今回は「セキュリティ・チェック(NETFLIX)」です。
『キングスマン』シリーズなどのタロン・エガートンらが出演するサスペンス。クリスマスイブに飛び立つ航空機に危険物を忍び込ませるよう脅迫されたアメリカ運輸保安局職員が、脅迫犯の裏をかこうとする。メガホンを取るのは『ブラックアダム』などのジャウマ・コレット=セラ。『パープル・ハート』などのソフィア・カーソン、『AIR/エア』などのジェイソン・ベイトマン、『ティル』などのダニエル・デッドワイラーのほか、テオ・ロッシ、ローガン・マーシャル=グリーン、ディーン・ノリスらが出演する。
出演:タロン・エガートン
共演:ソフィア・カーソン、ジェイソン・ベイトマン、ダニエル・デッドワイラー、テオ・ロッシ、ローガン・マーシャル=グリーン、ディーン・ノリス、シンカ・ウォールス、ジル・ペレス=アブラハム、トナティウ、カーティス・クック、ジョー・ウィリアムソン、ジョシュ・ブレナーなど
<ストーリー>
アメリカ運輸保安局の職員イーサン(タロン・エガートン)は、謎の人物から脅迫を受ける。謎の人物の指示は危険物をセキュリティ・チェックで通過させて、クリスマスイブに飛び立つ航空機に載せろというものだった。イーサンは脅迫犯の計画を阻止しようとする。
これは面白かった。
2024年の作品だが、映画館で上演されているのではなく、NETFLIXでのみ配信されているものだ。
クリスマスイブのある空港(どこの空港なのか、という描写はなかったような)で、当日の荷物検査を命じられたアメリカ運輸保安局職員である主人公イーサンが、テロ組織に脅迫されて、機内に危険物を持ち込ませようとする、という内容なのだが、設定や展開にはかなりツッコミどころがある。
テロ組織によると、最初は別の人間が荷物検査をする予定だったのだが、急遽イーサンに変更になったので、そこでかなり焦ったはずなのだが・・・
ところが、次の瞬間にはイーサンの個人情報がすべて明らかにされてしまう。
いったいどうやったら、過去の経歴・家族構成だけでなく、恋人が誰であって、彼女が今どこにいるのか等の情報がわかったのだろうか。
イーサンの自宅を割り出して、実際に自宅に侵入した、という描写はあるものの、それにしてもかなりの無理筋だ。
しかし、「こんな細かいことまで、いちいち説明する必要はない」とばかりに物語は進む。
だけど、もしイーサンが余計な行動をしたのなら、その後テロ計画はどうするつもりだったのだろうか。
脅されたイーサンが余計な行動をする、というより、ビビって同僚や警察にバレるような行動をしてしまう場合だってあるだろうに。
展開にしても、あの「ダイ・ハード2」の空港内でのテロ騒動に似ているのだけど、あの時の主人公はブルース・ウィリス演じる勇敢で破天荒な刑事である。
イーサンを演じたタロン・エガートンは、「キングスマン」で主役を演じているのだが、その時の暴れん坊などではない。
今回のイーサンは、イヤホンでいろいろと指示してくるテロ組織の一人と実際に対峙した時にも、結構ビビっていて、とても事件を解決できるような人物には見えなかった。
その後も、危険物の入ったカバンを持って逃げまわる時も、ただ慌てふためいているだけで、「こんなヤツで大丈夫か?」と思えるほどだったのだが、最後の方で急に勇者に変身して、テロリストに対して奇策を講じて爆発を阻止する、という流れとなっている。
これだけムチャな展開であるにもかかわらず、どう面白かったのかと言うと、とにかくテンポがいい。
最初から最後までハラハラ・ドキドキの展開になっているので、「最後はどうなるのだろう」という期待感はかなりのものだった。
頼りない主人公であるだけに、テロリストをボコボコにして終わらせる、という展開は当然望めなかったので、結末も妥当なものだったと思う。
ということで、評価は「B」にします。
