イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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変形4-3に変えていくのでしょう

2013-10-30 15:38:00 | イーグルス
 SFからFAで補強したばかりのIssac SopoagaをNEにトレードしました。Sopoaga+6巡でNEの5巡を貰う形のようです。トップ10に入るであろううちの6巡と15番目以降にはなるであろうNEの5巡じゃあ大きな差は無いでしょう・・・サインボーナスを引き受けてあげての無償トレードに近いと思います。
 なんでこんなトレードをしたのか?他にNTが出来る人材は居ません。ルーキーBennie LoganがバックアップNTですけれど、ランディフェンスでの安定感、NTとして押されない・押されてもレーンから外されずに踏み止まる能力ではSopoagaが数段上です。Loganの方が良く足は動きますし、勤勉な努力家だとは思いますけれど、ダブルチームで簡単に崩される選手はNTには向かないです。
 DALが300ポンドに満たないJay RatliffをNTに据えてパスラッシュで大活躍4度プロボウルに選ばれた例も有りますけれど、Loganが同じ事を出来るのか?現在3-4DEでOG相手の1対1で押されるのを見ていると難しいと思います。
 
 さて、Sopagaが抜ける、NT専任DL不在。当然の事ながらインサイドのランディフェンスの苦戦が予想できます。なぜ代わりが居ないNTを出したのか?(Loganを育てたいのかもしれませんが、上記の理由で私は今すぐ勤まるとは思いません)コーチ・フロントの考えが分かりにくいです。
 70から80スナップ程度を毎試合プレイしていて、Sopoagaは25から30スナップ前後の事が多いです。つまり、半分程度はニッケルで4-2-5でNT不在、残る50%が3-4として15-20%はLoganがNTに入っている、Sopoagaは35%くらいのスナップにしか登場していません。ニッケルディフェンスの回数が増えていますし、Sopoaga不在はランランランの力押しチームがほとんど居ない現在では致命傷にはならない。そう考えたのかもしれません。

 また、システム的に3-4の3人DLが2ギャップでしっかり受け止めるよりも、Fletcher CoxやCedrick Throntonは1ギャップが向きます。その為なのかOLBもスクリメージに並べて5-2に近い形でDLは事実上ワンギャップ、DL3人+Trent Coleの4人DL+SLBのConner Barwinが居る変形4-3のようになるプレイも多いです。
 実は、最近Throntonが良くなっているのを感じています。プレシーズンではダブルチームで崩されてランオフェンスの的になっていたのですけれど、最近は動きの良さの方が前面に出ているように見えます。これは、3-4から5-2、2ギャップを受け止めるから1ギャップへのシステム変更の恩恵を受けている訳です。ですから、ColeまでDLと考える4-1-2(1はBarwin)のフロント7人の構成を中心にしていく事に決定した。その時にSopoagaは要らない。好調のVinne Curryや今週良かった(らしい)Clifton GeathersをDE起用して4-3に近いベースディフェンスにしていく可能性が高いと推測しています。
 ただし、4-3と言っても、これまではMike Pattersonが4人のDL対5人のOLで2人を受け持つ4-3NTとしてプレイしてきました。ThorntonやCoxの武器である出足はダブルチームでは消えてしまうでしょうし、ダブルチーム食らった時のランディフェンスは(特にThrontonが)不安です。

 BarwinとColeをDLに張り付かせて1ギャップシステムに変更、DLの3人+OLB2人は全員ランディフェンスよりもパスラッシュ重視で選考。ある意味ワイドナインと同じくらい異端のシステムになるかもしれません。
 だとしても、元々4-3向きの選手が多いのですから、3-4よりも4-3に近いシステムに変更して行くのは悪い事ではないでしょうね。この全員1ギャップシステムが悪いほうに出ていると言う現実さえ見なければ・・・
 5-2でOLと1対1、ものすっごいアグレッシブなパスラッシュシステムに聞こえますけれど、実際はラン対策の壁を作るので精一杯でOLを切り崩す所まで行っていません。パスプロテクトのOLのように1対1で勝てても横を見ながら一列で押していく謎のパスラッシュをしています・・・サードダウンとかになれば、全員で抜きに行きますけれど、1st10辺りだと全くパスラッシュをするつもりがない、ランをまず警戒、パスプレイだったら抜いてサックよりも押し込んでポケットを小さくして行く形をBilly Davisが支持しているのでしょう。

