はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

これからは、大学は「5年制」になるの?

2012-01-19 | 日記
今年の大学入試センター試験は、いろいろとトラブルが多かったらしい。

2科目の問題用紙を配らなければいけなかったのに、1科目しか配らなかったとか、英語の試験で使うICプレーヤーに不具合があったとか、トータルで3400人が再試験の対象になるのだとか。

ICプレーヤーの不具合については、いくら事前にチェックしていたとしても、当日急に不具合が発生することがあるので、まだ仕方がなかったかも知れないが、「ホントは239人受験するのに、39人分しか用意されていなかった」というのは、明らかに試験実施側の不手際だろう。

「誰かがチェックするだろう」という気持ちでいて、結局誰も確認をしなかったのかはわからないが、1つ2つの不足ならともかく、ケタ数からしてまったく合わないなんて、実施側に緊張感がまったくなかったと言われてもしょうがないと思う。

http://www.asahi.com/edu/center-exam/TKY201201180668.html

http://www.asahi.com/edu/center-exam/TKY201201140599.html

一方で、理科の試験では、1科目目と2科目目の解答用紙回収時間を利用して、トイレに行くフリをし、カンニング行為をしている疑い(?)のある者が続出したそうだ。

これって、そもそも「1科目目と2科目目が、人によって違うため、1科目目と2科目目がまったく逆になる組み合わせもありうる」という仕組みそのものがおかしいだろう。
つまり、「仲間同士(?)で、受ける順番を逆にして、10分間の間に情報交換をし、少しでも有利な条件で受けようとする」ということが可能になる、ということだからだ。

もちろん、大学によっては「第一科目の点数しか採用しない」というところもあるようだから、すべての受験生に当てはまることではないけれど、そういう「抜け道」が用意されているとなると、そこに付け込もうとする輩が出てきてもおかしくはない。
たとえ「10分間は、休憩時間じゃなくて、ただの待機時間だ」と強弁したところで、その間に「トイレに行くヤツなんかいるはずがない」と考えている時点でダメだ。

そんな不正を行うヤツを失格にするのは当然だとしても、受験生側に「スキ」を見せるということは、実施側としても対策など余計な心配をしなければならない、ということになる。
どのみち、「好ましい方法ではない」ということだ。


さて、こちらは、場合によってはもっと大きな問題になりそうな話題。

東大が、入学時期を秋にずらす、ということを検討しているそうな。

http://www.asahi.com/edu/center-exam/TKY201201180154.html

背景としては、「海外からの留学生に配慮するため」ということらしい。

何だか、よくわからない。

まず、入試終了後、入学までの身分はいったい何になるの?
「大学生」なのか、まだ「高校生」なのか、それとも「無職」?

卒業時期を、半年後の翌年春にするとしたら、それって単に「大学が5年制になった」ということと変わらないのでは?

東大だけが実施するのならともかく、これを全大学(あるいは、一部だけでも)が実施すれば、かなり混乱するに違いない。

少なくとも、二流大学以下の学生は、「もう1年遊べる」と喜ぶだけ。
勤務体験とかボランティアなどを義務付けるとしても、それこそ5年間拘束することになるのだから、「5年制」と変わらない。

「企業側が対応できるかどうか」以前の問題だと思う。


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