Peters,Hicksシーズンエンド

　マンデーナイトのWAS戦は34-24で勝ち6勝1敗となりました。
　Jason PetersがACLとMCL同時に断絶、Jordan Hicksがアキレス腱断絶で共にIR入りとなりました。この試合はバックアップが頑張りましたが、今後狙われるでしょうねえ・・・
　Petersの代役はHalapoulivaati Vaitaiが無難に務めました。来週以降Lane Johnsonと左右どちらになるのかは決まってないようですが、Laneは右専用な気がしています。年俸から考えればLTで良いプレイして貰わないと困るのですけれど。
　Peters離脱でOTのバックアップ不在になりました。PSからDillon Gordonを上げるのか、FAから取るのか？何らかの手当てが必要です。

　Hicksの代役はNajee Goodeが務めました。Mychal Kendricksのハムが治れば普通に入るでしょうが、それまではGoodeとJoe Walkerを入れる事になりそうです。
　ここは4-3と4-2-5ニッケル併用ですし、PUPからSidney Jonesを登録する枠になるでしょうからLB補強しないと考えます。今シーズンプレイする可能性が少しでもあるなら53人枠にSidneyを入れるはずです。

　ランが出ない試合でした。OLとRBのタイミングが合わない面、単純に押せてない面、両方悪い所が出ました。もう少し右側には押して貰わないと期待はずれです。
　WASディフェンスからランを止める意思をはっきり感じました。その分パスは良く通りましたね。Alshon Jefferyはサードダウンのスラント以外はデコイみたいになってしまっているのは少しかわいそうなのですが、レッドゾーンでちゃんと投げてあげてる辺り気は使っているので不満は感じないでしょう。


　Derek Barnettが2サックしています。TEを押し潰したサックを見ると、逆にOL相手にこれが出来ないのはNFLのレベルの壁なのかな？と感じました。上半身が物凄いパワーアップするとは思わないのですけれど下半身のモーターは悪くないですし、技術的な部分がもう少し良くなるでしょうからまだ良くなるはずです。
　プレイタイムでVinny Curryの割合が下がってきています。BurnettやChris Longと比べても悪くないプレイはしていると思いますけれどね、

　Malcolm JenkinsはWRでもTEでもRBでもマンマーク出来る万能選手ですが、ちょっと便利に使いすぎてます。Petersも代わりの居ない選手ですけれど、Jenkinsが怪我したらディフェンス全部作り直しレベルのダメージになるでしょう。STでは使わなくて良いと思うのですけれどねえ・・・


　で、結局Taylor Hartですか・・・？？？プレシーズンゲームでも実戦で使えるレベルのOLではないと思っていたのですけれど。アクティブになる7人には入らないでしょうから、OTに怪我人出たらBrandon BrooksがRTにずれてChance WarmackがRGに入ると考えます。

5勝1敗

　年に一度回ってくる木曜日の試合は@CARでした、移動距離はそれほどでもないのですが辛い連戦を28-23で逃げきり5勝1敗としてNFC首位に立ちました。

　悪かったのはブリッツの処理ですね、Lane Johnsonが脳震盪で欠場（練習には復帰しました）Halapoulivaati VaitaiがJulius Peppersを迎え撃つ状況でした。すでにマッチアップ不利な右側からブリッツが入るとあっさりOL崩壊することになり、サックを受けたり投げ捨てる事になりました。
　背中側がJason Petersなので、右から攻めた方が早い。そしてLane欠場。分析されていたプレイなのでしょうけれど、右の大外から入られるのに弱すぎます。
　基本的にTEがOLに付くよりも、離れてレシーバーやってる事が多いく、TEを自由に出来ないとLBやDBをカバーに付かせる事でブリッツの人数を取らせない戦術と見ています。あえてそこにブリッツを入れてくるギャンブルをされた時、あっさり壊されるのは問題です。（シーズン序盤にやられるのはかえって良い事かもしれませんけれど）


　CB陣が3人INTを記録しています、カバーして競り勝ったと言う物ではなく、相手のリードミスやキャッチミスの形です。それでもターンオーバーを奪える場所に居るのですから、カバーは上手くやって居たと見て良いでしょう。
　Ronald Darbyは怪我をした時の診断が4-6週で5週間過ぎましたそろそろ復帰しても良い頃なのですが、次のWAS戦では復帰しないようです。予想以上に今の3人頑張っていますから、完治まで時間取れるのでしょう。
　PUPのSidney Jonesも9週目までに復帰するかIRで完全に休みか決めなければなりません。走れるようになったようですが、タックル等のプレイはまだのようです。

　怪我人を無理に出さなくて良いのは素晴らしい事ですし、出来るだけゆっくりと治してほしいのですが、DLが完全に圧倒している試合が多いのに6試合で14サックは少ないです。逆に16サック奪われていますし・・・
　抜きに行ってサックを奪うよりも、押し込んでポケットに居させないのが現段階でのDLの狙いのようですから、記録的に地味なのは仕方がないのかもしれませんが、DBが今以上に良くなれば投げる事が出来ずにサックの形が増えるはずです。
　
　LB勢が良く動いています。DLが圧倒しているので動き易いのでしょう。DLがレーンを塞ぎリードブロックを受け止める。そこを走ってきたボールキャリアをしっかり止める。良い形になっています。


