イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

3連勝

2015-08-31 09:05:00 | イーグルス
 @GBでのプレシーズンゲーム第3週は39-26(前半39-14)で快勝、3連勝となりました。

 Sam Bradfordは10回投げて全部成功の3TDとQBレート満点まであと少しの素晴らしい記録を残しています。開幕に向けて不安なし!と言いたい所ですが、本番前最後の調整試合でもロールアウトやスクランブルは全く無く、ポケットの中で棒立ちからのパスに終始しました(パスラッシュが来なかったのでフットワークすら見れずに終わりました)この点でパスラッシュが掛かった時の動きと反応が最後まで見れなかったのは開幕に向けて100点を付けるにはマイナス要素です。

 OL陣は完璧にQBを守りました、Lane Johnsonが途中退場しましたが、大きな怪我ではないようですしスターター昇格組のAllen BarbreとAndrew Gradnerも無難にこなしています。
 OLで気になるのは6番手になるMatt TobinがLaneの代役RTでは良かったのですが、セカンドチームに移行した後のLTでやや動きの悪さが有りました。もうちょっと良い動きが出来ると思うのですけれどね。

 RB陣は完璧です、DeMarco Murrayは調整の遅れを取り戻したようですし、ここまで2試合目立たなかったRyan MatthewsもさすがSDの元エースと言うところを見せました。Darren Sprolesもサードダウンバックとしての動きは一流です。3人とも怪我が多いのは気になる所ですが、誰が出てもプロボウラーのRBトリオが健康な間はリーグベストです。

 レシーバーは本来チームベストのJordan Matthewsをスロットに置いている時点でミスマッチなのですが、ニッケルCB相手なら余裕で勝てる所を見せ続けています。
 逆に外が気になりますね、小さい怪我とかが有るのでまだ本調子ではないのかもしれませんが、Nelson Agholorの開幕スターター有るかもしれません。
 TEではTroy Burtonが好調を維持しています。元々高校時代QBでカレッジではRBからWRの経歴なのでTEとしてみればレシーバーとしては動きが軽いのは当たり前なのですけれど、LBでは付いていけないムーブを持っています。Zach Ertzが帰って来るまでの2番手は十分に務まるでしょう。

 ディフェンスにDeMeco RyansとMychal Kendricksが帰ってきて(Kiko Alonsoは脳震盪ではなく足の怪我で欠場)ベストメンバーに近い布陣となりました。が、GB側がAaron Rodgersを温存した為にテストにはなりませんでしたね・・・
 気になっていたパスラッシュがどうなるのかを見たかったのですが、QBがルーキーだった事もありラン重視のプレイコールとなりました。
 Brandon Grahamが後先考えずに大外からLTを処理して行くプレイでどれくらい信頼できるのか?これが良く分からないです・・・この試合も外に逃がさないコンテイン重視の押し込みパスラッシュできれいに抜きに行く動きは有りませんでした。DLとOLBの5人で押し込んでいくのも悪くは無いですけれど、3rdロングが残った時くらいは抜きに行かせるべきだと思います(Billy Davis就任後ずっと同じ事言い続けてますけどね)

 DB陣は本来CBのWalter ThurmondがSに入るのはパスカバーやINTをしっかり仕留めると言う点では大きくプラスです。3WRセットでもSが両方CB上がりなのでそのままベース3-4で対処できる、これは予想よりも大きな利点かもしれません。
 Bryan MaxwellはAsante SamuelとQuintin Mikellのようなマンで付く様に見せてディープはSにスイッチするショートエリアゾーンカバーのコンビネーションが活きて来そうです。対策されるまではINT量産するかもしれません。
 Eric Roweがスターターに入りましたけど、やっぱり動きにもっさり感が有ります。縦抜かれるな横はある程度仕方ない。と言う指示が出ているのを感じるカバーでしたけど、ショートエリアで離し過ぎです。これは大型CBとしては仕方が無い部分と目を瞑って使うべきなのでしょう。


 あとTim Tebowですが、なんでずっと見続けているターゲットの横に付いているカバーマン目掛けて投げるのか・・・私には良さがわかりません。


 Chip Kellyのクイックテンポオフェンスなので数字面では水増し状態です。それでもGB相手に機能したのですから喜んで良いと思います。気になったのはゴールライン前でホールを読まれて止められたランプレイ。あのセットからはあそこに行くのは画面越しでも分かりますし、そろそろカウンターとかゴールライン前のランは工夫した方が良いと思いましたね、対策されてます。

