イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

リズムを感じないチーム

2013-09-21 00:29:00 | イーグルス
 Andy ReidがPhiladelphiaに帰ってきたKC戦、16-26で負けて1勝2敗、次は少し時間を空けて@DEN戦となります。

 ターンオーバー連発の自滅だった訳ですが、それ以上にサードダウンで切れないディフェンスの詰めの甘さと、単発ビックプレイがたまに出るだけのリズムの悪いオフェンス、チーム全体から手詰まり感を感じました。

 5つのターンオーバー、Damaris Johnsonのマフは論外ですね。敵も味方も邪魔しないでぽっかり空いた場所でのイージーなキャッチミス。落下点に入れているのに落とすのはありえないです。
 Michael VickのINT、一回目はDerrick Johnsonに叩かれました。これはスパイでVickに付いていたのか、Vickの習性を知るReid陣営(前HCとQBコーチ、WRコーチなどが丸ごと居ます)が罠の張り方としてターゲット見続けなどを指導したのか、反応が良すぎましたし何か有るのが見て取れます。
 二回目のINTはプレイとしてはDeSean JacksonがSを引っ張ってRiley CooperとCBが1対1になったプレイコールで勝利したのに単純なコントロールミスをしています。あの状況でCB側に投げる意味が分かりません・・・
 Jason Kelceは右手を怪我していたのですけれど、スナップミス多かったですね。一旦スナップした後はDontari Poeをランブロックで押し込むような良いプレイ振りだっただけに勿体無いです。自分の股にショットガンで当てるのはDallas Reynoldsも去年やってました。
 最後のサックで膝から落ちてファンブル、これはもう精神的に切れてただけでしょう。
 まあ、5つもボールあげたら勝てません。一回目のINTはKC側が上手く狙った作戦勝ちだと思いますけれど、それ以外はイージーミスですから、減らす事は出来るはずです。


 ディフェンス、Bradley Fletcherの復帰でバランスは良くなりました。Sのフォローが減ったことの好影響を感じます。が、が、対面のDanny Averyに7回で7回取られる大失態。仕事してません・・・・・・
 DLとLBはメンバーの入れ替えの工夫をしだしています。3-4でのDEにBrandon GrahamやVinny Curryを入れてパスラッシュ強化やTrent ColeとConner Barwinの位置の工夫、特にBarwinの万能性を軸にしていく方向性が見て取れます。Curryは12スナップだけの出場でしたが、良い動きを見せました。注目してみていなかったのですけれど、ランディフェンスが出来るのかが今後プレイタイムを増やすのに必要なのでしょう。
 勝負どころでの弱さ、サードダウン20とかをクリアされるのはいったい何なのか・・・Nate Allenがファーストダウンマーカーの位置を全く気にしていないのは何故なのか?去年までのJuan Castilloシステムはチーム全体として黄色い線なんて無視していましたが、今年はそうでもないのですけれど、Allenには今年も黄色い線は見えていないようです。
 ディフェンス全体としては変化を付ける事を意識しているのは見えました。が、Alex Smithのスクランブル対策なのか、相変わらずブリッツ渋滞をしたり、全員でインサイド固めるサードダウンなど分からないプレイも多く見えました。改善したのか?と考えると、変えているけれど完成にはほど遠い。程度の評価です。


 Vickは最初のINTが影響したのか、ReidらのVick分析の罠が他にも有ったのか、3サックは確実にプレゼントしたLane Johnsonへの不信感なのか、Vickのポケット内での動きに違和感がありました。今年良くなったプレイが壊れてからのフリーランニングとそれを探すVickの柔軟性が全く無かったです。ChipがVickの習性を読まれるのを恐れてフリープレイを禁止したのか、ファーストターゲットに投げた後のブロックまで計算したプレイを多用したのか、ファーストターゲットをずっと見続けて駄目ならそこで終わり。粘りを感じないと言うか、淡白な動きに終始しました。
 LeSean McCoyのランとVickのスクランブルで250ヤード走っていますし、DBの動きはコーチフィルム見て研究の必要は有りますが、多分パスコースを消してきたのでしょう。それにしても、これまで使って成功したWRへのスクリーンや1つのプレイで2-3箇所仕掛けるような反応ミスを誘うようなプレイが無く、Chipらしい裏表も感じませんでした。
 テンポやリズム、プレイとプレイの間の長短だけでなく、勢いを付けていくと言うものを全く感じる事無く、単発単発のCPUのプレイコールのようです。Chipもどうしちゃったんでしょう・・・

