イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ランオフェンスに期待します

2009-11-30 03:12:00 | イーグルス
 2度目のWAS戦ですが、お互いに怪我で戦力を欠いての対戦になります。Albert Haynesworthが欠場するようですし、LeSean McCoyのランを多用する事が出来れば先週同様のバランスの良いオフェンスを展開する事が出来るでしょう。Todd Herremansをキーにしたランプレイがオフェンス改善のきっかけになる予感がしますし、この試合でランオフェンスの流れを作ってくれると期待します。
 気になるのはBrian Orakpoをどう抑えるのかになります。ブリッツをBrent Celekでは対抗出来ないでしょうし、受ける展開になると苦労する事になりそうです。逆に、左へのランが出てLondon Fletcherを引き付けOrakpoにカバーをするように仕向ければCelekへのパスも出るでしょう。

 LGの時はランプレイで良いブロックを見せていたNick Coleですが、RGに移ってからは押す場面が目立たなくなりました。2箇所で穴が開くようになれば相手もやりにくくなるでしょうし前半戦の功労者Coleには期待するのと同時に、スターターとして1年やった事が無いですしスタミナ切れを起こす(起こしている)可能性も有りそうです。

 バランス良くオフェンスを組み立てれば、勝てる試合だと思います。DALに付いて行く為にもここは負けられません。

普段とは違うパスラッシュが見たい

2009-11-29 08:27:00 | イーグルス
 Asante Samuelは金曜日の練習に参加し、WAS戦には出場できるようです。Sheldon Brownも完治はしていないようですがプロバブルですし出場できるでしょう。ただ、トップスピードまで引っ張れないSheldonではWASの快速レシーバーに追いつけないかもしれませんし、Samuelはランストップで頭から飛び込むタックルしか出来ませんから怪我を再発させる危険を持ち合わせています。
 Jeremiah Trotterは膝の炎症で金曜日の練習は休みましたが試合には出るようです。止めるべきRBが2人怪我で3番手のRock Cartwrightになります、KR兼任ですし案外こう言うスピードタイムに突破を許してしまう事も多いのですが、普通に考えればWAS側はパス主体で組み立ててくるでしょう。TrotterとJoe MaysのMLB陣を使うよりも4-2-5ニッケル主体で対処するべきだと思いますが、基本的にそう言う変化をしないチームなのでTrotterとMaysが下手なゾーンディフェンスをするのを見る事になると思います。

 ディフェンスはパスラッシュでディープに投げられないと思わせる事がこの試合の目標になります。ランは出されたとしても継続的にではなく一発抜かれた程度でしょう、CBに不安が有りますしパスを自由に投げられないようにする為に普段のOLをコントロールするラン・パス兼用のようなパスラッシュではなく、ひたすらQBだけを狙うパスラッシュをするべきです。OLは怪我で弱体化していますし、パスラッシュだけに絞れば自由に投げさせる事は無いでしょう。
 天敵Chris Cooleyも怪我で欠場します、前回の対戦でTDを取られているFred Davisのカバーをちゃんと手当て出来ればサードダウンに追い込んだ時に止める確立は高くなります。サードダウンでニッケル・ダイムを使えるような状態に持ち込めれば大丈夫だと思います。

CB壊滅状態

2009-11-27 09:34:00 | イーグルス
 PSに居た今年の7巡指名Paul FanaikaがWASに引き抜かれました。今週の対戦相手WASに行った事が気になりますが、普段使うプレイはお互いに研究済みでしょうしこの試合の為の練習をする前の契約なので大きな問題はないのでしょう。
 代わりに今年DALのルーキーFAとして契約し、キャンプでカットされていたGreg IsdanerをPSに入れました。IsdanerはWest Virginia大出身で3年間スターターでプレイしてからアーリーエントリーしています、コンバインでは40ヤード5.45の数字で評価を落としましたがESPNのAll-Americaに去年選ばれていますし、TSNではOGで3番手の高い評価をされています。なぜそれでドラフト時に指名されなかったのかと思わなくも無いのですけれどね・・・6-4 325ポンドでサイズは十分なのですが、腕が短くNFLでは組み手でかなり不利ではないかと懸念されています。下半身が強く、1回捕まえてしまえば相手を押し潰すまで動き続ける選手と言う評価も有ります。
 うちのキャンプに居たOLではChris Patrick、Mike Gibsonに続き3人目の引き抜きです。指名したい選手が居なかったらとりあえずOLを指名してしまう計画性の無さが指名権を無駄にしているのが良く分かります。まあ、他所から狙われるだけの選手をちゃんと指名していると言う事なのかもしれませんが。

