イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

人事いろいろ

2008-05-31 15:46:16 | イーグルス
 OTA(と言うよりもルーキーキャンプ第2弾)が終了しました。ルーキーとPSで燻っている若手中心でFA加入のベテランらも参加していました。コンタクトの無い練習ですし、今後の練習の為の予行演習と言った感じでしょう、ベテランも参加する次のミニキャンプからが本当の練習になるのでしょう、

 4巡指名のFS Quintin Dempsが4年契約に合意しました。10人のドラフト指名の中で最初の契約ですが、まあ4巡以降はルーキーミニマムx4年+ほんの僅かなサインボーナスになるのは確定事項ですから金額などで揉める事はほとんどありません。まあ10000ドル出す出さないで契約がこじれ、そのままINDと契約してしまったRaheem Brockはスターターとして大活躍しているのですが・・・

 先日から噂になっていたフロント人事ですが、噂どおりに選手人事担当(と言う職ですが、実際はAndy Reidに権限が有ります)だったJason Lichtはすでに解雇されていました。
 後任には噂されていたカレッジスカウト部長Ryan Grigsonではなく、Howie Rosemanが就任しました。RosemanはEaglesで9年のキャリアを持つ人事畑の人間で、ドラフト・FAなどのスカウティングを担当していたようです。
 そしてGM Tom Heckertは2011年まで契約を延長しました。記憶だと2009年までの契約だったはずなので2年の延長になります。契約延長と同時にライバルを蹴落とした訳ですし権限の強化も有るのではないかと考えます。

 そして2003年の1巡指名だったFreddie MitchellがBALのトライアウトを受けたようです。スーパーボウルの前にRodney Harrisonの背番号なんか知らないと言って大騒ぎになったのですが、T.Oが足首の怪我をしてプレイオフを欠場する間スーパーまで勝ち上がるのに活躍しました。その後、T.OとDonovan McNabbの確執に巻き込まれる形でチームを追われていました。スピードとサイズのバランスは良いですし、WCO向けのWRとしては悪くないのですが、口撃を止められないのと練習嫌いな点で常にトラブルメーカーとして扱われています。すでに29歳になっているようですし、少しはおとなしくなったのでしょうか。好きな選手では有りませんが、解雇されるほどの事をした訳ではないと思いますし、このチャンスを活かして欲しいものです。

来年のスターター争いが始まっています TE

2008-05-30 07:24:43 | イーグルス
 OTAでの練習が続いています。TEでは2年目のBrent CerekとKCからFA加入のCris Wilsonが2番手争いが始まり、WRからコンバートされたMichael Gaspersonの3人で練習しています。KCではFB兼任だったWilsonですがTEに専念する事になるようです、6-2で高さが無いのはTEとしては問題になるでしょう。KC時代のようにHBの位置から使った方が良いと思うのですが、元々HBを使うシステムでは無いですから仕方がないのかもしれません。Brian Westbrookのレシーバー起用は完全にWRとしてスロットに入れていますし、TEやFBをフランカーとして使うのはほとんど見た事が無いです。
 ベテランなのでまだ練習に参加していないMatt Schobelですが、今のTE陣を考えると4番手扱いでカットされる事になりそうです。スターターのL.J Smithはフランチャイズテンダーの4,5ミリオンで1年契約しましたがシーズン終了後FAでチームを去る事になるでしょう。2番手3番手を争っているWilson,Celekが來シーズンのスターターとして起用出来るのかをキャンプ・シーズン通じて見極める事になります、スターターでは無理と判断されれば来年のドラフトで上位指名する事になるでしょう。WilsonのTE専念はFBで使えないのではなく将来のスターターとして期待されていると良い方に考えておきます。
 GaspersonのTEコンバートですが、6-4 220ポンドだった3年間のPS生活からバルクアップしているようには見えません。去年はスカウトチームでTEを演じる事が多かったようですが、正式にコンバートされるのであれば250ポンド程度には増やさなければブロックでは使えません。WRで芽が出なかったからTEに回しただけなのかもしれませんが、すでにPSで3年間も見続けているのですからチームに残したいだけの何かを持っているのでしょう、スカウトチームで練習台になるのが上手いというだけでチームに残す事は無いでしょうし・・・。


