昨日は金曜日に放映していた「奥様は、取り扱い注意」を見ました。
特殊工作員だった専業主婦が、トラブルを解決していくドラマ「奥様は、取り扱い注意」を映画化。ドラマ最終回のその後が描かれる。正義感の強い妻と実は公安のエリートの夫を、ドラマ版に続き綾瀬はるかと西島秀俊が演じる。ドラマ「家政婦のミタ」などの演出を担当した佐藤東弥がメガホンを取り、『オオカミ少女と黒王子』などのまなべゆきこが脚本を手掛けた。
主演:綾瀬はるか
共演:西島秀俊、鈴木浩介、岡田健史、前田敦子、みのすけ、セルゲイ・ブラソフ
その他:中林大樹、浅利陽介、やしろ優、渕野右登、イゴリ、鶴見辰吾、六平直政、佐野史郎、檀れい、小日向文世など
<ストーリー>
ある出来事で記憶喪失になった伊佐山菜美(綾瀬はるか)は、夫の勇輝(西島秀俊)と共に桜井久実と裕司に名を変え、地方都市の珠海市で新しい生活を送っていた。ここは新エネルギー源「メタンハイドレード」の発掘でにぎわう一方、海を守ろうとする開発反対派と市長ら推進派の争いが激しさを増していた。さらに開発の裏で、国家レベルの陰謀がうごめいていた。
元はテレビドラマだそうな。
そちらの方は見たことはないが、設定が「ロング・キス・グッド・ナイト」で、展開が「Mr.&Mrs.スミス」という感じだろうか。
どちらの映画と比べても、とにかく格落ち感が否めない内容だった。
「ロング・キス・グッド・ナイト」では、身長が183cmもあるという主演のジーナ・デービスが大暴れするのだが、アクションにも迫力があって、なかなか面白かったが、こちらは華奢なイメージの綾瀬はるかである。
思った以上にキレッキレのアクションを披露していたとは思うが、如何せんスケールが小さすぎる。
冒頭から、メタンハイドレートで町興しを図る現市長を支援する協力者が胡散臭すぎて、チープ感が漂う。
しかも、そのバックにはどうやらロシアが絡んでいるようなのだが、いいのか?こんな時期にロシアの悪行を描く映画なんてテレビで放映して。
そのロシアは、日本国内だというのに、ロシア籍の船とは言え、中に一個小隊とも思える軍隊もどきが乗っていて、後半になってハデな(?)撃ち合いを始める。
日本、ナメられすぎだろう。
その小隊を壊滅するのが綾瀬はるかと西島秀俊なのだが、ロシア弱すぎだろう。
しかも、船内だというのに、ところかまわず機関銃を撃ちまくる上に、手榴弾を使ったりなんかしたら、船がぐちゃぐちゃになるだろうに、こいつら頭悪いのか?
そして、ロシアの軍隊が壊滅した後に、かつて綾瀬はるかに斬り付けられた男が現れるが、あっさりとやられる。
その直後に、突如鶴見辰吾が現れるのだけど、お前何しに出てきたの?
陰でスパイとして働いていたのだから、そのまま静かにしていればいいのに、わざわざ出てきて「オレがスパイだ」と自己紹介した上に、綾瀬はるかに対して「仲間にならないか?」と持ち掛ける。
そばに裏切った相手である西島秀俊がいるというのに。
そこに公安が突入して、あっさりと逮捕されてしまうのだから、アホとしか言いようがない。
そして最後。
西島秀俊が綾瀬はるかを撃っちゃうのだけど、たとえ急所をはずしたとしても、船上から落ちてしまうわけだし、至近距離から撃たれたわけだから、下手したら死んじゃうだろう。
ラストで、肩あたりに傷のついた綾瀬はるかが出てくるので、「ああ、無事だったんだ」とわかるのだけど、それ以前に公安は綾瀬はるかの死体を探さなかったのか?
小日向文世演じる西島秀俊の上司も「よくやった!」で終わり。
えっ?公安って、堂々と殺人もやっちゃうの?
