イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Matt Pryor

2018-05-29 14:53:00 | ドラフト
 6巡206位の指名はTCU(Texas Christian大)のG/T Matt Pryorでした。
 身長6-6 3/4でプロデイでは328ポンドでしたが390ポンドでプレイして居たという話も有り、体重管理が出来ない選手かもしれません。昔居たなそんな奴・・・

2013年 レッドシャツ
2014年 8試合出場
2015年 11試合出場
2016年 13試合出場(RG)
2017年 14試合出場(RG/RT)

 スカウティングコンバインには招待されず、プロデイで40ヤード5.60、ショートシャトル4.90、スリーコーン7.87、垂直飛び24インチ、幅跳び8フィート、ベンチプレス23回を記録しています。

 長所
長い腕を使って相手をコントロールする
巨大な体の割には機敏に動く
330ポンドを維持できるならば素晴らしいランブロッカーになる素質

 短所
体重を維持できない
体重過多の為に2回目の動きに付いていけない
手の出し方が甘い(掻い潜られる)

 6-7で36インチの腕を持ち、330ポンドでプレイ出来るならばNFLで通用するかもしれない素材と言った所でしょうか。
 ランプレイで破壊的なプレイをしている訳でも無いように見えますし、評価としても5-6巡候補としるNFL.COMが最高点、他は6-7巡かFA候補が多いです。Big12のセカンドチームですから無名では無いでしょう。ですが、ドラフトサイトに名前すらない事も有りました。
 体重面の管理をして、その時にやっとドラフトされるかどうか?と言う選手と考えています。Jason Petersの左側も新旧交代の時期ですがLane Johnsonもいつ衰えるか分からない年になってきていますし、RT要員の素材を取ったのは悪く無いと考えますが、Pryorを選んだには大博打でしょう。

Josh Sweat

2018-05-26 08:31:00 | イーグルス
 4巡130位で指名したのはFlorida StateのDE Josh Sweatでした。高校の最後の年に膝の手術をして1年ほぼ全休、カレッジ進学後も2016年に膝を手術するなど怪我が無ければ1巡候補だけどメディカルチェックをしてみないとNFLでプレイ出来るか分からない選手と評されています。

2015年 13試合出場 41タックル 2サック
2016年 12試合出場 41タックル 7サック
2017年 12試合出場 56タックル 5.5サック

 身長6-4 3/4 251ポンド 40ヤード4.53、ショートシャトル4.28、垂直飛び39インチ、幅跳び10フィート4インチをスカウティングコンバインで記録、スリーコーン6.95、ベンチプレス16回をプロデイで記録しました。

 長所
4-3DEでも3-4OLBでもプレイ出来る、後ろに下がる足を持っている
長い腕を使ってボールキャリアーを捕まえる能力
怪我さえなければ素晴らしいパスラッシュアビリティー

 短所
下半身が鍛えられていない
OLとの1対1でバランスを崩しやすい
プレイ前に相手がどう動いてくるか予想しない
(目の前の相手しか見ていない、と言う意味でしょう)

 ガラスの膝とどこ見ても書かれていますし、実際2回手術をしているのですけれど、カレッジでの3年間はほとんど欠場していないのですよね。
 去年のAlabama戦、一昨年のMichigan戦と2試合見ましたがプレイタイムに制限があるような状態でもなく、そこまで膝の状態を気にする必要が有るのかな?と言う印象です。
 
 試合見た印象ですけれど、DEよりはOLB向きですかね、1対1で勝つと言うよりは負けない選手に見えました。ランプレイでも潰されずに場所を守る、パスラッシュでも抜き去ると言うよりは外は回らせない。そんなイメージです。

