はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

根本的な能力に欠けている人たち

2004-03-07 | 日記
最近読んだあるマニアックな本から。

タイトルは「ダーウィン賞~究極におろかな人たちが人類を進化させる」

・「スペインにあるサファリパークで、車に乗った観光客向けに『何があっても窓を開けるな』と書いてあったにもかかわらず、あるカップルがよりによってトラの洞穴の近くで車を降りて、しかもドアをロックした」
・「フランスで開かれたある雄牛レース中に、ある女性が最高のカメラアングルで撮影しようと、柵を勝手にどけて、突進してくる雄牛の真正面にポジションを取った」
・「アメリカのある男性は、友人の飼っているコブラに手を噛まれたが『俺は人間だ。自分で何とかする』と言ってそのまま放っておいた」

これらの結末はいずれも予想通り「死」をもって完結するわけだが、この本では、これらの出来事を「ただのドジというより、生存本能が根本的に欠落しているのではないか」という例として取り上げている。

ちょっと考えれば「もしかして危険なのではないか」ということがわかるはずなのに、まったく考えることをせず、あっけなくその人生を終わらせてしまっているわけだ。

しかし、このような人々は意外と私たちのまわりにもいる。


今日の「所さんの目がテン!」では、クマノミを取り上げていたが、このクマノミ(正確にはカクレクマノミ)は、映画の「ファインディング・ニモ」ですっかりお馴染みになってしまった。

で、どうなったかと言うと、予想通りクマノミの乱獲が始まっているそうだ。
乱獲するのは業者だが、こいつらは儲けになると思えば何でもするわけだし、それに対してとやかく言うつもりはない。

問題はバカ親である。
海の生き物を家で飼おうとすることがそもそも無謀であるのに、そんなことも考えずに、バカガキがおねだりしようものなら「よしよし、買ってやろう」と言い、家で飼ってはみたものの、うまくいかずに結局死なせてしまう。

まだクマノミなら死んでおしまいだが、これがワニとか本来性格の獰猛なアライグマとかだと、大きくなりどうしようもなくなって、そのうち捨ててしまう。

こういうのが野生化して、家畜を襲ったりするようになるわけだが、これだって、ちょっと考えれば「ワニは大きくなるんだ」ってことくらいわかりそうなものなのに、もともと何にも考えていないものだから、どうしようもない。

冒頭にあげた例のように、自分たちがワニに食われて死んでしまえばいいのだが、たいてい迷惑するのはまったく関係のない人たちだ。

まったく困ったものだ。

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