 25年NFLを見てきましたけれど、こんなにOLBが消極的な3-4と言うものを見たことが無いです。5-2型の3-4をやっていくのであればPIT辺りからコーチひっこ抜いて作り直したほうが話が早いような気がしています。
 プロボウル級のプレイが出来るはずのCole,BarwinにBrandon Grahamをどう使いたいのか、どうすれば活きるのか、Davisはどう考えているのでしょうねえ。

オフェンス機能不全

2013-10-29 03:16:00 | イーグルス
 ホームでのNYG戦は7-15で負けて3勝5敗での折り返しになりました。この7点もDALのパントスナップミスをリカバーしたものでオフェンスは0点、先週も3点でしたしオフェンスが機能停止しています。

 ハムの怪我から復帰したMichael Vickですがスクランブルらしいランは1回1ヤードに終わり途中でサイドラインに退きました。その間4ドライブでファーストダウン1回とオフェンスは全く機能しません。
 Nick Folesは脳震盪でインアクティブ、Matt Barkleyがリリーフします。ゴールライン前まで進んだものの、投げ捨てようとした所をサックされてファンブルロスト。
 ハーフタイムを挟んでのドライブでは48ヤードFGの敵陣32ヤードまで攻め込んだものの4th9でギャンブルして失敗しています。45ヤード以上で信頼感が無いAlex Heneryに蹴らせるのが嫌だったのか、4th9でギャンブルする訳が無いとNYG側が油断するのを狙ったのか、どちらにせよ後半開始のドライブで9ヤードをギャンブルする意味が分かりません。
 その後は2ヤード4ヤードと言った4thダウンでパント、得点差としてもギャンブルしたかった場面でしたが、自陣過ぎて失敗した時のリスクからギャンブルせずにパントを蹴らされました。
 最後、15点差で2TDに2ポイントが必要な場面からSTでの得点が有り。残り4分の場面でオンサイド失敗、ここでオンサイドに行く意味も分かりません。TD+2ポイントでしたから2度攻撃する必要は無くオンサイドキックでのリカバー確率と普通に蹴って3&OUTで止める確率(3回ランで時間使われますが)を考えれば普通に蹴るべきだったと思います。パントのスナップミスが無く残り4分で2回攻撃が必要ならまだオンサイドも理解しますけれど、あの場面でのオンサイドは確率の低い方を選んだように見えます。

 オフェンスで気になるのは、LeSean McCoyのランが止まってしまった事。DAL、NYGと同地区が続き、McCoyにスペースを与える前に飛び込んで潰す基本対策を理解している相手なのも一因でしょうけれど、OLが横に惜し過ぎている印象です。横に動いてOLとDLで空いた所をMcCoyも流れながら探すのですが、McCoyが持った瞬間にSが上がってきてスペースを潰す。前からそうなのですが、ゾーンと言っても斜め前に押してLBやSの動きを制限する形でなければMcCoyと言えども簡単にはランを出すことは出来ません。押せないと判断して横に流す事を重視したのか、足を怪我しているVickや足が速くないFoles,Barkleyに対するパスラッシュを弱める為外のプレイを増やしたのか、理由は分かりませんがランを止められるとオフェンスの形を作れません。

 
 ディフェンス、相変わらずサードダウンでの攻防で簡単にやられすぎです。WRとCBのサイズのミスマッチ以上に簡単にカバーを読まれる事に対する対策が進まない事が心配になります。
 と言うのも、セットの時点でSの位置が偏りすぎていて、Cary Williamsは1対1でSのフォロー有りません。とアピールして、裏を突くのかと思えば本当に1対1のマンカバー・・・もう少しパスが良ければ2TDくらい献上していました。序盤Bradley Fletcherが1対1で負けてNate Allenをフォローに付けました(Allenは常に左に寄り、Earl Wolffはその分中央に近い場所でセットする事が多かったです)そこから、Allenが中央をカバー、WolffがCaryのサポートをするような罠を感じさせる表裏の裏のプレイが無かったのではCaryの負担が大きすぎます。

