leftwichが欠場する事が有利なのか不利なのかは結構微妙だと思います、サイズを活かした強肩で大きなWRに投げ込むLeftwichよりも機動力が有るDavid Garrardの方が捕まえにくいかもしれません。最近はちょっと機動力の有るQB相手だとパスラッシュが捕まえきれずにロングパスを貰ってしまう場面が目立ちます、GarrardはリーグベストのバックアップQBと言う評価も有りますし油断は出来ません。
 パスターゲットが全員6-4以上ととにかく大きいのが特徴ですが、サイズとスピードと言う意味で1番怖いMatt Jonesは3試合欠場しています、今週は練習に参加しているようですが試合に出てくるかは分かりません。5-10が3人と5-9が2人のCB陣にとって10センチ以上大きいターゲットと常にマッチアップするのは肉体的にも精神的にも苦しいと考えます、高いパスを取られる事以上にタックルミスからのロングゲインを貰う事が怖いですから、タックルが良いとは言えないLito Sheppardと怪我から復帰のRoderick Hoodは注意が必要でしょう。DBの大穴となっているMichael Lewisはパワー型のTE Kyle Bradyとのマッチアップですし今週は安心出来そうです、TB戦良かったのか悪かったのか良く分からないのですけど・・・。
 ランでは怪我がちなFred Taylorが健康を維持しています、一時期よりはスピードが落ちているように見えますが、まだまだリーグトップクラスのRBです。タックルとタックルの間を抜けてくるタイプですしJeremiah Trotterが真正面から迎え撃つ形になるでしょう、今シーズンタックル数は多いものの引きずられる場面が目立つTrotterには奮起して欲しい所です。もう1人のRB Maurice Jones-Drewはサードダウン専用のスクリーンパス要員でRACに良いものを持っています、OLB2人が外に洩らさないようにしっかりとマークする事が重要になるでしょう。特にディープに大型WRを走らせてショートパスを取らてRACを引き出すプレイには注意が必要です。
 ラインの力関係はほぼ互角と考えます、但しDarwin Walkerに対してダブルチームで狙われた時にはインサイドに大穴を空けられる事になるかもしれません。C Brad MeesterはDLを突破してMLBを拾うのがかなり上手いですしWalkerにたいしてダブルチームで1回当たってからTrotterを拾いに行くようなプレイを見せることになった場合にインサイドをランで突破される事態になる可能性が有ります。Brian DawkinsとMicheal Lewisのランサポートが必要になるでしょう。

 インサイドのランを止める為にSが上がればサイズの有るWR陣にロングボールを放り込むのがJACの狙いでしょう、そしてロングブールを警戒すればインサイドのランが出やすくなります、言い換えればどちらかを先に止めてしまえばオフェンスは何も出来なくなると言う事です。先にインサイドを割られるか、インサイドをしっかり固めて無理なロングボールを投げさせるかがEaglesディフェンスから見た場合のキーポイントになりそうです。

 2試合接戦を嫌な形で落としました、バイウイークまでもう負けられません。この試合を落とすようだと本当にシーズンが終わってしまいますからとにかく勝つ事が大事な試合になります。

Andrewsのパワーに期待

2006-10-29 03:16:24 | イーグルス
 Donte StallworthとRoderick Hoodが試合に復帰する事で、久しぶりに欠場者無しのしあいになりそうです。それに対してJACはByron Leftwich、Matt Jones、Marcus Stroudら攻守の主力が欠場するようですし、Mike Peterson、Reggie HaywardがIR登録されています。

 DL2人とMLBを失っては居ますが、DLはそれでも平均以上の能力が有ります。ただし、2人を欠く事でEaglesに有利なマッチアップになりそうです。Stroudを失いランストップの負担が増しているJohn Hendersonとランオフェンスの中心Shawn Andrewsのマッチアップで勝利出来れば中央へのランを止める事は出来無いでしょう。Brian Westbrookはこの試合アウトサイドだけでなくインサイドへのランも期待出来そうです。パスラッシュを担当するPaul Spicerに対してはTraが相手をします、今シーズンパスプロテクトでは良い仕事をしているTraならばMcNabbを守る事が出来るでしょう。パワー不足が気になるTood HerremansのマッチアップがStroudで無い事は幸運です。
 巨大なDT2人の後ろで縦横無尽に動き回るPetersonが居ない事で中央へのランが出る事になればOLBがインサイドをフォローする事になります、そうなればWestbrookのアウトサイドランが出る確率も高くなるでしょう、序盤にインサイドを攻略出来るかどうかが試合の鍵を握りそうです。Donovin Dariusのランサポートも強力なのですが、Stallworthが帰ってきた事とDLの怪我でロングパスの脅威が増しました、Dariusをディープゾーンのフォローに回すように仕向けるようなオフェンスの組み立てをすれば試合から消す事も可能でしょう。
 インサイドのランとアウトサイドへのロングパスを出してから、WestbrookとL.Jにショートパスを投げれるようになればこれまで平均16失点のJACディフェンスの攻略は十分に可能と考えます。逆にHendersonとAndrewsのマッチアップで負けてインサイドのランが出ないようだと、Darousがディープのカバーに専念するようになってロングパスも出なくなり、その結果ショートパスも出なくなるEaglesオフェンスが手詰まりするパターンにはまってしまう危険性も有ります。