 NFLでプレイするにはパワーアップが必要です、その時に膝の状態がネックになるのかもしれません。素材と言うよりは条件付選手と言う感じです。

KEN解雇

2018-05-25 09:09:00 | イーグルス
 Mychal Kendricksが解雇されました、トレード先を探して居たようですがトレード出来ずに解雇した形です。Jordan Hicksが健康ならば4-2-5ニッケルが4-3よりも多い状況でプレイタイムは少ない(2016年は8試合先発だけ)ですから仕方が無いのですかねえ。
 ただ、Hicksが怪我の多い選手ですからLBの3番手は重要です。年俸とつりあっていない部分は有りますけれど、ドラフトでLBを指名していない状態での解雇は意外でした。
 2012年の2巡指名で40ヤード4.44のスピードからSS転向の話もドラフト時には有りましたが、結局MLBとしてはパワー不足でWLBとしては後ろへのパスカバーに難があり(スロットWRに付けては抜かれてました)使いにくいWLB/MLB/SSのどれでもなくどこでも使える選手でした。
 4-3のWLB限定で使うか、3-4のILB(ギャップを埋めに前に出て行く方)で使うなら、3-5ミリオンの価値がある選手です、すぐに次のチームが決まるでしょう。


 FAで加入したLB Paul WorrilowがACLでシーズンエンド、バックアップ1番手が期待された元ATLのスターターでしたが残念な結果に終わりました。
 実績ある2人のLBがチーム離脱、4-2-5メインとはいえ、ゴールライン前での4-3やバックアップを考えると実績有る選手が必要でしょう。4-6番手をやるLB/ST的な選手は豊富に居ます。3番手候補がその中から生まれると良いのですけれど・・・


 WASでスターター扱いだった事も有る、INDのRB Matt Jonesと契約しています。2015年は2,3番手で490ヤード、16年はスターターで460ヤード(7週目に怪我でIR)去年はINDで5試合14ヤードに終わりました。
 3番手候補として怪我が治っていれば儲け物くらいの期待度だと考えています。


 ドラフト前にCLEが2巡35位とNick Folesのトレードの話を持ってきて、Folesが拒否したと噂になっています。Carson Wentzが健康であったなら合意の可能性は低くなかったと思いますけれどね。ACL回復中ですし、出すに出せなかったのでしょう(Folesに意見を聞く必要が元々無いのですから良い条件なら出したはずです)
 うちでもCLE(トレードが成立していても1巡1か4でQB指名したでしょう)でもゴールデンルーキーのお世話係に変わりないですからね。FolesとしてはFAになった後で高く売れる方を選びたいはずです。


 LBとSだけデプスが薄い状態です。LBは若手がたくさん居て成長待ち、Sはスターターはプロボウル級だけどバックアップは人数すら足りない。ここ2年Sがドラフトで人材豊富だったので取って置いても良かったかな?と思いますけれど、Sを取る余裕無かったから仕方ないですかね・・・

Avonte Maddox

2018-05-14 22:55:00 | ドラフト
 4巡125位で指名したのはCBのAvonte Maddoxです。小柄なゾーンカバーCBでニッケル要員としての指名と見られています。

 高校時代はWR/CBでPitt進学後CBに専念することになりました。レッドシャツなしで試合に出場しています。2年目からスターターに昇格し卒業まで3年間スターターでした。1試合追い続けた映像は見つからなかったのですが、ハイライトを見る感じニッケルではなくアウトサイドCBでプレイしていたようです。

2014年 11試合出場 32タックル 3PD
2015年 13試合出場 75タックル 3INT 12PD
2016年 10試合出場 49タックル 2.5サック 3INT 8PD
2017年 9試合出場 27タックル 4サック 2INT 11PD

 身長5-9 1/8 184ポンド 腕の長さ29インチ1/2 40ヤード4.39、ショートシャトル4.0、スリーコーン6.51、垂直飛び37インチ、垂直飛び10フィート5インチ、ベンチプレス13回を記録しました。

 長所
WR出身の経験でボールの落ちてくる場所の判断が良い
1対1のタックルか良い
コーチの言う事を理解して行動できる、リーダー適性
ショートエリアでの加速力

 短所
サイズがない、腕が短い為手が届かない場面が有る
マンカバーの技術不足、カットに付いていけない
プレスカバーは出来ない(NFLレベルでは)