 カットされたJack IkeguwounuをPSに戻すのかと思ったのですがそうしませんでした、ACLの手術から1年半待ちましたが動きを取り戻せない(完治してもあの程度)と判断したのかもしれませんが、それなら53人枠に昇格させたのも変な話です。IKEは怪我が無ければ1巡候補と言う評価と、怪我の前からスピード不足と言う評価が有りましたし、ギャンブルで失敗したと思うしかないでしょう。


 医者に止められているBrian Westbrookと手術からリハビリ中のKevin Curtisは今週もお休みです。そろそろ復帰出来るかと期待していたAkeem Jordanは2日続けて練習を休んでいますしWAS戦での復帰は難しそうです。首を痛めたAsante Samuelも2日練習に出ていません、重症ではないと試合後のインタビューでは答えていましたが首ですし大事を取って休ませるのかもしれません。ただ、Sheldon BrownもCHI戦で全速力で走っていませんし(72ヤードのランを出された時も1番近くに居たので追わなければいけないのに途中から速度を落としています)腿の怪我は良くなっていません。RBの相次ぐ故障で嫌でもパスを投げてくるであろうWASに対してCBが全滅状態なのは大きな問題になりそうです。


Justiceと契約延長

2009-11-25 07:29:00 | イーグルス
 2006年の2巡指名Winston Justiceと4年間の契約延長で合意しました。USC出身で6-6-320ポンドのJusticeはTRAの後継者として期待され入団しましたが、2年目の2007シーズンTRAの怪我でスターターに起用されたNYG戦で悪夢の12サック献上の主犯とされ、その後はRTにコンバートされていました。
 今年はOL陣のスターターがJamaal Jackson以外全員が怪我でキャンプを欠席し、プレシーズンゲームでも5人が揃う事は有りませんでした。その為にRTのファーストチームに入り、プレシーズンゲームから今日まで無難にこなしてきました。RTに求められるランブロックの強さは残念ながら見られませんし、パスプロテクトでも安心して見れる所までは至っていません。反則も多く代役としては十分だがスターターとして固定されるような活躍とまでは言えない気もしますが、今回の契約延長でスターターとして今後も起用する事になりそうです。
 4年契約はサインボーナス6ミリオンで合計18ミリオンに出来高が若干有るようです。本来4年契約を終えるJusticeですがサラリーキャップが無いままシーズンが終わった場合にはFAには成れずにRFAのような形でもう1年はチームに確保出来るはずでしたが契約延長しました。

 現在のOLでJason Peters.Todd Herremans.Jamaal Jacksonまでは長期契約を手にしています。RGのスターターNick ColeとバックアップMax Jean-Gillesは揃って今年で契約切れですが、キャップが無いならばRFA扱いでチームは確保出来るはずです。そしてStacy Andrewsと長期契約をしています、StacyはACL手術からの復帰中と考えれば、来年以降良くなる可能性は残っています。
 4年18ミリオンの金額は普通にスターターとして起用されるのであれば適切な値段だとは思いますが、スターター確定と言う働きでは無い(ランブロックで押せないRTの価値は微妙です)と思います。ルーキー・2年目の若手も出番を伺っていますし、Justiceに大金を支払って良いのかは微妙でしょう。ただ、ミニキャンプが始まる前からチーム施設でトレーニングを行ったりしているようですし、練習嫌いと言われたルーキー時よりも真面目にはなったようです。まだ25歳ですしまだ成長する余地が有ると判断したのでしょう。


 去年の4巡指名Jack Ikeguwounuがカットされ、今年はCINで4試合に出場しているGeoffrey Popeと契約しました。Popeは2007年にMIAのルーキーFAとして契約後キャンプでカットされNYGのPSとして1年を過ごし、2008年もキャンプでカットされCINのPSとして拾われて53人枠とPSを行ったり来たりのシーズンを送っていました。今年は4試合に出場後、10月8日にPSに降格していました。
 6-0 185ポンドとやや細身ですが、ドラフト時のデータでは40ヤード4.29のスピードを持っているようです。素晴らしいSTでの働きが期待出来る代わりに、CBとしては縦に速いだけで方向転換が出来ずにカバーの技術も持っていない、と酷評されています。それでも6-0のサイズで4.29のスピードが有るならば、縦に走られたら終わりのIKEよりは役に立つでしょう。