 現段階ではL,J、Wilson、Celek、Schobel、Gaspersonの順番でしょう、WilsonとCelek、Schobelはキャンプ次第で順番が入れ替わる事も有るでしょうが、コーチ陣はSchobelを見限っているように思えますし怪我が無ければ3人であろうTEのロスター枠は順当に収まるでしょう。
 WilsonがこれまでTE/FBのような形で使われてきたのがTony Gonzarezが居ただけで能力は秘めていたのか2番手の能力しか持って居なかったのかで今後のTE起用の形が変わってきます、L.Jに代わってスターターになるだけの能力を秘めていると良いのですが。

OTA開始

2008-05-29 08:10:19 | イーグルス
 自主参加の練習OTA(organized team activities)が始まりました、普通自主参加と言っても契約で揉めている選手やルーキーで学位を取れていなくて学校に行っている選手以外全員集合する物ですが、今年はスターター級の合流を少し遅らせているようです。その為にルーキーキャンプの続きのようなメンバー構成で最初の3日間は行われています。

 WRにはHank BaskettJason Avantらが加わりました、2人ともスピードが有る方ではないのですが練習に慣れているのでしょう良い動きを見せています。映像ではCBのジャム(バンプ)を跳ね除けてルートに出る練習をしていますが、元々この分野に課題が残ると言われているDeSean Jacksonは他の選手と比べると動きが怪しいように見えました。CB役の選手の腕を払って左右に抜けるだけなのですが、ちゃんと左右どちらに抜けるかを状況判断しているベテランと違い、初めからヤマを張って腕を使うよりもスピードだけで抜けようとしている印象です。Reggie Brown,Kevin Curtisは不参加のようです。

 DTではMike Pattersonが加わりました、Trevor Lawsの良い手本になってくれるでしょう。OL役のダミーRB役のダミーと2つのダミー人形を連続して腕で払いのけて進むドリルではPattersonだけ他の選手とは別次元のスピードを見せています。これも慣れていると言ってしまえばそれまでなのですが、チームベストのランストッパーの動きが一番良いと言うのは2番手以降との差があるDT陣と言われるのも仕方が無いでしょう。
 DEにはFAで加入したChris Clemonsが加わりました、240ポンドでOLBからDEへの転向経験が有りますし、220ポンドから240ポンドにバルクアップしているBryan Smithに似ている細身のパスラッシャーという点で似ています。Smithに対しては腕の使い方を1から仕込んでいるようです、スピードだけで圧倒出来たカレッジ時代とは違いハンドテクニックも重要です。同時にサードダウンパスラッシャーからランディフェンスも求められるローテーションメンバー・スターターに成長するためにも腕の使い方を成長させる必要が有ります。

 ルーキーだけだった先週から、ベテランが何人か加わった事でレベルが格段に上がったように見えます。何年もの間キャンプを生き延びてきたベテランが近くに居る事はルーキー達にも良い影響を与えてくれるでしょう。

ダイムまでは確定済み CB

2008-05-27 23:34:45 | イーグルス
 FAでAsante Samuelを獲得して以来Lito Sheppard放出は確実視されてきました。実際ドラフト時には5つのチームからトレードのオファーが有ったそうですが、結局取引は行われませんでした。最近もCLEがLitoのトレードに興味が有ると言う噂があります。ドラフトでCBの補強はしましたが、今シーズンは膝の手術からの治療に当てる事が確定的なJack Ikegwuonuですし事実上補強はしませんでした。
 現在のCB陣を考えれば、Samuel,LitoにSheldon Brownの3人がスターターとニッケルバックを勤める事は確定的です。4番手もRFAで1,4ミリオンを支払って確保したJoselio Hansonが入るでしょう。
 Hansonは悪い選手ではないと思うのですが、肝心のパスカバー能力は高くありません。良くてニッケル、出来ればダイムバックで起用したい選手です。
 
