はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

2021映画総括 ~ 面白くなかった編 Part2

2021-12-31 | 映画評
ここからPart2です。

続いては「ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク」です。

このシリーズは、もともとストーリーがハチャメチャで、派手なアクションやバトル見るのが楽しいだけの映画なんですが、それでも「これはないだろう」という展開でした。
そして、途中で仲間が宇宙に飛び出していった時点で評価「D」確定でした。
これ以外にも、突如主人公ドミニクの弟が出現してきて、ドミニクたちを窮地に追い込むくせに、自分が裏切られた瞬間にドミニクの味方になるという展開が、「これって感動的なシーンだよ」みたいに描かれていたので、怒る以前に笑ってしまいましたし、日本が舞台になるシーンでも、描かれている日本が「これって、いったいどこだよ」というくらいいい加減でしたし、出てくる日本人もとても日本人には見えませんでした。
ハチャメチャなストーリーは別に構いませんが、やり過ぎると一気に面白みまでなくなってしまうという典型的な作品かも知れません。


次は「アーヤと魔女」です。

宮崎駿が隠居(?)して以降のジブリ作品にはほとんど期待していませんでしたが、それにしてもヒドい作品でした。
一番は、何と言っても「主人公にまったく感情移入できなかった」というところでしょう。
「いたずらばかりしているけど、実は根はやさしい子」とか「乱暴だけど、実は正義感のかたまり」とかいう設定であれば、途中はともかく、何とか主人公に肩入れすることもできるのでしょうが、今作の主人公アーヤには、可愛げもなく、性格も悪すぎるし、普段の言動も含めてまったく感情移入できないという、ある意味稀有な主人公設定でした。
「ゲド戦記」でもそうでしたが、宮崎悟朗の描こうとしている世界がまったく理解できない、というの、もはや「センスがない」としか言いようがありません。


続いては「科捜研の女」です。

これまた、かなりのクソ映画でした。
いろんな科学捜査の手法を見ることができて、などと謳っていましたが、それほどじっくりと見せてもらえるわけではなく、所々具体的に見せてはいますが、多くはただ字幕で紹介されるだけでした。
ストーリーは置いておいても、とにかくドラマ仕立てとしての展開が下手クソすぎました。
自分の監査に来た人間が身内だったり、警察内で出世したキャリアが実は元夫だったり、ほしいと思っている情報・データがすぐに集まったり、いくら何でもご都合主義すぎます。
とにかく都合よく話が進みすぎるので、ハラハラ・ドキドキ感はほとんどありませんでした。
また終盤で、マリコが自らを囮にして犯人をあぶり出すというやり方も、強引とかムチャとかいう以前に、犯人がアホすぎるという証明にしかなっていないので、見ていて唖然としました。
あと、とにかく登場人物が怪しい素振りをするのですが、結果的に何の関係もない人ばかりなので、「な~んだ」と思うことが多かったのはいいとしても、こういう展開って面白いと思う人はいるんですかね?
まあ、沢口靖子は美人ですが元々下手な女優さんなので、そのあたりは織り込み済みでした。


次は「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」

これは、「ヒドい!」というものではないのですが、全体的にショボい上に、登場人物がとにかくバカすぎる、という作品でした。
敵味方関係なくバカばかりなので、騙し騙されの展開を作ったもりなのでしょうが、「何でそうなるの?」とか「どうしてわからなかったの?」とかいうものがほとんどでした。
他に言うことはありません!


最後は「エターナルズ」です。

アベンジャーズが「エンド・ゲーム」で、いろいろと納得のいかない部分はあるにしても、一応の完結をしたものの、それをまた復活させて、さらに続けようとするのは別に構いませんが、ここまでわけのわからない展開にしてしまうと、さすがに「???」でした。
そもそも今回の登場人物は、7000年も前から地球にいたという設定になっています。
しかも、当時から姿形がほとんど変わっていないのだとか。
え~っと、どういうこと?
つまり、適当に「7000年前からいる」という設定にしたのはいいけど、その後の辻褄合わせについて、な~んにも考えていないから、能力だけでなく、思考や言動が現代の人々とほとんど変わらなくても、何の違和感を持たない連中が作った変な映画になっているわけです。
なので、当然のごとく出てくる「エンド・ゲームの時には、いったい何をしていたの?」という疑問に対して、単に「(今回の敵キャラである)ディヴィアンツ絡みではなかったからだ」という意味不明な回答で誤魔化そうとしていました。
アベンジャーズの続編として作るのなら、そのあたりの整合性が取れるようにしておけよ、と誰もが思うだろうに、そのあたりはどうでもいいみたいです!?
さらに、根本的な問題として、今回のメインテーマは敵キャラとのバトルではなく、実は内輪揉めだった、という想像を絶する展開だったことが驚きでした。
しかも、ジェンダーだとか言うわけのわからないものに配慮した結果、登場人物の構成が様々なのはまだいいとしても、見たくもないシーンを堂々と描くなんていうところは、見ていて楽しくも何ともありませんでした。
単体としての映画なら、まだもう少し楽しめたかも知りませんが、あくまでもアベンジャーズの続編として作ったというのであれば、酷評するしかありません。
そんな作品でした。


以上9作品が「D」評価だったもので、今その時の映画評を読み返して、映画そのものを思い出してみても、やっぱりクソ映画だったなあ、というものばかりだったと思います。

ただ、いつも思うことですが、映画って笑ったり泣いたり感動したり、ということを楽しむものであると同時に、こういう「何じゃ、これは!」という内容で、後でブログでボロクソに書くことも、また楽しみの一つなので、これからもできるだけいろんな映画を見たいと思います。

以上、今年の映画総括でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021映画総括 ~ 面白... | トップ | 映画評1036 ~ 呪術廻戦0 »

コメントを投稿

映画評」カテゴリの最新記事