2021年のドラフト初日、1巡12位から10位にトレードアップしてAlabama大のWR DeVonta Smithを指名しました。
8位9位でCBが連続指名され、Smithが指名されてしまうと困る展開になった所で同地区DALに対して12位+84位で10位のトレードを成立させての指名となりました。DALも予想されていたCBを2人連続で指名されてダウン希望だったのでしょうし、11位NYGがWR指名の可能性を考えての(結果20位でWR指名)トレードアップをする事で確保した形です。12位から10位へのトレードとしての対価は安く済んだと言う所ですし、Smith取れなかった場合次のWRはレベルダウンする事をだったので良いトレードでした。
DeVonta SmithはLouisiana出身で地元高校からAlabama大に進学します、ファイブスターと評価され、LSUやMiami大TCU等からも勧誘されました。
レッドシャツなしで1年生から出場、2年生からスロットでスターターとなります。この2年間は転校前のJalen HurtsがQBを務めていました。3-4年生は外側のスターターとなります。
2019年は68キャッチ1256ヤード14TD、その後のドラフトで1巡指名でWRが2人抜けた事で完全にエースWRとなり、2020年は117レシーブ1856ヤード23TDでHeisman Trophyを受賞しています。
プロデイで身長6-0 1/4,体重166ポンド。身体能力種目はすべてパスしています。軽すぎると言う意見が有るのは当然ですし、怪我そしてダメージの蓄積と言う点での耐久性に不安がある点は懸念材料となります。
長所
スムーズな方向転換
手を伸ばして捕球出来る
空いている場所を探す視野
短所
パワーは皆無
ゼロからの加速は特別ではない
筋力不足からくる怪我の不安
19年1試合と20年3試合見ました。ギアチェンジをして縦でぶち抜く事は少ないのですが、90%で走りながら速度を落とさずに方向を変えて1歩目から100%に上げて距離を作れる、特殊な方向転換能力を持っています。派手なフェイントをするとかじゃないんですよね、普通に走っているように見えるのに相手は付いていけない方向に全速のまま曲がっていく。
逆に、バブルスクリーンのようなクイック貰ってから詰めてくるCBをゼロからの一歩目で交わすようなのは特別な物を感じません。走っている流れの中でマークを置き去りにするルートを取ることに特化した能力と考えます。
キャッチ力は素晴らしいです、ボディキャッチはほとんどしません、手を伸ばしてのぎりぎりのボールでも受け取る事が出来ます。方向転換で出来た隙間に加えて体から離れたボールを拾い上げるキャッチでレシーブを重ねていく事が出来ます。
パワーはないです、触られたら倒れる。特に密集を抜けていくような事は期待出来ません。ジェットスイープのキャリアーもやっていますが、捕まる時はあっさり倒されます。
3,4年生ではワイドアウトでセットする事が多いように見えましたが、スロットから発進してアンダーニースで横と斜めに広く使うのが能力を発揮させるのに適した使い方なのでしょう。外での1対1ではサイドライン際に追い込まれて方向転換能力を封じられる。とした寸評も目にしました。
バンプをはねのけてルートに出る事が出来るか?NFLへの対応として最も懸念される所です。パワーないですから。そこは、ルート取りの駆け引きである程度はクリア出来ると考えます。それが出来なければさすがにカレッジでこの数字は出せないでしょう。
そして、怪我への不安。上記したアンダーニースを広く使うプレイはLBにヒットされる事が増えますし、壊しに来る事もあるでしょう。WRの人材不足も考えれば、外で使ってCBと1対1をやらせるのがベターと考えます。
3巡84位を手放す事になりましたが、8-9位でCB2枚連続指名が無かったらDALとのトレードが成立しなかったかもしれませんし、その際はNYGがCHIとのトレードを受けずにSmithを指名したかもしれません(その後でCHIとトレードして大儲け出来た可能性はありますけど)念願のエースWRと言える大器を指名する事が出来ました。来年の1巡指名権を得てダウン、3巡指名権でアップしてのSmith指名は損得で考えても完全に得となりました。ドラフト指名時の評価としては素晴らしい1巡指名と評価します。
2日目は37位と70位にZach Ertzのトレードが有れば指名権が増えるかもしれません。PennSTのPat Freiermuthの次からTEのレベルは下がると見られています。指名された後がErtzの売り時となるのでしょう。