 また、スナップ前の偽コールでLBが動いてしまい、ブリッツ来るぞ。と指示を出される場面も多いです。
 これも良く分かりません。ばれた時にブリッツやめるかそのまま行くのか、DeMeco Ryans,Mychel Kendricksから指示が出ているように見えないです。素直につられて動いてしまった選手がブリッツして拾われる。これではブリッツの意味が無いです。


 Chip KellyのシステムがVickのような走れるQBでしか機能しないのか?これはプレシーズンゲームでFolesに色々とトリックプレイをやらせて成功しているのを見ていますし、普通のQBでもそれなりのオフェンスは出来ると考えています(Foles3TDパスの試合も有りました)しかし、ここ2試合は足の無いQBの為の工夫を感じません。
 DAL戦でどうして使わないのか分からなかったフラットからのスクリーンを何度か使いましたが、仕掛け
らしい仕掛けはこれだけでした。
 

 Kellyの奇術の種が尽きたのか、Vickをエースとして使うと決めた時にFolesやBarkley向けのプレイは削除してしまったのか、ファーストターゲットが駄目なら走るプレイを今の走れない3人のQBにやらせているように見えます。Foles,BarkleyならWCOの成分を増やしてあげた方が機能すると思うのですけれどね。ファーストターゲットがカバーされている時にディレイでルートに出るようなシステムでは投げ捨てが増えるのも仕方が無いです。
 OLは改善されてポケットの中でレシーバーを見ているのに、結局投げる場所が無い。最近多いです。


 ディフェンスがリーグ最低からリーグ下位、底辺から下くらいまでほんの少し良くなった代わりに30点取ったオフェンスが2試合で3点しか取れなくなりました・・・さすがに2試合で3点しか取れないオフェンスでは勝てるはずが有りません。

McCoy単調になってます

2013-10-22 19:07:00 | イーグルス
 遅くなりましたが、やっと全部見ました。

 3勝3敗同士の地区首位決戦?のDAL戦でしたが3-17で負けて3勝4敗となりました。

 とにかく、オフェンスが進まない。どーにも進まない。DeMarcus Wareが欠場しているのに進まない・・・
 LeSean McCoy対策はスクリメージを越える前にペネトレイトしてダンスを踊らせないのが基本なのを同地区のDALは良く分かってます。特に横に流れたプレイでのILBとSの切れ込んでくるスピードと思い切り。逆に抜かれたら大怪我する場面でも突っ込んでくる。切り返せずにタックルされる場面の方が多かったのを見ると、怖がらずに飛び込むのがMcCoy対策で有効なのでしょうね。
 Nick Folesはターゲットを見ているんだけど投げられず、走れずが続きました。ポケットを出てからもレシーバーしっかり探しているのですけれど、ポケットを出てからは特に投げるタイミングが丸分かりなので目線を追うなどディフェンスはし易いと思います。
 肩の弱さは落とす場所さえしっかりしていれば問題じゃないと思いますが、横に走って投げるのはFolesには無理なのでしょう。改善策は横ではなく、前にステップアップして投げれば視野も投げる角度も前にステップしてるので肩の弱さも改善できるはずです。
 これは、去年弱体OLがポケット壊され過ぎた時に悪い癖が付きましたかねえ。今年のOLならば大逃げしなくてもJason Petersが漏らすタイミングで前に逃げる事が出来ると思います。右ロールからのパスはFolesの良さを引き出していないと感じます。
 Jason Avantのお手玉INT未遂のTDドロップ、INT後一発目のDeSean Jacksonへの縦。惜しいところに投げてはいるんですよ。決まらないのはコントロールが不十分の部分もありますが、体入れて取るのが苦手に見えるレシーバー陣にも問題はあるのでしょう。

 脳震盪後に出場したMatt Barkleyですが、1Qで反則取り消しを含めて4INT。NFLの厳しさを知るデビューとなりました。
 肩が弱いしボールが遅いのはプレシーズン見て分かっていましたが、誰も居ないところに投げ込むINTは何を見ていたのか?セカンド・サードチーム相手だったのがファーストチーム相手でレベルの違いが有るのでしょうけれど、NFLで通用するか?と言う点で厳しい。プレシーズンを見ていた時の感想は変わりません。
 

