はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

勝ったのは、だれ?

2007-01-29 | 日記
昨日の大阪国際女子マラソン。

本命の渋井陽子は、30km付近までトップを並走していたが、早めにスパートをかけた優勝者についていけず、さらに途中アクシデントが発生したのか、ズルズルと後退し、結局10位に終わった。

これで、残念ながら、大阪での世界選手権への出場は難しくなった。

まあ、昨日のフジテレビの実況を再現すれば、こんな感じとなる。

つまり、誰が優勝したのかを含めて、他にはいったい誰が走っていたのか、ほとんどわからない。

先日のTBSの東京国際マラソンの実況ほどヒドくはなかったものの、まるで「渋井以外は眼中にない」とばかりに、渋井中心だった。

優勝した原裕美子については、30km付近からスパートしてそのままゴールしたため、仕方なく実況したような感じだし。

初マラソンで3位に入った加納由里なども、ほとんど無視。
2位に入った小崎まりと共に渋井を追い抜いた時にも、すぐ後ろまで迫っているにもかかわらず、抜かれる瞬間しか実況しない。

まるで「こんな初マラソン女にまで抜かれてしまった!」とでも言いたそうな雰囲気だった。

どうして、ここまで徹底してできるかね。
テレビに公平性なんてあるとは思っていないけれど、期待している選手がそれほどでもなかったのはしょうがないとして、「勝者」に焦点をあてることが、なぜできないのだろうか。

マスコミは、世界選手権やオリンピックで期待しているのは「メダル」だけだろ?
だったら、より強い選手を求めて当然だろうに。

それとも何か。
やっぱり、ビジュアルしか考えていないのか?

「どうせ、こんなヤツは優勝しても、引退後にタレントとして生きる道なんかない!」と考えているわけだな。

最近のスポーツ番組を見ていると、明らかにその方向に向かっていることがわかる。
同じフジテレビで、日曜夜8時からやっている「ジャンクスポーツ」なんて、まさにその典型だろう。

そりゃあ、日本では立派なスポーツ選手なんて育たないわな。

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