はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

この夏は、扇風機が大人気!?

2012-05-08 | 日記
もはや世の中の「反原発」支持者は、「とにかく100%の安全性が確保されなければ、ゼッタイに原発は稼動させない。原発推進者は世の中から抹殺しろ!」というほどヒステリックな動きになってきているような気がする。

その考え方は、例の「こんにゃく畑」の時とまったく同じで、異常だと言わざるを得ない。

こう言うと、「そんなことを言って、もし原発が爆発したら、アンタ責任とるのか」みたいなことを言うヤツを出てきそうだけど、もう少し冷静になれないものだろうか。

「お餅がよくて、どうしてこんにゃく畑はダメなの?」という単純かつ当然の質問に対して、きちんと答えられる人がいるんだろうか。

たとえ「いや、お餅を丸ごと食べるヤツはいない。一方、こんにゃく畑は丸ごと食べる危険性があるからダメなのだ」という理屈があるとしても、わざわざ「こんにゃく畑(カップ入りゼリー)」という特定の商品だけに責任を負わせるのはおかしいだろう。

実際、当時の野田聖子大臣は「お餅の場合は、のどに詰まるものだというのが常識になっている」というわけのわからない答弁をしたそうだけど、だったら「こんにゃく畑」の場合も、危険性を周知するようにすればいいだけの話。

「いや、たかがお菓子と原発とではレベルが違う」という人もいるかも知れない。

だけど、そもそも「100%の安全」って、いったい何なんだ。


私も、工場で安全管理を担当していた経験から言えることは、「安全にゼッタイはない」ということであり、同時に「リスクが具現化(たとえば、作業ミスをしてしまった等)した場合、どのように対処すべか」ということと、常に「ミスをしてもケガにつながらないような対策」あるいは「ケガを最小限に抑える対策」を用意することが必要となってくる。

なぜなら、「リスクはどこにでもあるもの」だからだ。
もっと言えば、「機械は故障するものであり、人はミスするものである」という大前提がある、ということだ。

ここを理解していないと、「もし事故が起こったらどうするんだ。アンタ責任取んのか?」という、ただ感情的なだけの反論になってしまう。


原発に頼らずに電力の供給ができれば、それに越したことはない。

ただ、一方で「地球温暖化反対!」という、これまた感情的な運動(?)があるのだから、当然のことながら石油や石炭なんかに頼ることなんかできない。
太陽光発電だって、天候に左右されるし・・・

じゃあ、どうすればいいのか・・・


これに対する政府・民主党の対策は、次のものらしい。

原子力発電所に関する4大臣による会合の結果出された結論ということだが・・・

「一般家庭は、エアコンを使わずに、扇風機にしろ!」

いや、思い切った結論だ。

http://210.196.162.149/politicsnews/detail/politicsnewsDetail.php?name=120505_011_4.html

ちなみに、4大臣とは、総理大臣(野田)、経済産業大臣相(枝野)、官房長官(藤村)、原発担当大臣(細野)

この「扇風機使用令」は、平日のピーク時間帯(午後2時頃)が主体ということなので、要は一番暑い時間帯に、「エアコンを使うな」ということになる。

確かに、これで電力使用量は減るだろうけど、死人が出たらどうするの?

企業などの電力使用を制限すると、経済が停滞するし、当然のことながら産業界からは猛反発が来るはず。
「しょうがないから、一般家庭に犠牲を強いるか」ということなんだろうか。

どうせ思い切ってやるのなら、夏のテレビ放送を一斉に中止するとか、もっとほかにも方法はありそうなものなのに。
そこまでやるのなら「おお、やるじゃん」ということになると思うのだけど・・・

「いざという時に緊急放送を流せない」というのであれば、NHKだけにすればいい。

その間、他のテレビ局は、時間があるのだから、じっくりとドキュメンタリーとかドラマでも作ればいい。


一方で、反原発支持者からすると、この4大臣の会合による「原発の安全基準」は、「これだと、すぐに原発を再開するつもりだな」と評判は悪いらしい。

何だかよくわからない。

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