ドラフト権は8個

　補填ドラフト権の配布も終わり、ドラフト指名権が確定しました。

　とりあえず、3巡配りすぎです、アホですかね・・・今までは3巡4つ4巡4つであとたくさん、って感じだったのにキャップ枠増えたのに今までと同じ価値観（年俸でランク付け）でやってるのが頭悪い。


　Carson Wentzを取る時のトレードでCLEから4巡が一つ戻ってきました。今持っているドラフト権は

1巡14位または15位
2巡42位
3巡75位
4巡119位
4巡139位
5巡154位
6巡195位
7巡230位

以上8つ指名権を持っています。

　もともとの1巡はCLEに去年渡して、今持っているのはMINからSam Bradford出した時に貰った物（INDとMINが勝敗・対戦相手勝率が同じなのでスカウティングコンバイン中にくじ引きして順番決める事になっています）
　4巡の139位はCLEが補填貰えたら4巡、貰えなかったら5巡だったので、そのままだと145位だったのが139位になりました。


　タグ貼る時期ですが、どこもキャップが余っているせいか景気良く貼りますね。大物は今年も市場にはあまり出てこないようです。

　一説にうちが狙っている（DeSean Jackson取れなかった場合のディープ要員候補）と言われるMIAのKenny Stillsに対して年12ミリオンのオファーが出ていると噂が出ています。
　2014シーズンの63レシーブ931ヤード3TDがベストで今年は42レシーブ726ヤード9TD。一回平均が4年通算で16.7ヤードのスピードレシーバーなのですが、今までのイメージならば3年15-20ミリオン程度の2番手WRです。
　12ミリオンは代理人がFA戦線に向けて吹っかけてる盛った噂話だと思いますけれど、キャップ余っているチームが多いです（自チームのUFAとの再契約でFA戦線開始までに余りは減るでしょうけど）有望な若手は高騰するかもしれません。

　Bennie Loganも3年10ミリオンのイメージなのですが、3年15ミリオンくらいまで上がりますかね・・・良く言えば高騰する前に主力と延長した結果なのですけれど、キャップが空いてないのは苦しいです。

QB,TE,ST

　残るQB,TE,STは動きが無さそう（RFAのTrey Burtonにはオファー出すでしょう）なので成績載せるだけで良いですかね。

Carson Wentz　16試合出場16試合先発
607回中379成功62.4%　3782ヤード16TD　14INT　QBレート79.3
ラン46回150ヤード2TD

　そこは取ってやれよ、と言うパスをポロポロ落とされたのも一因では有りますが、16試合ほぼ全てのプレイに参加して16TDは少なすぎます。決定力が無いのか、ゾーンが厳しくなるレッドゾーンで無理させない方針だったのか、両方ですかねえ・・・これは2年目の来年にはパスでTD取りに行くでしょうからその時分かると思います。

　シーズン序盤に多用した取って来いのロングパスを中盤以降封印して決め打ちショートパサー化させたのもルーキーへの思いやりなのか、HC及びOCが消極的なのか、これも大器を大きく伸ばす点でやや不満です。これ以上無いサイズを持つDGBとそこそこ速いAgholorに対してロング放り込むタイミングを作るのもコーチの仕事でしょう。

　プレシーズンゲームを怪我で欠場した事、キャンプの間はセカンドどころかサードチームだった事、そう言う事を考えるとレシーバー陣との調整不足の影響は大きかったのでしょう。
　17年は不動のエースとして準備してシーズンに臨む事になります。フランチャイズQBの器なのかは1年後に語る事にしましょうか。


Chase Daniel　1試合（と言うか1プレイ）出場
1回中1成功16ヤード

　7ミリオンのバックアップなのですけれど、教育係兼保険ですしKCから引き抜く形だったので仕方ないですかね。Wentzが17年独り立ちしたらば解雇して2番手は若手に切り替える事になるのかもしれません。

　練習要員としてルーキーFAで若手一人取りますかね。その程度の変化でしょう。


Zach Ertz　14試合出場12試合先発
78回816ヤード4TD
　
　2TEを減らし3WR1TEメインの16シーズンでした。出た試合は全てスターターに固定となりましたが、数字は15シーズンとほぼ同じでやや伸び悩みの印象です。
　速さよりはルート取りでフリーになるタイプですし、WCOはマイナスではないと思うのですけれどね。縦にストレッチするWRが入ればミドルで活躍する場面も増えるでしょう。