 5番手以降は実績の無い若手揃いです。Nick Grahamは去年ルーキーFAで加入しています、Therrian FontenotはBUF,.CLE,GBのPSを渡り歩いて3年目です。Tanard DavisもIND,CARとPS止まりで3人とも53人枠に入った経験はほとんど有りません。3人ともリターナー兼任の小柄なスピードタイプですが、ドラフトでリターナーを獲得しているのでリターン能力は必要なくなりました、純粋なカバーマンとしての能力は高くないからPSに居るのでしょうから大きな期待は出来ません。更にルーキーFAでKyle Arringtonを加えています、無名選手ですしミニキャンプでも寸評のような物を聞きません。
 この4人で5番手を争う事になります、普通CBは5人確保するのですが、今年の場合はSが人材豊富(と言うより、どんぐりの背比べ)の為にCB4人S5人の編成になるかもしれません。

 これまでトレードされないままのLitoですが、今でもトレードのオファーは有るようです。怪我が多いとは言えプロボウル2回選出でまだ27歳ですから条件が合えば欲しいと言うチームが有るのは当然です。ただ、ドラフトが終わり補強がほとんど終わった今、Litoを出す事は出来ません。トレードした場合の3番手がHansonで4,5番手が実績の全く無いPS生活の選手ではSamuelを入れた意味が全く有りませんから・・・。
 
 4番手までは怪我が無ければSamuel,Lito,Brown,Hansonで確定しています。4人で争う5番手に大きな期待は出来ませんが、ニッケルまでの3人はリーグベストの布陣です。あとはプレイタイムを上手く割り振って不満を溜めない事が重要です。

Heckertの動きが嫌な感じです・・・

2008-05-26 00:40:03 | イーグルス
 数日前から噂になっている選手人事部長(で正しいのかは微妙です)Jason Lightがドラフト後に解雇されたと言う話なのですが、まだ正式な発表も否定もされていません。地元紙がスクープとして発信したのがきっかけなのですが、真実でないならばすぐに公式に否定する事になるでしょう(タイミング的にもルーキーキャンプでAndy Reidらは毎日インタビューを受けているのですから、否定も肯定もすぐに出来たはずです)と、言う事は解雇されたのか解雇の予定が有ると言う事なのでしょう。

 元々このチームはGMが果たすべき役割を数人で分け合っているので、誰にどれだけの権限が有るのかが良く分かりません。球団社長のJon Bannerが金銭面での交渉を請け負っているのですが、去年からGM Ton Heckertが交渉もやっていると言う話も有ります。ドラフト・FAでの人事決裁はAndy Reidに権限が有ると言われていますが、これもHeckertの権限が強くなっていると言う話が有ります。1人の独断ではなく合議で決めていると言う事なのでしょうが、傍から見ていると分かりにくいです。
 このように、選手人事の責任者と言う肩書きを持っているLichtの上に最低でも3人が人事決定権を持っています。そう考えるとLichtの権限はあまり大きくないと考えて良いのでしょうが、Heckertが今年ATLのGMとして引き抜かれると言う噂になった時にはLichtがGMに昇格すると噂になりました。噂が正しいかどうかは別としても、Lichtがチーム内でHeckertに次ぐと見られていたのは事実のようです。
 ところが、ドラフト直前にReidから解雇する事を示唆され、ドラフト後に解雇されたと言う噂になりました。今でもオフィシャルHPにはLichtの名前は有ります(ルーキーFAなどの選手名簿更新は頻繁にやっているのでHPの更新ミスではないでしょう)から、少なくとも契約上はまだチームに居るのでしょう、トレード先を探す事を許された選手に似ているのかもしれません。
 Lichtの行き先としてARIのフロントと言う噂も出ていたり、後任の人事部長には今カレッジスカウト部長のRyan Grigsonが昇格すると言う噂すらすでに出回っているようです。
 
 個人的にこの噂の真実は、Lichtはすでにチーム内で仕事をしていなくて、Lichtの次の仕事先が決まってから解雇ではなく移籍として発表する事を考えているのではないかと思っています。オーナーのお気に入りで事実上の独裁者であるBanner,HC(兼事実上GM)のReid,名目上のGMからスカウト全員入れ替えなどで権限を強めつつあるHeckertの3人のバランスが微妙に変化しつつあるのではないかとここ2-3年思っています。今回のLicht解雇もHeckertとの確執が原因という噂ですし、どうも最近のHeckertの動きは自らの権限強化に固執している感が有ります。