53人枠を考える 2015

2015-08-29 21:43:00 | イーグルス
 そう言えば、53人枠予想をやっていなかったので考えておきます。

QB 3 Sam Bradford 3.7xx Mark Sanchez 2.9
Matt Barkley 2.5
カット Tim Tebow
 TebowとBarkleyの3番手争い、一芸を持つTebowですが、判断が悪くて使いにくいと考えました。決め撃ちのタイミングパスかスクランブルの2択、自由を与えればポケットでドタバタするだけに見えます。
 Barkleyも良いと言うわけでは有りませんが、Bradfordが怪我をした際の2番手としてはTebowよりもBarkleyでしょう。

RB 3-4 DeMarco Murray 4.2x Ryan Matthew 3.8xx 
Darren Sproles 3.5 Kenjon Barner 2.5uu(KR)
カット Raheem Mostert Kevin Monangai
 リターンで良いところを見せているBarnerがST枠で残ると予想します(Oregon産だし)健康で有るならばリーグベストのRB陣と言って良い重厚な(かつ脆い)布陣です。

WR 5-6 Jordan Matthews 3.5uu Riley Cooper 3.2
Josh Huff 3.0uu Nelson Agholor 2.9uu
当落線上 Miles Austin 3.0dx Seyi Ajirotutu 2.8
カット Jeff Maehl Rasheed Bailey Mike Johnson
G. J. Kinne Freddie Martino Quron Pratt Josh Reese
 堅実なルートランナーとしてのAustinとSTでも有力なAjirotutuを残すかどうか?WRとしては上位4人で怪我が無ければ回せるでしょうし、Ajirotutuが勝つかもしれません。

TE 3-4 Zach Ertz 3.6x Brent Celek 3.4
Trey Burton 2.7 Eric Tomlinson 2.5u
カット Andrew Gleichert Jsutin Tukes
 Ertzの手術で開幕時はTomlinsonを入れる事になりそうです。復帰した時に入れ替えでカットされるかは今後のプレイ次第と言った所でしょう。

OL 8-9 Jeson Peters 4.3d Allen Barbre 3.2 Jason Kelce 3.7
Andrew Gardner 2.9 Lane Johnson 3.5
Matt Tobin 3.0u David Molk 2.8 Dennis Kelly 2.8
当落線上 Julian Vandervelde John Moffitt
カット Josh Andrews Brett Boyko Malcolm Bunche
Mike Coccia Kevin Graf Jared Wheeler
 ルーキー達が53人枠に残るのは難しそうですねえ。PSには3人くらい入るかもしれません。
 VabderveldeはCでもGでも全然良くなっていないように見えるのですけれど、地元誌の評価は高いです。Moffittは普通にバックアップならやれると見ています、引退して1年休んでいますし良くなる要素はあると考えます。

NT 2 Bennie Logan 3.4 Beau Allen 2.8
 先日3番手NTのWade Keliikipiが解雇されましたのでこの2人で決定です。

DE 4-5 Fletcher Cox 3.9 Cedrick Thornton 3.4 Vinny Curry 3.6
当落線上 Brandon Bair 2.6 Taylor Hart 2.5u
カット Brian Mihalik Travis Raciti
 7巡指名のMihalikはサードチームでも良さが見えません。PSには置くと思います。
 2年目Hartの成長を評価する地元誌は多いのですが、私にはBairの方が良く見えます(年齢的にHart残す可能性が高いでしょう)

OLB 4-5 Barndon Graham 3.6u Connor Barwin 4.0 
Bryan Braman 3.0 Brad Jones 3.0x
当落線上 Marcus Smith 2.6ux
 Smithが残るかどうか?腿の怪我が無くてもプレシーズン緒戦の動きはイマイチでした。CurryがパスラッシャーとしてOLBやれるのか?ここが解決出来た場合1巡指名を2年目でカットするかもしれません。

ILB 5 DeMeco Ryans 3.6dxx Kiko Alonso 3.6xx
MyChal Kendricks 3.5 Jordan Hicks 2.8uu Najee Goode 2.9
カット Dasman McCullum Deontae Skinner Diaheem Watkins
 Kenの契約延長とEmmanuel Achoの怪我による解雇で無風となりました。

CB 5 Byron Maxwell 3.8 Nolan Carroll 3.1
Eric Rowe 2.9uu E.J. Biggers 2.7
当落線上 Jaylen Watkins 2.5
カット Marc Anthony Randall Evans 
IR濃厚 JaCorey Shepherd
 ACLやったShepherdをIRに入れないのが何故なのか?他に怪我人が出ないようなら復帰出来るIRに入れるつもりなのか、ACLと言っても半年で復帰出来る形なのかもしれません。
 Watkinsはプレシーズン良く見えませんが、CB4人編成は考えにくいので入るのでしょう。

S 4-5 Walter Thurmond 3.0 Malcolm Jenkins 3.5 Chris Maragos 2.7
当落線上  Jerome Couplin 2.7 Chris Prosinski 2.7 Ed Reynolds 2.5u
カット Brandan Bishop
 正直は話、当落線上の3人誰が残るのか全く分かりません。プレシーズンでReynoldsが目立っては居ますが、残る2人の方が良い動きにも見えます(レベルの低い争いですが・・・
 ファイナルカットから拾う可能性が有ると思います。

ST 3 Cody Parkey 3.7 Donnie Jones 3.3d Jon Dorenbos 3.7

ILBは誰になる?

