動物モノは受ける？

ＣＭ総合研究所によるＣＭの好感度調査で、１０月の在京キー５局で放送されたもののうち、ベスト１０の中にいわゆる「動物もの」が４つ入っていたとのこと。

ＣＭの専門家によると、これは「景気が上向いてきている証拠」だとか。

何だかよくわからない。

昔から「動物と子供には勝てない」と言われており、いつだって動物もののＣＭは人気が高いと思うのだが。

この専門家は、いったいどんな分析をしているのだろうか。

そもそも、このトップ１０の中の動物ものとは、次の４つ。
　　第1位　　アフラック（アヒル）
　　第2位　　シャープ（子猫と子犬）
　　第5位　　アイフル（チワワ）
　　第6位　　日本生命（ネズミ）

第１位の人気って、矢田亜希子の人気じゃないのか？
あのアヒルって、全然かわいいとは思わないが。
それとも、人気のあるのはアヒルのおもちゃの方か？

第５位のアイフルは、言わずと知れたサラ金のＣＭであり、ＣＭの影響で確かにチワワの人気が出てきた。
でも、あのＣＭを見ていていつも思うことは、「あのチワワって、いつもどうしようもなくなった時にしか出てこない」
つまり、「ご利用は計画的に」などと言いながら、計画が無茶苦茶になってしまった時点でしか現れないということだ。

ボディー・ビルで体を鍛えるＣＭもそうだが、あんなのトレーニングの初期の段階で、ちゃんと注意してやれよ。
それに、どのサラ金のＣＭもそうだが、お金を借りにきているヤツは、みな同じようなアホ面だ。
計画的にお金を使えそうにないアホをターゲットにしているとしか思えない。

結局、あのＣＭに人気があるのは、単にチワワがかわいいから、というだけ。
別に景気の回復もクソもないと思うけどね。

ちなみに、今私がもっとも好きなＣＭは、インテルの「サボテン編」

高校生くらいの男の子が、好きな女の子に電話するものの、言いたいことも言えずにイジイジしていると、突然サボテンからトゲが飛んできて、思わず「アイテ！」と叫ぶやつ。

もちろん「あっイテっ（痛い）」と「会いて～（会いたい）」をかけたしょうもないダジャレなのだが、これがまた妙に微笑ましい。

女の子から「私も会いたい」と言われた後、男の子が「わあ～っ」と叫びながら出て行くところなんか、感動的でさえある。

「若いって、いいなあ」などと思いつつ、いつも見ている。
アヒルやチワワより、よっぽどかわいい。