はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1232 ~ モアナと伝説の海2

2024-12-09 | 映画評
今回は「モアナと伝説の海2(吹替え版)」です

海に選ばれた少女モアナが繰り広げる冒険を描いたディズニー・アニメーション・スタジオによる2016年製作の長編ミュージカルアニメ「モアナと伝説の海」の続編。
監督は、前作にストーリーアーティストとして参加したデイブ・デリック・Jr.。日本語吹き替え版では屋比久知奈がモアナ役、尾上松也がマウイ役を続投。

吹替え陣:屋比久知奈(モアナ)、尾上松也(マウイ)、小関裕太、鈴木梨央、山路和弘、ソニンなど

<ストーリー>
モアナが壮大な冒険の末に故郷の島を救ってから3年。妹シメアが生まれて少し大人になったモアナは、愛する家族や島の仲間たちに囲まれながら、以前は禁じられていた海へと航海に繰り出す日々を送っていた。そんなある日、「かつて人々は海でつながっていたが、人間を憎む神によって引き裂かれてしまった。海の果てにある島にたどり着けば呪いが解け、世界は再びひとつになる」という伝説を知ったモアナは、人々の絆を取り戻すため立ちあがることを決意。風と海を司る半神半人のマウイや島の新たな仲間たちとともに、危険に満ちた冒険の旅に出る。


これはなかなか良かった。

前作を見たのは2017年なので、それから7年も経っているわけで、当然前作の内容なんか覚えていなかった。

なので、序盤は何をやっているのかよくわからず、「そう言えば、デカい男(マウイ)が出てくるはずだ」くらいの記憶力で見ていたのだけど、当初は単なるファンタジー・アドベンチャーだと思っていたのだが、海を操るのはともかく、魔法みたいなものも随所に出てきて、思っていた以上にファンタジーだった。

前作と違うところ(もちろん、後で調べたもの)は、モアナに妹シメアが生まれたことと、旅のお供に「オタクの青年・モニ」「船大工の少女・ロト」「料理担当の老人・ケレ」の3人を連れていったことであるが、これははっきり言って蛇足だったと思う。

まず、シメアは最後まで弟だと思っていたけど、実は妹だったわけで、かと言って、本作ではたいした活躍はしない、というか、何にもしないので、何のために出ていたのかわからなかった。

お供の3人も、そのうち船大工のロトだけは、そこそこ活躍するのだけど、それ以外の2人は、これまた何のためにいるのかよくわらなかった。

特に、老人であるケレは、そんな先のわからない荒っぽい旅に連れていくこと自体が不自然だったし、実際足手まといでしかなかったので、ある意味老人虐待(?)みたいな感じだった。

後は、全体的に展開が早すぎるというのか、あれよあれよという間に話が進んでいくので、途中までは若干ついていけない。

100分という上映時間はちょうどよかったものの、少し消化不良気味だ。

文句ばかり言っているようだけど、「じゃあ、いったいどこが良かったんだ?」と言うと、とにかく映像が綺麗で、「これぞディズニー!」という感じだった。

登場するキャラクターも、主人公たち以外のキャラクター(ニワトリ、わけのわからない部族?)がかわいくて、まったくセリフはないのだけど、表情や動きだけで笑いを生み出す手法は、ディズニーならではだと思う。

それを見ているだけでも楽しかった。

最後にラスボスみたいなヤツが出てくるので、当然続編があるのだろうけど、もちろん見ます。

また、今回も吹替え版だったのだけど、やはり日本語だと歌の部分で若干迫力不足に感じるので、映画館では字幕版もやっていたこともあり、次回は字幕版で見たいと思います。

ということで、評価は「B」にします。

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