2015-08-27 08:43:00 | イーグルス
 トレーニングキャンプも終盤、怪我人は股関節に近い部分の手術を受けたZach Ertzとハムを痛めているMarcus Smithくらいでほぼ全員復帰したようです。Josh Huffが個人的な理由で2日休んでいますが、結婚式とか出産に立ち会うとかそう言う理由でしょう。

 次の@GB戦がファーストチームにとって重要な試合になるわけですが、ファーストチームのメンバーと言う点はかなり固まった印象です。
 ファーストチームで争いが有るポジションをまとめます

RG 2試合ともAndrew Gradnerがスターターで出て悪くない動きをしています。ライバルMatt TobinはセカンドチームのLTで平凡な動きです(相手チームのセカンドチームにパスラッシュ専用の切り札的選手がいる可能性もあります、Vinny Curryの相手をするセカンドチームOLはボロボロに見えるでしょう)元SEA,DENのJohn Moffittもセカンドチームで良い動きをしています。この3人から選ばれるのでしょうしChip Kellyは開幕まで競わせると言い続けていますが、Gardnerが勝ちそうです。


ILB DeMeco RyansとKiko Alonsoになるとキャンプ開始までは考えていましたが、ここにきてMychal Kendricksとの契約延長。これをみればKenで片方は確定でしょうか???
 アキレス腱に爆弾抱えるDeMecoと脳震盪のKiko、健康な方を使う手も有りますけれど、ILBは無線付きヘルメットで指示を出す仕事が有るのでプレイコーラーは固定したいところです。GB戦で誰がファーストチームかは要チェックでしょう。

ニッケルCB Nolan Carrollがスロットで練習をしているようです。スターター兼ニッケル時は内に入るのは良く有る起用法ですが、その時に入ってくる3番手が相手のスターターWRを対処出来るのか?外から内に移って3番手が外で出てくるこのシステムは何時もこの問題を抱えます。
 Eric Roweが相手エース級と対戦できるなら(契約とか伸びしろ考えても)スターターで使えば良い訳でCarrollが現状上と判断されていると言う事です。練習ではCarrollがニッケルに入っているようですが、その時外に入るRoweの能力にやや疑問を持ちます。

Kendricks契約延長(予定外

2015-08-25 09:14:00 | イーグルス
 すでに解雇されてしまったEvan Mathisと共にこのオフのトレード要員として名前が挙がり、Kiko Alonso獲得で居場所が無くなると見られていたMychal Kendricksと4年29ミリオン(うち16ミリオン保障)で契約延長をしました。
 ディフェンスはサイズ!でかければでかいほど良い、と言うポリシーのChip Kellyにとって5-11しか身長のないKenはアンダーサイズで前政権の置き物でしかない。そうも言われていました。そして、ドラフト当日の放出は無かったのですが、3巡指名でJordan Hicksを指名してILBを増やした事から放出の可能性はさらに高くなりました。
 しかし、アキレス腱の怪我から復帰途上のDeMeco Ryansが練習を休み休みの状況、Kikoは去年休んだ膝は良くなっているものの練習中のアクシデントから脳震盪になりリハビリに時間が掛かっています。Kenも太ももの怪我で練習を休んでいるのですけれど、爆弾を抱えていないと言う点で健康な事から契約延長となったのでしょう。

 正直、契約が2年(2015と16)残るKiko、オフシーズンの契約組み換えで残り2年になった(そして今年は解雇しにくい)DeMeco、ルーキーでDeMecoと入れ替えでスターターになる事を期待されるHicks、この3人であと2年は安泰と考えていたでしょう。Kenは放出要員でトレード先を探していたのは間違いないと思います。
 しかし、上記したスターター候補2人が怪我で調整が遅れている事に加えOLBのセカンドチーム2人Travis LongがACLでIR,Marcus Smithも股関節で開幕に間に合わない状況。KikoがOLBのバックアップを兼ねる状態の為にKenを残す事にプラン変更したと推測します。