 サイズが無くて、CBブリッツが出来て、ニッケル要員。2006-11まで6シーズンニッケルバックとして貢献してくれたJoselio Hansonを思い出しました。5-9で小さい割にタックルも良くて、ニッケル・ダイムバックとして頑張ってくれた選手でした。
 サイズも同じですし、40ヤードはMaddoxのが上です。ランプレイでも対処出来るニッケルバックになってくれれば素晴らしい指名と言えるでしょう。ただ、ニッケルでプレイしている画像が中々見つからないので、ニッケル適性が本当に有るのかは分かりません。10ヤードクッションからプレイスタートして、QBとレシーバーをよく見て反応する事が出来る選手のようです。

Dallas Gordert

2018-05-12 20:25:00 | ドラフト
 ドラフトした選手のまとめくらいはしましょう・・・

 2巡49位で指名したのはSouth Dakota StateのTE Dallas Gordertでした。指名時にDavid Akersが煽りに煽った意味はDallasの名を持つ選手を掻っ攫った事とJason Witten引退で空いたTEの穴を埋める選手を先に取った事なのですけれど、試合を見てみると、Zach ErtzよりもWittenに近い印象を持ちました。
 飛び抜けたスピードはないものの、そこそこのブロック力と敏捷性を持ち、バスケットもやる選手らしい高いボールへのジャンプのタイミングの良さとキャッチ力。ゾーンに切れ目に入る勘と言うか判断。マンカバー相手の体の入れ方。特別凄い物を感じないけれど、高いレベルでまとまっている印象を持ちました。

 South Dakota生まれで地元の高校、地元の大学と進学した形です。高校時代はバスケットもやっていたようです。レッドシャツを経て2014年デビュー、14試合に出ますが8レシーブ100ヤードと控えだったようです。2年生も12試合出場で26レシーブ484ヤード3TD、TEで一回平均18.6ヤードはおかしな数字になっています。
 スターターに定着した3年生は13試合出場で92レシーブ1293ヤード11TD、4年生は14試合出場で72レシーブ1111ヤード7TDとレベルの低い地区ではありますが大暴れしています。

2013年 レッドシャツ
2014年 14試合出場 8レシーブ 100ヤード
2015年 12試合出場 26レシーブ 484ヤード 3TD
2016年 13試合出場 92レシーブ 1293ヤード 11TD
2017年 14試合出場 72レシーブ 1111ヤード 7TD

スカウティングコンバインはハムの怪我で敏捷系種目はパスしてベンチプレス23回のみでした。身長6-4 5/8 256ポンド 腕の長さ35インチ
プロデイでは垂直飛び35インチ、幅跳び10フィート1インチ、ショートシャトル4.31、スリーコーン7.02を記録しています。

 長所
キャッチ、ルートラン、ブロック全てが出来る万能型
膝を深く曲げてカットを切る事が出来る
ボールを持った後のパワフルなラン
LBを置き去りにする敏捷性
バスケット出身の優れたキャッチ

 短所
絶対的なスピードはない
ルート取りに失敗した時の修正は下手
NFLのパスラッシュDEに対抗するパワーはない

 レベルが落ちるFCSなのですが、FCSでは全米トップクラスのチームではあります(Carson Wentzの居たNorth Dakota StateとはFCSのプレイオフで戦う常連チームで、今年もFCSの全米ランク上位でした)このレベルで無敵の強さを見せるのはある意味当たり前です。NFLレベルでどこまでやれるのか?と言う点に疑問符が出るのは仕方ないでしょう。シニアボウルでも練習中に怪我をして試合にでは出ていません。

 それでも、ドラフトの評価として1巡から2巡上位と見られていたのですから、能力の高さは認られていたのでしょうし、この順位でしめいしたのですから有力選手として見て良いはずです。
 バスケット出身のTEはレシーブ型で万能と言うかブロックは出来ないイメージがあります。プレイを見ていても腰の強さは感じません。前傾時のブロックは良いのですが、スクリメージで正対した時にどうかなあ?とは見ていて思いました。そう言う意味では今はBrent CelekよりもTery Burtonに近いタイプかもしれません。1-2年後にパワーが付いた時にWittenのような万能TEに成長する事を期待したいと思います。