はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

キング・オブ・コント2014 回想

2014-10-15 | 日記
一昨日行われた「キング・オブ・コント2014」


今年からちょっとルールが変わって、出場チームが10組となり、それが2組ずつの対戦を行って、勝った5組が一度に決勝戦をやる、という形式になったらしい。

つまり、今まではどのチームも最低2回はネタを披露できたのに、今回から2回披露できるのは5組だけとなり、披露されるネタは全部で15ということになる(今までは16)

今回出場したチームは、以下の10組(対戦順)

1回戦:シソンヌ対巨匠
2回戦:ラバーガール対リンゴスター
3回戦:バンビーノ対さらば青春の光
4回戦:ラブレターズ対犬のこころ
5回戦:チョコレートプラネット対アキナ


では、例によって、個人的な感想と評価を・・・

1.2.の番号は演技順で、( )内は私の評価


と思っていたら、いきなりCMに飛んだのでビックリしたけど、現場においてもハプニングだったようで、CM明けにダウンタウン(特に浜ちゃん)がエラく怒っていた。


さて、まずは1回戦。

1.シソンヌ(D)
とんこつラーメン屋での店主とギャンブラーの会話ネタ。
演技派ということだったけど、何がやりたいのかよくわからなくて、まったく笑えるところがなかった。

2.巨匠(C)
おじさんを作るおじさんネタ。
これまたくだらないネタで、よくわからなかったけど、シソンヌよりはマシか?という程度。

以上、しょうもないコンビ同士の対決だったけど、結果は・・・

シソンヌの勝ち。
ゼッタイにあり得ない!


続いて2回戦

3.ラバーガール(B)
子供の服を買いにきた客と店員の会話ネタ。
実力はすでに十分のコンビなので、安心して見ていられた。
普通に面白かった。

4.リンゴスター(C)
社長になった産業スパイネタ。
これまでに一度もテレビに出たことがないらしい。
それだけに、セリフ回しは下手だったけど、思ったより面白かった。

結果は、ラバーガールの圧勝。
これはしょうがないか?


続いて3回戦

5.バンビーノ(C)
ジャングルで踊りながらの狩りネタ
ほとんどセリフがなくて、わけのわからない歌を歌いながら踊りまくり、そして馬やら鹿を狩る、というネタ。
なかなか斬新なアイデアで、かつての(?)2700というコンビを彷彿とさせたが、次のネタに困ると思うぞ。

6.さらば青春の光(C)
居酒屋での下ネタ嫌いのおっさんとの会話ネタ。
まあ一般的なコント。
まずまず笑えた、という感じ。

結果は、バンビーノの勝ち。
まあ、こんなものでしょう。


続いて4回戦

7.ラブレターズ(C)
手術を拒む病身の子供とプロ野球選手との会話ネタ。
これまた一般的なコント。
あまりヒネりはないけれど、そこそこ笑えた。

8.犬の心(C)
手品をやる男とそれに激怒する同僚ネタ。
変な展開で、ちょっと面白かった。
ただ、オチは残念!


結果は、犬の心の勝ち。
双方ともに、まずまずだったので、今日初めて迷った。


そして5回戦

9.チョコレートプラネット(B)
ポテトチップスの袋が開かないので専門家を呼んで開けてもらうネタ。
理不尽のオンパレードだけど、よく考えているなあと思った。
小道具の使い方も見事で、大笑いこそしなかったけど、結構面白かった。

10.アキナ(C)
公園でキャッチボールするガキとベンチで休んでいるおっさんの会話ネタ。
最初のやり取りは、後半に向かって何となく面白くなりそうな気がしていたのに、逆にオチに向かって面白くなくなったのが残念。

結果は、チョコレートプラネットの勝ち。
まあ、順当でしょう。


この結果、勝ち上がったのは、以下の5組(並び順は、最後のネタを披露する順番)

①チョコレートプラネット
②バンビーノ
③犬の心
④ラバーガール
⑤シソンヌ

ここで、最初思っていた「5組が一度にやる」という形式ではなく、5組で演技順を決め、1組目と2組目が対戦、勝った組が3組目と対戦、以下1組ずつネタを披露して、その都度勝敗を決めるというものだったことが判明。

まずは、チョコレートプラネット(B)
カラオケでわけのわからない歌を歌うネタ。
歌ネタは難しいと思うのだが、なかなか頑張っていると思った。
面白い!と言うよりは、「いやあ、よく考えたなあ」という感じ。

続いて、バンビーノ(C)
もう何てタイトルをつけていいのかもわからないようなネタ。
1回戦でやったのと、似たような感じだけど、もうついていけない感じ。
ただこういうのが好きな人もいるんだろうな、という気はした。

結果は、チョコレートプラネットの勝ち。
まあ、順当でしょう。


つづいて、犬の心(C)
妹にこだわる先輩と、妹を持つ後輩の会話ネタ。
普通に面白かった。

結果は、チョコレートプラネットの勝ち。
まあ、しょうがないでしょう。


続いては、ラバーガール(B)
床屋での客と店員の会話ネタ。
これまた安定したコントで、結構面白かったが、こういう大会ではインパクトに欠けるかも知れない。

ということで、結果はまたまたチョコレートプラネットの勝ち。
これもしょうがないと思う。


そして、最後がシソンヌ(C)
タクシーでの女性客と運転手の会話。
1回目のネタと違って、普通のコントだった。
展開からオチから、まあ普通に面白かった、という程度。
ただ、会場からは結構笑いが起こっていたのが気になった。
イヤ~な予感というやつだ。


そして・・・

案の定、シソンヌが優勝した。

あらあらあら、という感じしかしない。


このコンビについて思うのは、「他のネタを見たい」という気持ちがまったく起こらない、ということだ。

バンビーノなどは、かつての2700のように、「今度は、どんなネタをやるんだろうか」という密かな期待感があった。

しかし、シソンヌには、そんな気持ちはまったくない!


ということで、今年の総評。


レベルとしては、まずまずだったと思う。

ほとんど知らないコンビ・グループが多かったので、ある意味新鮮味はあったけど、結局予選落ちした若手芸人に採点させるという愚行(形式)が変わらないせいで、わけのわからない結果になってしまっている。

だから、一度落ちた連中に審査なんかさせるな!っちゅうねん。


あと・・・

1回戦でいきなり対戦をするのはいいけれど、2回戦が勝ち抜き戦になっているのは、どうも違和感がある。

最初にやったチョコレートプラネットのネタなんて、4番目・5番目のネタの頃には、ほとんど忘れちゃってるわけだから、採点する方だって困ると思う。

だって、直前にやったネタの方が、どう考えたって印象に残るもの。

そういう意味では、3組撃破したチョコレートプラネットは、よくがんばったと思う。

せめて、準優勝くらいの箔をつけてあげてもいいように思うけど、残念ながらチョコレートプラネットは、そうはならないわけだ、たぶん。

最終順位がつかないので、来年以降紹介する時は、「1回戦突破」くらいしか言いようがないだろうし・・・

いずれにしても、この方式は来年も続くとは思えない。


以上、今回の感想でした。


やっぱ、1日たつと結構忘れてるね。


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