『キングスマン』シリーズなどのタロン・エガートンらが出演するサスペンス。クリスマスイブに飛び立つ航空機に危険物を忍び込ませるよう脅迫されたアメリカ運輸保安局職員が、脅迫犯の裏をかこうとする。メガホンを取るのは『ブラックアダム』などのジャウマ・コレット=セラ。『パープル・ハート』などのソフィア・カーソン、『AIR/エア』などのジェイソン・ベイトマン、『ティル』などのダニエル・デッドワイラーのほか、テオ・ロッシ、ローガン・マーシャル=グリーン、ディーン・ノリスらが出演する。
出演:タロン・エガートン
共演:ソフィア・カーソン、ジェイソン・ベイトマン、ダニエル・デッドワイラー、テオ・ロッシ、ローガン・マーシャル=グリーン、ディーン・ノリス、シンカ・ウォールス、ジル・ペレス=アブラハム、トナティウ、カーティス・クック、ジョー・ウィリアムソン、ジョシュ・ブレナーなど
<ストーリー>
アメリカ運輸保安局の職員イーサン(タロン・エガートン)は、謎の人物から脅迫を受ける。謎の人物の指示は危険物をセキュリティ・チェックで通過させて、クリスマスイブに飛び立つ航空機に載せろというものだった。イーサンは脅迫犯の計画を阻止しようとする。
これは面白かった。
2024年の作品だが、映画館で上演されているのではなく、NETFLIXでのみ配信されているものだ。
クリスマスイブのある空港(どこの空港なのか、という描写はなかったような)で、当日の荷物検査を命じられたアメリカ運輸保安局職員である主人公イーサンが、テロ組織に脅迫されて、機内に危険物を持ち込ませようとする、という内容なのだが、設定や展開にはかなりツッコミどころがある。
テロ組織によると、最初は別の人間が荷物検査をする予定だったのだが、急遽イーサンに変更になったので、そこでかなり焦ったはずなのだが・・・
ところが、次の瞬間にはイーサンの個人情報がすべて明らかにされてしまう。
いったいどうやったら、過去の経歴・家族構成だけでなく、恋人が誰であって、彼女が今どこにいるのか等の情報がわかったのだろうか。
イーサンの自宅を割り出して、実際に自宅に侵入した、という描写はあるものの、それにしてもかなりの無理筋だ。
しかし、「こんな細かいことまで、いちいち説明する必要はない」とばかりに物語は進む。
だけど、もしイーサンが余計な行動をしたのなら、その後テロ計画はどうするつもりだったのだろうか。
脅されたイーサンが余計な行動をする、というより、ビビって同僚や警察にバレるような行動をしてしまう場合だってあるだろうに。
展開にしても、あの「ダイ・ハード2」の空港内でのテロ騒動に似ているのだけど、あの時の主人公はブルース・ウィリス演じる勇敢で破天荒な刑事である。
イーサンを演じたタロン・エガートンは、「キングスマン」で主役を演じているのだが、その時の暴れん坊などではない。
今回のイーサンは、イヤホンでいろいろと指示してくるテロ組織の一人と実際に対峙した時にも、結構ビビっていて、とても事件を解決できるような人物には見えなかった。
その後も、危険物の入ったカバンを持って逃げまわる時も、ただ慌てふためいているだけで、「こんなヤツで大丈夫か?」と思えるほどだったのだが、最後の方で急に勇者に変身して、テロリストに対して奇策を講じて爆発を阻止する、という流れとなっている。
これだけムチャな展開であるにもかかわらず、どう面白かったのかと言うと、とにかくテンポがいい。
最初から最後までハラハラ・ドキドキの展開になっているので、「最後はどうなるのだろう」という期待感はかなりのものだった。
頼りない主人公であるだけに、テロリストをボコボコにして終わらせる、という展開は当然望めなかったので、結末も妥当なものだったと思う。
ということで、評価は「B」にします。
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