はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

ホントに反対!と思うのなら、ちゃんと反論すりゃいいじゃん

2020-05-18 | 日記
突如として芸能人の間に広まった「検察庁法改正」と呼ばれる「国家公務員法等の一部を改正する法律案」騒動。

安倍首相も、あまりにも異常な騒ぎに配慮してか、今国会での成立を断念したそうだ。

ある意味、仕掛けた側の勝利と言えるのかも知れないが、そもそも誰が仕掛けたのかはわからないが、誰かが仕掛けてきているのは明らかなようで、先日のバラエティ番組で指原莉乃が暴露したように「ハッシュタグをお願いします」という依頼が来るそうだ。

指原莉乃の場合は「この問題に対しては、勉強ができておらず、信念を持てなかったのでツイートするのをやめた」と言っているそうだが、普通はそうするだろう。

ところが、誰に頼まれたかはわからないが、内容もわからずに適当にツイートした芸能人が結構多かったようだ。

しかし、思った以上の批判があったのか、きゃりーぱみゅぱみゅみたいに「いや、友達から頼まれたので・・・」みたいに逃げ腰になる者が出てくる一方で、いまだに「芸能人は批判をしてはいけないのか」と言っている芸能人がたくさんいるみたいだ。

要は「政治に関して意見を言う自由はないのか」という反論だ。

しかし、ネットなどで、これら芸能人の動きに対する批判の大きな理由は「お前ら、法律の内容を知っていて反対!とか言ってんのか」ということだ。

これに尽きる、と言ってもいいと思う。

しかも、いきなり声を挙げた芸能人が多かったものだから、まとめて「(バカな)芸能人は黙ってろ」と言われるようになった、と私は理解している。

別に意見を言うことは構わない。

政治についていろいろ思うことはあるものの、日頃は黙っているけど、「今回ばかりは許せない」という場合もあるだろう。

でも、今回の法案がそれに相当するのか、ということを指摘されているわけだ。

公務員の定年が伸びたとして、芸能人の生活にいったいどれだけの影響があるというのか。

こいつらは、消費税が上がった時に、何か文句を言ったのか。

つまり、そういうことだ。

「お前ら、わけもわからずに批判なんかしてるんじゃない!だから芸能人はバカだ、って言われるんだよ」という意味で「芸能人は黙れ!」と言われているのにもかかわらず、どこをどう誤読したら「芸能人は政治に口出しをする権利はない」などと解釈しているんだろ。

それでなくても、ラサール石井やウーマンラッシュアワーの村本みたいに、政権批判のツイートが的外れすぎて、ネットなどでバカにされているのだから、余計に「芸能人は黙れ」と言われるわけだ。

これに対しての芸能人の反論が、的外れすぎるので、見ていて「お前ら、ホント頭悪いよなあ」と思ってしまう。

例えば、髭男爵のルイ山田53世は、このように言っている。

「我々が暮らしていることそのものが政治ですから。六法全書やらすべての法律を読み込んでしか発言できないのか」

だから、誰もそんな極端なことなんか言ってないって。

今回提案されている法案だけを見ればいいじゃん、という話なわけだ。

巷に出回っている変なチラシではなく、法案そのものを読んでみろよ、ということ。

私も今回法案を読んでみて、それで「何で、こんなものに反対するの」と思ったからこそ、ブログにその旨を書き記したわけだ。

この法案の裏読みをして「実はこういう背景があり、こんな目的があるんだよ」というところまでたどり着いているのだったら、それはそれで「なるほど」と思うのだけど、いきなり「自由が侵される」などと批判したところで、こちらとしては「はあ?」としか思わない。

それにして、小泉今日子もいったいどうしちゃったのかねえ。

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