 3日他チームよりも時間を貰います。ここでコーチ陣がどうアジャストして行くか、Chip以下のコーチ陣の能力が試されます。

Reidには負けられない

2013-09-19 22:06:00 | イーグルス
 KC戦、ハンデは3点有利と言う事でホームのアドバンテージ抜きなら戦力互角と予想されています。
 Andy ReidがHCに就任した新任HCのチームが木曜日の試合でアウエイとホーム、序盤戦の準備で1日の差は大きいと思います。それを生かせないようだとHCとしての能力差を感じる事になるでしょう。

 Alex Smithのランを警戒するのかどうか、ディフェンスの作り方としてここが大きな問題です。Michael Vickのようなスピードではないですし、スパイを付けるQBではないです。が、プレイが崩れてからのラン能力は無視できません。ある意味、引退式を行うDonovan McNabbをReidがもう一度手に入れたようなもんです。
 タレントイメージだと、T.OやBrian Westbrookが居た2004年でしょうか、Dwayne Bowe、Jamaal Charlesにプロボウル級のOTを揃えたスーパー出場時のチームに似ている気がします(あの時ほどの破壊力ではないように見えますが)ディフェンスがCharlesの一発を警戒しつつパスを止める事が出来るのか?なかなか難しい気がします。
 
 オフェンスから見ればお互いにタレント豊富、面白い対戦になるでしょう。絶好調のDeSean Jacksonに追いつくCBは居ませんし、ディープへの一発が早い段階で入るかどうか。そう言う組み立ての勝負が見れると思います。同時にここまで優勢だったOLにとって3試合目ではじめてまともなDLを相手にする事になり、Vickを守りLeSean McCoyの走路を作れるのか?今年のOLの力を測る事になります。

 オッズ的に戦力互角ですが、有利だと考えています。地力は有るものの2012シーズン沈んでHC交代からの再建チーム同士ですが、タレントならば負けていません。見知ったReidとChipどちらのHC能力が上か下かを見る事になりますし、マンネリ化が酷かったReidに負けるようだと解任した意義という点で気に入らない展開になりますし、勝ってすっきりしたい所です。

Kelly復帰

2013-09-19 08:27:00 | イーグルス
 手首の怪我で一旦カットされて再契約したばかりのBrandon Hughesをハムの怪我でIR入りさせて、HOUのPSに居たCB Roc Carmichaelと契約しました。2011年のドラフト4巡でHOU指名され、去年は6試合に出場していました。ドラフト時は3-4巡の評価、身長5-10で197ポンド、スカウティングコンバインでは40ヤード4.53、ショートシャトル4.06、スリーコーン6.69、垂直飛び31インチ、幅跳び9フィート8インチ、ベンチプレス13回、プロデイでは40ヤード4.41を記録しています。
 またHOUか、って言う気持ちと、PSから引っ張った選手に大きな期待は出来ないなあと言う気持ち。HughesよりCBとしては(STのHughesは優秀でした)少しはましなプレイをしてくれるかな?と言う期待。Bradley Fletcherが復帰して改善はされるでしょうけれど、ダイム時にNate AllenがDB,Earl WolffがSSに入るセットが効果的ではないことを考えると、Shaun PraterとCarmichaelどちらでも良いから戦力になってくれる事を期待せざるを得ません。
 Cary Williams,Fletcher,Boykinsの上位3人は固定ですが、4番手格だったHughesが居ない事で、Jordan PoyerとPrater,Caemichaelの中から4番手、5番手を使う事になります。WAS戦ではPoyerが多く使われ失敗、SD戦ではEarl Wolffが多く使われこれも効果的では有りませんでした。ダイムバックの固定は試行錯誤しながらになるのでしょう。


 怪我人は全員プロバブルなので出場するでしょう。OLはスターター5人+Cのバックアップ+G/Tのバックアップで7人編成が基本です。背中の怪我から復帰したDennis KellyとAllen Barbreどちらを6番手で入れてくるのか興味があります。
 Lane Johnsonは育成中と言う事でミスが有っても使っていくのでしょうけれど、Jason Petersは契約残り2年で年齢を考えればそのまま放出のはずです。その際にLaneをLTに回すでしょう、その時のRT候補がKellyとなります。そういう意味では年齢的にBarbreよりもKellyを使いたいですが、現段階でどちらが上なのかはコーチの判断となります。