 Asante Samuelの怪我は首の捻挫ですぐに練習に復帰出来るようです。Sheldon Brownも腿の怪我は治ってはいないが来週のWAS戦に出場出来るようです。CHI戦中はVictor HarrisがWRの前に立っていたりしましたが、少しは良くなりそうです。

こういうオフェンスが見たかった

2009-11-23 21:26:00 | イーグルス
 サンデーナイトゲームの@CHI戦は24-20で勝ち、6勝4敗で地区首位DALと1ゲーム差を維持しました。

 Sheldon Brownはプレイ回数の制限をして使う予定だったようですが、Asante Samuelが怪我をした為に緊急登板と言う形になりました。Dimitri Pattersonがその穴を埋める事になり事実上のスターターとして出場しました。この試合Jay Cutlerのロングパスがなんどかオーバースローになりましたが、元々うちのカバーはQBとWRの間に入ってショートならINTでナイスパスならTDと言うギャンブルを多用します。まあ、Drew Breesには全く通用しなかったのですが、この試合ではKellen DavisのTD一本だけで済みました(これはCris Gocongのカバーミスでしょうが)このカバーはプレッシャーを掛ける事でコントロールミスを誘える状況が前提なのですが、サックはTrent ColeをMLBに置いたスペシャルプレイによる物だけ、まるでスクランブラーを相手にしているかのようなQBを包み込む代わりにサックまでは至らないコンテイン重視のラッシュでCutlerの調子が良ければ大惨事になっていたかもしれません。Devin Hester相手にまともに勝負するスピードは無いので、この試合はそう言うカバーをすると準備してきたのでしょうが、このCBのカバーをやる時は抜かれた時の為にSを最後方に残す必要があるのに、なぜかそれをやらないのがうちのシステムで、パスを投げられる度にSはどこで何をしているのかと首を捻る事にもなりました。
 ランディフェンスは怪我の代役Kahlil Bellに突破される場面も有りましたが、基本的には中央の壁が吸収し続けました。Joe MaysとJeremiah Trotterのパスカバー出来ないコンビでしたがランディフェンスではそれなりに頑張っていましたし、Greg OlsenはQuintin MikellとVictor Harrisが見ていたのでMLBの負担は小さく済んでいます。だからSが後方に居なかったのですけれど、それでも1人は後ろに置かなければならないでしょう。
 
 オフェンスでは復帰したJason Petersの足首捻挫は治っていないようで、押される抜かれるの酷い有様でした。が、Todd HerremansをLGに戻した事で左へのランが出まくりましたし、PetersをLTに置き続けたのは総合的に見れば正しい判断でした。LeSean McCoyは20回で99ヤード1TDとBrian Westbrook不在の穴を完全に埋めました。
 同時にBrent CelekとJason Avantへのショート・ミドルも多用し久々に理想的なラン・ショート・ディープのバランスが取れたオフェンスを見せてくれました。Westbrookが居なくなると色々工夫をするコーチ陣は普段からもっとやる気を出して欲しいですし、こう言うオフェンスをしていれば後2つくらい勝っていたと思います・・・
 Donovan McNabbは途中敵にパスを投げ込む場面も有りましたが、OLに責任が有るサック以外は柔軟に逃げましたし調子は悪くないようでした。ロングを狙うとブリッツが来てサック、ショートの時は4メンでカバーがきついとちぐはぐなプレイコールに耐え、完璧なブロックの時に狙い済ました48ヤードTDパスをDeSean Jacksonに決めています。

 そして先週キャッチミスになったものの復帰後初めてまともなパスを投げたMicheal Vickはドローから34ヤードのランを出しました。やはり投げれる所を見せた後に走ると効きます、コンディションが整ってきたのか切れのある走りでしたし今後戦力になってくれるかもしれません。

 途中、4連続FGで逆転される場面も有りましたが、CBが壊滅状態でHarrisがCBをやっていた時もありましたし苦手のレシーブTEを相手にした事を考えればFGで凌ぎオフェンスを立て直す時間を稼いだのは良くやったと評価するべきでしょう。まさかのFGブロックも有りましたし、カバーチームも頑張りましたしチーム一丸となって負けられない戦いに勝利しました。
 SamuelとSheldonの怪我は心配ですが、Akeem Jordanがそろそろ怪我から復帰してくるでしょうし、Petersの怪我も良くなればランがもっと出るでしょう、チーム状況はどん底から復調しつつありますし残りを4勝2敗で乗り切りプレイオフに進んでもらいましょう。