そのあたりの描き方が、なぜか邦画ではいいかげんなので、いつも「いや、それでいいと思ってるの?」と思ってしまう。
例えば、「ジェイソン・ボーン」シリーズでは、追い詰められ、撃たれて海に落ちたボーンが、「実は生きていた」というシーンの描写は、テレビでポーンが撃たれて海に落ちたというニュースが流れ、それをボーンの手助けをしていた女性エージェントが見ている。
じっとテレビを見つめる女性エージェントは、やがてニュースで「死体はまだ発見されていません」と報じるのを見て、ニコっと微笑むのだけど、これで十分である。
そして、最後に海に落ちてゆっくり沈んでいく・・・と思われたボーンが、急に泳ぎ始めるというシーンが流れる。
そういうシーンを省略して、最後にいきなり姿を見せて終わり、というやり方でも別におかしくはないのだが、それ以前の展開がグタグタすぎるので、最初から最後まで迫力のない、ダラダラとして映像にしか見えないわけだ。
映画が公開されることは知っていたのだが、こういう展開が想像できたので、最初から見るつもりはなかったものの、テレビで放映するというので見てみたけど・・・やっぱり残念でした。
もちろん、コメディとして見たとしても、たいしたことはありまんでした。
とは言え、綾瀬はるかが予想以上に頑張っていたので、評価は「C」にします。
特殊工作員だった専業主婦が、トラブルを解決していくドラマ「奥様は、取り扱い注意」を映画化。ドラマ最終回のその後が描かれる。正義感の強い妻と実は公安のエリートの夫を、ドラマ版に続き綾瀬はるかと西島秀俊が演じる。ドラマ「家政婦のミタ」などの演出を担当した佐藤東弥がメガホンを取り、『オオカミ少女と黒王子』などのまなべゆきこが脚本を手掛けた。
主演:綾瀬はるか
共演:西島秀俊、鈴木浩介、岡田健史、前田敦子、みのすけ、セルゲイ・ブラソフ
その他:中林大樹、浅利陽介、やしろ優、渕野右登、イゴリ、鶴見辰吾、六平直政、佐野史郎、檀れい、小日向文世など
<ストーリー>
ある出来事で記憶喪失になった伊佐山菜美(綾瀬はるか)は、夫の勇輝(西島秀俊)と共に桜井久実と裕司に名を変え、地方都市の珠海市で新しい生活を送っていた。ここは新エネルギー源「メタンハイドレード」の発掘でにぎわう一方、海を守ろうとする開発反対派と市長ら推進派の争いが激しさを増していた。さらに開発の裏で、国家レベルの陰謀がうごめいていた。
元はテレビドラマだそうな。
そちらの方は見たことはないが、設定が「ロング・キス・グッド・ナイト」で、展開が「Mr.&Mrs.スミス」という感じだろうか。
どちらの映画と比べても、とにかく格落ち感が否めない内容だった。
「ロング・キス・グッド・ナイト」では、身長が183cmもあるという主演のジーナ・デービスが大暴れするのだが、アクションにも迫力があって、なかなか面白かったが、こちらは華奢なイメージの綾瀬はるかである。
思った以上にキレッキレのアクションを披露していたとは思うが、如何せんスケールが小さすぎる。
冒頭から、メタンハイドレートで町興しを図る現市長を支援する協力者が胡散臭すぎて、チープ感が漂う。
しかも、そのバックにはどうやらロシアが絡んでいるようなのだが、いいのか?こんな時期にロシアの悪行を描く映画なんてテレビで放映して。
そのロシアは、日本国内だというのに、ロシア籍の船とは言え、中に一個小隊とも思える軍隊もどきが乗っていて、後半になってハデな(?)撃ち合いを始める。
日本、ナメられすぎだろう。
その小隊を壊滅するのが綾瀬はるかと西島秀俊なのだが、ロシア弱すぎだろう。
しかも、船内だというのに、ところかまわず機関銃を撃ちまくる上に、手榴弾を使ったりなんかしたら、船がぐちゃぐちゃになるだろうに、こいつら頭悪いのか?
そして、ロシアの軍隊が壊滅した後に、かつて綾瀬はるかに斬り付けられた男が現れるが、あっさりとやられる。
その直後に、突如鶴見辰吾が現れるのだけど、お前何しに出てきたの?
陰でスパイとして働いていたのだから、そのまま静かにしていればいいのに、わざわざ出てきて「オレがスパイだ」と自己紹介した上に、綾瀬はるかに対して「仲間にならないか?」と持ち掛ける。
そばに裏切った相手である西島秀俊がいるというのに。
そこに公安が突入して、あっさりと逮捕されてしまうのだから、アホとしか言いようがない。
そして最後。
西島秀俊が綾瀬はるかを撃っちゃうのだけど、たとえ急所をはずしたとしても、船上から落ちてしまうわけだし、至近距離から撃たれたわけだから、下手したら死んじゃうだろう。
ラストで、肩あたりに傷のついた綾瀬はるかが出てくるので、「ああ、無事だったんだ」とわかるのだけど、それ以前に公安は綾瀬はるかの死体を探さなかったのか?
小日向文世演じる西島秀俊の上司も「よくやった!」で終わり。
えっ?公安って、堂々と殺人もやっちゃうの?
そのあたりの描き方が、なぜか邦画ではいいかげんなので、いつも「いや、それでいいと思ってるの?」と思ってしまう。
例えば、「ジェイソン・ボーン」シリーズでは、追い詰められ、撃たれて海に落ちたボーンが、「実は生きていた」というシーンの描写は、テレビでポーンが撃たれて海に落ちたというニュースが流れ、それをボーンの手助けをしていた女性エージェントが見ている。
じっとテレビを見つめる女性エージェントは、やがてニュースで「死体はまだ発見されていません」と報じるのを見て、ニコっと微笑むのだけど、これで十分である。
そして、最後に海に落ちてゆっくり沈んでいく・・・と思われたボーンが、急に泳ぎ始めるというシーンが流れる。
そういうシーンを省略して、最後にいきなり姿を見せて終わり、というやり方でも別におかしくはないのだが、それ以前の展開がグタグタすぎるので、最初から最後まで迫力のない、ダラダラとして映像にしか見えないわけだ。
映画が公開されることは知っていたのだが、こういう展開が想像できたので、最初から見るつもりはなかったものの、テレビで放映するというので見てみたけど・・・やっぱり残念でした。
もちろん、コメディとして見たとしても、たいしたことはありまんでした。
とは言え、綾瀬はるかが予想以上に頑張っていたので、評価は「C」にします。
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