はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

自画自賛も甚だしい!

2021-01-26 | 日記
「オレたちの調査によると、オレたちがもっとも信頼できる、という結果が出た」という、実に恥ずかしい報告をしている集団がいる。

普通なら、「オレは国民に信頼されてるんだよ。なぜかって?オレが調査したら、そういう結果が出たんだから、そうなんだよ」などと言い垂れているヤツがいたら、こんなヤツは信用できない、と思うはずだ。

それを実際にやっちゃってるのが、メディアだ。

公益財団法人「新聞通信調査会」という集団が、全国の18歳以上を対象にした「メディアに関する世論調査」を実施したらしい。

質問は「新型コロナウイルス禍で外出自粛などの行動に何が影響を与えたか」ということだが、これに対して約7割が「メディアの報道」を選んだらしい。

これによって「情報の信頼度は新聞がトップだった」と結論づけている。

だが、ちょっと待ってほしい。

武漢肺炎(新型コロナ)騒動の初期に、メディアによる執拗な「マスクが不足している」という報道のせいで、街中からマスクが消えたことがある。

実際には、在庫は十分あったのだが、この報道に目を付けた連中が、マスクの買い占めを行い、そのせいで深刻なマスク不足となったわけだ。

そこで当時の安倍政権が、「マスクは十分にありますよ」という宣言を兼ねて、メディアが悪意を込めて称したところの「アベノマスク」の配布を実施したわけで、これによって、マスクを買い占めていた連中は、表に吐き出さざるをえなくなった。

つまり、国民はメディアの報道を「信頼している」わけではなく、「信用した結果エラいことになった」というのが正しい言い方だろう。

それでなくても、武漢肺炎(新型コロナ)について、メディアは無能な野党と組んで、いいかげんなことばかり報道しているのだけど、新聞やテレビのニュースしか見ない連中にとっては、情報源はこれしかないのだから、「信頼」とか「信用」とか関係なく、行動に影響を与えているのは新聞・テレビしかないのは、ある意味当たり前の結果だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/375fcd47192b113810633e9c5faeb2b219442f1b

ただ、年代毎の数字を見たところ、「情報に影響を与えている」という回答結果は次のようになっている。

18~19歳 34.6%
20代 37.6%
30代 41.3%
40代 47.1%
50代 58.1%
60代 63.2%
70代以上 67.4%

最大でも、70代以上の67.4%なのに、この結果「約7割がメディアの報道を信頼している」と結論づけるって、どういうことなの?

しかも、20~30代は、圧倒的にインターネットから情報を得ているというのに、それに対する言及もない。

年代別の数字さえ示されていない。

だいたい、調査対象がたったの5000人で、そのうちの回答したのが3064名。

こんな調査自体が「信頼できない」最たるものだろうに。

いつまで、こんな茶番をやるつもりなんだろう。


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