 ILBのスターターがDeMeco,Kiko,Kenの3人から誰になるのか?OLBはConnor BarwinとBrandon Grahamで確定しています。このOLB2枚をKikoが上回るとは思えません(プロボウラーBarwinの万能性はKikoでも越えられないでしょうし、パスラッシュではGrahamが上です)これでスターターが務まる能力を持つ5人のLB陣から一人怪我が出ても戦力低下する事は無くなりました。デプス補強と言う点でKenのキープは大きなプラスでしょう。
 しかし、LB陣全体の契約と言う点では予定外の契約延長でしょうね。ここで4年29ミリオンの契約をした事はKikoとの契約延長などに影響してくるでしょうし、今年はゴーストが大きく解雇できないDeMecoを来年解雇する事になるかもしれません。

 怪我人続出の状況を考えればこの契約延長は致し方ないと思います。来年以降の契約は半年後のオフに考えるしかないです。

Bradfordデビュー

2015-08-25 07:53:00 | イーグルス
 プレシーズンゲーム第二週はBALをホームに迎えての試合となりました。40-17で快勝、その17失点も第4Qですし、ファーストチームの仕上がり上々と言った所です。

 先週はスキップしたSam Bradleyは5回投げて3回成功、プレッシャーを受けてもそこそこのパスを投げる事が出来るのは見せました(ちょっと上にずれるのは気になります)今回はロールアウトやボールキープと言ったフットワークは見せませんでした。これは膝を心配しての温存でしょう(それが出来ないのであれば試合に出さないはずです)
 ノーステップでミドルに投げれる肩の強さ、クイックリリースとサイズ、スプレットでショートを投げるスタイルと言う点ではChip Kellyの理想かもしれません。20ヤード程度のミドルからディープでコントロールミスが目立ちましたが、これはレシーバーとの熟成を進めていくしかないです。肩と肘の強さに頼りすぎのフォームがディープでのコントロールに悪影響かもしれませんが、慣れる事である程度は克服するでしょう。
 BAL側の要らない反則に助けられてドライブが繋がった部分はありますけれど、12プレイで84ヤード進めてTDを取ったのはEaglesデビューとしては素晴らしいプレイと評価します。開幕前の最終調整になる@GBではロールアウトとボールキープ、スクランブルが見れるでしょう。

 OLで心配だったAndrew Gardnerがまあまあのプレイをしているのは朗報です。トラップブロックでフリーになってセカンドレベルでLBを拾いにいくランプレイで5ヤード走ってLBを捕り切る。この動きが出来るのであればこのままファーストチームに定着するかもしれません。
 目立ちませんがLane Johnson今年は良さそうです。何にも特別な事をしていないのに普通に押して抑えてのプレイを続けています。

 ディフェンスのファーストチームでは先週絶好調だったBennie Loganが今週は捕られてました。ランを出されたプレイではアンカーとしての仕事が出来ずに流される場面が目立っています。
 ニッケルCBにはEric Roweが入りました。現有戦力ならばRoweが3番手でしょうからニッケルパッケージでRoweが入るのは自然でしょう。こないだ書きましたが、Roweが入る時はNolam Carrollをニッケルに入れてRoweを外で使うかな?と思っていましたが、普通にRoweをニッケルに配置しています。同時に面白いと感じたのは3rd1のショートヤードシチュエーションでの4-2-5ニッケルでDLにはBrandon Graham,Fletcher Cox,Vinny Curry,Connor Barwinと置きました。これが5ヤード10ヤードのサードダウンならばパスラッシュセットとして当然の人選なのですけれど、1ヤードのごり押し状況でCurryをDTに置きました。大型DL入れて受け止めるよりもギャップを割ってロスを狙える足が有る(パワーは劣る)Curryを入れたのは積極策を試したのかもしれません。

 
 オフェンスの2シリーズ目からはQBだけMark Sanchezに変更してファーストチームを率いる事になりました。INTからのいシリーズだった事もあり、ラン中心でTDを奪いました。次のシリーズから他ポジションもセカンドチームに交代、相手の反則に助けられながらゴール前まで迫ってFG。

 ディフェンスのセカンドチームでまず目に付いたのはBeau Allenが押されている点、ダブルチーム貰った時は仕方が無いのでしょうけれど、1対1で押し込まれてど真ん中をRBが走り抜けるプレイを貰っています。
 セカンドチームのDLはCurryがDEとOLBの位置を変えながら余裕のプレイを見せた他は良いのか悪いのかプレイ毎に大きく変わる印象です。去年は4人でのローテーションで怪我無く終わりましたが、怪我人出たときに一番レベル低下するのはDLかもしれません。


 この試合の収穫はBradfordのパス能力が低くない事が確認出来ました。OLが勝利した事も大きかったのでしょうけれど、慌てる事無くパスを捌いています。
 ディフェンスもILB3人組がウオームアップはしたけれど試合には出ない状態でもそれなりに中央を抑えたこと、DBもファーストチームはまずまずのプレイだった事を考えると仕上がりは悪く有りません。