 ディフェンスですが、最初のTDの前のプレイでスロットに入ったDez Bryantの対面にTrent Coleを付けて、あっさり振り切られてのロングパスが有りました。TEの前はまだ分かる(本当はTEでも嫌だけど)でもWRの前に付けてどうするのか・・・しかも、バンプでホールド出来ないで素通りされている。バンプの技術が無いならやらせるな!本当にBilly Davisはこの一点において常に頭おかしい。

 カバーとしてはマンカバーが増えました。これはこれで悪くない変化だと思います。Tony Romoのコントロールミスに助けられた場面も有りましたけれど、ボールコントロールしてくれないオフェンス陣を考えれば17点で済んだのはディフェンスの頑張りと評するべきだと思います。
 プレイタイムでLB陣はColeとBrandon Grahamが入れ替わるだけで、残り3人はほぼ全プレイ出場となりました。シーズン序盤はConner BarwinとGrahamが入れ替わっていましたが、Coleを下げるようになりました。BarwinとColeを比べればこの変化は当然です。
 DLでもVinny Curryの出番が増えています。RB不在(の割にはやられましたけど)でパスラッシュ重視の組み立ての影響でしょう。
 

 FolesからMcCoyにボールを渡す際の単調さ、プレシーズンや先週良かったかく乱戦法が使えなかった点。来週誰がQBなのか不明ですけれど、Foles使うならすこし改善すべき点が見えてきたと思います。もう一つ、去年Folesが出ると同時にMcCoyとDeSeanがサイドラインに下がっていたので、コンビネーションと言う点で積み重ねが無いのも影響しているかもしれません。

CBさらに迷走

2013-10-20 10:42:00 | イーグルス
 7巡指名のルーキーJordan Poyerがカットされ、PSからMatthew Tuckerが53人枠に入りました。Chris Polkが肩の怪我でDAL戦欠場、LeSean McCoyとBryce BrownのRB2人体制になってしまう事からの緊急補強になります。実際Polkのキャリーを見れば1試合くらいRB2人でも良い様な気もしますけれど、万が一怪我があった際の手当てをしておくのも当然の事です。
 
 Poyer、Polk復帰と共にMatthewはPSに戻るのでしょうけれど、Poyerが53人枠に戻るかは微妙ですね。ここまでCBの選手入れ替えも凄かったですし、迷走しています。
 Curtis MarshにTrevard Lindley、Brandon Hughesと去年まで居た3人、Nnamdi AsomughaとDRCも加えるとBrandon Boykin以外全員交換になっています。
 今年加入しては消えていったCBも多いですし、PSは2週に一人くらい入っては出て行っています・・・スターター陣に怪我人が出たようなチームがめまぐるしく入れ替えるのは有るのですけれど、ニッケルまで3人固定のチームで4.5番手がこれだけ入れ替わって、しかも全員使い物にならないのも珍しい気がします。
 現在53人枠に居るCBの4.5番手はRoc CarmichaelとShaun Praterの2人。Carmichaelは先週試合に出ていましたが、酷いホールディングでサイドラインに戻されてました・・・Praterは試合に出ていた記憶ないです。共に、ドラフト4-5巡指名で他チームをカットされたところを拾っています。
 今年はもう、ニッケルまでの3人だけでダイムバックにはEarl Wolffが入るような形で良いと思います(Wolffのカバーが良いと言う訳ではないですが)来年は1,2巡かFAでCBを入れて現在の上位3人との4人でCBを組む、相手のエースWRを止める能力が有るCBが入るまではなんとか誤魔化していくのでしょう。


 DAL戦ですが、DeMarco Murrayが欠場のようで、次に走っているLance Dunbarも欠場、6試合で11キャリー17ヤードのJoseph Randleと言うのが出てくるのでしょう。ランオフェンスを気にしなくて良い事になるはずです。
 逆に14TDで3INTと好調のTony Romoから大型WR-TEグループへの投げ込みを抑えられるのか?最近ランをしっかり止めるディフェンスがそこそこ成功し始めたチームにとって、泣き所のサイズの有るレシーバー陣との対峙がどう出るのか?楽しみでもあり、不安でもあります。
 と言うのも、5-2でギャップを埋めつつ、突破出来たら突破するシステムよりも、3人のDLで4人のOLをコントロールしてOLB2人がLTとTEを抜く標準的なパスラッシュシステム、ランディフェンスの負担を減らしてQBに襲い掛かるシステムを試す(と言うか3-4らしくなる)チャンスだと思うのです。
 RB不在のパスチーム相手に、今までと同じラン重視のディフェンスをして投げられるようだと今年はもう変わらないかもしれません。Billy Davisを折り返しまでに諦めたくはないのですけれど・・・・・・


