イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Vaitaiは居なくなってから価値が分かるタイプ

2020-02-20 11:39:00 | イーグルス
TE チームで最も安定しているリーグで最強レベルのポジションです。
 Zach Ertzは今年もミドルレンジでのリリース力を見せつけました。言う事なしの100点に近い選手です。

 Dallas Goedertが2年目のシーズンで成長を見せました。レッドゾーンでの決定力を増しています。Ertzが居る為に2番手ですが、10チームくらいでスターターに成れるタレントだと考えています。

 Joshua PerkinsはTEと言うよりはショートエリアWRのような使われ方です。3番手なら問題ないですが、スターターになるような選手ではありません。

 あと2年はこのままで問題ありません、もう少しスピードが有れば・・・と思う事もありますけれど、古典的ポゼッションレシーバーとしては文句の無い2人を擁します。


OL 夢のようなプロボウラー4人の時代は終わろうとしています。次世代への移行は穏やかでしょうけれど怪我のリスクは高いです。

 Brandon Brooksは圧倒的なランパワーを見せ続けていますがプレイオフで2年連続怪我で途中退場しています。健康ならばリーグトップクラスですし耐久性に問題が有る訳でもないのでしょうけれど、蓄積疲労ですかねえ。

 Lane Johnsonは脳震盪と足首の怪我に悩むシーズンになりました。健康であればリーグトップのRTですが、ここも年齢的に怪我は増えていくでしょう。

 Jason Kelceは2020シーズン後の引退の話(毎年出るのですけど)が出ています。パワーも機動力も全盛期より落ちています。リーグ上位ですが、リーグベストのゾーンブロックCではもうありません。

 OLの穴と言われ続けるIsaac Seumaloは良くも悪くも32チームで20番目くらい中の下のスターターです。しかし、休まない、破綻しない、チームの中での役割は分かっている。欠いたら困る選手です。

 1巡ルーキーAndre Dillardは勉強の1年でした。Jason Petersが居ない時はLTに入り、ゴールライン前ではTE扱いで参加する程度のプレイタイムでしたが、パスプロはまだ駆け引きと言う点で甘さも見られましたし、ランブロックでは250ポンド程度の相手を圧倒するまでのパワーを見せていません。
 それでも、フットワークを見ればQBの背後を守るLTとしての素養が高いのは間違いないです。パワーアップ出来ればスターターとして通用する2年目を迎えるでしょう。

 STでプレイしてましたかね?と言う感じだったMatt PryorはGのバックアップとして通用するのか微妙な所です。もう少しパワーが有ればと思うのですけれどねえ。
 怪人Jordan MailataはそろそろNFLに慣れて欲しい所です。OTのバックアップとして期待して良いのか、素材のままなのか・・・Halapoulivaati Vaitaiが居なくなるとOT3番手になるのをどう判断するのか???

 殿堂入りするであろうJason Petersと別れの時がきました。Dillard獲得でLTが埋まりましたし、リングも手にしましたから安価で再契約ではなく、他チームで最後の一花となるのでしょうね。怪我に悩みながらもフィールドに立てば一流のプレイを続けてくれたPetersに感謝。

 OLの6番目として怪我の多いOT陣を支えてくれたVaitaiもUFAになります。安価な再契約がベターですけれど、LTでも最低限の仕事が出来る若手ですしそこそこの値段がつくかもしれません(煮え切らないバックアップ止まりとして買い叩かれるかもしれませんけど)

 MailataはOTの4番手にしたいのですよね、3番手でもしもの時に試合に出てくるのは危険だと思います。しかし、OT以上にC/Gのデプスも薄いですからドラフトするならGが優先でしょう。30歳以上のプロボウラー3人と若手2人でスターターは固定されますが、バックアップと未来のスターター候補をどこで手に入れるのかは非常に難しいです。右側の2人は高額の契約延長したばかりです。


 オフェンス全体で見ると、若いQB,RB、ベテランしか居ないWR,OLに二分されます。WRは1巡か2巡で1枚は確定です。OLもG/Cを3-4巡辺りで取るでしょう。

Bradham解雇

2020-02-19 14:55:00 | イーグルス
 LB Nigel Bradhamの契約を破棄して解雇する事になりました。5年40ミリオンの契約の3年目からチーム側に契約続行するしないの選択権が有ったのですが、今回契約を打ち切りました。
 サラリーキャップの空きは4.5ミリオンのようですが、Bradhamの能力を4.5ミリオンでは買えません。今回の解雇は疑問ですし、大失敗の可能性が高いと思います。

 TEのパスカバーにおいてマンカバー能力が低いのが解雇の理由だとは思います。これまでMalcolm Jenkinsにやらせてきたのですが、システムの見直しをするのか、ボールの有る所に顔を出す読みと運動力の運動量が落ちてきた事に対する解雇なのでしょう。

