新型コロナウィルスパンデミックにより重症患者が増えるとICU管理が必要な患者さんが増加。これによって最も大きな影響を受ける診療科の一つは心臓血管外科です。ECMOといわれる人工心肺装置は、主に循環器の救急患者を救命するための装置です。循環器の救急を受けている施設や心臓血管外科を有する施設では必ず持っている装置ですが、COVID-19の呼吸不全患者さんに主に使われてしまうと、ICUもICUスタッフも占拠されて通常の心臓血管外科診療ができなくなります。
緊急事態宣言をしている第一波のときには多くの病院で一般病棟を閉鎖して、その看護師などのスタッフを新型コロナウィルス患者に充てるなどの措置をしてしのぎました。そうした対応をすると、通常の患者さんが入院、治療しにくることがなくなるために、その分の収入が減ってしまい、かといって、新型コロナウィルス患者さんの多くは、手がかからない人も多く、またECMO以外は特殊な治療もしないため、病院への収入も大幅に減少します。
前任地の自治医大さいたま医療センターでも一時ECMOが4台運転されており、これは全国のECMO患者さんの10%に相当する数だったようですが、この時は毎月億単位の減収となったようです。
新型コロナウィルスで、心臓血管外科診療もできなくなり、病院も億単位の減収を迫られるという、非常に厳しい状況がまた起ころうとしています。
なんとか、ここで食いとどまって、ワクチンができるまで持ちこたえてほしいです。
緊急事態宣言をしている第一波のときには多くの病院で一般病棟を閉鎖して、その看護師などのスタッフを新型コロナウィルス患者に充てるなどの措置をしてしのぎました。そうした対応をすると、通常の患者さんが入院、治療しにくることがなくなるために、その分の収入が減ってしまい、かといって、新型コロナウィルス患者さんの多くは、手がかからない人も多く、またECMO以外は特殊な治療もしないため、病院への収入も大幅に減少します。
前任地の自治医大さいたま医療センターでも一時ECMOが4台運転されており、これは全国のECMO患者さんの10%に相当する数だったようですが、この時は毎月億単位の減収となったようです。
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