5週目の@Ramsは23-14で勝ちました、5勝0敗となります。
最初のレッドゾーン侵入時にレッドゾーン内に入った時のTD率がリーグで24位とかなり低いデータが出ていましたが、この試合も6回レッドゾーンに入って2TDと決定力の無さを見せる事になりました。最強OLなのにインサイドのランとオフタックルのランを使い分けが上手く行かなかったり。レシーバーのサイズが不足している面もありますが、A.J BrownにDeVonta SmithとDallas Goedertのレシーバー3人はリーグベストのユニットなのに、パスパターンが単調すぎるか凝り過ぎるかのもっと普通で良いのに・・・と残念なプレイコールに改善がないですね。
本当にTD取りたかったら、もっとJalen Hurtsのドローやブーツからのランを使えば良いのはわかっているけれど怪我をしない事を優先している。そういう面も有るとは思いますけれどね・・・
Hurts保護という点で、この試合は今年の5試合で一番Hurtsのランを使った(スクランブルで無理をした)試合となりました。いくつかのプレイではヒットされましたし、無理をする局面の判断もどうなのですかねえ。
怪我人が出ている中、Cam Jurgensの代役Sua Opetaが予想以上のプレイをしてくれました。随所でJason Kelceのヘルプを受けてはいましたが、破綻する事なく穴を埋めて居ました。
Fletcher Cox不在でプレイタイムを増やしたJalen Carterも2サックとルーキーオブザイヤーの最有力の地位を確立した印象です。
パンチ一発で薙ぎ払う、正面から押し込む、スピンでOLの懐に入り込んで手を出したらホールディングの状況を作り出す。パワーとクイックネスとバランス感覚、ランプレイでアンカーになる部分は改善の余地があると思いますが、体重が前に乗ったプレイはリーグのトップクラスDTに肩を並べています。
Jordan Davisは340ポンドですし、スタミナに難しい所が有りますかね、プレイタイムはそれほど増えませんでした。意図してやっているのでしょうかね、この試合ではスクリメージから20cmくらいですかね、下がってセットして立ち合いで良い場所を取られないように、または1歩目ではなく2歩目でぶち当たるように(相撲でも押し相撲タイプは後ろから助走つけるの見ますし)何らかの意図をもってやっているのでしょう。DL対OLは1対1の相手の力量も考慮する必要は有りますが、プレイの安定感が今年1番だったように思えます。
プロボウル常連なので抑えるのは難しいのですけれど、Cooper Cuppを全く抑えられませんでした。最初はMario GoodrichをNCBで使いましたが歯が立たず、契約したばかりのBradly Rubyを付かせたり、ルーキーEli Ricksを使ったりして、最終的にはLBのNicholas Morrowをサイズとパワーを考慮してか付かせる事になりました。結局Morrowはスピードで負けて常に後ろをついていく形で誰が付いても完敗でした。
ビックニッケルのようなCB/Sを使うのが良いとは思います、Kelee Ringoのようなサイズと縦のスピードを持つ選手を使いたいところですが、横へのクイックネスとボールが落ちてくる場所の判断が悪いのが原因でしょう、インアクティブとなっています。
キャンプでの練習を休みがちで調整が遅れていたHasson Reddickが先週1サック、この試合では2サックと数字を見てもプレイを見ても加速力を活かす為に必要な押し込んでから離れるReddick独特の動きが戻ってきました。
決めきれない得点力、NCBとSのタレント不足、課題は残り続けていますが、5連勝です。後半きついスケジュールのなか、貯金を貯めている結果は素晴らしいです。シーズンエンドを出さずに勝ちを積む、今のチームに必要な事をしっかりやってくれている事を評価しましょう。
ディフェンスですが、後半は圧巻でしたね。あまりちゃんと見てませんが、サインしたばかりのRobyを入れたはどうだったのでしょうか。Goodrichはさほどの選手でもなさそうですし、Bradberryをスロットで使うのはやはり違う気がします。Big nickelで行くなら、そろそろ回復見込みのSyd Brownなんてどうですか?経験はあまりないでしょうが、とにかく筋骨隆々で重心が低いのでなんか妙に期待しちゃいます。あと、今年もオフカバーが多くてサードダウンに簡単に5yくらい取られてる気がしてましたが、少しプレス増やしましたか?そんな気が。Reddickの親指も治ってそうですしSweatやCarter含めラッシュが良いので、もう少しプレスで勝負かけても良いのかなと毎週思っています。