 開幕戦がJAC相手の事実上完封、2週目はDAL相手に16失点。最下位チームなのにプロボウルに5人出したディフェンスが猛威を振るっています。
 ここまで前半圧倒からの後半追い上げを許した開幕戦、オフェンスは機能してもディフェンスが崩壊した2週目、極端な試合をしてきましたがKCも極端なチームです。2試合終わって最高のオフェンス対最高のディフェンスの対戦ですし、Chip Kelly戦術がここで通用すれば文句無くNFLが認めることになるでしょう。
 逆に、タレントは居る割にそれほどでもないKCオフェンスを、タレントを上手く使えずに沈んでいるディフェンスがどう抑えるか。大量得点して貰えない時に失点を抑える事が出来るのか、勝つために重要な要素ですしBilly Daivsは2度同じミスをしてはいけません。
 
 明日は昼から仕事なので、チャットにいるか不明です。多分居ると思いますけどね・・・

ディフェンス83プレイ

2013-09-17 08:44:00 | イーグルス
 タイムマネージメント、タイムオブポゼッションが19分43秒、普通なら10対40くらいで負けた試合の数字です。それでも決勝FGの3点差負け、競る試合こうなるようだとディフェンスは辛いです。
 LBはほぼ入れ替えなしでTrent Coleを下げてBrandon Garahamを入れていた程度(83プレイで16回ほど入れ替えたそうです)それに対してDLはNTのIssac Sopoagaは27プレイ、Bennie Loganもほぼ同数、そして、DBではEarl Wolffが49回プレイでSを3人入れる体型が半分程度だったようです。
 ニッケルCBのBrandon Hughes(22プレイ)やJordan PoyerよりもWolffを多用した、単純に能力評価でしょうね。背番号紛らわしいので細かく見直す必要はありますけれど、多分WolffがSSでNate AllenがニッケルCBとしてWRとマッチアップしていたのでしょう。ずいぶんとAllenが外に出ているのは感じていたのですが、半分以上Wolffが出ているのには気が付きませんでした。
 ディフェンスの疲弊部分はDLになります、Conner Barwinはほぼ休みなし、Fletcher CoxとCedrick Thorntonは60プレイ程度出場しています。単純に60プレイならば致命的にスタミナ切れを起こすような数字ではないですね、ちょっと多いのは事実ですけれど。
 プレイタイムから判断すると、DLはローテーションする事で致命的な事にはなっていない(セカンドチームを使う事での戦力低下は有るでしょう)となります。問題なのはWolffが49でHughesが22プレイ(Allenは63プレイなので29プレイはSを3人入れています)のバランスでしょう。ニッケルとしてCBよりもSを使った、Sがタレント抱負ならともかくそうではないですからねえ・・・DBのデプス・レベルに致命的な欠陥があるのは分かりきっていますが、2試合目にして露呈する形となりました。


 同点FGの場面について、Michael Vickを下げたのは1st10のプレイでレフェリーからVickは怪我をしているから下げるように言われた。とChip Kellyは記者会見で言っています。タイムアウトを取ることで回避出来るか尋ねたら出来ないと言われたのでNick Folesをいれてプレイした。現場で何があったのか分かりませんけれど、ちょっと意味が分からないです。ワンプレイで復帰出来るならTO取れば同じだと思います・・・
 同時に時間を使い潰してからFGで良かった、パスで時間を残して結果FGになったのが敗因。と聞かれたChipは7点欲しかった。と答えています。ランで時間潰して(もちろんTD狙ってのラン)FG蹴る選択も有ったでしょうけれど、Chipはどんな場面でも7点取りに行くのが売りですからねえ、仕方がないです。


 Brandley Fletcherが練習に復帰したようです、数人怪我人は出ていますがKC戦欠場するような怪我ではないようですし、CBが1枚帰ってくることでの戦力アップを期待します。Fletcherの能力は疑問視していますがHughesとの交代と思えば大きな戦力アップになるでしょう。

ブリッツ渋滞

2013-09-16 22:27:00 | イーグルス
 ホームでの開幕戦となったSD戦、一度は追いつきましたが最後はFGで失点し30-33で負けました。1勝1敗で次は木曜日(日本の金曜朝)のKC戦になります。