Stallworth今度こそ復帰

2006-10-26 06:02:25 | イーグルス
 ずっと練習に参加して試合に出場する可能性が有ると言われていたものの欠場を続けていたDonte Stallworthですが、今度こそ本当に復帰できそうです。水曜日の練習に参加していますし、公式にもプロバブルとなっています、Stallworth欠場中に活躍したReggie Brownとのコンビが復活します。
 Stallwroth欠場で縦にストレッチ出来ず、代役Hank Baskettは頑張ったもののスターターとしては役不足な所を見せてしまいました。Eaglesのオフェンスにはディープスレッドが絶対に必要です、縦にスペースを開けて空いたショートゾーンにL.J SmithとBrian Westbrookが走りこむのが本来のオフェンスです、その為には縦に走ってCBとの1対1に特化されたWRが居なければ機能しません。 そういう考えからTodd Pinkstonの復帰まで考えましたが、Stallworthが帰ってくるのならばオフェンスの問題は解決の兆しを見つける事が出来そうです。

 もう1人長期欠場を続けていたRoderick Hoodも練習に復帰しました。今週のJAX戦は大きいWRが3人揃っています、CBを3人揃える事が出来るかどうかが勝敗を大きく左右する事になるでしょう、そういう意味でもHoodの復帰は大きく影響するでしょう。これまでHood,Sheppard不在の穴を埋めてきたJason Hansenも健在ですし、問題の有ったパスディフェンスが本来の形を取り戻す事を期待します。

 他には背中の怪我でL.J Smith、腿の怪我でThomas Tapehが練習を休んでいます。2人ともクエスチョナブルと公示されています。L.Jの背中もTapehの足も古傷が再発した可能性が有りますから少し不安になります、2人とも代役のいないポジションですから欠場するとなると大きなダメージになるでしょう。

Pinkstonを呼び戻せ

2006-10-25 06:29:15 | イーグルス
 Donte Stallworthの加入でTodd Pinkstonの離脱の穴は完全に埋まりました、それまでPinkstonが担ってきたウイークサイドを駆け上がり相手ディフェンスをストレッチしMcNabbの魅力であるロングパスを成功させてました。しかし、太股の痙攣で試合を欠場し続けています、その間ルーキーHank Baskettがスターターに昇格し期待以上のプレイを見せていますし、Greg Lewisもそれなりに頑張っては居ますがStallworthの穴を埋めているとは言えません。Baskettは元々がディープスレッドではなくショートパスを確実に取ってRACに賭けるタイプなのですから、Stallworthと同じ役割をこなす事は不可能です(なぜかたまーにロングパスをミラクルキャッチしてしまうのですが)Greg LewisもGB戦では2TDをしていますが、マッチアップの相手に恵まれただけで去年同様スターターとして起用できるような選手では有りません。
 逆サイドのReggie Brownは去年のルーキーベストのパス獲得ヤードでルーキーファーストチームに選ばれ、今シーズンもディープに走りその後RBのようなカットでRACを奪えるすばらしいWRに成長しました。それだけにStallworthの欠場さえなければ接戦を落とさずに(Andy ReidとJim Johnsonが苦手な接戦になる事無く)ここまで来れたのではないかと考えてしまいます。

 現状を打開するにはどうすれば良いのかを考えると、Baskettは頑張っていますがスピードが足りない、Lewisもスピードは有りますが競り合いに致命的に弱い、縦にひたすら走りDBとの1対に勝つ事を要求されるEaglesの左WRには足りません。縦に走れてDBとの競り合いに負けないWRが必要です。その縦に走れて競り合いに勝てるWRが今の時期FA市場に居る事はありえません、縦に走れるだけのKR-WRのような選手は居るとは思いますが競り合いに勝てるだけのキャッチ能力を兼ね備えているWRは居ないでしょう。
 ここでTodd Pinkstonを呼び戻すプランが浮かんできます、去年のキャンプ中にアキレス腱を切ってシーズンエンド、今年もリハビリに手間取りキャンプに殆ど参加できないままプレシーズンゲーム1試合に出ただけで見限られカットされました。その後Brad Childressの居るMINと契約しますがすぐに解雇されたままになっています。開幕の時点では怪我から回復出来ていなかったのは間違いないです、あれから2ヶ月が経とうとしていますプレシーズンゲームに出る状態にまで回復しているのならばこの2ヶ月間で体調が戻っている可能性はあるのではないかと考えます。もちそん、アキレス腱は再起不可能な怪我になる可能性が高い部分ですし、復帰するとしても来年になるのかもしれませんし、キャリアエンドの怪我なのかもしれません。それでもMIN加入の時にフィジカルチェックに合格しています、まだ使えるという事なのではないでしょうか。
 1シーズン使う必要は有りません、Stallworthが復帰するまでの少しの間で良いんです。StallworthはTB戦で復帰出来ると言われていましたが結局欠場しました、後1~2週で復帰する事になるでしょう、そうすればバイウイークで待っています。残るJACとWASの2戦は落としたら本当にシーズンが終わってしまいます、絶対に勝たなければならない試合です。
 Stalworthの代役が務まるのはPinkstonしか居ません、本来のEaglesを取り戻す為にフィジカルチェックを受けさせる位の努力をしても良いのではないでしょうか。