はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

いざという時に、一番邪魔になりそうな連中

2022-12-22 | 日記
アホ丸出しの記事がネットに掲載されていた。

その名は「PREDIDENT Online」

タイトルは『「北朝鮮のミサイル」も「ロシアの核」も実はぜんぜん怖くない』

タイトルを見ただけで、「はあ?」と思うのだけど、こういうことを主張するヤツはたまにいるので、「またアホなことを言ってるな」で終わるのだけど、記事の内容を見たら、思ったよりアホだった!

まず、歴史認識がムチャクチャ、というか、まるであの国で歴史を学んだかのような内容だ。


以下の記述。

『だけど1910年に一度、むりやり日本の領土にされて、第二次世界大戦が終わってからも今度はアメリカとソ連がやってきて、アメリカが現在の韓国を独立させて、ソ連が現在の北朝鮮を独立させた』

「韓国併合」については、当時の大韓帝国があまりも無能だったので、業を煮やした大日本帝国が、仕方なく日本の一部として併合した、というのが事実だ。

日本史上最悪の政策の一つと言っても過言ではないと思うが、このせいで莫大な予算を費やしてしまい、あの民族が「オレたちも先進国の仲間入りだ」と誤解をさせてしまった上に、第二次大戦後に独立したあの国に手のひらを返されるのだから、いい点など何一つないと言ってもいい。

しかも、併合に反対していた重鎮の伊藤博文を、バカな朝鮮人が暗殺してしまったために、併合が一気に加速してしまったわけで、安重根というテロリストがもう少し頭が良ければ、あの半島は併合されなかったかも知れないわけだ。

そんな大バカ野郎を「英雄」として祭り上げているあの民族は、やはり民度が低すぎると言わざるを得ない。

さらに続いて、次の記述。

『1950年に起きた韓国と北朝鮮の争い(朝鮮戦争)では、韓国にいたアメリカ軍を追い出そうと中国とソ連が北朝鮮と一緒に戦い、アメリカが韓国とともに戦ったんだ』

これを書いたヤツが、朝鮮戦争についてどういう認識をしているのかわからないが、この書き方では、まるで「ソ連も参戦した」かのようだし、チャイナも最初から参戦しているかのようにとれる。

北朝鮮の背後にソ連がいたのは事実だけど、実際には参戦していないし、当時は米ソ冷戦の真っただ中であるのだから、援軍も派遣できなかったはず。

だいたい、「チャイナとソ連が北朝鮮と一緒に戦い」などという書き方は、「北朝鮮が頑張った」という印象さえ受けるし、そもそもが侵略戦争なのに、それに対する記述は一切ない。

ただし、あの半島に対する認識は、これを書いたヤツみたいに思っている連中がたくさんいると思うのだが、次の記述は、もはや「頭おかしい」としか言いようがない。

『核兵器のもっとも効果的な使い方はなんだと思う? じつは、「核兵器を使わないこと」なんだ。せっかく最強の兵器をもっているのに、使わないってなんだか変だよね。それは、国際社会のなかでの約束が関係している。使うためではなく、「もしかしたら核を使ってくるかも、ヤバい」と、相手を怖がらせるためにあるんだ。
とくに日本は歴史上で唯一、核兵器を使われた「核被害国」。日本が核兵器をもったとしても、どこの国からも「核兵器を使うワケない」と思われてしまうから、正直あまり効果はないんだ』

前半は、ある意味正論である。

実際に核兵器を持つかどうかは別にして、「核兵器を作ろうか」という姿勢を見せるだけでも、それはかなりの抑止力になるはずだ。

日本の技術であれば、簡単に核兵器なんて作れそうだから、そういう動きをすることによって、チャイナやロシアあたりが、「あれ?何か日本がヤバいぞ」と思ってくれれば、これはかなりの効果があったことになる。

残念ながら今の日本では、議論することさえ認めない連中がいるので、何の抑止力も持っていない。

ただ、後半部分は、明らかにおかしい。

仮に日本が核兵器を持った時に、どうして他国が「唯一核兵器を使われた国なんだから、核兵器を使うはずがない」などと思う、なんて考えているんだろうか。

確かに核兵器に対する拒否反応は、実際に被害を受けているのだから、他国と比べても相当大きいだろうが、それと他国の思惑とは違うだろう。

逆に「日本は、今度はやり返すつもりなんじゃないのか」と考えてもおかしくはない。

戦争の歴史と言ってもいいほど戦争に明け暮れていた欧州の国々で「もう、二度と戦争なんかしない」と思っていたのなら、どうしてあんなに戦争ばかり繰り返されるの?

単に「戦争をしたくない」と考えるのと、具体的に「じゃあ、どうすればいいか」と考えるのとはまったく違う。

日本では、「戦争をしないと憲法に定めているから、戦争は起こらないはず」と主張する脳内お花畑の連中がたくさんいるけど、そんな連中の中に、「スイスのように永世中立を宣言すればいい」みたいなことを言うヤツがいる。

じゃあ、実際のスイスはどうなのかと言えば、ちゃんと軍隊も持っているし、いざと言う時には国が一丸となって迎え撃つ、という姿勢を取っている。

要は「こっちから攻めていくことはないけど、攻めてくるのなら、お前わかってるよな」という宣言なのである。

ところが、前述の連中は「攻められた時」に対する備えがまったくない。

バカの一つ覚えみたいに「憲法で戦争放棄を規定しているのだから、攻められるわけがない」などと、能天気丸出しの主張を繰り返すだけだ。

今回の「核兵器を使うわけがない」という記事と、向いている方向は同じだ。

「攻められたら、黙って降伏した方がいい」という主張とは、また別ではあるが、どうすればこんなアホな考え方になってしまうのか、私にはさっぱり理解できない。

「オレは攻められるのはイヤだし、万が一攻められても、抵抗するのはイヤだから、お前ら頑張ってくれ」と主張するのなら、まだわかる。

軍隊を持つことは否定していないからだが、前述の連中は、なぜか「お前らも抵抗するな」と主張する。

こいつらがチャイナや北朝鮮の犬なら、そういう主張もするだろうけど、そうでないとしたら・・・

せめて「邪魔するな」とだけは言いたい。

https://president.jp/articles/-/64395


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