 とにもかくにもディフェンスが何も出来ずに1試合終わってしまいました。オフェンスもWAS戦とは違いランでテンポを作るよりもパス中心でタイムオブポゼッションは酷い数字ですけれど、30点取って責められる筋合いは無いです。
 Michael Vickにとって生涯最高の試合かもしれません。獲得ヤードは2001年のドラフト指名から(途中2-3年プレイしていないですが)12年間でのキャリア最高、精神的に切れる事無く落ち着いて捨てるところは捨てる無理するとことは強引に行く、こんなに冴えたVickを見るのはEagles入り以来初めてだと思います。
 開幕戦31キャリーと出るもんだから使い過ぎてしまった事を反省したのか、次が木曜日なので負担を考えたのかLeSean McCoyは11キャリーでした。左手を怪我したと言う情報が試合中有ったのですけれど、大きな問題ではなかったようです。
 DeSean Jacksonは何度も何度もあと少しで取り逃した30ヤード越えが有ったのに9レシーブで193ヤード。対面との1対1を完全に制していました。この事がパス中心のオフェンスを選ぶことになったのでしょう、縦でも横でも簡単にフリーになっていましたし、フォローのSも全く役に立っていませんでしたから出る所から攻めるのはあたり前のことです。
 OLも何度か簡単に退かせたりもしましたが、責められるような内容ではなく、十分な仕事をしています。ランが少ない一因のOLが有るかどうか、見直さないと分からないですが、押せていない印象は無いです。3rd3辺りでMcCoy使ってごり押しを一回完全に止められましたが、それ以外はなんだかんだで取っています。
 もう少しBryce Brownを使って(3回13ヤード)オフェンスを組み立てていく努力をして欲しいと思いますが、McCoyのキャリー制限がKC戦の為であるならば、変則日程は次で終わりですしMcCoyを酷使して行くのかもしれません。


 問題山積み、Sean McDermott,Juan Castilloに続くDC批判をBilly Davisにもしなければなりません。
 Bradley Fletcherが脳震盪で欠場、開幕前からスターターCB一人消えたら試合にならないのは分かって居ましたけれど、419ヤード投げられ126ヤード走られ、545ヤード失うなんて記憶に無いです。
 まず、Maddenの初期バージョンでも見ているかのような、モーションされるとマーカーが慌てて付いていく、マンかゾーンか丸分かりのセット。左右を入れ替わるような大きなモーションさえたらバランス調整するのは分かるけど、ちょっとモーションした瞬間にどーする?どーする?って感じで慌てるのは見てて恥ずかしいからやめましょう。
 次に、DLとLBをスクリメージに貼り付けてプレッシャーをかけているであろうセット。サードダウンでヤード10ヤードを簡単に取られているアンダーニースに誰も居ないセットの意図は何だったのだろう?投げれるように見えて投げたらINT出来る様な罠を掛けた、とでも思わせる事が出来ると思ったのでしょうか。最後のAntonio Gatesのお手玉キャッチ、普通あんな所でもたもたしてたら誰か絡む。筈なのに誰も居なかった・・・マージンが一切無いマンカバーするかね、あの場面で。
 そして、この2列目に誰も居ないセットにはアンダーニースがら空き以上の欠陥が有ります。ランで抜かれたら終わりなので、スクリメージに8人張り付いているのに全員で全部のギャップを埋めに行き、誰一人パスラッシュとしてのギャップを割る動きが出来ないままPhillip Riversはノープレッシャーで投げられ続けました。もうなんというか、3rd10とかでパスラッシュし切れずにギャップを埋めるのは見たくない。Trent ColeがKing Dunlap相手にただ押し込むだけを見ていて悲しくなりました。そりゃあ、ドローもスクリーンも有りますけれどね、勝負掛けるところで普通のプレイをして抑えられるタレントじゃないでしょ・・・・・・
 開幕戦ではColeが外を回って、対面がその対処で外に開いた隙間からMychel Kendricksが飛び込むなど計算されたブリッツを見せたのですけれど、これまたMcDermott時代を思い出すブリッツ渋滞。Jim Johnsonも同じギャップに2本入れるファイアブリッツを必殺技として使っていましたけれど、その時はDLが外に広げる動きをしてから一本目がFBに取られても2本目がQBに届くようになっていました。今回のはただ渋滞しただけ、2本入れるならRBが一人拾っても届くわけですから、DLも同じギャップを付いて3人突っ込むよりも、2人のアシストさせる動きをさせればいいのに・・・
 ブリッツ渋滞かフルギャップカバーで全員Olコントロール、QBのタイプとしてポケットを押し込めば良い奴とサック取りに行かないと押し込んでも平気な人が居る訳ですが、Riversは押し込むよりサック取りに行くべきでしょ。押し込んでも平気な顔して10ヤード程度を投げるのを何度も何度も何度も見させられました。
 
 
 本当に、この試合見に行かなくて良かった。


 逆転した後のKRファンブル、あの珍プレイで勝てる流れがどこかにいってしまいましたね。その前のドライブが見事に収まった分、あのプレイで緊張感が抜けました。
 最後のTOの取り方、FGは仕方が無い、最後1秒でも多く残して取り返してやる。そういう采配なのでしょうけれど、50ヤードのFGを蹴らせたほうが正解だったかもしれませんねえ。まあ、最後10秒しか残らないなら止めてヤードを少しずつくれてやった意味が無いです。