今日の毎日新聞から。
毎日新聞が実施した世論調査によると、北朝鮮に対して日本独自の経済制裁に踏み切るべきかどうかという質問に対して、『「賛成」が「反対」を上回った』と書いてある。
まず、見出しは「北朝鮮制裁『慎重』50%」とある。
だいたい新聞というものは、見出しを見ればその社のスタンスがわかるという。
事実はどうあれ、それをどう解釈するかは、記者がどうにでもできるわけで、見出しだけを見れば、実際の結果がどうであったのかは判断しにくいことがある。
今回の調査にしても、「今すぐ制裁すべきだ」が42%、「今はまだ制裁すべきではない」も42%ということで、普通に考えれば、「(状況によって)経済制裁は実施すべきだ」が84%と圧倒的な支持を得た、という結論が出てもおかしくはない。
少なくとも、「経済制裁はすべきではない」という意見は少ないということになるはずだ。
ところが、この記事では、「今はまだ制裁すべきではない」を「慎重にすべきだ」という意見にすり替え、「今後とも制裁すべきではない」の8%を加えて、「50%が経済制裁に対して慎重である」と結論づけているわけである。
これは、国民に対して「世論は経済制裁に慎重なんですよ」と、ウソの結論を広めようとしていると思われてもしょうがない。
というより、ホントはそのつもりなんだろう。
この記事がなければ、どっちつかずの大衆は、わけもわからず「そうか、経済制裁は慎重にしないといけないんだ」と思ってしまうかも知れない。
まあ、それが狙いなんだろうけど。
いちおう、「『今はまだ』層には、北朝鮮の対応によって強硬論に転じる人も含んでいるとみられ、今後の情勢次第では発動論が強まる可能性がある」と結んでいるが、こういう書き方をするところが、かえってあざとい。
だって、そうだろう。
「今はまだ制裁すべきではない」というのは、「制裁すべきではない」と言っているわけではなく、「状況によっては制裁すべきだ」と言っているのだから、誰がどう考えたって「経済制裁はすべきだ」の範疇に入るだろう。
昔ならともかく、今ではインターネットなど他のメディアで、いろんな考え方を見たり聞いたりして客観的な判断をしているヤツも多いだろうし、一方では新聞さえ読まないヤツも増えているだろう。
こんなあざといことをしたって、あまり意味はないということをそろそろ知るべきだろう。
毎日新聞が実施した世論調査によると、北朝鮮に対して日本独自の経済制裁に踏み切るべきかどうかという質問に対して、『「賛成」が「反対」を上回った』と書いてある。
まず、見出しは「北朝鮮制裁『慎重』50%」とある。
だいたい新聞というものは、見出しを見ればその社のスタンスがわかるという。
事実はどうあれ、それをどう解釈するかは、記者がどうにでもできるわけで、見出しだけを見れば、実際の結果がどうであったのかは判断しにくいことがある。
今回の調査にしても、「今すぐ制裁すべきだ」が42%、「今はまだ制裁すべきではない」も42%ということで、普通に考えれば、「(状況によって)経済制裁は実施すべきだ」が84%と圧倒的な支持を得た、という結論が出てもおかしくはない。
少なくとも、「経済制裁はすべきではない」という意見は少ないということになるはずだ。
ところが、この記事では、「今はまだ制裁すべきではない」を「慎重にすべきだ」という意見にすり替え、「今後とも制裁すべきではない」の8%を加えて、「50%が経済制裁に対して慎重である」と結論づけているわけである。
これは、国民に対して「世論は経済制裁に慎重なんですよ」と、ウソの結論を広めようとしていると思われてもしょうがない。
というより、ホントはそのつもりなんだろう。
この記事がなければ、どっちつかずの大衆は、わけもわからず「そうか、経済制裁は慎重にしないといけないんだ」と思ってしまうかも知れない。
まあ、それが狙いなんだろうけど。
いちおう、「『今はまだ』層には、北朝鮮の対応によって強硬論に転じる人も含んでいるとみられ、今後の情勢次第では発動論が強まる可能性がある」と結んでいるが、こういう書き方をするところが、かえってあざとい。
だって、そうだろう。
「今はまだ制裁すべきではない」というのは、「制裁すべきではない」と言っているわけではなく、「状況によっては制裁すべきだ」と言っているのだから、誰がどう考えたって「経済制裁はすべきだ」の範疇に入るだろう。
昔ならともかく、今ではインターネットなど他のメディアで、いろんな考え方を見たり聞いたりして客観的な判断をしているヤツも多いだろうし、一方では新聞さえ読まないヤツも増えているだろう。
こんなあざといことをしたって、あまり意味はないということをそろそろ知るべきだろう。
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