37位と70位ではCBとDLかLBの指名を期待します。
8位9位でCBが連続指名され、Smithが指名されてしまうと困る展開になった所で同地区DALに対して12位+84位で10位のトレードを成立させての指名となりました。DALも予想されていたCBを2人連続で指名されてダウン希望だったのでしょうし、11位NYGがWR指名の可能性を考えての(結果20位でWR指名)トレードアップをする事で確保した形です。12位から10位へのトレードとしての対価は安く済んだと言う所ですし、Smith取れなかった場合次のWRはレベルダウンする事をだったので良いトレードでした。
DeVonta SmithはLouisiana出身で地元高校からAlabama大に進学します、ファイブスターと評価され、LSUやMiami大TCU等からも勧誘されました。
レッドシャツなしで1年生から出場、2年生からスロットでスターターとなります。この2年間は転校前のJalen HurtsがQBを務めていました。3-4年生は外側のスターターとなります。
2019年は68キャッチ1256ヤード14TD、その後のドラフトで1巡指名でWRが2人抜けた事で完全にエースWRとなり、2020年は117レシーブ1856ヤード23TDでHeisman Trophyを受賞しています。
プロデイで身長6-0 1/4,体重166ポンド。身体能力種目はすべてパスしています。軽すぎると言う意見が有るのは当然ですし、怪我そしてダメージの蓄積と言う点での耐久性に不安がある点は懸念材料となります。
長所
スムーズな方向転換
手を伸ばして捕球出来る
空いている場所を探す視野
短所
パワーは皆無
ゼロからの加速は特別ではない
筋力不足からくる怪我の不安
19年1試合と20年3試合見ました。ギアチェンジをして縦でぶち抜く事は少ないのですが、90%で走りながら速度を落とさずに方向を変えて1歩目から100%に上げて距離を作れる、特殊な方向転換能力を持っています。派手なフェイントをするとかじゃないんですよね、普通に走っているように見えるのに相手は付いていけない方向に全速のまま曲がっていく。
逆に、バブルスクリーンのようなクイック貰ってから詰めてくるCBをゼロからの一歩目で交わすようなのは特別な物を感じません。走っている流れの中でマークを置き去りにするルートを取ることに特化した能力と考えます。
キャッチ力は素晴らしいです、ボディキャッチはほとんどしません、手を伸ばしてのぎりぎりのボールでも受け取る事が出来ます。方向転換で出来た隙間に加えて体から離れたボールを拾い上げるキャッチでレシーブを重ねていく事が出来ます。
パワーはないです、触られたら倒れる。特に密集を抜けていくような事は期待出来ません。ジェットスイープのキャリアーもやっていますが、捕まる時はあっさり倒されます。
3,4年生ではワイドアウトでセットする事が多いように見えましたが、スロットから発進してアンダーニースで横と斜めに広く使うのが能力を発揮させるのに適した使い方なのでしょう。外での1対1ではサイドライン際に追い込まれて方向転換能力を封じられる。とした寸評も目にしました。
バンプをはねのけてルートに出る事が出来るか?NFLへの対応として最も懸念される所です。パワーないですから。そこは、ルート取りの駆け引きである程度はクリア出来ると考えます。それが出来なければさすがにカレッジでこの数字は出せないでしょう。
そして、怪我への不安。上記したアンダーニースを広く使うプレイはLBにヒットされる事が増えますし、壊しに来る事もあるでしょう。WRの人材不足も考えれば、外で使ってCBと1対1をやらせるのがベターと考えます。
3巡84位を手放す事になりましたが、8-9位でCB2枚連続指名が無かったらDALとのトレードが成立しなかったかもしれませんし、その際はNYGがCHIとのトレードを受けずにSmithを指名したかもしれません(その後でCHIとトレードして大儲け出来た可能性はありますけど)念願のエースWRと言える大器を指名する事が出来ました。来年の1巡指名権を得てダウン、3巡指名権でアップしてのSmith指名は損得で考えても完全に得となりました。ドラフト指名時の評価としては素晴らしい1巡指名と評価します。
2日目は37位と70位にZach Ertzのトレードが有れば指名権が増えるかもしれません。PennSTのPat Freiermuthの次からTEのレベルは下がると見られています。指名された後がErtzの売り時となるのでしょう。
37位と70位ではCBとDLかLBの指名を期待します。