 しかし、Kamu Grugier-Hillも怪我でIR入りの上UFAですし、ロスターに現在残るNathan GerryとT.J Edwardsは3番手4番手のLBで4-2-5の2でスターターになるレベルではありません。キャップヒットが大きいBradhamを解雇したいのは理解するとしても、そうでなくてもHillの代役(怪我を持っているので再契約可能と計算しているのかもしれません)を探さなければなりません。チームオプションを使わない今回の形なら補填ドラフト権が貰えるUFAとしてFA市場に出るのですけれど、2020年のシーズンを考えればこの解雇は穴埋めが難しいでしょう。

 システムで言うとBrandon Grahamも衰え始めていますし、ワイド9からの押し込んでポケットを小さくしていくパスラッシュからのシステム変更があるのかもしれません。または、ゾーンカバーからマンカバーへの変更の可能性も有るでしょう。しかし、手薄なLB陣のリーダーを自ら契約終了とする今回の動きはJordan Hicksの代役をFAとドラフトで見つけられずにZach Brownを使って失敗した今シーズンの繰り返しになる危険が大きいです。

Howardは再契約するべき

2020-02-18 08:48:00 | イーグルス
 ポジションを軽くまとめます
QB Carson Wentzは最後の最後で負傷離脱、アクシデントかチープヒットか?と言う点ではチープヒットだとは思いますけれど、避けれるヒットを避けない不用意なプレイでしたかねえ。
 怪我さえなければNFL全体で6-10位くらいの2番手グループの実力は有ります。スーパーボウルにウルトラ強力なディフェンスや2000ヤード走るRBが居なくても、QBの実力で勝たせるレベルにWentzは居ると考えています。

 今まで第4Qの最後5分でのあっさり4回投げてバッドエンド。ゾーンに入るというか、ギアを上げるプレイが見れなかったエースとして最大の欠点が修正されてきました。
 プレッシャーで潰れない代わりにクラッチでもない。Wentzの欠点だったのですけれどAgholorが落とさなければ・・・が2つありました。若手から中堅に年数的に変わる年ですし、一歩上のレベルのQBになってもらいましょう。

 NYGにドラフトされたものの、素行不良からかあっさり解雇されたKyle Laulettaは2番手扱いにはなりませんね。3番手で53人枠に残るかどうか?と言うところの選手でしょう。

 UFAになるNate Sudfeldが安価であれば再契約で2番手問題は解決するでしょう。けれど、怪我が多いのは問題です。
 Josh McCownはコーチ転向の話も有りましたけど、今のところコーチとして残る発表は有りません。

 オフシーズンの動きは、2番手をSudfeld再契約にするのか他から探すのか?そこだけです。


RB Miles Sandersは1000ヤードランナーになれる素材でした。走って取れる万能RBとして当面エースランナーになってくれるでしょう。
 Boston Scottはサードダウンバックとして使える選手になりました。飛びぬけたスピードもクイックネスも無いのですが、平均的な2番手くらいのRBにはなってくれるはずです。

 Elijah Holyfieldは2018CARのルーキーFAで入団しPSで2シーズン過ごしている所を引き抜きました。40ヤード4.75ですし速くは無いですね。


 Jordan Howardは怪我するまでエースとして十分な働きでした。パワー系ですが、スピードも平均的には持っていますし安価ならば再契約したいです。
 Darren Sprolesは引退でしょう。気が付けば6シーズン長く居ましたねえ。
 RFAのCorey Clementですが、RFAはテンダーでも安くないのですよね。RBは安価なポジションですし、RFAオファー出して残すか疑問です。

 エースにSandersでサードダウンにScottで若手コンビを組めるのですが、2番手の補強が必要です。Clemontが回答になるか?と言う点で物足りません(3.4番手なら良いのですけどね)Howardが3年6-8ミリオンで戻って来てくれればベストです。


WR ベテラン陣は怪我に悩み、若手は成長しませんでした。UFAのAgholorが出て行くとデプスの薄さがさらに悪化します。
 Alshon Jefferyって10試合も出てましたっけね?無理して出てすぐに引っ込む試合も有ったのでプレイタイムで見ると半分も出ていないかもしれません。
 43レシーブで490ヤード4TDの数字は衰えを感じますし、肩や足首など疲労が溜まっているのは明らかです。万全ならはエースレシーバーとして頼れる選手なのですけれど、出れるのかが未知数ですし15ミリオン前後のキャップヒットをどう考えるのか難しいです。今のWR陣で解雇する余裕なんてないのですけどね。