Brent Celek　16試合出場8試合先発
14回155ヤード

　Ertzにスターターを完全に奪われプレイタイムが激減しました。ブロックではまだCelekが上ですけれど、DEと1対1を任されてサックを献上する場面など、使い方に無理があったように思えます。
　レッドゾーンで決定力があるタイプでも無いのが難しいところです。ゴールライン前2TEセットから抜け出してパス取るようなプレイを見せると使い方が広がるのですけれど。


Trey Burton　15試合出場4試合先発
37回327ヤード1TD

　ST要員から2番手TEへと3年目に急成長しました。カレッジではQBからRB.FB.WR.TEにSまでやっていたのですが、TEと言うよりFLとして使えるようになってきました。
　RFAですが、オファーは出すでしょう。Celekと入れ替えの2番手TEとしての長期契約があるかもしれません、


　Celekが今年4ミリオンヒットのゴースト4ミリオンなのでカットは有りません。来年は4ミリオンヒットのゴースト1ミリオンなので今年が最後ですかねえ・・・・・・



Caleb Sturgis　16試合出場
41回中35回成功　85.4%

　50ヤード以上を6回中4回成功させています、40ヤード台が11回中7回成功とやや確率が落ちるのが課題でしょうか。
　まだ27歳ですし、これくらいの成績を残してくれれば長期契約の話が出るでしょう。


Donnie Jones　16試合出場
63回45.8ヤード

　自陣深い所から飛距離出すパント蹴る事が多いシーズンでした。平均ヤードが悪くないのはその為でしょう。
　ハングタイムと言う点で少し落ちてきてる気がします。安定感のあるベテランですし、脚力よりも経験と考えれば問題ない選手でもあります。


Jon Dorenbos　13試合出場

　気が付けば36歳Eagles11年目のシーズンが過ぎました。19年までの契約延長もしましたし、あと少しチーム最古参で居続けるでしょう。
　手首の骨折でIR入りしましたが、引退するような箇所ではないと思います。


Rick Lovato　3試合出場

　Dorenbosの怪我で急遽契約しました。16シーズンはWASでも2試合出場しています。
　Dorenbosのリハビリが終わるまではチームに居るかもしれません、


　STはあと2年くらい不動でしょう。Bryan BramanがUFAでチームを去る事になるとカバーチームにややマイナスでしょうけれど、そこは誰か若手が出てくると考えたいところです。

KENどーしましょ

　4-2-5ニッケルが基本体型と言って良い状態です、3人目のLBは必要なのか？キャップが厳しい状況ですし決断する事になるかもしれません。


Nigel Bradham　16試合出場16試合先発
102タックル　2サック　1INT5PD

　BUFからFAで来て、それまでの成績からスターターが務まるかぎりぎり程度の選手と思って居たのですが、結果として常にフィールドに居てボールを追い回す猟犬として大活躍しました。
　怪我無く過ごしてくれれば2017年もOLBとしてスターターが確約されます。DCの教え子としての役割を果たせる中堅がチームの核になるでしょう。


Jordan Hicks　16試合出場　16試合先発
85タックル　1サック　5INT11PD

　2年目は動けるMLBとして常にフィールドに居る事に成功しました。パスカバー時の読みの良さが今年5INTと言う数字に現れています。
　順調に成長していますし3年目になる来年もMLBとして活躍してくれるでしょう。何の心配も要らないと思います。


Mychal Kendricks　15試合出場　8試合先発
32タックル　1PD

　システムに合わないのか、ニッケル主体で3番手に出番が無いのか、多分両方が影響しているのでしょう。試合後に公表されるプレイタイムで20%切るような試合もありました。
　17年のキャップヒットは6.6ミリオンでカットすると4.8ミリオンゴーストが出て1.8ミリオンしか節約にならない。これなら3番手として残した方が怪我対策など考えれば得策。ですかねえ・・・
　ディレイ気味のブリッツとか使い道はありそうなのですよね、ただシステム的にそう言うプレイが少ないだけで。もう1年使うしかないですかねえ（18年は7.6ミリオンヒットでゴースト3.2ミリオン）


