はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

フクロ叩きにされたフロクウの話

2017-11-01 | 日記
ちょっとほのぼのとした(?)お話。

街中で、カラス20羽ほどに追いかけられ、寄ってたかったつつき回されていたフクロウが保護されたそうだ。

まさに、フクロ叩きに遭っていたらしい。

カラスって、自分たちの縄張り内に侵入してきた他の動物などを集団で追い出そうとすることがあるので、縄張り内に巣を作っている鳥などが被害に遭うことがあるそうだ。

夜なら無敵(?)のフクロウも、昼間にカラスに追いかけられたのでは、「多勢に無勢」ということでやられっ放しとなるみたい。

http://hosyusokuhou.jp/archives/48804590.html


さて、このニュースで思い出したのが、偏向報道で有名なNHKが、時々作るすばらしい番組の一つ「ダーウィンが来た」で放映された似たような(でも、結末が全然違う)話

調べてみたら、2009年4月の作品らしい。

タイトルは「クマタカ 街で驚きハンティング」

どういうものかと言うと・・・

カラスの縄張り内に巣を作っているクマタカに対して、今回のニュースと同じく集団で追い出しにかかったカラス軍団。

クマタカは、タカと言っても体格はカラスとほぼ同じ。

そのクマタカが大勢のカラスに追いかけられるのだから、まともにぶつかったのでは勝てない・・・

・・・と普通は思うところだけど、実はカラスも1対1では勝てないのを知っているから、集団で襲うことによって、優位な立場に立とうとしている。

つまり、「集団で襲っている」という認識(?)があるのか、個々のカラスとしては、ちょっと油断していたりするものもいる。

ホントは弱虫のくせに、集団の後ろの方から「おら、おら、おら、オレらの縄張りから出ていけよ」とエラそうに叫んでいるようなお調子者がいるわけだ。

そこに目をつけたのがクマタカ。

何と、追いかけられている途中で突然上昇し、反転してそのようなお調子者の上から逆に襲い掛かる。

鋭い爪で、カラスの羽ごと鷲掴みするものだから、カラスは身動きが取れない。

その後何をするのかと思えば、何とそのまま下を流れている川に飛び込む。

カラスを掴んだままで。

つまり、クマタカが川に着水した時、当然のことながらカラスはその下、川の中に沈められているわけだ。

そして、クマタカは他のカラスたちが寄ってきて遠巻きに見守る中、睨みをきかせながら、じっと捕まえたカラスが窒息死するのを待つ!

さらに、その後そのカラスはクマタカのエサとなるわけで、大勢のカラスが見ている中で、堂々と獲物に食らいついている様は、「クマタカ、すげ~!」の一言。


カラス大嫌いな私としては、クマタカ様々のとても楽しい回でした。


*動画を探しても見当たらなかったので、当時の番組PRのURLです。
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?p=p145



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