 DeSean Jacksonは開幕後すぐに腹筋を痛めてIR入り。シーズン後半戻れるとの見込みで手術をしないで待っていたのですが間に合いませんでした。メディカルスタッフの判断ミスと言われています。
 案外1年休んだのは悪くないのではないかと考えています。大ベテランがゆっくり休んで来シーズンいい状態で迎える。そう言う見方です。(もちろん、プレイオフで復帰してくれたらもう少し勝ち抜けたかもしれませんけど)

 唯一若手で伸びてきたのがGreg WardでカレッジではQBで40ヤード4.59とスピードは平凡なのですけれど、(TEとRBが優秀なので)5番目のスキルプレイヤーとしては十分な能力が有る所を見せました。スロットでスターターになるくらいは出来ると考えます。

 J.J Arcega-Whitesideが2巡指名の期待に答えてくれればもう少しオフェンスが進んだでしょう。スロットから密集地帯の10ヤードくらいでフックするプレイを何度か見せましたが、サイズを考えるとただ真っ直ぐ走ってLBはスピードでSはサイズでミスマッチのリードボールを15ヤードくらいの距離で高いところに浮かせて飛びつくのが正しい使い方だと考えます。これは少しのコントロールミスやルートミス(バンプで出遅れる含む)でSの正面に投げ込むINT製造機になりかねないので投げにくいですかね・・・
 線がまだ細く、密集でのヒットを怖がっていると言う話も聞きました。ワイドアウトでフェード専用機になるにはスピードが足りないですし、インサイドでLBと戦うとするならばバルクアップが必要でしょう。

 そして、1巡指名から5年、お手手が全く成長しなかったNelson AgholorがUFAになります。どー考えても2番手がいい所でスロットで使うのがベスト。高い金を支払って再契約はしないでしょうし、しないで欲しい。ただ、CBとの戦いには勝てるスピードは有りますから、技術なのか集中力なのか鍛えられると思ってしまうチームが持っていくでしょう。

 DeSeanとJeffleyにWardとJJAW、怪我が無ければそこそこのユニットですけれど怪我は必ず出ます。1巡指名の予想でWRが圧倒的なのは当然ですし、スターター自体が不在のLBとSに次ぐ要補強ポジションです。

コーチ人事

2020-02-07 12:31:00 | イーグルス
 スーパーボウル、ついにAndy Reidがリングを手にしました。最初からSFの作戦に振り回されてる感があり、やっぱり相手を研究して相手が嫌がることよりも1年やってきた自分達のプレイにこだわるんだなあ・・・と思って見ていましたがPatrick Mahomesの個人技と言うか型破りな所に救われましたかね。


 さて、Eaglesですが 断られ続けたOCは置かずにランパス分業のコーディネイター+シニアアドバイザーにパスアナライザーにHCアシスタントと副OCみたいな立場の人を5人置きプレイコールはDoug Pedersonが継続する形になるようです。結局、Pedersonのやりたいようにやるのは変わらず、知恵を付ける人を増やした形なのでしょう。
 ディフェンスはJim Schwartzは引き続き指揮を取ります。

 新任のコーチですが、INDでプレイして居たAaron MooreheadがWRコーチに就任しました。カレッジではVirginia Tech,Texas A&M,Vanderbiltと有名校のWRコーチを2-3年やっては移籍するキャリアを持っています。NFLのコーチは初めてになります、実績の無い若手陣を育てられるのかは未知数です。

 オフェンシブアシスタントと言う聞き慣れない役職に前DENのOC Rich Scangarelloが就任しました。弱小校のOCとNFLのコーチ見習いを20年ほどしていましたが、2017-18とSFでQBコーチ、19はDENのOCと最近出世した人材です。Jimmy Garoppolo不在の時のSFのQBが良かった記憶も無くDENのオフェンスが良かった記憶も無いのですけれど、OC経験者がアドバイザー的な位置でスタッフに加わるのは悪い事ではないのでしょう。

 DLコーチとして、元MIAのDC Matt Burkeが就任しました。2004-8までTENのコーチ見習い、その後yはDET,CIN,MIAでLBコーチを務め17-18年はMIAのDCでした。1年前にスペシャルアシスタントとしてEaglesに加入し今回DLコーチに就任しました。
 元々がLBコーチなのですけれど、DLコーチとして指導出来るのですかね・・・

 DB(CB担当)には元ATLのDC Marquand Manuelが就任しました。SEA,ATLでDBコーチ経験があり2017-18はATLのDCでした。1年浪人してる形になります。
 

 若手のコーディネイターが失敗して解雇されるとアドバイザー的な位置でストックしておくのがPedersonのやり方なのでしょうかね。コーディネイターに昇格した時には新進気鋭と評されたのでしょうから、能力は低くないはずです。

 プレイコールはベテランの2人が担当し、ポジションコーチやアドバイザーをたくさん雇っておく。費用は掛かりますけど、コーチの人件費にサラリーキャップないですからチームの強化には悪くないと思っておきます。