はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

キング・オブ・コント2011 回想

2011-09-24 | 日記
昨日の「キング・オブ・コント2011」

出場チームは、以下の8組

1.トップリード
2.TKO
3.ロバート
4.ラブレターズ
5.2700
6.モンスターエンジン
7.鬼が島
8.インパルス


では、例によって、個人的な感想と評価を・・・

1.2.の番号は演技順で、①②はネタ順、( )内は私の評価、その後の数字は実際の得点


1.トップリード
①タクシー運転手コント:何だろうねえ、何がやりたかったのかよくわからない(C)750
   得点は妥当、というか、芸人が大目に見ても面白くなかったということだろう。
②予言コント:よく考えてはいる。ただ、セリフ回しがヘタだ(C)765


2.TKO
①手品師コント:相変わらず。これで芸歴20年とは・・・(C)757
 得点もこんなものだろうと思う。
②裏口入学コント:ちょっと笑ったけど、オチはダメ(C)877

3.ロバート(1876)
①忍者村コント:いつものパターンだけど・・・ここまででは、上位だろうか(C)942
 ただ、この得点は高すぎ!
②自動車修理コント:秋山のキャラだけで持っているようなもの。内容は平凡(B)934
 この得点も高すぎ!

4.ラブレターズ(1588)
①卒業式コント:初めて見るが、このラップ調は個人的にはまったくダメ。意味不明(D)790
②追試コント:う~んという感じ。なかなか練っているとは思うガ・・・(C)798

5.2700(1809)
①リズムコント:リズムコントだとか、変な歌だけど、思わず笑ってしまった(B)884
 得点は、まあ妥当だろうか
②リズムコント:キリン、キリンと連呼するだけだけど、何だろう、よくわからない。(C)925

6.モンスターエンジン(1762)
①ヒーローコント:結成まだ4年だって。もうベテランの風格がある。ところどころ面白かったけど、結局中途半端だった。(C)843
②アトラクション船の添乗員コント:完全な失敗、キャラだけで持たせようとしても無理(C)919

7.鬼が島(1679)
①腹話術コント:意味がわからない上に気持ち悪い。オチも最悪、どうして、こんなグループがファイナルに出場できたのかわからない(D)874
この得点は異常だ。
②鬼女コント:まったく意味不明。松ちゃんが言う通り「どんな台本になっているのか見てみたい」(D)805

8.インパルス(1696)
①囚人と看守コント:さすが安定している。今回のメンバーの中では、唯一ちゃんとしたネタだし、面白かった(A)815  得点低すぎ
②面接コント:これまたよく練っている。これで優勝しなければウソ(A)881


私の予想通り、まったく私の評価とは違う得点・順位になってしまった。

この結果、優勝はロバート

最終順位は、以下の通り

1.ロバート(1876)
2.2700(1809)
3.モンスターエンジン(1762)
4.インパルス(1696)
5.鬼が島(1679)
6.TKO(1634)
7.ラブレターズ(1588)
8.トップリード(1515)


終わった後で思ったことは、昨年までと同じ。
つまり、毎年「何だよ、このコンテストは」と思いながら見てしまっているわけだ。

今年も、全体的には低調。
レベルが低すぎる。
少なくとも、昨年よりもヒドい。

ロバートは、もはや人気が固定化した感もあるけど、コントはいつも秋山のキャラだけで持っていて、後の二人はたぶん誰がやっても同じ。
にもかかわらず、得点が高すぎる。
そんなに面白いコントでもないはず。

そういう意味で、一番きちんとしたネタをやっていたのはインパルスだけど、意外にも、というか唖然とするほど得点が低かった。

その一方、鬼が島の1回目と、モンスターエンジンの2回目は、得点が異常に高いとしか言いようがない。
モンスターエンジンは、割と安定しているはずなのに、今回のネタはちょっとレベルが低かった。

で、問題は・・・

2700である。

コンビの片方は変な歌を歌っているのだが、相方の方は、ただ踊っているだけ。
最初は、いったい何のことだかさっぱりわからない。
しかし、そのうちその踊りの意味(?)がわかってくる。

いや、実は・・・

不覚にも笑ってしまった。
確かに、あの得点は高すぎる。
でも、何だか頭に残ってしまうし、妙におかしい。
今回最大のナゾのコンビだと思う。

さて、そんなこんなで、改めてこのバラエティを見て感じたことは・・・

審査員である若手芸人たちは、決して「きちっとしたコントには高得点をつけない」ということだ。

つまり、「きちっとしたコント=実力がある」ということなので、予選や準決勝で落ちた芸人たち、すなわち「実力のない」コンビやグループにとっては、意地でも高得点をつけたくないのだと思う。
そして、ネタの中身はともかく、キャラの立っているヤツが出ていると、安心して大笑いするのだろう。

面白いキャラクターは、天性でこそ面白いのであって、ネタの中身や練習ではなかなか作れるものではない。

だから、ロバート・秋山や、鬼が島の気持ち悪いヤツ(操り人形の役をやっていた子)などがウケるのだと思う。
決して、コントの中身を採点しているのではない。

これまで4回見て、やっと気がついた。

これからは、コントの面白さを評価するのではなく、どんな面白いキャラクターが出てくるのかを見なければならない。
そう気付いた今回、改めて順位を見てみると・・・

TKOは、これから大丈夫か?
芸歴20年が、まったく生きていないぞ。


以上、今回の感想でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いわゆる「市民」の皆さん | トップ | どこが安全運転? »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事