 オフェンスは平常運転で良いと思います、DENとの殴り合いを見る感じTBカバー2システムへの移行はまだ未完成でしょう。DeMarcus Wareもダウトフルから強行出場の話も出ていますが、同地区首位対決と名乗るような試合でもないです。対面がJason Petersですから、無理して出てもあまり意味は無いでしょう。
 Folesに変わる事でBryce Brownが先週動きが良くなったように見えます。去年もLeSean McCoy脳震盪後にFolesとBryceがコンビを組みましたし、Bryce立ち直りのきっかけになることを期待します。

 
 勝てば単独首位、と言うよりは同地区にホームで負けるな。と言う試合だと思います。

Foles先発

2013-10-19 07:49:00 | イーグルス
 Michael Vickは練習に参加していますが、DAL戦はNick Folesを使う事になりました。ハムに違和感が有って100%で走れないVickに商品価値は無いですからFolesを使うのは当然でしょう。契約的にも、将来的にもFolesを1試合でも多く使って欲しいです(プレイオフ争いと言う点でレベル低くても地区首位ですから現段階で勝てる方を使う方針は理解しますけれど)

 TB戦はこれまであまり使っていなかったLeSean McCoyへのスクリーンが出た事。FolesのドローでTDを取った事。最初のドライブでTB側の準備以上のプレイを見せたのが成功の鍵だったと考えます。
 プレシーズン多用したWR2枚並べてのスクリーンもすっかり見なくなりました。Foles用のプレイをVickはならないのか、それともあれは相手をかく乱する為にわざと見せたのか、TB戦を見るとあまり使う気が無いのかもしれません。なんて書くと、DAL戦で連発するかもしれませんが・・・

 OLのプロテクトが去年とは段違いで良い事もFolesには大きく影響しています。元々足の無いQBですし、ポケット内かデザインしてのブーツの2択ですからポケットに長く居る事が出来る今年はターゲットを探す事に集中しているように見えます。
 当然リーディングラッシャーのMcCoyへのランを相手が警戒する事もQBには大きな助けでしょうし、DeSean Jacksonへの一発とショートを上手く混ぜ込んでいるプレイコールも相手に脅威を与えています。
 
 ここら辺から考えれば、DAL相手でもFolesはそれなりに得点すると予想します。もう少し研究された時にフットワークに難が有って肩の弱い(今年はディープのコントロール良いですけれどね)Folesが対策を打ち破れるかがスターターへの大きな障害です。正直、去年はVickの自爆でFolesでも誰でも若手なら大歓迎と言う状態でした。今年これからVickが戻るまでの数試合で評価が決まるでしょう。


 ディフェンス、WR-CBのマッチアップでゾーンが減りマンカバーが増えました。WRはマンで見てSがカバーする事が出来る計画だったのでしょう。2WRセット時にSがスクリメージまで上がりブリッツ(と言うよりは逆サイドのコンテイン)をしていました。1対1のカバーで負ける場面も有ったのですが、織り込み済みの負けなので致命的にはなりませんでした。(WR-CBで負けてもSが付いている場面が多く、致命的なのはSを巻き込んでダブルチームでやられた時です)
 DAL戦もRBに怪我人が出ていますし、ランの脅威が低くWRに大型プロボウル級が居るチームです。Jason Wittenをどうカバーするのか?厳しいマッチアップであると同時に、今年のディフェンスの真価をそろそろ見たいと言う期待も有ります。中盤7試合目ですし、システムが固まってきても良いと思うのですが。

 一つ見えてきたのはFletcher CoxとCedrick ThorntonのスターターコンビにBennie LoganやVinny Curryが絡む3-4DE陣が通用する事。
 ただ、OLB2枚をランストップに使っている事を考えると、DE陣が光るのが良いのか、OLBにパスラッシュさせられるように潰れるくらいで良いのかは微妙でもあります。5-2にして5人でギャップを埋める中でパワーで割って入っていくスタイルだとOLBよりもDEの方が有利です。そういうシステムだと割り切ってしまえば良いのか・・・良くないですねやっぱり。