　Jake Elliottは50ヤードまできっちり決めるKになってきました。Rick Lovatoもスナップミスは有りません。接戦を落とさないのはSTが良いのも大きく影響しているはずです。まさか拾ってきたKenjon Barnerが大活躍するとは・・・分からない物です。

4勝1敗

　5週目はホームでARI戦、第1Qに21点連取してそのまま34-7で勝ちました。4勝1敗で5連勝中のKCに続くリーグ2位タイで序盤戦を終えています。

　今回は試合が始まる1時間前までは起きてたのですけどねえ・・・結果を知ってから試合を見ていたので、PDがやたら多くてカバーが良かったのか？と期待して見ましたが、パスが一瞬遅くて抜かれたのにボールが来るまでに追いついた形が多かったです。
　Larry Fitzgerald相手にサイズでRasul Douglas付けて必要な時はSがダブルチームと予想していたのですが、Malcolm Jenkinsが付いてCorey GrahamをSに入れていました。結果として抑えているので良いのですけれど、CBは何してるの？（怪我の治療してます）と言う気持ちにはなりました。
　一回、Jalen Millsがスピードでぶっ千切られましたが、あそこは縦で追いかけたらしかたないです。

　DLは圧勝でしたね、ポケット壊し続けました。サック取るよりもタイミング取らせない。常に狭い場所に追い込み、ランを出す隙間を与えない。コントロールを乱し続けたのはDLのプレッシャーのおかげですね、DBのパスカバーを助け続けています。


　Lane Johnsonが脳震盪で後半休み、次戦はHalapoulivaati VaitaiがRTで先発予定です。去年もそこそこはやっていましたし、ランは出なくなりますけれど、パスプロはそこそこやるはずです。
　TE陣ではTrey Burton上手く使ってました。ほぼノーマークなのを利用して良い所でターゲットにしています。RFAの1年契約、出すには惜しいが高額だすほどではない・・・くらいにはなりました。RFA2巡で2.6ミリオンは高過ぎです。

　Alshon Jefferyは体の入れ方が上手くてショートヤードの競り合いを上手く使っていますけれど、スピードはこんなもんでしたかねえ。もう少しミドルの1対1で縦が使えると幅が広がるのですけれど・・・プレスを外してフリーになる技術が素晴らしいからショートで簡単には止められない。WCOのエースとしてはそれで十分なのですけれど、T.Oの時のようなインパクトはまだ残せていません。

　そろそろ2017年のEaglesが何をするチームか相手にも分析される頃でしょう。一回対策されて、それをまた打ち破れるか？去年はそれが出来ずに尻すぼみになりました。今年は乗り越えられるかもしれません。

ランが出れば勝てます

　4週目は@LACでしたが、ホームだかアウエイだか良く分からない大声援を貰って26-24で勝ちました、3勝1敗です。

　試合が有るのすっかり忘れていたのは秘密です。


　Carson Wentzの不用意なステップワークが減り、安心して見ていられました。
　ディープへのパスが少し改善されたのか、たまたま良い所に行ったのか、まあ良くなったのは喜んでおきましょう。
　OLはLG以外固定、スナップ数で見るとStefen Wisnewskiが6割Chance Warmackが4割と言う感じでローテーションしています。良いランが出た時はWIZが出ていたように思えます。Isaac Seumaloはインアクティブ・・・2年目の飛躍を期待したのですけれどねえ。本格的にCコンバートすべきと現地では言われ始めました。が、Jason Kelce今年はまずまず良いですから、無理に入れ換えなくて良いかもしれません。

　LeGarrette Blount凄いですね、スティフアームのパワーが凄い。本当にディフェンス突き飛ばして走って行きます。手を出してる時の腰と背中のバランスが本当に凄い。前傾で体重乗せて押してるのではなく、前後左右のバランス取った状態で手の力で押し崩す事が出来ています。

　Corey Clementが3rdショート要員としてなんとなく機能してきました。腰が特別強いとは思わないのですが、なんとなくショートもぎ取ってます。
　Wendell Smallwoodはタックル貰ってからの足の回転でもうひと踏ん張りが良いですが、そのうちボール狙われてファンブルしそうで怖いです。


　Fletcher Coxが居ないDLですが、十分にポケットを押し潰してましたね。ただ、プロボウラーが居ないのは破壊力が落ちます。それでもランはほぼシャットアウト、SDのOLに仕事をさせませんでした。
　LBはややタックルが甘く一発を貰う事も有りましたが、ワイドナインは真ん中に一人LB置く必要が有りますし、とりあえず素通りさせないでぶら下がればフォローが来ると言うシステムだから仕方ないかなあ・・・

　DBではルーキーRasul Douglasがビックゲイン供給マシーンになってました。もともとスピードに難ありの大型CBですが、カットで逆取られてそのまま置いていかれる場面が目立ちます。
　まだ併走してロングボールにやられるのは致し方ないのですが、駆け引きにやられるのは今後狙われそうですね。左右に振ってからディープに走れば付いてこれないのは明白ですから。

　Jake Elliott良いですねえ、長いのは無理と書かれたドラフト時の評価を良い方で裏切って居ます。このまま好調を維持して欲しいです。


　去年は序盤良かったのですが、途中からオフェンスが単調になってしまいました。今年はオフェンスが向上しているのでまずはバイウイークまで頑張って貰いましょう。そうすればCB陣が怪我から帰ってくるはずです。