Joe Walker　プレシーズンゲーム中にACLでIR

　7巡指名でしたが、プレシーズンゲームで良い動きを見せMLB2番手で使えるかと期待したところでIR入りとなりました。KENがいなくてもWalkerが復帰出来るならLB3番手任せても良い気もします。
　ゴールライン前とか、2TEセットされた時にLB必要なのであまり減らす訳にもいかないのですけどね。


Najee Goode　16試合出場
　10タックル

　毎度おなじみのファイナルカットからいつの間にか復帰、そしてそれなりに出てる。のパターンでした。STの3番手ですかね、リターナーに食いついている場面を何度か見ました。
　RFAですが、オファー出すかは微妙ですかねえ。オファー出さなくても他所に行く事ないような・・・


Kamu Grugier-Hill　12試合出場
8タックル

　NEをカットされて拾いました。シーズン中盤から試合に出始めましたが、特に何をした？って感じですね・・・


Stephen Tulloch　12試合出場1試合先発
7タックル

　FA市場でどこからも手が上がらずに残っていた所を獲得したベテランです。DC長年の教え子ですし半分コーチのような形だったのでしょう。
　12試合出場の記録にはなっていますが、1試合2-3回出たかな？くらいの時が多かったと思いますし、スターターに怪我人が出た時の予備のような形でFA市場に残る事になるのでしょう。


　4-2-5のスターター2枚は健在ですし、KENを今カットするメリットは小さいと思います（出す可能性が低い訳では有りません）あとは去年良さそうに見えたWalkerが戦力になりそうなら補強要らないですかね。KEN出したら4-7巡で一人くらい取るかもしれません。

RFAオファー出すだけ

　リーグ最強クラスのスターターコンビを組めたはずでしたし、頑張っているはずなのですけれどパスディフェンス成績は良くならなかったですね。

Malcolm Jenkins　16試合出場16試合先発
　72タックル　1サック　3INT9PD

　SSと言うよりもニッケルCBで使われている印象が強いです（さすがにSSやってる時間の方が長いですけどね）しかも、効果的にニッケルやってた2015に比べると16は効率が悪いように見えました。
　素直にSS固定させてあげたいですね。ランパス両用、スクリメージに付いても、後方でカバーさせてもマンカバーも出来るSとしての万能性を活かしたい所です。


Rodney McLeod　16試合出場16試合先発
　83タックル　1サック　3INT7PD

　FAで加入しFSとして後方をカバー1で守る事が多かったです。CBが弱すぎてカバーに回らされる事が多く、火消しで走り回っていました。
　カバー2向きだと思っているのですが、案外一人でもやれるかな？と言う感触を持ちました。CB陣が整備されればもっと良いプレイが出来るはずです。


Jaylen Watkins　16試合出場4試合先発
　32タックル　3PD

　3S時の3人目もやるし、ニッケルCBもSSでも起用されて居ます。そー言われればFlorida大ではニッケルCBだったのですよね。CBとしてはカバー力がいまいちでSに回ったのですけど。
　RFAですが、4巡指名ですし最低限のオファーでも取りに来る所はないです。オファーは出すでしょう。


Chris Maragos　16試合出場
　11タックル

　STエースとして今年も活躍しました。Sとしては水準程度です。
　契約延長しましたし、後3年はSTの中核として働いてくれるでしょう。


Terrence Brooks　11試合出場
　5タックル　1INT1PD

　BALとカットされFAで加入しました、元3巡ですし万全ならば運動能力は高いのでしょう。4-5番手争いでしょうし、キャンプで良い所を見せる必要が有ります。


　スターターコンビは鉄板、3番手JenkinsもRFAですからオファーは出すでしょう。4-5番手ならば現有戦力で問題なし。その上で、CB陣が2枚スターター入れる補強をするならばJalen MillsのSコンバートもあるでしょう。
　今年の補強としてはRFAオファーを出すだけ、ドラフト・FAでの補強は無いと考えます。

Kelce復活出来るかな

　再建なのか手入れは終わったのか、考え方次第なのがOL陣。ですが、お金ないから動かないでしょうね（結論）


Jason Peters　16試合出場16試合先発

　プロボウルに選ばれましたが、衰えが出始めたかなあ・・・と言う年でした。まだまだプレミアLTではあるのですけれど、外回られて手が届いてないとか、外＞内に切り返されて足がついていかない場面も見られました。
　サラリーカットの要請をしたようですが、11ミリオンですからねえある程度の減給を飲んでくれるとは思います。
　あと2年でしょう、それまでにスーパーボウルを味あわせてあげたいものです。


Allen Barbre　12試合出場12試合先発

　LGとしてスターターを務めました。スターターのOLで一番の弱点と言える選手ではありますが、C以外はどこでも出来ますし本来は6番手がベストでしょうね。
　32歳ですし、パワー不足が治ることはないでしょう。それでも、スターターとしてフィールドに立てる選手ではあります。


Jason Kelce　16試合出場16試合先発

　気が付けば29歳、若手と思っていたら中堅を通り越してベテランになっていました。
　ここ2年、足の回転が落ちましたね。押された時に何の抵抗も出来ずに押し潰されるプレイ、立会い勝負でワンパンで弾かれて抜かれるプレイが目立ちます。
　元々ややアンダーサイズでオープンフィールドでLBをピックする能力ならリーグトップなのですが、膝でも壊してるのですかねえ・・・


Brandon Brooks　14試合出場14試合先発

　HOUからFAで来ました。5年40ミリオンは高すぎると思ってはいますが、今年一番安定していたOLはBrooksだったでしょう。ランパス両面で平均以上の能力を見せてくれました。
　当面RGはBrooksで固定で良いと思います。


Lane Johnson　6試合出場6試合先発　10試合出場停止

　2度目の薬物使用で10試合の出場停止を食らいました。
　居ると居ないで全然違いますし、能力は疑う必要が有りません。リーグでもトップ10に入るRTです。問題はPetersの後継者としてLTに入れるのか？なのですけれど、これはちょっと難しいかな、と言う評価をしています。


Stefen Wisniewski　16試合出場6試合先発

　CとGが両方出来る万能選手、当初はLGに入っていましたがKelce故障でCにも入りました。まだ27歳でKelceよりも若いのですよね（凄い意外）
　どこからも誘われずの1年契約ですし、安価な再契約が出来るかもしれません。地元誌ではWizと再契約してKelce放出でキャップを開けよう、とする意見すら出て居ます。


Isaac Seumalo　9試合出場4試合先発

　プレシーズン見た感じ少し時間掛かるかな？と思っていましたが、試合に起用してみたらパワー有るし足回るしなかなか面白い選手でした。
　2017年はLGのファーストチームで使って欲しいですね。Barbreよりもずっとポテンシャル高いと思います。


Halapoulivaati Vaitai　7試合出場6試合先発

　デビュー戦は良いようにやられて3サックを献上、使い物にならないかと思ったのですが。2試合目から持ち直し、今後の成長次第では5巡の掘り出し物と言われるようになるかもしれません。
　ただ、こう言う選手は大成しないでルーキーの1年だけ、って結構多い気もします。何ででしょうねえ・・・


Matt Tobin　12試合出場1試合先発

　万能型選手なのですけれど、若手2人に抜かれましたかねえ。パワーが足りないのが得意だったはずのパスプロテクトでも悪影響しています。


Josh Andrews　3試合出場

　C/Gとしての万能バックアップ枠の若手、Wiz加入で3番手に降格されました。まだ2番手と言うよりも3番手の選手です。


Dillon Gordon

　FBからTEそしてOLとコンバートを繰り返したLSU時代を過ごしています。PetersやLaneのような経歴です、運動能力高いのでしょう。
　普通に考えたらPSで1年育てる選手なのですが、PSに落としたら他所に取られる。と警戒しているのかもしれません。もしそうなら大器なのかも。


Taylor Hart

　3-4DEでしたが4-3DTにコンバート・・・・・・から何故かのOL転向となりました？？？
　6-6でドラフト時280ポンド、DTコンバートで320ポンドまで増やしています。サイズ的にはOLでもやれるような、そんな簡単にはいかないような。まあ、ダメ元で一回使ってみますかね。デプスが薄いのはOTよりもDTだと思うのですがね。


2017デプスチャート予想
LT　Peters　　Gordon
LG　Seumalo　　Barbre
C 　？？？　　Andrews
RG　Brooks　　Tobin
RT　Lane　　　Vaitai
KelceかWizかCはどちらでしょうかね？


　ベテラン勢+SeumaloとVaitaiにCのスターターで十分と考えれば（Petersの穴埋めるなら1巡使うしかないですから）今年はいじる必要なし。まだ足りないと思うならC/Gを3-5巡程度取る事になるのではないかと考えます。